DAISO アルカリ乾電池 ALKALINE 単3形/単4形

均一ショップ“ダイソー”に登場した新顔のアルカリ電池です。ここ最近ダイソーを含む100円均一ショップで発売される多本パックの単3と単4アルカリ電池は5本入りが定番化していましたが、今回登場したアルカリ電池は久しぶりに登場した6本パックのアルカリ電池です。
電池のカラーリングは独特でかなり派手に見えるデザインです。ベース色である金色を除けば、アメリカ国旗を彷彿とさせるカラーリングに見えませんか?

パッケージです。商品名はラベルで貼られているものではなく、台紙がシュリンクに挟まれているタイプとなっています。キャッチコピーなどは特に無く「アルカリ乾電池」と書いてあるのみです。6本パックであること自体がウリなのかもしれませんね。ダイソーのアルカリ電池ではすっかりおなじみとなったQRコードも記載されています。リンク先は“http://www.yigeng.net/2wm/2wm.pdf”で、DAISO & HWシリーズで使われているリンク先と同じです(自サイトによるミラー)。これで製造元はほぼ確定かも…?
商品名は単3・6本入りが「アルカリ電池No.3」、単4・6本入りが「アルカリ電池No.4」となっていました。単3がNo.3で単4がNo.4ということは同じデザインの単1と単2が登場する前触れかもしれませんよ。使用推奨期限7年
パッケージ裏はラベルで社名とバーコード、型番が記載されています。社名表記は“(株)大創産業”でバーコードの事業者名も同社のものとなっていました(4549131)。型番は単3と単4共に「HRM-18-P80(T052)」となっています。

電池の外観です。デザインはプラス・マイナスの金色をベースとし、中程の赤色が非常に目立つものになっています。更にが混ざっていますからこれがアメリカ国旗のように見える所以なのでしょう。
注意書きは至って普通なもので誤字はありません。社名表記は“(株)大創産業”となっています。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。

プラス・マイナス側です。絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3、単4共に「08-2025」となっていました。パッケージには使用推奨期限7年の記載がありましたから、それぞれ2018年8月製造の電池と推測できます。
使用推奨期限表記の下には「T-052」というパッケージ記載の品番?と共にJANコード(バーコード)までも記されていました。果たしてJANまで記載する必要があるのでしょうか?

外装ラベルを剥がしてみました。マイナス側にインクによるロット番号らしき印字が見られるのですが、外装ラベルに転写されてしまっています。印字は同じダイソー発売のDAISO & HWと同じ、上4ケタ(アルファベット)下4ケタ(数字)で分かれているタイプとなっています。
単3が「上:BSCH- 下:0911」、単4が「上:ASCH- 下:0907」と印字されていました。

最後に絶縁リングの拡大です。薄い緑色の絶縁リングで、切り欠きを右に置いた状態で上に数字が、下にアルファベット+数字が刻印されたタイプ。単3は上“21”下“G”の刻印が、単4は上“3”下“G1”がありました。こちらもDAISO & HWと同じ特徴で、ロット番号の印字パターンを含めて同電池と同じ製造元であると推測されます。なお、マイナス極のガス抜き穴は単3、単4共に一般的な2つ穴タイプとなっていました。

TOPVALU NEOSUPER R20PU・1.5V[SUM-1(NS)] 単一形乾電池

今回は大手スーパーであるイオンが展開するプライベートブランド、“トップバリュ”の記念すべき初代マンガン電池を紹介します。トップバリュはイオンの前身であるジャスコ25周年に当たる1994年に誕生したブランドで登場当初はトップバリュでは無く「トップバリュー」を名乗っていました。すなわち、今回紹介するのは“トップバリュー”のマンガン電池ということになります(以後、この電池はトップバリューと名乗ります)。

いきなり社名表記から行きます。販売者は“ジャスコ株式会社”、供給元は“D.B.J”と謎のイニシャルとなっています。写真上に置いたのはデュラセル・バッテリー・ジャパンが発売していたMALLORY NEO SUPERというマンガン電池の単3です。型番表記や注意書きが同じであることや、NEO SUPERというブランド名から同社供給と見られ、Duracell Battery Japanの略であると推測されます。

トップバリューの前身ブランドであると思われる“LIVICA”ブランドのアルカリ電池も同じくデュラセル・バッテリー・ジャパンの供給でした。恐らく、この頃から供給関係が続いていたのでしょう。LIVICA時代は供給元は隠さず「デュラセル・バッテリー・ジャパン(株)」との記載がありました。何故、トップバリューでは供給元がイニシャルになったのか。謎です…。
ちなみにデュラセル・バッテリー・ジャパンが自社販売していたデュラセルブランドのアルカリ電池に貼られていたバーコードラベルにも“DBJ”の記載がありました

では、改めて電池の外観です。型番は“R20PU”となっていて外観通りの黒マンガン電池。ブランド名は「NEOSUPER」となっていて、前述の通りマロリーブランドマンガン電池のものをそのまま使用しています。ちなみに赤マンガンは「SUPER」というブランドでしたが、当時のトップバリューラインナップ内に存在していたのかは不明。生産国は“MADE IN JAPAN”となっており、日本製です。

注意書きの全文は以下の通りでマロリーブランドのマンガン電池の表記と全く同じものです。従って、このデザインはD.B.Jいや、デュラセル・バッテリー・ジャパンが主導で行っていた可能性が高そうです。よく見てみるとマイナス側ののカラーリングもマロリーのプラス側と似てるし。

(ご注意)●この電池は充電式ではありません。充電すると
液もれ、破損することがあります。●はれつ、液もれのおそれ
がありますので(+)(-)は正しく入れること。[水銀0<ゼロ>使用]

最後にプラス・マイナス側です。プラス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限は「10-97」となっていて、3年期限で1994年10月製造の電池と、まさしくトップバリューブランドが生まれた年に製造された電池です。
現在は絶滅した日本製のマンガン電池。デュラセル・バッテリー・ジャパンが自社製造していたとは考えにくく、他社製だと思いますがどこが製造していたか気になる所です。

★関連記事
LIVICA ALKALINE SUPER 単3形アルカリ乾電池 LR6(AM3)
→トップバリュー(現・トップバリュ)の前に展開していたとみられる“LIVICA”というプライベートブランドのアルカリ電池を紹介した記事。本記事の電池と同じくデュラセル・バッテリー・ジャパンの供給。

TOSHIBA アルカリ1 アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(AN) / LR03(AN)

今回はお馴染みの東芝ライフスタイルが発売するアルカリ電池“アルカリ1”を紹介します。これ、見た目は今までのものと全く変わらないように見えますが、最近リニューアルされた新製品で旧製品では使用推奨期限が5年だったものが10年に延長されていたり、型番もAG→ANに変わっていたりします。
本記事ではこの新しくなったアルカリ1を旧世代品と比較を交えながら紹介していきたいと思っています。

パッケージです。後ほど比較はしますが、旧世代品ではビニールパックのようなものに入っていた特徴のあるエコパッケージと呼ばれるものなのに対し、新製品ではごく普通のブリスターパッケージに変わっています。“TOSHIBA”のロゴが大きくあしらわれており、“10年保存”も大きくアピールされています。バーコードの事業者名は“東芝ライフスタイル(4904530)”となっていました。
一方、シュリンクパック品では商品をアピールするラベルが貼られており、こちらでも“TOSHIBA”ロゴと“10年保存”が大きく目立っています。これは単3や単4の2本シュリンクパック品にも貼られているようでなかなか細かい芸当と言えます。

単3の4本入りブリスターパッケージを新旧で比較してみました。ちなみに左が旧パッケージ(エコパッケージ)です。旧パッケージでは前述の通り、ビニールパックのようなものに入っているものでしたが新パッケージでは普通のブリスターパッケージとなり個性的なものでは無くなりました。この系列のパッケージは単3と単4に用いられていました。
キャッチコピー「長持ちハイパワー!!」は新旧ともに同じ、パッケージ裏のウリ文句も「長期保存に強い!!」「使いたいときにいつでも高性能発揮!!」までは旧世代品と同じ、最後のキャッチコピーだけは「だから買い置きに安心(防災用等に)!!」というのが「防災用備蓄電池としておすすめ!!」というコピーに変わっています。言ってることは殆ど同じだと思いますが…。
社名表記はどちらとも“東芝ライフスタイル”で変わりませんが、住所表記が変更されており、旧世代品では東芝の旧・青梅事業所だった住所が現在東芝ライフスタイルが所在する神奈川県川崎市の住所に変わっています。

電池の外観です。こちらも旧世代品とデザインはほぼ同じもので違いは見えないように見えます。社名表記は“東芝ライフスタイル”となっており、住所表記は無く東芝生活家電ご相談センターのフリーダイヤルのみの表記なのも同じです。
生産国は単3・単4共に中国製となっています。ワタシが見てきた限りでは単1と単2も中国製でした。旧世代品では中国製・日本製・インドネシア製が入り混じっていましたが新製品でも生産国混在となるのでしょうか…。

こちらも単3で旧世代品と比較してみましょう。パッケージと違い、こちらはもう間違い探しレベルの違いです。写真左が旧世代品で右が新製品となりますが、“単3形”という表記の数字(3)のフォントが違います。細かいところで注意書きのフォントも異なっていますが、大きく違うのが「使用推奨期限(月-年)」と記載されている帯の色が旧世代品では“だったのが新製品では“薄青に変わっていることです。

後は型番表記旧世代品で“LR6”だったのが新製品では“LR6(AN)”と型番符号付きに変更されていますがこの点も多分、普通の方は気づかないと思います。この電池における新旧の見極めは「使用推奨期限(月-年)」表記の帯の色で決まりでしょう。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。他の単3・単4の東芝アルカリ電池にも見られる、マイナス極底板の中心に見られる小さな丸印がこの電池にも見られます。
使用推奨期限は単3と単4共に「09-2028」。パッケージに大きく10年保存と記載してあるこの電池、2018年9月に製造されたと見られる大変新鮮な電池となっていました。

 

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“C0807801”の、単4には“A1707807”のロット番号らしき印字が見られました。このパターンのロット番号は他の東芝ライフスタイル発売の中国製アルカリ電池でも見られるもので、恐らく同じ製造元であると推測できます。
このタイプの印字は武田コーポレーションの「EXPOWER」中国製となったモリトクアルカリ電池などでも見られます。

絶縁リングの拡大写真です。絶縁リングの色は薄緑。切り欠きを左に置いた状態で、単3は上「G6」下「31」の刻印が、単4には上「G7」下「34」の刻印がありました。
なお、マイナス極のガス抜き穴は単3と単4共に一般的な2つ穴タイプとなっていました。

 

今回、東芝ライフスタイルが美的集団の傘下に入って初となる“アルカリ1”のリニューアルとなりました。2018年10月現在、東芝ライフスタイル公式ホームページには旧世代品であるAGシリーズが記載されているのみで本記事で紹介した新製品のANシリーズは紹介されていないのです。どうも日本家電メーカーは乾電池製品を軽視しているようでなりません…。

★関連記事
【中国製】TOSHIBA アルカリ1 アルカリ乾電池 単3形 LR6AG 12MP
→本記事の旧世代品に当たる“アルカリ1”単3で中国製が現れたことを報じた記事。

SONY PHOTO 写真用/アルカリ乾電池 単3形 LR6/AM3(P)

ソニー(ソニー・エナジー・テック)がかつて販売していた写真用のアルカリ電池です。1980年代、ヘッドホンステレオ普及で広がった音楽用アルカリ電池に継いで多かったのが、写真用フラッシュ(ストロボ)や8ミリカメラの急増に対応した写真用アルカリ電池です。
今回紹介するソニーの他にかつて当ブログで紹介した富士電気化学のもの、そして日立マクセル(現・マクセル)も写真用アルカリ電池を発売していたことがあります。

電池の外観です。大きい“SONY(R)”ロゴの下に虹色な帯の上に“PHOTO”の文字が記載されている象徴的なデザインとなっています。背景は金色だったと思われるのですが、液漏れが外装に広がっている影響からまるで表現できない色に変化してしまっています。
注意書きは日本語と英語による表記で、日本語表記の方が多めの注意書きです。社名表記は“SONY ENERGYTEC INC.”でソニー・エナジー・テック時代の製品となります。原産国は“MADE IN JAPAN”で日本製、JISマークに“C8511 284007”という表記が見られますからソニー・エナジー・テックが自社製造していたものとなります。同社製を示す略号として“S-K”がお馴染みですが、特にこの電池に略号などは見られません。

外装は金属外装でもラベル外装でも無く、充電式電池に使われているようなチューブ外装となっていました。この外装は見た目に切れ目が見られないのがポイントで、当時のソニー自社製アルカリ電池に見られた特徴のようです。
かつてソニーが発行していた技術情報誌「DIGIC」に掲載されていたアルカリ電池製造工程の紹介では“化粧チューブ”という記載があり、チューブ外装であったと示唆される表現があります。

なお、注意書きの全文は以下の通りです。

<ご注意>この電池は充電式ではありません。充電すると「液もれ」「破損」
のおそれがあります。 「はれつ」「液もれ」のおそれがありますので
●(+)(-)は正しくお入れください。●新しい電池と使用した電池をまぜて使わ
ないでください。●この電池と他の種類の電池をまぜて使わないでください。
●「ショート」「分解」「加熱」「火に投入」はしないでください。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは無いタイプです。外装チューブがマイナス極底板ギリギリまで被せられており、これなら絶縁リングは不要でしょう。マイナス極底板は「◎」となっていて、そこに製造日が刻印されていました。
この2本の電池は製造日が異なっていて「88-02(1988年2月)」と「89-11(1989年11月)」のほぼ1年違いの電池です。

【参考(引用)文献】
ソニー株式会社 広報室(1990)
ソニーの工場を訪ねて
コードレス製品のエネルギーを作る「ソニー・エナジー・テック」
『DIGIC』1990.4 Vol.15, P3-6

★関連記事
FUJI NOVEL PHOTO 写真用アルカリ・マンガン電池 LR6(AM3)
→本記事と同様の趣旨で発売された写真用アルカリ電池を紹介した記事で、こちらでは富士電気化学(現・FDK)による“FUJI NOVEL”ブランドのものを紹介している。

HIDISC 磁気研究所 単3/単4 アルカリ乾電池

各種記録メディアやメモリーカードを販売していることで知られる“磁気研究所”が発売しているアルカリ電池です。同社がメモリーカードや周辺機器で使っているHIDISCブランドをこのアルカリ電池でも使っています。
写真では白に見えるかも知れませんが、実際は薄いシルバー。文字やロゴの青色も相まって美しいデザイン。個人的に好感が持てました。サイズ表記も大きく記載されていて、とてもわかり易いです。

パッケージです。バーコードは台紙ではなくラベルで貼り付けられているタイプ。特にキャッチコピーは無さそうですが、アルカリ乾電池表記上に“HIGH POWER ALKALINE”の表記があります。輸入事業者名は株式会社磁気研究所となっており、バーコードの事業者も同社(4984279)のものとなっています。
ラインナップは写真の単3と単4の4本パック以外に10本パックと単1・単2の2本パックが用意されているようです。

型番は単3・4本パックが“HDLR6/1.5V4P”、単4・4本パックが“HDLR03/1.5V4P”となっています。

電池の外観です。デザインは前述の通り、薄いシルバーに文字やロゴは青色。注意書きは一般的なもので誤字などは見られません。社名表記はパッケージと同じ株式会社磁気研究所ですが、パッケージでは輸入事業者名となっていたのが電池では販売元となっています。
住所や電話番号などは記載されておらず、磁気研究所のURLと問い合わせ先はメールアドレスのみです。

サイズ表記は大きくてわかり易かったこの電池ですが、プラス・マイナスの表記は小さくてこの1ヶ所しか無くわかりにくい。この点が気になりました…。
この電池は海外輸出を前提とした電池ではないと思いますが(日本語表記なので)、注意書きの端には小さいWEEE(クロスドアウト・ダストビン)マークが見られました。

 

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限は単3・単4共に「07-2023」となっていました。時期的に5年期限の2018年7月製造の電池であると推測されます。ちなみに単3の方が印字が薄いように見えますね。

 

 

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“XERH 12 011637”、単4には“FESH01 071058”のロット番号と思われるレーザー刻印がありました。

 

 

最後に絶縁リングの拡大です。薄緑の絶縁リングで切り欠きを下に置いた状態で上に数字のみが刻印されているタイプです。単3には「3-38」、単3には「4」の刻印が見られました。電池本体に刻印されているロット番号のパターンと絶縁リングの特徴を察するにGP製かも知れません。同じ特徴を持っている電池としてヤマダ電機のHERB Relaxアルカリ電池がありました。
マイナス極のガス抜き穴は一般的な2穴タイプです。

ダイソー乾電池(赤) Manganese Battery 単3形

かつてダイソーで販売されていた赤マンガン電池の単3です。『ダイソー乾電池』というとてもストレートなブランド名、さすがに現在ではこんなネーミングの電池は売られていません。
デザインは赤マンガンとひと目でわかる真っ赤なボディ。プラス・マイナス極の表記は黄色で大きくわかりやすい表示になっているのもポイントと言える特徴でしょう。
なお、このダイソー乾電池には赤マンガンのほか、黒マンガンも用意されていました。

注意書き部分です。注意書きは一般的なもので誤字などはありません。しかし「(+)(-)を間違って入れても電流は流れますが電池が熱を持ったら破裂したり大変危険です。正しくセットしてご使用ください。」というまえがきは印象的です。
発売元は“(株)大創産業”。生産国はMADE IN KOREA韓国製となっています。最近はロケット電気が廃業した影響か、韓国製の乾電池はほぼ日本で見られなくなっています。

この2つの電池は同じ電池に見えますが、製造ロットが異なるらしく住所表記が異なっていました。写真上は“東広島市西条町加茂工業団地”となっていますが、写真下は“広島県東広島市西条吉行東”の住所となっているのがわかります。
製造日が特定できないので、どちらが古い個体であるのかはわかりませんが、個人的には“東広島市西条町加茂工業団地”の方が古いのではないか?と思います。

プラス・マイナス側です。こちらも2つの電池で異なる特徴が見られます。プラス極の絶縁リングはどちらとも「」で共通なのですが、住所が“東広島市西条町加茂工業団地”となっている方はマイナス極も「」の絶縁リングを使っています。使用推奨期限はインクによる印字で、「」絶縁リングバージョンにのみ「06.04A」という印字がかろうじて見えます。

 

電池の表記では月-年の表記ということなので、使用推奨期限は2004年6月、2002年6月製造の電池であると推測されます。

★関連記事
ダイソー乾電池 マンガン乾電池 6F22 9V
→本記事で紹介した「ダイソー乾電池」の6P形バージョン。6P形としては珍しい韓国製で韓国の電池メーカー“ベクセル”製となっています。もしかして、本記事のダイソー乾電池もベクセル製かも…?

POWER FLASH(R) SUPER ALKALINE digital AA LR6

秋葉原のジャンクショップで入手した怪しげなアルカリ電池です。“POWER FLASH”というブランドの電池で“华太電池(HUATAI BATTERY)”を主力ブランドとする中国の電池メーカー“Linyi Huatai Battery”が販売するアルカリ電池のようです。
なお、当ブログでは同社が製造した最低クラスと見られる単2マンガン電池を紹介したことがあります。こちらは「HUATAI(华太)」ブランドとなっていました。

パッケージです。2本入りブリスターパック。パッケージ裏ではアルカリ電池のパッケージなのにも関わらず、アルカリ(Alkaline)とマンガン(Heavy duty)両方の用途が記載されていて変わっています。
社名表記などの記載は無くLinyi Huatai Batteryのホームページアドレスのみが記載されています。バーコードは“69”より始まる中国のコードですが、該当なしと出ました。

パッケージには開け口が付いています。が、結構開けにくい。下から開けるのかと思って下から剥がしてみたらうまく行かず、結局上から開けています。この切り口を開けても電池は取り出せないので、パッケージをこじ開けて電池を取り出すことになります。
ガチガチにパッケージングしてハサミを駆使しないと開けられなパッケージよりかは道具無しで開けられるので合格です。

電池の外観です。アルカリ電池というよりかはマンガン電池に見えるデザイン。を基調とし、プラス側のシルバーが特徴的なデザインとなっています。
注意書きは英語のみ。生産国はMade in China中国製となっています。社名表記の記載はありません。

 

表示は小さいですがMercury-Hg(水銀)Cadmium-Cd(カドミウム)Lead-Pb(鉛)が含有されていない(0.00%)ことが記載されています。日本メーカーの電池の場合、水銀が含有されていないことは記載されていてもカドミウムや鉛が含有されていないことまで触れられているものは数少ない。

 

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは無いタイプとなっていました。マイナス極底板の中心には丸い突起のようなものが見えます。
プラス極には使用推奨期限でしょうか、「DEC-2015(2015年12月)」の印字が見えます。とっくに期限切れです。確証は無いですが、2年期限の2013年12月製造の電池でしょうか?期限切れから3年近く経っていますが液もれゼロ。素晴らしい!

外装ラベルを剥がしてみました。特にロット番号の印字や刻印などの記載は見られません。気のせいかもしれませんが、マイナス側の凹みが通常のアルカリ電池と比べると深いような気がします。
最後にマイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。

 

★関連記事
HUATAI R14S 1.5V
→本記事の電池と同じくLinyi Huatai Battery製の単2マンガン電池を紹介した記事。R14Sの記載があり、最低クラスのマンガン電池とみられる。東日本大震災時に売られていたもの。

TOSHIBA アルカリ乾電池 LR6(E)/LR03(E) その4

本ブログでは4回目の紹介となる“ローソンストア100”で発売されている“TOSHIBA”ブランドのアルカリ電池です。
最後に紹介したのはおおよそ3年前の2015年6月。あれからインドネシア製から中国製に生産国が変わり、一旦店頭から姿を消したアルカリ電池ですが復活を果たし、現在でもローソンストア100で売られている電池になっています。
電池そのもののデザインは復活以前、インドネシア製の頃から変わっていません。

パッケージです。インドネシア製だった時代はほぼ電池が正面を向いた状態でパッケージングされていましたが、中国製になってからは不揃いでパッケージングされています。また復活以前は「バリューライン」というローソンストア100のプライベートブランド商品の位置づけとして発売されていたのですが、現在は東芝ブランドのアルカリ電池として発売されバーコードラベルも素っ気無い感じに変更されています。
ラインナップは単3と単4の4本パックのみ。単3の品番は“LR6E 4CP(LM)”、単4の品番は“LR03E 4CP(LM)”となっていました。もちろんベルマークなどあるはずもありません。なお、バーコードの事業者名は“東芝ライフスタイル(4904530)”となっています。

電池の外観です。デザイン自体はインドネシア製だった頃と同一の青ベースでマイナス極にがデザインされたものになっています。インドネシア時代のときはそんなに感じませんでしたが、この中国製では単4は青色が明るめ単3は青色が暗めに見えます。
社名表記は“東芝ライフスタイル株式会社”、生産国は中国製となっています。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。また、マイナス極底板の中心に小さい丸印が見える点もポイントだと思います。
使用推奨期限は単3が「07-2023」、単4が「08-2023」。5年期限と推測すると、それぞれ2018年7月、8月製造の電池であると思われます。

 

恒例、外装ラベルをひん剥いでみました。単3には“D0206804”の、単4には“A1306814”のロット番号らしき印字が見られます。このパターンのロット番号は同じ東芝ブランドのアルカリ1中国製単3でも見られた特徴であり、これも同じ製造元であると見て間違いないでしょう。
このタイプの印字は武田コーポレーションの「EXPOWER」中国製となったモリトクアルカリ電池などでも見られます。

最後に絶縁リングの拡大写真を。絶縁リングの色は薄緑。切り欠きを左に置いた状態で、単3は上「G6」下「30」の刻印が、単4には上「G7」下「13」の刻印がありました。この特徴もまた、アルカリ1の中国製単3で見られた特徴です。
なお、マイナス極のガス抜き穴は単3・単4共に一般的な2つ穴タイプでした。

 

★関連記事
TOSHIBA アルカリ乾電池 LR6(E)/LR03(E) その3
→現行前世代の電池を紹介した記事で、まだインドネシア製。デザインが本記事で紹介したものと同じものに変更された。

TOSHIBA アルカリ乾電池 LR6(E)/LR03(E) その2
更にその前の世代の電池を紹介した記事。インドネシア製でデザインも初代と同一であるが製造元がFDKのインドネシア工場製に変更された。

TOSHIBA アルカリ乾電池 LR6(E)/LR03(E)
→更にその前の世代でこれが初代モデル(インドネシア製)。この頃は同一型番でありながらも現行品とデザインが異なっていた。

HITACHI SUPER GOLD 大阪築城400年まつり SUM-3(SG)[T]

今回はちょっと珍しい電池を紹介しましょう。“大阪築城400年まつり”仕様の日立スーパーゴールドです。大阪築城400年まつりは1983年10月1日から11月30日まで行われていたイベント(地方博覧会)で別名「大阪城博覧会」とも呼ばれていたようです。
大阪築城400年まつり記念商品として、専用デザインのポッカコーヒーアサヒビールが存在していたようですが、この電池もそんな中発売された記念商品だったのでしょう。

電池の全景です。マンガン電池ですが金ベースで、中程にはカラー印刷の美しい絵がプリントされています。大阪城の下をよく見てみてください。ゴールド色に同化して見にくいですがお馴染みの“SG”マークもちゃんと装備されていますね。
写真右に見える「21」のようなロゴマークは主催元であった財団法人大阪21世紀協会(現・公益社団法人関西・大阪21世紀協会)のロゴのようです。

電池の型番は“SUM-3(SG)[T](○印の中にT)”、JISマークの表記は“C8501 M.D.B/R6”となっているので日立マクセル(現・マクセル)製であると推測されます。
社名表記は“日立家電販売株式会社”となっています。

 

 

注意書きは電池下部に記載されており、更にその下には日立マーク(亀の子マーク)付きの古い“HITACHI”ロゴも見られます。なお、注意書きの全文は以下の通り。少なめです。

<ご注意>この電池は充電式ではありません。
●充電すると「液もれ」「はそん」のおそれがあります。
●(+)(-)を正しく入れないとはれつのきけんがあります。

プラス・マイナス側です。プラス、マイナス共に絶縁リングの色は「」となっています。製造日は“83-11”となっていて、1983年11月製造の電池です。大阪築城400年まつりは1983年11月30日まで開催でしたよね?それで11月製造では遅いように感じるような…。イベント合わせならもっと前生産なのではと思いますが、イベント終了後も発売が続行していたのかも知れませんね。

日立マクセルは過去に「ピクチャー乾電池」として絵をプリントした電池を売り出したことがあり、この電池に描かれている絵の美しさはこの電池があったこそなせた技でしょう。今このプリント技術を使った萌え電池が作れれば最高や!と思うのですが、現在マクセルは乾電池の製造から撤退しており残念と言うほかありません。

TOSHIBA アルカリ乾電池 ULTRA Z LR6(P)(AM3)/1.5V

80年代中期頃に発売していた東芝のアルカリ電池“ULTRA Z”を紹介します。東芝の乾電池と言えばギザギザマークがお馴染みですが、こちらはギザギザの代わりにカメラとヘッドホンステレオの絵になっているタイプで主にカメラ店の流通で出回っていた電池と記憶しています。
この電池、90年以降に製造されたラベル外装のタイプはよく見かけますが、こちらは光り輝く金属外装!ゴールドの部分がラベル外装タイプと比べるととても綺麗。コンディションも大変素晴らしい。

注意書き部分です。アルカリ電池であるせいか、注意書きは多め。社名表記は“東芝電池株式会社”となっていて日本製。JISマーク表記は“C8511 380052/T-C”の記載がありました。東芝電池のアルカリ電池と言えば、“T-T”の略号で知られる碓氷川工場製なはず。しかし同工場の認定番号は“386045”となっていて一致しません。
ちなみに注意書きの全文は以下の通りです。

 

<ご注意> ●この電池は充電式ではありません。充電すると「液もれ」
「破損」のおそれがあります。 ●はれつ、液もれのおそれがあるので(+)(-)
を正しく入れること。 ●「他の種類の電池」とまぜて使わないこと。 ●「未
使用の電池」と「使用した電池」をまぜて使わないこと。 ●「分解」「ショー
ト」「火に投入」「加熱」しないこと。
東芝電池株式会社 MADE IN JAPAN

さて、ここで判明している東芝の工場と略号をおさらいしてみましょう。わかっているだけで3工場が確認されており、それは“碓氷川工場(T-U)”、“高崎工場(T-T)”、“佐久工場(T-S)”です。今回それに続く新略号である“T-C”となっています。なお、碓氷川工場の認定番号は前述の通り一致しません。その他はアルカリ電池を製造していない工場とされており、当然ながら認定番号も一致していません。
ちなみに認定番号には一定の法則があることを発見しました。これは6桁のものに当てはまる法則です。下記の図を見てみてください。
まず、上1ケタ目は担当通商産業局を表しています。“3”なら関東通商産業局“5”なら近畿通商産業局“8”なら九州通商産業局てな具合です。
上2・3ケタ目は認定番号の登録年西暦下2桁で表しています。図の例だと“86”は1986年となり、1986年に登録されたことになります。現に東芝電池の碓氷川工場は1986年7月3日に登録されています。
上4ケタ以下は登録順の連番であると推測できます(どうでもいい所だと思ったので、詳しく調べませんでした)。
なお、これらの法則は全て推測であり妄想です。違ってたら教えてください。

これを踏まえると“T-C”の略号を持っている認定番号“380052”は関東通商産業局で1980年に登録されたと推測されます。しかも、“T-C”の略号を持つ電池としてマンガン電池も存在しており(1982年製)、アルカリ電池とマンガン電池を製造できる比較的大規模な工場であるとも推測できるのです。個人的には東芝レイ・オ・バック品川工場を表す“R-O-V”の入れ替わりで現れたような気もしますので、もしかしたら東芝電池の品川工場製なのかもしれません。

どちらにしても認定番号は判明しています。いずれ、1980年以降のJIS工場名簿一覧が発見され、“T-C”の正体が判明するのも時間の問題かも知れませんね。
ここまで書いたところで東洋高砂乾電池の認定番号はマンガン電池(C8501)で“364317”となっていて、1965年3月29日登録になっています。例外があるのかも知れません(自信が無くなってきた)。

最後にプラス・マイナス極。プラス側、マイナス側ともに「」の絶縁リングとなっています。金属外装時代のアルカリ電池はプラス・マイナス両極に絶縁リングが入っていて、なおかつ金属外装なのでコストが掛かってそうな雰囲気です。
マイナス極、底板の刻印は「86-07」となっていて1986年7月製造の電池となっています。簡潔に済ませようと思っていましたが、久々の長文となってしまいました。読みにくくて申し訳ないです…。

・追記(2018/9/15)
後にJIS表示許可工場名簿の1982年版を見たところ、C8511(アルカリ一次電池)の許可番号“380052”は東芝電池 東京工場であることが判明しました。この工場は旧・東芝レイ・オ・バック品川工場であり、同工場を表す略号R-O-Vの入れ替わりがT-Cであったことは間違いで無かったようです。