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モノタロウ アルカリ乾電池 単3形/単4形

今回は個性的なコマーシャルでも有名な事業者向け通販サイト“モノタロウ”のアルカリ電池を紹介します。 店頭売りはされていない電池ですが、かなり知名度は高い電池と思われ、どこかしらで見たことがあるのではないでしょうか。件のコマーシャルにもちょこっとだけ出演していますよ。
デザインは他のアルカリ電池では類を見ない紅白。目立ちますよね。

 

モノタロウはかつて社名と同じ“MototaRO”をブランドとして名乗っていましたが、認知度を高める目的から2013年10月に“モノタロウ”とカタカナのブランド表記に変更。アルカリ電池もデザインはそのままに“MotonaRO”から“モノタロウ”へひっそりと変更されています。

 

パッケージです。この電池は店頭などで販売されていない電池となっているのですが、再販を意識しているのかJANコードが印刷されていました。バーコードの事業者名は“MonotaRO(458233308)”となっています。

 

 

電池の外観。上部の“”と下部の“”が遠くからでも目立つデザインです。まるでアルカリ電池には見えません。とは言っても、マンガン電池にも見えないので個人的には良いカラーリングだと思います。
注意書きは一般的なもので誤字は無し。社名表記は“株式会社MonotaRO”となっており、原産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。現在、赤い色の絶縁リングを使用しているアルカリ電池は少なくなってきているので、ある程度特定できそうな感じではあります。
使用推奨期限は単3、単4共に「02-2022」となっていました。時期的に5年期限と推測、2017年2月製造の電池であると思われます。使用推奨期限の表示は下部の赤い部分に印字すると見えにくくなるためか、上部の白い部分に印字されています。

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“EDYH 07 131411”の、単4には“FDZH06 251317”のレーザー刻印と思われるロット番号の印字がありました。
上6ケタ・下6ケタのパターンは単3と単4で同じですが、字体が違っているように見えます。

 

絶縁リングの拡大。赤い絶縁リングで、切り欠きを下にした状態で上に数字が刻印されているタイプです。単4(写真右)には「双 8 鹿」の刻印がありましたので、“PAIRDEER”ブランドで知られる“Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.”製であると推測されます。単3は単純に「81」だけの刻印になっていました。双鹿刻印の無い単3はセリアで売られている“PAIRDEER”ブランドのアルカリ電池でも見られたので、製造ライン違いなのかもしれません。

最後にマイナス極のガス抜き穴も見てみましたが、一般的な2つ穴のタイプとなっていました。

ビックカメラ コジマ アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(BKN) / LR03(BKN)

今回は家電量販店“ビックカメラ”および“コジマ”で販売されているプライベートブランドのアルカリ電池を紹介します。 実はこの電池、本ブログでも以前紹介したことがある電池なのですが、パッケージが新しくなっていたこと、コジマのロゴが現行になっているということで再度紹介してみたいと思います。
デザインはあの頃から変わっていない、のものです。

 

4本ブリスターパックのパッケージです。以前のものはパッケージに値段が印刷されており、全体的にも安そうに見えるデザインでしたが、新デザインのものではシンプルに徹したデザインとなっています。その一方で後付な「おすすめ品」というシールが貼られています。シンプルなのか目立ちたいのかわかりません。
長持ちハイパワー!!』というキャッチコピーは前パッケージのものをそのまま受け継いでいます。

パッケージ裏です。裏面のキャッチコピーは『長寿命&強力パワーのアルカリ乾電池』。販売者は“株式会社ビックカメラ”・“株式会社コジマ”の2社、供給元は“東芝ライフスタイル株式会社”となっています。問い合わせ先は東芝生活家電ご相談センターの電話番号で、バーコードの事業者名も“東芝ライフスタイル(4904530)”のものになっています。

 

電池の外観です。見た目ではあまり変わっていなかった様に見えたこの電池ですが、かつての「LR6(BK)/LR03(BK)」という型番から「LR6(BKN)/LR03(BKN)」という“N”が付いた型番に変更されていました。生産国は中国製
社名表記はパッケージと同じく、販売者“株式会社ビックカメラ”・“株式会社コジマ”、供給元は“東芝ライフスタイル株式会社”となっています。

プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限は単3が「03-2022」、単4が「02-2022」となっていました。パッケージには“使用推奨期限5年”の記載がありましたから、それぞれ2017年3月、2017年2月製造の電池であると思われます。

 

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“D0402703”の、単4には“A1112619”のロット番号らしき印字がありました。このアルファベット1文字から始まる8ケタのロット番号は武田コーポレーションの“EXPOWER”などで見られるもので、最近出回っている中国製の東芝「アルカリ1」も同じ特徴を持っています。

 

最後に絶縁リングの拡大です。薄緑の絶縁リングで、切り欠きを左にした状態で上下に2ケタの数字とアルファベットが記載されているタイプ。写真のものでは単3は上に「G6」、下に「30」、単4は上に「G7」、下に「33」の刻印がありました。これは中国製の「アルカリ1」と同じ特徴であり、同一の製造元であると推測されます。 なお、マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプでした。

★関連記事
【中国製】TOSHIBA アルカリ1 アルカリ乾電池 単3形 LR6AG 12MP
→本記事では中国製の「アルカリ1」と称した、最近店頭で多く出回っている中国製の東芝ライフスタイル「アルカリ1」の単3を紹介した記事。本記事でも書いた通り構造が酷似している。

amazon basics ALKALINE BATTERY 単3形/単4形

今回は大手ショッピングサイト“Amazon.co.jp”でいつの間にか扱われていた「AmazonBasics(アマゾンベーシック)」のアルカリ電池を紹介します。
今回紹介するものは旧デザインのもの。シルバーベースのデザインに緑のチェックマークが一際目立ちます。どういう意図のマークなのは不明ですが。現在Amazonで見れるのはグレー色ベースの新デザインのもので、どちらが来るのかは賭けといった状態のようです。

今回、この電池はリサイクルショップで売られているのを購入しました。恐らくはAmazonで大量購入したものをバラ売りしているものだと思います。ラインナップとして8本20本48本があるようで、中は写真のように4本づつのシュリンクパックとなっているのでしょう。バラしたものでしょうから、シュリンク自体にバーコードラベルなどはありませんでした。

 

電池の外観です。とにかくシルバーの銀ピカデザインが目立ちます。注意書きは英語フランス語の2カ国語表記。日本語表記は型名表記部分の「単3形」のみです。充電禁止のピクトグラムが大きく目立っている他、その隣には欧州向けのWEEE(クロスドアウト・ダストビン)マークも見えます。
社名表記は無く、生産国は“Made in Indonesia”でインドネシア製です。

プラス・マイナス側。絶縁リングは「」。この特徴を持つインドネシア製のアルカリ電池と言うことで、“PT FDK INDONESIA”製であると推測されます。
使用推奨期限は単3が「12-2025」、単4が「04-2026」となっていました。Amazonのページによると使用推奨期限は10年ということなので、それぞれ2015年12月製造と2016年4月製造の電池と思われます。

それにしても、PT FDK INDONESIA製造と思われる電池で使用推奨期限10年のものは初めて見ました。同工場製造のソニー「アルカリブルー」でも5年期限なのに…。何だか不安を感じます。

外装ラベルをひん剥いでみました。単3側にはインクによる印字のロット番号が見えますが、ラベルを剥がす時に消えてしまって解読不可能な状態になっています。単4にも印字があったのかもしれませんが、単3と同じように消えてしまったのかもしれません。

 

 

マイナス極のガス抜き穴は単3・単4共に4つ穴の珍しいタイプとなっていました。なお、マイナス極底板はザラザラになっており、これはFDK・日本製のアルカリ電池でも見られる構造でお馴染みですね。

Rocket(R) HEAVY DUTY SIZE D R20 UM-1

今回は1990年代初頭に製造されたロケットのマンガン電池を紹介しましょう。ロケット(ロケット電気)は韓国の電池メーカーで1981年に日本進出。2016年、突然ホームページが削除され現在は消息不明となっています。
背景に白色灰色のツートンカラーを採用しており、他社ではあまり見られないデザインです。それにしても懐かしい。ワタシが幼い時に見たロケットの電池はまさにこのロゴでした。でも、ワタシが見たのは真っ赤な電池だったのですが。

今回入手した個体はなんと絶縁キャップ付きの未使用品。実使用する時はこの赤いキャップを取ります。分かりにくい上、取りにくいためか日本メーカーではこのタイプを用いた例は殆ど無く、似た物として東芝電池(東京芝浦電気)が用いていたあたらシールに代表されるシールテープがありました。

 

注意書き部分です。社名表記は“ROCKET ELECTRIC CO., LTD.”となっており、生産国は“MADE IN KOREA”で韓国製となっています。恐らくは自社製であると推測されます。
注意書きは英語のみ。非常に極性表示が小さいです。

 

 

注意書きの全文は以下の通り。

WARNING: BATTERIES MAY
EXPLODE OR LEAK IF INSERTED
IMPROPERLY, RECHARGED, OR
DISPOSED OF IN FIRE.

プラス・マイナス側。マイナス極底板の刻印には「91.02」の記載がありますので、1991年2月製造の電池であると思われます。ロケットが最近まで製造していたマンガン電池は刻印ではなくインクによる印刷だったので、古い方が進化しています。
電池自体は金属外装。マイナス極の底板も日本製に引けを取らない程の出来であり、当時としても技術的には高かったのではないでしょうか。ただし、性能の程は不明ではありますが。

HERB Relax アルカリ乾電池 単3形/単4形 YMD-LR6/4B / YMD-LR03/4B

今回は大手家電量販店“ヤマダ電機”で販売されているプライベートブランド“HERB Relax(ハーブリラックス)”のアルカリ電池を紹介します。
デザインは全面白色のシンプルデザイン。中心にはグリーンメタリックで「HERB Relax」のロゴを配したものとなっています。

 

 

パッケージです。4本ブリスターパックはの大きめサイズなパッケージが目印。やはりシンプルデザインでこちらには機能面のキャッチコピーは殆ど無く、右側に大きく10年保存可能の表記が目立ちます。端に小さく『※保存条件はJISに準拠』とも書いてあります。

 

パッケージ裏。こちらの方がキャッチコピーで埋め尽くされている印象を受けます。『ハーブリラックスアルカリ乾電池は充実性能!』とあり、「パワフルに使える!」「長く使える!」「10年保存可能!」で『様々な機器で優れた性能を発揮!』というキャッチコピーとなっています。
社名表記は“株式会社ヤマダ電機”。バーコードの事業者名も同社のものとなっていました(458041792)。

電池の外観です。冒頭に書いた通り、電池は全面白色のシンプルデザイン。注意書きは灰色で記載されており、文字はちょっと小さめで読みにくいかもしれません。使用推奨期限は印字してあるタイプでは無く、注意書きとともに印刷されているタイプです。
社名表記はパッケージと同じく“株式会社ヤマダ電機”。“Made in China”で“中国製”となっています。

 

プラス・マイナス側。絶縁リングは「」ですが、単3は使用推奨期限「05-2025(2015年5月製)」に絶縁リングは無く、「04-2027(2017年4月製)」に絶縁リングが付いている構造になっていました。「12-2025(2015年12月製)」の単4には絶縁リングが付いていましたので、時期により絶縁リングが付いているロットと付いていないロットが混在していたのかもしれないですね。

 

外装ラベルを剥がしてみました。それぞれ、
単3/05-2025ロット(絶縁リング):XBWU 11 171750
単3/04-2027ロット(絶縁リング):ZDYU 11 221417
単4/12-2025ロット(絶縁リング):HBMU 08 201836
のロット番号と思われるレーザー刻印がありました。いつも通り、マイナス極のガス抜き穴も見てみましたが、全てで2つ穴のタイプとなっていました。

最後に絶縁リングの拡大です。薄緑の絶縁リングで切り欠きを下にした状態で上に数字のみが刻印されているタイプ。単3には「2-30」、単4には「27」の刻印がありました。
電池本体のロット番号表記は上6ケタ・下6ケタのタイプなので、もしかするとGP製かもしれません。

SELEN アルカリ乾電池 単3形/単4形 SO-LR6/B4P / SO-LR03/B4P

今回は様々な防犯カメラや防犯ブザーなどのセキュリティ製品を発売する“株式会社セレン”のアルカリ電池を紹介します。『10年保存可能』を大きく謳った電池で、金色をベースとしながらオレンジ色を使うという他社ではあまり見られないデザインが特徴の電池です。

 

 

パッケージです。電池と同様にオレンジ色でアピールしており、派手で非常に目立つパッケージです。こちらでも大きく『10年保存可能』をアピール、キャッチコピーも「緊急時に役立つ長期保存」となっています。用途は“「ラジオ」「懐中電灯」「携帯・スマホの充電器」などに”。
電池の向きを揃えるためか、ブリスターパックの中に更にシュリンクもされている2重包装となっていました。

パッケージ裏。発売元は“株式会社セレン”となっていますが、輸入元は“株式会社オーム電機”となっています。住所表記やホームページアドレスはオーム電機のものになっており、問い合わせ先の電話番号もオーム電機です。一体どちらが真の発売元なのかわからなくなる電池です。
ただし、バーコードのベンダーだけは“セレン(456013168)”となっていました。

この電池はビックカメラで発見した電池で、単3・単4が4個入りのブリスターパックが税抜340円という無名メーカーの電池としてはいっちょ前の価格で発売されていました。何故このメーカーの電池がビックカメラで売られているのかと疑問に思って、発売元であるセレンのホームページを見てみると株主が「株式会社東芝」・「株式会社ビックカメラ」・「株式会社東京サービスステーション」となっているのを見て、なるほどと納得してしまいました。

電池の外観です。冒頭に書いた通り、金ベースオレンジ色が印象的なデザインですね。注意書きはオーム電機の「Vアルカリ乾電池」などのものと同一。他社には見られない“「加圧変形」しない”という注意書きが印象的です。
パッケージと同様に「発売元:株式会社セレン」で「輸入元:オーム電機」の記載となっています。問い合わせ先はやはりオーム電機の電話番号。

でも、この電池のデザイン何かに似てなくない?と思ってよく見てみたら「Vアルカリ乾電池」と同一デザインでした。多分デザインもオーム電機に丸投げしているのでしょうね。
「Vアルカリ乾電池」の「Vアルカリ乾電池 UPPER」の「SELENアルカリ乾電池」のオレンジと色が違うだけで大まかなデザインは同じで、違うのは社名表記とJISマークがあるか無いか程度の違いです。

プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限は単3・単4共に「02-2027」。電池やパッケージにはしつこい程に『10年保存可能』と記載されていますから、2017年2月製造の電池であることがわかります。
使用推奨期限10年という特徴から、オーム電機自身が発売するVアルカリ乾電池 UPPER」相当のアルカリ電池であると推測されます。

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“D77303 7A131”、単4には“D43212 6K152”というレーザー刻印らしきロット番号が印字されていました。ロット番号の記載パターンは「Vアルカリ乾電池 UPPER」と同様です。
外装ラベル剥がしついでにマイナス極のガス抜き穴も見てみましたが、単3・単4共に2つ穴タイプのものでした

 

絶縁リングの拡大です。濃い緑の絶縁リングでリングの切り欠きを下に置いた状態で上には数字が、その左にはアルファベットが刻印されているものでした。これは「Vアルカリ乾電池」や「Vアルカリ乾電池 UPPER」と同様の特徴で、同電池を製造しているとされる、中国の電池メーカー“Fujian Nanping Nanfu Battery Co., Ltd.”製であると推測できます。

 

★関連記事
Vアルカリ乾電池 UPPER 単3形/単4形 LR6/S8P/U / LR03/S4P/U
→この電池のネタ元、いや相当品とみられるオーム電機のハイグレードアルカリ電池“Vアルカリ乾電池 UPPER”を紹介した記事。

【解体】SEGA GAME GEAR専用 充電式バッテリーパック HGG-3005

今回は久々の解体シリーズです。以前、解体シリーズで初代ゲームボーイの充電式アダプタを解体したことがありましたが、ツイッターなどのSNSで紹介していただいたり、懐かしいとコメントを頂いたりとなかなかの人気記事だったようです。
という訳で、今回はゲームボーイの対抗機種だったセガ“ゲームギア”のバッテリーパックを解体してみます。よりマニアックな方向に向かうのが当ブログの方針だと思いますw。

これがバッテリーパック本体です。ゲームボーイの充電式アダプタと比べると大きい印象を受けますが、それも当たり前ゲームボーイが単3電池4本の6Vだったのに対し、ゲームギアは単3電池6本の9Vでした。当時のカラー液晶は電気大食いだったのです。
充電は別売の初代メガドライブ用のACアダプタを使い、充電時間8時間で3時間の連続プレイが可能でした。充電するにはバッテリーパックの充電スイッチをONにします。

バッテリーパックの裏側。ゲームボーイの充電式アダプタと同じくフックを装備していますが、取り外し可能。フック取り付けのネジは固定できないので無くしてしまいそうです。
ただし、充電式アダプタと比べると重量があるので腰ベルトに付けるとズボンがずり下がりそうで怖いです。ズボン以外のところに引っ掛けましょう。

 

お待たせしました。では、解体してみましょう。例のごとく特殊ネジが採用されていました。現状ではこのタイプのネジを緩められるドライバーは存在していないようです。ワタシは先細のラジオペンチを用いて強引にネジを回しました。

 

 

中身を開けてみると、ラジコンで多く使われているのと全く同じサブC・6セルのニカド電池が内蔵されていました。このタイプのバッテリーパックは多く普及していて現在でも模型店で入手できるバッテリーなので組み換えも容易です。しかも、充電式アダプタのように直付けタイプでは無くコネクタ付きです。これはバッテリー交換を想定してますね。

 

バッテリーパック銘板の拡大です。「ニッケル・カドミウム蓄電池」と記載、モデルナンバーは“6KR-1300SC”、定格は7.2V 1300mAhとなっています。ちなみに取説での表記はDC7.2V 1200mAhとなっており食い違っている。
MADE IN JAPAN”で日本製、「S.E.T INC.」という社名表記も見られますが、聞いたことが無い社名です。

 

充電制御基板です。ゲームボーイの充電式アダプタがなるべく部品数を減らしてコストダウンを目指したのに対し、ゲームギアはその逆を突き進んでおり、トランジスタにオペアンプやICなど部品数が多い。これは充電式アダプタが3800円だったのに対し、こちらは6800円だったことにも現れています。

 

最後に意味不明なカスタムICが実装されていました。“MITSUOKA”なるメーカーの「MH-2060C」。これは1999年11月に倒産したとされる三岡電機製作所のものと推測されます。ICにも見える同社マルエムのマークがモトローラに訴えられたこともあったそうです。ロット番号記載の仕方(西暦下2桁+週番号)から東芝製でしょう。恐らくは充電制御を行うICだろうか。

 

ワタシが持っていたのは箱付きの完品だったため、取扱説明書も付属していました。ここに取扱説明書を掲載しておきますので参考にどうぞ。なお、現在は当然サポートが終了しておりますのでセガ(現・セガゲームス)に問い合わせをするのは厳禁ということでお願いします。

ゲームギアのバッテリーパックはこの後パワーアップバージョンと言える『パワーバッテリー(HGG-3017)』が発売されています。本体装着が可能になった他、ノーマル充電モードで充電しながらのゲームプレイが可能、クイック充電モードを使えば2.5時間で短縮充電が可能になりました。価格は据え置きの6800円でした。

Fujitsu Premium(プレミアム) 単3形 4個パック LR6FP(4B)

2017年4月FDKのアルカリ電池がリニューアルされました。あくまで、電池内部の改善とされており電池本体のデザインは変わっていないと言われています。では、パッケージはどうなのでしょうか。今回はハイグレードアルカリに当たる“Premium(プレミアム)”の4個入りブリスターパックを例に取って見てみましょう。
まずは表面のパッケージです。素人目では同じように見えてまるで間違い探しのようです。

 

左が旧モデルのもので、右がリニューアルモデルのものです。旧モデルのキャッチコピーが『選ぶなら日本品質』だったのに対し、リニューアルモデルでは『信頼の日本製』となりそれが原産国表示を兼ねているため型名表記の下に“4個パック”の表記が移動しています。旧モデルでは右下の端に記載されており、非常にわかりにくいものでした。
両パッケージの共通点として「液漏れ補償」「抗菌ラベル」「10年保存」「漏液防止」記載が左にありますが、リニューアルモデルでは右に「保存性能向上」という表記が追加されています。

パッケージ裏です。注意書きなどの記載に違いはありませんが、上部特徴を表示している星マークギザギザ付きの丸模様に変更されています。こちらにも『保存性能向上』という特徴が追加されて、その下の項目にも同じように追加されています。
小さな違いではありますが、旧モデルではFDKの住所が表示されているのに対しリニューアルモデルでは何故か省略されておりフリーダイヤルのみの記載となっています。

念のため電池本体の違いも見てみました。ちなみに今回入手したロットは使用推奨期限「03-2027(2017年3月製造)」と「04-2027(2017年4月製造)」のものでたった一月違いのロットです。2017年4月製造分からリニューアルされています。
予想した通り電池本体のデザイン変更は無く、パッケージでは省略されていたFDKの住所も電池ではそのまま残されています。注意書きも全く同じものです。

プラス・マイナス側。両者とも絶縁リングの色は「」で違いは見られません。従って、旧モデルかリニューアルモデルかの違いは使用推奨期限から割り出すしか無さそうです。
なお、今回“Premium”では正極缶の内側にレアメタルコートを施すことにより、初期放電性能が約10%アップ長期保存後の放電では約20%の性能アップを果たしているようです。

LIVICA ALKALINE SUPER 単3形アルカリ乾電池 LR6(AM3)

今回は大手スーパーである“イオン”がまだ“ジャスコ”時代に発売していたプライベートブランドのアルカリ電池を紹介します。ブランドは“LIVICA”と言うもので普通に読めば「リビカ」という読みでしょうが合っているのかどうかは不明。ロゴの下には“365 days brand”という文字も見えます。
デザインは金色をベースとし、上下に緑色の帯を配したアルカリ電池としてはオーソドックスなデザイン。個人的には80年代デザインに見えます。ちょっと古くさいかな?

注意書き部分です。販売者は“ジャスコ株式会社”、供給元は“デュラセル・バッテリー・ジャパン(株)”となっています。前回紹介した“生活良好”のマンガン電池もブランド名やその字体から同社からの供給ではないか思われましたが、こちらははっきりとデュラセル・バッテリー・ジャパンからの供給であることが記載されていますね。なお、使用推奨期限はこの面に刻印で記載されている珍しいタイプです。

社名表記部分の拡大。販売者であるジャスコの住所が千代田区神田錦町のものになっています。ジャスコが同地に本社を置いていたのが1983年から1994年までで、1994年5月に幕張のイオンタワーに移転しています。その後1994年9月には最初のトップバリュ製品が発売されていることから、“LIVICA”なるブランドがトップバリュブランド以前に展開していたものであることは間違いなさそうです。

なお、注意書きの全文は以下の通り。全体的に文量は少なめ。生産国を書き忘れていましたが“MADE IN JAPAN”で日本製です。そう言えばこの頃のアルカリ電池で中国製は皆無と言っていいほど無かったような気がします。

単3形アルカリ乾電池 LR6(AM3)1.5V
(ご注意)●この電池は充電式ではありません。
充電すると液もれ、破損することがあります。
●はれつ、液もれのおそれがありますので(+)(-)
は正しく入れること。   MADE IN JAPAN

プラス・マイナス側。マイナス側の絶縁リングは「」。本体記載の使用推奨期限は「12-95」となっており、2年期限と推測すると1993年12月製造の電池であると思われます。
マイナス極の絶縁リングが黒いという特徴は同時期に売られていたデュラセルのアルカリ電池と同様ですが、使用推奨期限の印字がデュラセルが印字LIVICAが刻印となっていますから、同じ製造元であることを断定することはできないでしょう。

★関連記事
DURACELL ALKALINE BATTERY MN2400(AM4)
→デュラセル・バッテリー・ジャパンが発売していた“DURACELL”ブランドのアルカリ電池を紹介した記事。使用推奨期限が「95-09」となっており、本記事紹介のアルカリ電池と製造時期が近く生産国も日本製となっている。

生活良好(くらしりょうこう) NEO SUPER 超高性能/単2形 SUM-2(NS)

今回はかつて発売されていた“生活良好(くらしりょうこう)”ブランドのマンガン電池を紹介します。この電池は“オール日本スーパーマーケット協会(AJS)”に加盟するスーパーマーケットで発売されているプライベートブランドの電池で、発売は同協会の傘下である“コプロ株式会社”で行われています。
現在でもこのブランドは続行していますが、“くらし良好”とされ「生活」の当て字であった“くらし”がひらがな表記となっています。

電池の外観。デザインは黒をベースとし、上部に金色の帯が入っているシンプルなものとなっています。グレードは“R14PU”とあり、“超高性能”の記載もありますから外観通りの黒マンガン電池となっています。
発売元は前述の通り“コプロ株式会社”。生産国は“MADE IN JAPAN”で日本製となっています。

 

注意書きの全文は以下の通り。注意書きの文量は少なめで文字も小さめ。注意書きの中に「水銀0使用」の表記がある他の電池ではあまり見られないものです。また、注意書き以外にも『この商品はオール日本スーパーマーケット協会グループの共同開発商品です。』の記載も見られます。

・注意
●(+)、(-)を正しく入れること。
●新しい電池と使用した電池、他の電池をまぜて使わないこと。
●この電池は充電式ではないので、充電すると液もれ、破損のおそれがある。
●使い切った電池はすぐに機器から取り出すこと。(水銀0使用)

プラス・マイナス側です。プラス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限は「12-99」となっており、3年期限と推測すると1996年12月の電池であると思われます。
気になるのは製造元ですが、外装缶がレーザー溶接ではないのでナショナル(パナソニック)製では無いですし、刻印の字体が違うので東芝電池製でも無いでしょう。残るはマクセルか東洋高砂乾電池のどちらかかな?

この電池は「NEO SUPER」のロゴがかつて“デュラセル・バッテリー・ジャパン”が発売していたマロリーブランドのマンガン電池と同様で尚且つ型番も“SUM-2(NS)”で“(NS)”が付加されている特徴が一致することから、同社の供給であると推測されます。

 

 

★関連記事
生活良好 アルカリ乾電池
→本記事と同様の“生活良好(くらしりょうこう)”のアルカリ電池を紹介した記事。2013年頃の電池を紹介しているが、本記事のマンガン電池とほぼ同時期の1997年のアルカリ電池も紹介。どちらもFDK製となっていた。