カテゴリー別アーカイブ: 富士通(FDK)

FDK(富士通、Fujitsu、NOVELブランド)の乾電池を扱うカテゴリです。
FujitsuブランドコラボのPB電池に付いても、このカテゴリに入れています。

Fujitsu 7300 アルカリ乾電池 単3形 LR6(F) その2

かつてFDKが発売していたアルカリ電池である“7000シリーズ”の単3です(7300)。当ブログではFDKの前社名である富士電気化学時代、補償付きアルカリ電池を紹介しました。
この絵柄のアルカリ電池は後継の新しいアルカリ電池が登場しても、長らく同じデザインで発売され続け、末期は100円均一などで廉価版アルカリ電池としても発売されました。今回は日本製で“FDK株式会社”の社名になっているバージョンのものを発掘したので紹介します。

社名表記部分です。以前紹介した補償付きバージョン(写真下)と比較してみました。補償付きバージョンでは保証条件の文面の中に液漏れした電池の送り先としての住所が表示されているのに対して、FDKバージョンでは単純に“FDK株式会社”と社名表記と住所が表示されています。
電話番号はFDKバージョンではフリーダイヤルで、補償付きバージョンでは東京03な普通の電話番号です。

続いては型番が表記されている部分。型番は補償付きバージョンもFDKバージョンも“LR6(F)1.5V”となっていて両者とも同じ電池として扱われています。
細部ではプラス・マイナス極表記がFDKバージョンの方が明確になっており、サイズも補償付きバージョンでは「単三形」となっていますがFDKバージョンでは「単3形」となっていて表記が微妙に異なっています。

どちらのバージョンにもJISマーク表記があり、“C8511 380130”との記載があることから、両者ともFDK鷲津工場製であることがわかります。ただし、FDKバージョンでは許可番号に加え“FDK”という製造者の略号が追加されています。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは“黄緑”で底板は「」という特徴のある構造です。これはかつてソニー製のアルカリ電池で見られた構造で、右に置いてあるウォークマン電池と比較しても非常に酷似しています。
しかし、電池本体には“C8511 380130 FDK”の表記があり、それは確かにFDK鷲津工場製を表すものです。今までソニー製だと思い込んでいましたから、ちょっとショックでした…。

ちなみにソニー・エナジー・テック(郡山工場)がC8511のアルカリ電池でJIS工場認定を受けていた期間1984年6月26日から2000年8月8日となっています。従って、これがソニーの工場でアルカリ電池が製造されていた期間であると推測できます。この電池の製造年は2001年3月ですから、ソニーの設備がFDKに移管された可能性も十分にあると思います。しかし、この構造を持ったアルカリ電池は富士通ブランドでも殆ど見たことが無く、激レア?の部類に入るのではないでしょうか。
使用推奨期限は「09-2003」となっており、前述の通り2年期限で2001年3月製造の電池でしょう。上の写真で比較したウォークマン電池も「02-2003」で近い推奨期限になっていて、結果的にはこちらもFDK鷲津工場製ということになりますよね…。


最後に外装ラベル剥がしとマイナス極の拡大です。外装ラベルを剥がしてみるとロット番号の刻印や印字は見られず、緑色のマーキングだけが見られました。電池はそこそこに液漏れしていたので印字が無くなってしまった可能性もありえますが…。一方、マイナス極のガス抜き穴は4つ穴タイプとなっていました。

★関連記事
Fujitsu 7300 アルカリ乾電池 単3形 LR6(F)
→当電池の前モデルに当たるアルカリ電池で、社名表記が“富士電気化学株式会社”の2年補償付きアルカリ電池となっている。1990年3月製。

Fujitsu アルカリ乾電池 単5形 LR1F(2B)

FDK“Fujitsu”ブランドで発売している単5アルカリ電池です。現在、FDKのアルカリ電池にはプレミアムタイプ、ハイパワータイプ、ロングライフタイプの3種類があり、かつてはそれぞれで単5アルカリ電池があったのですが、2017年7月に共通デザインとして新たに登場したものが今回紹介する単5のアルカリ電池なのです。
姉妹品として6P形のアルカリ電池も存在、こちらも単5と同じく共通デザインになりました。


某ホームセンターでこの電池を見ていたらインドネシア製から中国製に変わっているのに気が付きました。今回は両者を購入して比較してみることにしました。という訳でまずはパッケージです。
写真は左がインドネシア製で、右が中国製です。両者並べてみて初めて気づく特徴ですが、ブリスターパックの電池がパッケージされている位置が違っています。インドネシア製が下目に電池が入っているのに対して、中国製は上目に電池が入っています
パッケージ裏は注意書きの内容や配置など、生産国の表記が違う以外は共通。しかし、中国製の方が印刷が濃いめです。使用推奨期限の表記はインドネシア製が印字なのに対し、中国製は印刷で恐らく注意書きなどと一緒に印刷されているタイプであろうと推測できます。
社名表記は“FDK株式会社”でバーコードの事業者名も同社のものです(4976680)

電池の外観です。左がインドネシア製右が中国製。この部分に付いてはほぼ同じと言ってもいいでしょう。
電池のデザインは9V形のものと同じく、どちらかと言うと黄色っぽいゴールドをバックにしたデザイン。“Fujitsu”のロゴを大きく配置したデザインは往年の富士通アルカリ電池を思わせるもので、電池に思い入れの深い方ほど懐かしいデザインと感じられるかも知れませんですね。

次に注意書き部分です。こちらも左がインドネシア製右が中国製です。ここも注意書きの文面や配置などは同じなのですが、ただ一つだけ違うのが使用推奨期限の所です。
インドネシア製のものが使用推奨期限の表示域が小さく文字が大きいのに対して、中国製は使用推奨期限の表示域が大きく文字が小さいという両者まるで逆の特徴となっています。

 

もうちょっと比較してみましょう。インドネシア製では表面の[Fujitsu|5]という表記が上側に配置されていますが、中国製では下側に配置されているのが見受けられます。
この特徴は店頭でも確認できそうな特徴ではありますが、ロット差で今後は変わってくるかも知れません。ちょっと微妙な特徴です…。

 

プラス・マイナス側です。左がインドネシア製右が中国製ですが両者製造工場が違うらしくプラスもマイナスも全く違っています。その中で大きく目立つのがマイナス極で、インドネシア製はマイナス極中心に●印があるザラザラな底板ですが、中国製はツルツルな底板となっています。
使用推奨期限はインドネシア製が「12-2020」で中国製が「02-2021」となっていました。

2年期限のそれぞれ2018年12月製造(インドネシア製)、2019年2月製造(中国製)であると思われます。いつ生産国が切り替わったのかは不明ですが正直に2019年製造分からでしょうか。


外装ラベルを剥がしてみました。まずはインドネシア製。電池にロット番号らしき印字や刻印は見られませんでしたが、緑色のマーキングが見えました。その代りにラベル側に“JH 1252023 PETS”のロット番号が見られました。以前、同じFDKのインドネシア製単3アルカリ電池の外装ラベルを剥がした際にこれと同じようなロット番号がラベルに記載されていたことがありました。これがFDKインドネシア製の特徴みたいです。


外装ラベルを剥がしてみる、次は中国製です。こちらはラベル側にロット番号の印字は見られませんでしたが、電池に“JELA02 301354”というロット番号のレーザー刻印がみられました。上アルファベット+数字6ケタ下数字6ケタのパターンだからこいつはGP製か!?

最後にマイナス極の拡大です。左がインドネシア製右が中国製。ガス抜き穴はインドネシア製が4つ穴中国製が2つ穴です。FDKインドネシア製のアルカリ電池は単3も単4もガス抜き穴4つ穴タイプでした。FDK製一つのこだわりなのかも知れないですね。
この写真を見ればマイナス極の違い、特にザラザラ感は一目瞭然でわかると思います。

ここで気になるのが他社単5アルカリ電池の動向です。かつて、FDKの単5アルカリ電池が日本製からインドネシア製に移行した時に他社単5アルカリ電池も相次ぎインドネシア製に移行したことがありました。今回もFDKがインドネシア製から中国製に移行したことで他社の単5アルカリ電池もインドネシア製から他生産国に切り替わる可能性があるということです。今後は他社単5アルカリ電池の生産国も要チェックだと思います。特にマクセルや東芝、ソニーのものなんかは…。

★関連記事
Fujitsu アルカリ乾電池 9V形 6LR61F(B)
→当記事の姉妹品に当たる9V形アルカリ電池でデザインが共通している。こちらは共通デザインとして登場以来、現在までタイ製となっている。

国内メーカー単5アルカリ電池の異変
→FDKの単5アルカリ電池が2013年10月頃から日本製がインドネシア製に変わったことを報じた記事。当記事と同じような出来事が過去にもあったわけです。

Fujitsu R SPEC アルカリ乾電池 単1形 LR20/1.5V

FDK“Fujitsu”ブランドで発売していたアルカリ電池“R SPEC”です。これはエントリークラスのアルカリ電池で、現在はロングライフ(LongLife)タイプに移行しています。
こいつは長年我が家のガステーブルの中に入っていた電池で、使用推奨期限の2012年12月を超えてもずっと使用し続けていた電池だったのですが、期限切れから6年の今日、遂に点火しなくなり交換となりました。折角なので、記念写真を撮って廃棄することとしますよ。


電池の外観です。ああ、懐かしき旧・JISマーク…。“C8511 380130 FDK”とありますから、FDKの鷲津工場製ですね。社名表記は“FDK株式会社”。住所は現・東京都港区港南の品川クリスタルスクエアではなく、東京都港区新橋の浜ゴムビルです。
使用推奨期限は「12-2012」。5年期限の2007年12月製であると思われます。2005年8月、FDKは全てのアルカリ電池で5年推奨期限を達成しています。従って、2005年8月以降製造のアルカリ電池であれば5年期限と推測できると思います。なお、現在の後継となるロングライフタイプでも使用推奨期限5年なのはそのまま継承しています。ハイパワータイプとプレミアムタイプは10年期限なのでこれだけ仲間外れなのですね。

マイナス極です。若干ながら液漏れしています。特に写真右側の電池は液がマイナス極に染みて腐食が始まっていますね。FDK製の単1と単2のアルカリ電池には3点の突起でマイナス同士の逆装填を防ぐ“逆装填防止機能”が搭載されていますが、液漏れの影響からか殆どが無くなってしまっています。
ちなみにFDKが“逆装填防止機能”を装備したのは1997年9月からだそうで、ここからも製造日が特定できそうです…。

FDKの電池チェッカーでも「使えません」判定でした。
今まで我が家のガステーブルを長年点火してくれてありがとう。後釜はアイリスオーヤマのビッグキャパα(赤)にしたけど、こちらはどこまで持つだろうか…。

【でんちの小箱】Fujitsu アルカリ乾電池 Premium 単3×7本/単4×7本 LR6FP(7P)J / LR03FP(7P)J

今回はFDKが女性向けに開発したアルカリ電池“Premium(プレミアム)”タイプの新モデルである、通称「でんちの小箱」を紹介します。その通称通り、小さい箱の中に電池が7本パックとなっているのが特徴のパッケージで「」「」「」「」「」の5色のラインナップが用意されています。
全種類ゲットしたかったのですが、富士通最上級アルカリ電池で値段もアレだったので、今回単3は「」、単4は「」を購入しました。


こちら電池の中身は一般市販されているプレミアムタイプと同様なデザイン、パッケージがメインと言えるものであるのでパッケージをじっくりと見ていきましょう。パッケージデザインは5色とも色が違うだけで同一のもの、サイドには“ALKALINE BATTERIES MADE IN JAPAN”の文字が記されています。FDK製のアルカリ電池だと大きく“日本製”をアピールしたものが多いですが、こちらは英文でさり気なくアピールと言った所でしょうか。
パッケージとなっている箱には使用推奨期限の記載できるスペースが無いようで、パッケージの天面、シュリンクに直接印刷されています(字体は98フォント風味?)。

バーコードや型番はパッケージの下部に記載されています。何か物足りないと感じたのですが、注意書きがありません。注意書きが記載されているブリスターパックというよりかはシュリンクパックという位置付けなのでしょうか。
型番は単3が“LR6FP(7P)J”、単4が“LR03FP(7P)J”で各色共通。バーコードも同一です。バーコードの事業者名は“FDK(4976680)”。よく見たら社名表記もありませんね。

パッケージのシュリンクには点線が入っており、そこから開封ができます。硬いタイプのフィルムでFDKアルカリ電池でお馴染みの軟質系フニャフニャシュリンクではありません。
ちなみに7本という中途半端で奇数な個数設定は、女性が使用する単3電池の49.1%が奇数使いであること、7本が大きすぎずコンパクトで重すぎないという理由だそうです。確かに持ってみた感じ8本パックに比べると軽量感が感じられました。

電池の外観。中身は普通にお馴染みの富士通プレミアムタイプです。白いボディにリボンを思わせる赤い帯、そしてマイナス側にある金のアクセントが高級感を思わせステキなデザインです。このプレミアムタイプは“Fujitsu”ブランドで唯一の液漏れ補償付き外装も抗菌加工がされている最上級のアルカリ電池です。社名表記は“FDK株式会社”、問い合わせ先のフリーダイヤルと所在地も記載されています。

プラス・マイナス側です。絶縁リングの色は「」。この特徴を持った日本製ということで、FDK鷲津工場であると思われます。
使用推奨期限は単3、単4共に「07-2027」。プレミアムタイプの使用推奨期限は10年となっていますから、それぞれ2017年7月製造の電池と思われます。発売が2017年9月頃のようなので、丁度初期ロットの電池なのかな?ちょっと古いかも。

外装ラベルを剥がしてみました。単3に“17062802”というロット番号の印字があるのみで、単4には刻印や印字はありませんでした。念のために2本ラベル剥がししてみましたが、それでもありませんでした。相変わらずFDK製造のアルカリ電池は印字がバラバラで笑えます。

 

絶縁リングの拡大です。単3と単4ではタイプが異なっていて、単3では5ヶ所にある突起があり真円。切り欠きの一つに印があり、それを上にした状態で上に「3」下に「1」の刻印があります。単4は5ヶ所の突起が無く全てで真円。内側の円の一部に印があり、それを上にした状態で上に「9」下に「10」の刻印がありました。なお、マイナス極のガス抜き穴はFDKのアルカリ電池でお馴染みの4つ穴タイプとなっていました。

単3の絶縁リングは現・マクセルで発売されている単3アルカリ電池と同じタイプでした。FDK(富士通)のものは薄緑色の絶縁リングなのに対して、マクセルのものは黒い絶縁リングという違いのみです。
きっと製造ラインが同じなのでしょうねぇ(開き直り)。

 

富士通乾電池ニュース」より。この電池の詳細記事です。「でんちの小箱」4つの注目ポイントとして、

1.縦置きだから取り出すく使いやすい!
2.使い終わったあとは、可愛い小物入れに!
3.重すぎず、取りやすさが購買欲を惹く!
4.使いかけでも電池がバラバラにならない!

が挙げられています。

 

 

 

 

 

早速、2つ目のポイントであった小物入れを実践。ワタシが女性だったら可愛い小物を入れた写真を披露してあげたかった所なのですが、残念ながらワタシは電池ヲタク男性なのでどうしても電子部品を入れる小物入れになってしまいますorz..。
机の引き出しにちょこんと入れてあげれば、クリップやピンなどを入れる可愛い小物入れとして活用できそうな感じであります。皆さまも是非実践を…。

★関連記事
Fujitsu Premium(プレミアム) 単3形 4個パック LR6FP(4B)
→これが富士通プレミアムタイプ、普通の4本パックモデルです。2017年4月に機能アップを図り、パッケージが変わったことを取り上げた記事。

FDK CR2032 リチウム電池 3V CR2032C(B)FS

一部100円均一ショップで見られる“FDK”ブランドのリチウムコイン電池です。最近、当ブログでプチリニューアルした“FDK”ブランドのアルカリボタン電池を紹介したことがありましたが、リチウムコイン電池はプチどころかパッケージが大きく変更されています。
これは“一般社団法人 電池工業会”が定める「コイン形リチウム電池誤飲防止パッケージガイドライン」に準拠したパッケージで、幼児が容易に開けられない包装となっています。

旧パッケージと比較してみました。少ししか変更点が無かったアルカリボタン電池と比べるとかなり違っているのが特徴です。旧パッケージは開封している個体ですが、正面右下から簡単に開封可能だったのに対し、新パッケージでは強固に電池が包装されています。ちょっとやそっとの捻じ曲げでは開けることが出来ません。パッケージ中程には“子供を守る誤飲防止パッケージ”のキャッチが見えます。

パッケージ裏です。見ればわかるでしょうが…、左が旧パッケージです。パッケージが全体的に異なっており、型番も変更されています。旧パッケージは“CR2032C(B)”という型番ですが、新パッケージは“CR2032C(B)FS”に変更されています。でも、バーコードは両者全く同じものでこれだけ違っても旧パッケージと同じものとして扱われています。

 


電池を取り出してみました。基本的にハサミを使わないと取り出し出来ない構造になっています。カッターナイフでも取り出せるでしょうが、ちょっと苦しいかもしれません。取り出し方はハサミで点線の位置を切り、電池が格納されている部分の両端を押し開いて、スキマから取り出します。
電池工業会に入会している電池メーカーは殆どがこのガイドラインに準拠したパッケージを採用しており、対象となっているリチウムコイン電池のみで誤飲防止パッケージを採用しているメーカー(パナソニック・マクセル・FDKなど…)とアルカリボタン電池でも誤飲防止パッケージを使っているメーカー(東芝ライフスタイル・ソニー・オーム電機など…)の2社に分けられるようです。

中のCR2032です。かつては“PT FDK INDONESIA”によるインドネシア自社製だったようですが、現在は日本製のものに切り替わっています。左が旧パッケージ時代のものとなりますが、ロット番号の印字の太さが異なっている程度の違いで両者全く同じものです。プラス極が鏡面加工されているのがポイントかな。
新パッケージのCR2032はロット番号が“89”となっており、パッケージ上の使用推奨期限が「09-2023」でしたから、5年期限の20189月製でしっかりと印字が一致していました。

★関連記事
FDK LR44 アルカリボタン電池 1.5V LR44C(B)FSG
→当電池の姉妹品に当たる“FDK”ブランドのアルカリボタン電池LR44を紹介した記事。こちらのパッケージに変更は無いが、型番が変更されている点が同じ。

FDK リチウム電池 CR2032 [CR2032C(B)]
→当記事で紹介したCR2032の旧パッケージ品がインドネシア製から日本製に変わっているロットを発見したことを報じた記事。

FDK リチウム電池 CR2032 / アルカリボタン電池 LR44
→当電池の旧パッケージ品をLR44も交えて紹介した記事。この頃のCR2032はまだインドネシア製だった様子。

FDK アルカリボタン電池/リチウム電池
→初めて本ブログでFDKブランドのアルカリボタン電池とリチウムコイン電池を紹介した記事。当時のFujitsuブランドのパッケージを比較しての紹介。

FDK LR44 アルカリボタン電池 1.5V LR44C(B)FSG

一部100円均一ショップで見られる“Fujitsu”ならぬ“FDK”ブランドのアルカリボタン電池です。以前も当ブログで紹介したことのあるこの電池ですが、パッケージがプチリニューアルしていました。
薄紫色なデザインは前パッケージのものと同じですが、「FDK」のロゴがゴシック体のものから社名ロゴと同じものに変更されている他、左下には“水銀0(ゼロ)使用”の表記が追加されていることがわかります。

では、もうちょっと旧パッケージと比較してみましょう。左が旧パッケージです。旧パッケージでは用途が型番下に記載されているのですが、これは裏面に移動しています。また、「アルカリボタン電池1.5V」の記載は旧デザインではハンガー右上でわかりにくい位置、しかも薄紫色では見えにくい白文字でしたが、こちらが型番下に移動してどういった種類の電池であるかがわかりやすくなっています。

次はパッケージ裏です。こちらも左が旧パッケージ。ここで目に付くのが型番です。旧パッケージでは“LR44C(B)”という型番になっているのに対し、新パッケージでは“LR44C(B)FSG”に変更されています。しかし、バーコードは新・旧共に全く同じ物であり、同じ商品として扱われているようです。
社名表記は“FDK株式会社”。旧パッケージでは住所も記載されていますが、新パッケージではフリーダイヤルのみです。

電池のプラス極側です。左側が旧パッケージで水銀ゼロ使用では無いとされている方ですが、その明記も無く両者とも「FDK LR44」と刻印されているのみです。
どちらも“MADE IN CHINA”となっていて中国製です。かつては自社製と思われる日本製だったのですが、現在は100円均一向け“FDK”ブランド、一般市販向け“Fujitsu”ブランド共にアルカリボタン電池は中国製となっているようです。

マイナス極側です。刻印同様に両者、ガスケットの色も同じなので同じ製造元なのでしょう。
なお、旧パッケージの印字が“85”の2018年5月製?で新パッケージの印字が“8Y”の2018年11月製?と推測できます、ただし、使用推奨期限は前者が「07-2020」で後者が「12-2020」なので2年期限と仮定しても印字とは一致していません。

 

★関連記事
FDK リチウム電池 CR2032 / アルカリボタン電池 LR44
→当電池の旧デザインパッケージをCR2032も交えて紹介した記事。この頃のLR44はFDKブランドだけが中国製だったようです。

FDK アルカリボタン電池/リチウム電池
→初めて本ブログでFDKブランドのアルカリボタン電池とリチウムコイン電池を紹介した記事。当時のFujitsuブランドのパッケージを比較しての紹介。この頃のアルカリボタン電池はブランド関係なく日本製だった。

Fujitsu 7300 アルカリ乾電池 単3形 LR6(F)

かつて、富士電気化学(現・FDK)が主力アルカリ電池として発売していた“7000シリーズ”の単3です(7300)。現在FDKのアルカリ電池は用途に応じた3つのブランドをラインナップしていますが、この電池を発売していた1990年代はアルカリ電池と言えばこの“7000シリーズ”と、音楽向けアルカリ電池“WAVE(ウェイブ)シリーズ”を展開していたようであります。
ちなみに今回紹介するこの電池、液漏れしており色ムラが凄いことになっています。

電池の注意書き部分です。この電池、アルカリ電池としては珍しい液漏れ補償が付与されています。富士電気化学は1987年10月にアルカリ電池で液漏れ補償を付けて発売、同業他社はマンガン電池に液漏れ補償を付けて発売していましたが、アルカリ電池は富士電気化学のみであったと記憶しています。期間は不明ですが、マンガン電池と同じく使用推奨期限の表示が開始される1993年頃まで行われていたと思われます。

補償条件の全文は以下の通りです。社名表記は現・FDKの旧社名である“富士電気化学株式会社”となっており、住所も現本社の前に当たる浜ゴムビルのものになっています。


●正しくご使用いただいたにもかかわらず、この電池の液も
れにより使用している機器に損傷が生じた場合、電池と一緒
に下記へお送りください。修理または相当品と交換いたしま
す。補償有効期限 製造後2年 TEL(03)434-1271
富士電気化学株式会社  〒105 東京都港区新橋5-36-11

次に注意書きの全文です。90年代の電池とは言え、アルカリ電池だからか分量はちょっと多めになっていますね。

ご注意:この電池は充電式ではありません。充電すると液もれ、破損
のおそれがあります。 ●+-は正しく入れてください。 ●未使用の電
池と使用した電池、他の種類の電池とまぜて使ったり、ショート、分
解、火に投入、加熱しないでください。 ●機器の使用後はスイッチを
切り、使い切った電池は取り出してください。

電池の形名表記部分にはJISマークの記載があります。“C8511 380130”の記載があるため、現・FDK鷲津工場製であることがわかりますね。認定番号のみで略号(FDKなど)の記載はありません。このデザインのアルカリ電池は後継の新デザインになっても、100円均一ショップなどで廉価版のアルカリ電池として発売されていました。位置付けは変わっても同じデザインの電池が長年に渡り発売していたことになります。

プラス・マイナス側です。写真左側の電池が特に液漏れしています。マイナス極の絶縁リングは「」。マイナス極底板には「90-03」と刻印されており、1990年3月製造の電池となります。保証期間はこの製造日から計算する方式となっており、補償条件には『補償有効期限 製造後2年』とありましたから、この電池では2年後の1992年3月までが補償期間となります。

 

折角なので、廃棄する前に外装ラベルを剥がしてみました。ちょっと昔な富士電気化学時代のアルカリ電池にも興味があったので…。外装缶には特にロット番号の印字や刻印などは見られませんでした。現在のFDK製造のアルカリ電池ではロット番号の印字があったり無かったりするので、単純に記載の無いロットに当たってしまったのかもしれませんが。

 

最後に絶縁リングの拡大です。黒い絶縁リングで、真円では無く切り欠きが付いているものです。特に数字やアルファベットの刻印などは見られませんでした。
なお、マイナス極のガス抜き穴ですが、現在の4つ穴タイプとは異なる2つ穴タイプ(リンク先は液漏れしてますので閲覧注意)となっていました。底板も現在のザラザラなものとは異なって、比較的ツルツルなものになっていますね。

Fujitsu HighPower 単1 【OEM版】

一部ガステーブルに付属しているとされる、“Fujitsu”ブランドハイパワータイプOEM(組み込み)版です。見た目市販向けと変わり無いように見えますが、色々細かな点が異なっています。違いは後ほど説明しますが、この写真を見てあっ?と思う人は相当電池マニアだと思いますよ。
このハイパワータイプは目立つ赤いデザインが特徴で、G PLUSというアルカリ電池を引き継いだ中堅クラスの電池となっています。

 

電池の側面です。社名表記は“FDK CORPORATION”となっており、英社名となっています。更には海外輸出に対応してかWEEE(クロスドアウト・ダストビン)マークが見られます。
この中での大きい違いはJISマークが付いているということです。現在、FDKが発売するアルカリ電池の中でJISマークが付加されているのはエントリークラスのロングライフタイプのみで市販向けのハイパワータイプには付加されていません。

今度は市販向けのハイパワータイプと比較してみましょう。左2本が市販向け右2本が今回紹介しているOEM版です。市販向けでは注意書きが日本語のみなのに対し、OEM版では日本語と英語の2カ国語表記になっています。また、社名表記も市販向けでは“FDK株式会社”となっており、所在地の住所や問い合わせ先のフリーダイヤルも記載されています。

 

最後にプラス・マイナス側です。左2本がOEM版右2本が市販向けです。マイナス極にはFDK独特の“逆装填防止機能”が装備されています。両者とも“MADE IN JAPAN”の日本製となっており、FDK鷲津工場製でしょう。
使用推奨期限はOEM版が「10-2020」で市販向けが「05-2028」となっていて、ここもOEM版が5年期限なのに対し、市販向けは10年期限であるという違いが見られます。

このことからOEM版は2015年10月製造、市販向けは2018年5月製造の電池であると思われます。

Fujitsu アルカリ乾電池 ALKALINE 単3形 10個パック LR6H(10S)

一部ルートで出回っている“Fujitsu”ブランドのアルカリ電池です。この電池は当ブログで以前も一度紹介しており、2本パックで日本製とインドネシア製が混在しているというものでした。
現在、2本パックでは「日本製」を大きくアピールしインドネシア製が混在されることは無くなったようですが、これは多本パックでは異なっているようです。今回はそんな一例を紹介します。
この写真はパッケージですが、特に原産国表示などは見られません。

1枚目の写真を見る限りでは同じパッケージであるように見えますが、よくシュリンクを見てみると違っています。片側はFDK日本製特有の軟質系フニャフニャシュリンクとなっていますが、もう片側はビニールが堅い全く違うシュリンクとなっていました。FDK製のアルカリ電池はこの見分けである程度原産国は見分けられます(2018年5月現在フニャフニャ=日本製それ以外=他国・多くはインドネシア製)。

電池の外観です。左がインドネシア製で右が日本製。原産国はFDK株式会社と表記されている右側に小さく記載があります。両者、特に違いは無く注意書きも全く同様です。写真だと日本製の方が色が濃いように見えますが、光の当たり方の違いのようで実物は殆ど同色です。
ちなみに注意書きは以前発売されていたFDKのアルカリ電池からの引き継ぎなので、文字が小さく読みづらいかもしれません。

プラス・マイナス側です。左2本がインドネシア製右2本が日本製です。使用推奨期限はインドネシア製「02-2023」、日本製「01-2023」でたった一月違いです。印字はインドネシア製の個体の方が小さいですね。時期的に5年期限と推測、それぞれ2018年2月、1月の電池と思われます。
両者とも絶縁リングは「」、マイナス極底板もザラザラなので構造だけで原産国を見分けることは出来ません。

そこでいつも通り、外装ラベルを剥がしてみました。日本製(写真左)の個体では“7122618:47”とロット番号と製造時刻らしき表示が、インドネシア製(写真右)の個体では“ObbI3 09:30”とアルファベット混じりのロット番号と製造時刻らしき表示となっていました。
FDK製のアルカリ電池はロット番号に製造時刻が印字されているのが特徴ですね。

 

また、インドネシア製のみ外装ラベルにも“SLD 1232149 PETS”というロット番号の印字が見られました。日本製では見られなかったので、外装ラベルもインドネシア現地生産なのかもしれません。

 

 

最後に絶縁リングの拡大です。結論から言うとどちらとも全く同じです。ちなみに左がインドネシア製右が日本製。どちらも濃い緑色の絶縁リングです。絶縁リングの切り欠きを上にした状態で右にアルファベット下に数字が刻印されているタイプでインドネシア製が右“Q”下“15”、日本製が右“R”下“21”の刻印があります。マイナス極のガス抜き穴もまた両者同じ4つ穴タイプで、この構造から生産国を見分けることは難しいでしょう。

★関連記事
Fujitsu アルカリ乾電池 単3形/単4形
→以前紹介した本記事と同じ“Fujitsu”ブランドのアルカリ電池を紹介。2本パックで日本製とインドネシア製が混在していることを書いている。こちらで紹介した記事ではインドネシア製と日本製で絶縁リングの色が異なっている。

Fujitsu アルカリ乾電池 9V形 6LR61F(B)

とあるホームセンターでプレミアムタイプの9V形に変わって販売されていた、謎の“Fujitsu”ブランドの9V形アルカリ電池です。
電池には『Fujitsu 9V』と書かれただけのシンプルなもの。一見すると、一昔前な“Fujitsu”ブランドのアルカリ電池にも見えて懐かしさすらも覚えます。バックはゴールドと言うよりかは黄色が強いメタリックという印象で今までの富士通ブランドのアルカリ電池では見られなかった色です。

 

パッケージ。表は“Fujitsu”と“アルカリ乾電池”だけ書かれており、特にブランドなどは無い模様です。パッケージ裏の注意書きは他の“Fujitsu”ブランドの9V形アルカリ電池のものと同様ですが、社名表記は“FDK株式会社”と記載されているのみで、所在地は記載されておらず、問い合わせ先のフリーダイヤルだけです。 バーコードの事業者名は“FDK(4976680)”となっていました。

 

電池の表裏です。電池の裏面にもバーコードが印字されており、ブリスターパックのみならず、シュリンクパックでも発売されることが想定されます。この写真でバックの黄色っぽさがわかるかもしれません。

 

 

電池の両側面です。パッケージと同様に社名表記は“FDK株式会社”のみで所在地の表記は無く、問い合わせ先のフリーダイヤルだけの記載です。
原産国は“MADE IN THAILAND”でタイ製。現在発売されている“Fujitsu”ブランドの9Vアルカリ電池は全て6LR61タイプのタイ製となっています。

 

電池の端子部と底面です。電池のマイナス極に乳白色の絶縁リングが付けられているのが特徴です。この特徴を持つタイ製の9Vアルカリ電池ですから、“パナソニックエナジー タイ”による製造であると思われます。また、この特徴はパナソニックの9Vアルカリ電池でも見られるものです。
使用推奨期限は「09-2019」となっており、2年期限の2017年9月製造の電池であると推測されます。

パッケージはプレミアムタイプ9V形のものに激似です。白地に赤い斜め線が入っているデザインは本当にそっくり。違いは右下が白いか黄色いかの違いだけです。
やはりこの電池はプレミアムタイプ9V形の後継品なのでしょうか。

 

 

最後に他の“Fujitsu”ブランドのアルカリ電池と比較してみました。残念ながらハイパワータイプが不在となっていますが…。これまでの電池と比べてみると、どの電池とも違うデザインとなっており、この電池がどういったクラスに位置づけられているのか本当に謎です。

 

・追記(2018/3/17)
この電池の詳細がFDKホームページ内の“富士通 乾電池ニュース”で発表されています。今まで、プレミアム・ハイパワー・ロングライフタイプの3グレードそれぞれに存在していた単5形と9V形を統合、共通デザインとしたものが、この電池であることが判明しました。
元々、3グレードの中で仲間外れだったのが単5と9V形で単5がインドネシア製9V形がタイ製ですから、単1~単4まで日本製をアピールするFDKの戦略なのかもしれませんね。