POWER FLASH(R) SUPER ALKALINE digital AA LR6

秋葉原のジャンクショップで入手した怪しげなアルカリ電池です。“POWER FLASH”というブランドの電池で“华太電池(HUATAI BATTERY)”を主力ブランドとする中国の電池メーカー“Linyi Huatai Battery”が販売するアルカリ電池のようです。
なお、当ブログでは同社が製造した最低クラスと見られる単2マンガン電池を紹介したことがあります。こちらは「HUATAI(华太)」ブランドとなっていました。

パッケージです。2本入りブリスターパック。パッケージ裏ではアルカリ電池のパッケージなのにも関わらず、アルカリ(Alkaline)とマンガン(Heavy duty)両方の用途が記載されていて変わっています。
社名表記などの記載は無くLinyi Huatai Batteryのホームページアドレスのみが記載されています。バーコードは“69”より始まる中国のコードですが、該当なしと出ました。

パッケージには開け口が付いています。が、結構開けにくい。下から開けるのかと思って下から剥がしてみたらうまく行かず、結局上から開けています。この切り口を開けても電池は取り出せないので、パッケージをこじ開けて電池を取り出すことになります。
ガチガチにパッケージングしてハサミを駆使しないと開けられなパッケージよりかは道具無しで開けられるので合格です。

電池の外観です。アルカリ電池というよりかはマンガン電池に見えるデザイン。を基調とし、プラス側のシルバーが特徴的なデザインとなっています。
注意書きは英語のみ。生産国はMade in China中国製となっています。社名表記の記載はありません。

 

表示は小さいですがMercury-Hg(水銀)Cadmium-Cd(カドミウム)Lead-Pb(鉛)が含有されていない(0.00%)ことが記載されています。日本メーカーの電池の場合、水銀が含有されていないことは記載されていてもカドミウムや鉛が含有されていないことまで触れられているものは数少ない。

 

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは無いタイプとなっていました。マイナス極底板の中心には丸い突起のようなものが見えます。
プラス極には使用推奨期限でしょうか、「DEC-2015(2015年12月)」の印字が見えます。とっくに期限切れです。確証は無いですが、2年期限の2013年12月製造の電池でしょうか?期限切れから3年近く経っていますが液もれゼロ。素晴らしい!

外装ラベルを剥がしてみました。特にロット番号の印字や刻印などの記載は見られません。気のせいかもしれませんが、マイナス側の凹みが通常のアルカリ電池と比べると深いような気がします。
最後にマイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。

 

★関連記事
HUATAI R14S 1.5V
→本記事の電池と同じくLinyi Huatai Battery製の単2マンガン電池を紹介した記事。R14Sの記載があり、最低クラスのマンガン電池とみられる。東日本大震災時に売られていたもの。

TOSHIBA アルカリ乾電池 LR6(E)/LR03(E) その4

本ブログでは4回目の紹介となる“ローソンストア100”で発売されている“TOSHIBA”ブランドのアルカリ電池です。
最後に紹介したのはおおよそ3年前の2015年6月。あれからインドネシア製から中国製に生産国が変わり、一旦店頭から姿を消したアルカリ電池ですが復活を果たし、現在でもローソンストア100で売られている電池になっています。
電池そのもののデザインは復活以前、インドネシア製の頃から変わっていません。

パッケージです。インドネシア製だった時代はほぼ電池が正面を向いた状態でパッケージングされていましたが、中国製になってからは不揃いでパッケージングされています。また復活以前は「バリューライン」というローソンストア100のプライベートブランド商品の位置づけとして発売されていたのですが、現在は東芝ブランドのアルカリ電池として発売されバーコードラベルも素っ気無い感じに変更されています。
ラインナップは単3と単4の4本パックのみ。単3の品番は“LR6E 4CP(LM)”、単4の品番は“LR03E 4CP(LM)”となっていました。もちろんベルマークなどあるはずもありません。なお、バーコードの事業者名は“東芝ライフスタイル(4904530)”となっています。

電池の外観です。デザイン自体はインドネシア製だった頃と同一の青ベースでマイナス極にがデザインされたものになっています。インドネシア時代のときはそんなに感じませんでしたが、この中国製では単4は青色が明るめ単3は青色が暗めに見えます。
社名表記は“東芝ライフスタイル株式会社”、生産国は中国製となっています。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。また、マイナス極底板の中心に小さい丸印が見える点もポイントだと思います。
使用推奨期限は単3が「07-2023」、単4が「08-2023」。5年期限と推測すると、それぞれ2018年7月、8月製造の電池であると思われます。

 

恒例、外装ラベルをひん剥いでみました。単3には“D0206804”の、単4には“A1306814”のロット番号らしき印字が見られます。このパターンのロット番号は同じ東芝ブランドのアルカリ1中国製単3でも見られた特徴であり、これも同じ製造元であると見て間違いないでしょう。
このタイプの印字は武田コーポレーションの「EXPOWER」中国製となったモリトクアルカリ電池などでも見られます。

最後に絶縁リングの拡大写真を。絶縁リングの色は薄緑。切り欠きを左に置いた状態で、単3は上「G6」下「30」の刻印が、単4には上「G7」下「13」の刻印がありました。この特徴もまた、アルカリ1の中国製単3で見られた特徴です。
なお、マイナス極のガス抜き穴は単3・単4共に一般的な2つ穴タイプでした。

 

★関連記事
TOSHIBA アルカリ乾電池 LR6(E)/LR03(E) その3
→現行前世代の電池を紹介した記事で、まだインドネシア製。デザインが本記事で紹介したものと同じものに変更された。

TOSHIBA アルカリ乾電池 LR6(E)/LR03(E) その2
更にその前の世代の電池を紹介した記事。インドネシア製でデザインも初代と同一であるが製造元がFDKのインドネシア工場製に変更された。

TOSHIBA アルカリ乾電池 LR6(E)/LR03(E)
→更にその前の世代でこれが初代モデル(インドネシア製)。この頃は同一型番でありながらも現行品とデザインが異なっていた。

HITACHI SUPER GOLD 大阪築城400年まつり SUM-3(SG)[T]

今回はちょっと珍しい電池を紹介しましょう。“大阪築城400年まつり”仕様の日立スーパーゴールドです。大阪築城400年まつりは1983年10月1日から11月30日まで行われていたイベント(地方博覧会)で別名「大阪城博覧会」とも呼ばれていたようです。
大阪築城400年まつり記念商品として、専用デザインのポッカコーヒーアサヒビールが存在していたようですが、この電池もそんな中発売された記念商品だったのでしょう。

電池の全景です。マンガン電池ですが金ベースで、中程にはカラー印刷の美しい絵がプリントされています。大阪城の下をよく見てみてください。ゴールド色に同化して見にくいですがお馴染みの“SG”マークもちゃんと装備されていますね。
写真右に見える「21」のようなロゴマークは主催元であった財団法人大阪21世紀協会(現・公益社団法人関西・大阪21世紀協会)のロゴのようです。

電池の型番は“SUM-3(SG)[T](○印の中にT)”、JISマークの表記は“C8501 M.D.B/R6”となっているので日立マクセル(現・マクセル)製であると推測されます。
社名表記は“日立家電販売株式会社”となっています。

 

 

注意書きは電池下部に記載されており、更にその下には日立マーク(亀の子マーク)付きの古い“HITACHI”ロゴも見られます。なお、注意書きの全文は以下の通り。少なめです。

<ご注意>この電池は充電式ではありません。
●充電すると「液もれ」「はそん」のおそれがあります。
●(+)(-)を正しく入れないとはれつのきけんがあります。

プラス・マイナス側です。プラス、マイナス共に絶縁リングの色は「」となっています。製造日は“83-11”となっていて、1983年11月製造の電池です。大阪築城400年まつりは1983年11月30日まで開催でしたよね?それで11月製造では遅いように感じるような…。イベント合わせならもっと前生産なのではと思いますが、イベント終了後も発売が続行していたのかも知れませんね。

日立マクセルは過去に「ピクチャー乾電池」として絵をプリントした電池を売り出したことがあり、この電池に描かれている絵の美しさはこの電池があったこそなせた技でしょう。今このプリント技術を使った萌え電池が作れれば最高や!と思うのですが、現在マクセルは乾電池の製造から撤退しており残念と言うほかありません。

TOSHIBA アルカリ乾電池 ULTRA Z LR6(P)(AM3)/1.5V

80年代中期頃に発売していた東芝のアルカリ電池“ULTRA Z”を紹介します。東芝の乾電池と言えばギザギザマークがお馴染みですが、こちらはギザギザの代わりにカメラとヘッドホンステレオの絵になっているタイプで主にカメラ店の流通で出回っていた電池と記憶しています。
この電池、90年以降に製造されたラベル外装のタイプはよく見かけますが、こちらは光り輝く金属外装!ゴールドの部分がラベル外装タイプと比べるととても綺麗。コンディションも大変素晴らしい。

注意書き部分です。アルカリ電池であるせいか、注意書きは多め。社名表記は“東芝電池株式会社”となっていて日本製。JISマーク表記は“C8511 380052/T-C”の記載がありました。東芝電池のアルカリ電池と言えば、“T-T”の略号で知られる碓氷川工場製なはず。しかし同工場の認定番号は“386045”となっていて一致しません。
ちなみに注意書きの全文は以下の通りです。

 

<ご注意> ●この電池は充電式ではありません。充電すると「液もれ」
「破損」のおそれがあります。 ●はれつ、液もれのおそれがあるので(+)(-)
を正しく入れること。 ●「他の種類の電池」とまぜて使わないこと。 ●「未
使用の電池」と「使用した電池」をまぜて使わないこと。 ●「分解」「ショー
ト」「火に投入」「加熱」しないこと。
東芝電池株式会社 MADE IN JAPAN

さて、ここで判明している東芝の工場と略号をおさらいしてみましょう。わかっているだけで3工場が確認されており、それは“碓氷川工場(T-U)”、“高崎工場(T-T)”、“佐久工場(T-S)”です。今回それに続く新略号である“T-C”となっています。なお、碓氷川工場の認定番号は前述の通り一致しません。その他はアルカリ電池を製造していない工場とされており、当然ながら認定番号も一致していません。
ちなみに認定番号には一定の法則があることを発見しました。これは6桁のものに当てはまる法則です。下記の図を見てみてください。
まず、上1ケタ目は担当通商産業局を表しています。“3”なら関東通商産業局“5”なら近畿通商産業局“8”なら九州通商産業局てな具合です。
上2・3ケタ目は認定番号の登録年西暦下2桁で表しています。図の例だと“86”は1986年となり、1986年に登録されたことになります。現に東芝電池の碓氷川工場は1986年7月3日に登録されています。
上4ケタ以下は登録順の連番であると推測できます(どうでもいい所だと思ったので、詳しく調べませんでした)。
なお、これらの法則は全て推測であり妄想です。違ってたら教えてください。

これを踏まえると“T-C”の略号を持っている認定番号“380052”は関東通商産業局で1980年に登録されたと推測されます。しかも、“T-C”の略号を持つ電池としてマンガン電池も存在しており(1982年製)、アルカリ電池とマンガン電池を製造できる比較的大規模な工場であるとも推測できるのです。個人的には東芝レイ・オ・バック品川工場を表す“R-O-V”の入れ替わりで現れたような気もしますので、もしかしたら東芝電池の品川工場製なのかもしれません。

どちらにしても認定番号は判明しています。いずれ、1980年以降のJIS工場名簿一覧が発見され、“T-C”の正体が判明するのも時間の問題かも知れませんね。
ここまで書いたところで東洋高砂乾電池の認定番号はマンガン電池(C8501)で“364317”となっていて、1965年3月29日登録になっています。例外があるのかも知れません(自信が無くなってきた)。

最後にプラス・マイナス極。プラス側、マイナス側ともに「」の絶縁リングとなっています。金属外装時代のアルカリ電池はプラス・マイナス両極に絶縁リングが入っていて、なおかつ金属外装なのでコストが掛かってそうな雰囲気です。
マイナス極、底板の刻印は「86-07」となっていて1986年7月製造の電池となっています。簡潔に済ませようと思っていましたが、久々の長文となってしまいました。読みにくくて申し訳ないです…。

・追記(2018/9/15)
後にJIS表示許可工場名簿の1982年版を見たところ、C8511(アルカリ一次電池)の許可番号“380052”は東芝電池 東京工場であることが判明しました。この工場は旧・東芝レイ・オ・バック品川工場であり、同工場を表す略号R-O-Vの入れ替わりがT-Cであったことは間違いで無かったようです。

マブチ乾電池 單二 1.5V

以前当ブログで大昔のマブチモーターに入っていた注意書きに記載されている“マブチ乾電池”を紹介したことがあります。今回、遂にマブチ乾電池の実物を入手したので紹介します。
注意書きでは白黒写真であり、カラーもわからなかったのですが実際はこんなカラーだったんですね。上から「」・「」・「」3色に塗り分けられたデザイン。当時のマブチモーターのキャラクターである“モーちゃんとター坊”も描かれているレトロデザインが恐ろしく素晴らしい電池です。

電池の側面です。大昔の電池のため、注意書きなどは記載されていません。JISマークの表記があり、“JIS C8501 APP.NO. 7987 M D B”と記載されています。認定番号や略号から日立マクセル(現・マクセル)製と推測されます。おや、その下に“MADE BY MAXELL”のロゴが見られますね。当時はマクセルより日立ブランド全盛だった時代。日立では無くマクセルブランドをアピールした電池はとても珍しいと思います。ちなみに価格は1本25円

プラス側です。プラス極には“マブチ”のロゴが2ヶ所に見られます。ちなみに外装は紙巻外装。液漏れの影響からかボロボロになり始めています。一説によると、単1と単2は金属外装だったという話もあるようなので後期版があったのかもしれません。
この電池が発売されたとされる1962年は金属外装の電池はまだ登場していないようですが、これはマブチモーター用(=模型向)ということであまり性能の良くないマンガン電池だったのかもですね。

マイナス側です。亜鉛缶むき出しのマイナス極。こちら側はもっと酷い。左側の電池は小さい穴が空いている程度の腐食にとどまっていますが、右側の電池は大穴が空いていて中身が見える程に酷い腐食です。

 

 

外装がうまく剥がれたのでスキャンしてみました。これを印刷して市販の単2電池に貼り付けてみよう!表は「マブチ乾電池」と日本語で記載されていますが、裏側には英語で「MABUCHI DRY CELL」と書いてあります。社名表記は“東京化学株式会社”。これは現在のマブチモーターの前身に当たる社名です。英社名は“TOKYO KAGAKU K.K.”と記載されています。当時のマブチモーターはこの社名の頭文字を冠した“TKKマブチモーター”として発売されていました。

最後にこれは「模型と工作」という雑誌に掲載されていたマブチ乾電池の広告です。1962年4月号で、“新発売!!”と書いてあることから同年発売を開始した電池であると推測できます。単1は35円単2と単3は25円であったようです。実際の電池にも“¥25”と記載されていたことから、この広告と同一の電池であることは間違いないでしょう。
その後一旦電池事業から撤退しますが、マブチモーターに社名変更後“スーパーセル”という名の充電式ニカド電池を三洋電機カドニカのOEMとして発売、電池事業に再参入します。

 

 

 

新製品マブチ乾電池はとくに、模型用としてマブチ
モーターに合わせてつくられた乾電池です。
モーちゃん、ター坊のマブチモーターとは名コンビ
このたのしいコンビのかなでる軽快なリズムにのって
どんな模型でも一だんとすばらしくなります。
マブチモーターにはマブチ乾電池をつかいましょう。

“モーちゃん、ター坊”ってヤン坊マー坊と全く同じノリですね。思わず天気予報を思い出してしまいましたw。

★関連記事
マブチ乾電池
→TKKマブチモーター付属の注意書きに掲載されていたマブチ乾電池の広告を紹介した記事。

maxell Super POWER ACE 単3形 SUM-3(SP)

1980年代頃に発売されていた日立マクセル(現・マクセル)のマンガン電池です。これは黒マンガンに当たる“Super POWER ACE(スーパー・パワーエース)”というブランドの電池で、赤マンガンは“POWER ACE(パワーエース)”というブランドでした。
プラス側にある“★”印の数が多いほどランク(性能)が高い電池であることを表しており、このSuper POWER ACEは★×5POWER ACEは★×3となっています。

注意書き部分です。電池は1980年頃から主流となった“液漏れ補償”付きのマンガン電池です。この電池は底面表示の製造年月から2年間となっています。一般的に単1と単2が3年補償単3と単4が2年補償であるケースが多かったようです。
電池の送り先は“日立マクセル株式会社”となっており、住所は茨木市丑寅の旧本店(大阪事業所)のものになっています。JIS表記はありますが認定番号などの記載はありません(恐らく自社製でしょう)。

注意書きの文面は以下の通り。注意書きの文面は少なめで、逆に補償条件の文面の方が多くなっています。注意書きの方はひらがな多めですね。

<ご注意> この電池は充電式ではありません。
●充電するとえきもれ、はそんのおそれがあります。
●(+)(-)を正しく入れないと、はれつのきけんがあります。
●アルカリ乾電池などとまぜて使わないこと。
補償 期間:製造年月より年間●製造年月は底面に表示
この電池の液もれにより使用器具を損傷させた場合、
使われた電池と一緒に下記へお送りください。お客様が充電
したり、(+)(-)を逆に入れた場合を除き器具を修理または交換
いたします。 〒567 茨木市丑寅1-1-88 日立マクセル株式会社

プラス・マイナス側です。プラス極の絶縁リングの色は「」。底面の刻印は写真では見えにくいですが90-09」となっており、1990年9月製造の電池となっています。

 

 

これまでのマクセル乾電池はどちらかというと日立におんぶに抱っこ状態でした。つまり、日立ブランドの電池を主軸に置いた戦略でmaxellブランドの電池はあまりアピールしないという戦略を取っていました。また、電池の型番や“デラックスゴールド”、“スーパーゴールド”などのブランド名もまた日立と共有していたのです。この頃は日立の販売店が多く、今ほど家電量販店やディスカウントショップなどが無かったことも理由だったのかもしれませんが…。
しかし、この“Super POWER ACE”発売頃から方針を大きく転換、大々的な広告戦略を打ち出すことでmaxellブランドの乾電池をアピールしました。この頃からマクセルの電池がようやく有名になり始めてきます。ここからブランドも日立と差別化を図り初めました。この頃のコマーシャルではアニソン3大テノールとして名高い水木一郎氏を起用、“マクセル君”というオリジナルキャラも生み出します。

Panasonic アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(XJ) / LR03(XJ)

当ブログとしては珍しい、普通のパナソニックアルカリ乾電池を紹介します。「電池コレクションブログ」はかれこれ5年近く運営していますが、ちゃんとパナソニックのアルカリ電池を紹介したのは初なのではないかと思われます。
このパナソニックアルカリ乾電池はパナソニックが発売するスタンダードクラスのアルカリ電池で、“金パナ”または外装の色から“赤金パナ”として親しまれている電池です。どこの店舗でも多く見られ、お馴染みのデザインなのではないでしょうか。

今回は単3と単4の4本シュリンクパック品を購入してみました。単3が“LR6XJC/4SE”、単4が“LR03XJC/4SE”という型番でこちらはコンビニ専売モデルとなっていますが、電池自体に違いはありません。シュリンクは1本づつ電池が切り離せ、新品の電池が見分けられる“おNEWの電池を見分けるパック”となっています。単3と単4のみは乾電池エボルタから培われた、チタン化合物を採用し保存性能をアップさせています(チタンパワー)。

電池の外観です。デザインはオキシライド乾電池で先行使用されたグローバルデザインを遅れて採用、金色+赤色の特徴あるデザインは他の電池にマネされるほど有名なものです。
現在のパナソニックアルカリ乾電池は“パナソニックエナジータイ”によるタイ製。かつては日本製だったこともありました。社名表記も現在は“パナソニック株式会社”でありますが、“松下電器産業株式会社”だった時代もあり、それなりに歴史のある電池であります。

プラス・マイナス側です。マイナス極の底板はザラザラなものになっていますが、これは鉄・ニッケル合金層を形成する“タフコート”であり、長期使用による接触抵抗の上昇を半減させるそうです。
使用推奨期限は単3が「09-2027」、単4が「10-2027」。パッケージには“10年保存可能”とあることからそれぞれ2017年9月、10月製造の電池と推測されます。それにしても、単3の方、使用推奨期限の印字が薄いです。昔はこんなじゃなかったと思うけど…。

外装ラベルを剥がしてみました。使用推奨期限の印字と同じく単4の方は濃くて見やすいですが、単3の方はやっぱり薄いです…。なので単3は推測ですが“0208171 07:38”?、単4には“1309172 09:34”のロット番号らしき印字が見られます。
製造時刻らしき印字が見られる点が、FDK製造の電池とよく似ていますね。

 

マイナス極の拡大です。パナソニックのアルカリ電池と言えば、単3のみマイナス極のミゾに絶縁用の樹脂(紫外線硬化樹脂)を流し込んだタイプが有名でしたが、現在は省略されています。その代りマイナス極の周りに樹脂が付いている構造に変更されていました。
これはパナソニックタイ製の単3アルカリ電池のみの特徴で、日本製の単3アルカリ電池(乾電池エボルタエボルタNEO)は引き続き、紫外線硬化樹脂を採用しています。

なお、ガス抜き穴は単3が4つ穴タイプ単4が2つ穴タイプと変則的なものになっています。

DURACELL ALKALINE BATTERY MN1500 1.5V LR6 その3

現在コストコで流通しているとされる、アメリカ“デュラセル”のエントリークラスアルカリ電池“Duracell CopperTop”最新版を紹介します。
かつてデュラセルはアメリカの大手消費財メーカーであるプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の傘下であり、日本では同社の現地法人であるプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンが販売を担当していましたが、現在は“テクライトモバイルライティング”というメーカーが販売を担当しているようでパッケージの社名表記は同社となっています。

電池の外観です。デザインはデュラセルお馴染みの上部が銅色下部が黒となっているもの。以前当ブログで紹介した旧製品と比べると、社名表記は消え使用推奨期限も電池プラス側に刻印されるタイプに変更されたので随分スッキリしました。
デュラセルのアルカリ電池と言えばアメリカ製という印象も強いですが、こちらは“Made in China”で中国製となっていました。電池には“无汞”の表記があり、水銀は含有されていないようです。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは無いタイプとなっています。他のアルカリ電池に比べるとマイナス極の突起が大きく出っ張っているように見えます。また、プラス極の突起あたりが滑らかになっている点もデュラセル製アルカリ電池の特徴です。
使用推奨期限は“ED 07-2027”となっていました。“DURALOCK”という銀色の帯がデザインされている電池では使用推奨期限10年の証でありますので、これは2017年7月製造の電池と推測されます。

外装ラベルを剥がしてみました。“7E28 6X”というロット番号らしき印字が見えます。アメリカ製だった頃は外装ラベルにロット番号が刻印してあったようですが、中国製になってからは外装ラベル下の電池缶にロット番号が印字されているタイプに変更されています。

 

 

マイナス極の拡大です。ガス抜き穴は2つ穴タイプとなっていますが、突起部分にガス抜き穴が上下2つ付いているものになっていました。

 

 

 

★関連記事
DURACELL ALKALINE BATTERY MN1500 1.5V LR6 その2
→“Duracell CopperTop”に中国製のロットが出現したことを紹介した記事。以下の記事、アメリカ製の比較を交えて紹介。

DURACELL ALKALINE BATTERY MN1500 1.5V LR6
→“Duracell CopperTop”がアメリカ製だった頃のロット違い2本を紹介した記事。

MY&OUR アルカリ乾電池 単1形 SANYO LR20SMO

家電量販店“エディオン”のプライベートブランドである「MY&OUR(マイアンドアワー)」のアルカリ電池です。当ブログではかつて、三菱電機ホーム機器+MY&OURブランドのものを紹介したことがありましたが今回は三洋電機のものを紹介します。
この電池はエディオンの前身だったデオデオで販売されていたアルカリ電池で、他にも東芝アルカリ1パナソニック金パナなど多くのコラボモデルが存在していたようです。この電池は特にコラボと言う訳もなくオリジナルデザインを採用しています。

パッケージです。パッケージ上の商品名は「MY&OUR 強力アルカリ」。4本+2本(6本)の増量パックです。シュリンクは例の軟質系フニャフニャシュリンクであり、この時点でどこのOEMだかがわかってしまいます。6本入りの型番は“LR20SMO-6SC”。
バーコードの事業者名は“三洋電機(4973934)”となっていました。国内でSANYOブランドの商品は既に消滅状態となっていますが、バーコードは未だに有効になっていたのは意外でした。

電池の外観です。デザインは他の三洋電機の電池には似ていないオリジナルデザインとなっています。金色をベースとしたデザインで、アルカリ電池としてはベーシックなものです。
供給元は“三洋電機株式会社”、型番は「LR20SMO」となっていました。生産国は“MADE IN JAPAN”となっていて日本製です。

 

プラス・マイナス側です。マイナス極には3点の突起でマイナス極同士の逆装填を防ぐ“逆装填防止機能”が装備されており、FDKエナジー(現・FDK鷲津工場)製であると推測できます。
使用推奨期限は「01-2016」となっており、期限はとっくに切れています。三洋電機の乾電池自体が古いですしね…。5年期限と推測すると2011年1月製造の電池でしょうか。

 

★関連記事
MITSUBISHI MY&OUR アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6ME/LR03ME
→本記事と同様にエディオンMY&OURブランドのアルカリ電池を紹介した記事。こちらは三菱電機ホーム機器供給となっている。

LUMICA 大閃光(だいせんこう) アルカリ乾電池 単4形 G29939

ルミカライト(ケミカルライト)やLEDペンライトを発売していることで知られる“ルミカ”のペンライト用単4アルカリ電池です。このジャンルの電池としてFDKが“Fujitsu”ブランドで『LEDライトにイチ推し!』というアルカリ電池を発売していますが、こちらはLEDペンライトのメーカーであるルミカが公式に発売した専用電池となっています。デザインはルミカのブランド“大閃光(だいせんこう)”を大きく配したデザイン。LEDライト用に割り切ったデザインはカッコいいですね。

パッケージ写真です。パッケージも電池本体と同様に“大閃光”が大きく目立つデザイン!派手です。キャッチコピーは『LEDペンライトに最適! 余りがでない3本パック!!!』。発売元は“株式会社ルミカ”、製造元は“FDK株式会社”で問い合わせ先も同社のフリーダイヤルとなっています。やっぱりか…と思ってしまいますが、電池を自社製造出来ないメーカーはこうなってしまうと思います。バーコードの事業者名は“ルミカ(4967574)”。

これはルミカショップで発売されている同電池の紹介ページからの抜粋です。高い電圧を長時間キープするのでLEDライトが長持ちマイナス極が凸凹(ダル)のためバネ圧が増加し接触不良が低減し振動にも強いことがウリとして記載されています。なお、高い電圧を長時間キープするというキャッチコピーはFDKのLEDライト用アルカリ電池にも記載されています。

パッケージの構造はFDKのLEDライト用アルカリ電池と同じ「シュリンクブリスター」。台紙の上にシュリンクされた電池が直接貼り付けられています。シュリンクもフニャフニャでは無い2重包装のシュリンクとなっていて、こちらも同じです。

電池の外観です。改めて見ても今まで無かったと言えるデザインは秀逸。“大閃光”という漢字表記は外国人受けするかも。
発売元はパッケージと同様に“株式会社ルミカ”、製造元は“FDK株式会社”となっていました。住所表記などは無く、問い合わせ先はFDKのフリーダイヤルです。注意書きはFDKが発売するアルカリ電池と同様のものになっています。生産国は“MADE IN JAPAN”で日本製。さすがですね。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。この特徴を持っている日本製ですから、FDK鷲津工場製と見て間違いないと思われます。
使用推奨期限は「08-2027」。パッケージには『使用推奨期限10年』の記載がありますから、2017年8月製造の電池と推測されます。

 

外装ラベルを剥がしてみました。“170808 15:32”と、製造年月日と製造時刻が印字されたストレートなタイプ。FDK製アルカリ電池の印字は一定ではなく、様々な印字が混在しているのが特徴ですが、その中でも製造時刻が印字されているという点のみは殆どのFDK製アルカリ電池で見られる特徴です。

 

絶縁リングの拡大です。濃い緑色の絶縁リングで、リングの切り欠きを上にした状態で下に「L18」の刻印があるものになっていました。マイナス極のガス抜き穴は4つ穴タイプとなっており、FDK製アルカリ電池ではお馴染みのものです。

 

 

振動に強いとのことなので、自転車のテールライトに使ってみることにしました(余りの1本は保管用でw)。パッケージ構造やキャッチコピーからFDKが発売するLEDライト用アルカリ電池と同様のもの見て良いと思います。
価格はルミカショップで486円、ワタシが購入したアニメイトでは税込432円でした(2018年6月現在)。FDKのLEDライト用も実売価格は430円程ですので、あまり価格差は無いようです。

 

★関連記事
Fujitsu LEDライトにイチ推し! アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6LED / LR03LED
→この電池のネタ元と思われる、富士通(FDK)が発売する機能性電池の第三弾、LEDライト用アルカリ電池を紹介した記事。ルミカのものは単4のみだが、こちらは単3もラインナップされている。