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マクセル・日立マクセル(maxellブランド)の乾電池を扱うカテゴリです。
日立マクセルエナジーのものも扱っています。

【中国製】maxell アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(GD) / LR03(GD)

一部ルートで流通しているマクセルの低価格アルカリ電池です。この電池は組み込み(OEM)向けで中国製だったものはありましたが、国内で販売されたものに関してはずっと日本製を貫き通してきました。しかし、今回と言うか遂に中国製に変わったロットを見つけてしまいましたので、従来品との比較を含めて紹介していきたいと思います。
なお、この電池、当ブログでは型番から“GDシリーズ”と呼んでいます。


10本パックのパッケージです。他にも20本パックなども存在しており、かつては4本パックも売っていたのですが、中国製となった今でも存在しているのかは不明。キャッチコピーは“長持ち&パワー”。使用推奨期限は5年です。日本製だった頃のパッケージでは『アルカリ乾電池 単3形(単4形)』の上辺りに大きく“日本製”と入っていたので、パッケージ上で簡単に見分けられます。
型番は単3・10本パックが“LR6(GD) 10P”で、単4・10本パックが“LR03(GD) 10P”となっています。バーコードの事業者名は“マクセル(4902580)”となっていました。


電池の外観です。もうおなじみなデザインですよね。これは同じデザインの電池が海外でアルカリ電池だけではなく、マンガン電池でも出回っており、型番の『GD』とはグローバルデザイン(Global Design)の略であるというのを聞いたことがあります。
社名表記は“マクセル株式会社 お客様ご相談センター”。「[水銀0(ゼロ使用)]」の表記下(単4は表記右)に“Made in China”の表記があり、中国製であることがわかります。


日本製だった従来品と単3で比較してみます。電池のデザインは特に変わっていなく、注意書きも全く同じなのですが、社名表記部分が全く異なっています。書かれていることは従来品と変わっていないのですが型番から社名表記、形名まで表示位置が変わっていますね。マイナス極の表記も黒丸から白丸に変わっていますから、より見やすくという変更なのでしょうか…。
一方、プラス・マイナス側の比較ではマイナス極絶縁リングの色が日本製「黒」だったのに対して、中国製「と異なっています。よく見ればプラス極も違いますが。

改めて、中国製のプラス・マイナス側です。絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3と単4共に「07-2024」となっていました。パッケージには“使用推奨期限5年”との記載がありましたから、それぞれ2019年7月製造の電池であると推測されます。

 

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“D2406901”の、単4には“A1706903”の印字が見られました。
このタイプの印字は、東芝ライフスタイルが発売する「アルカリ1」の中国製単3でも見られる特徴であり、もしかしたら同じ製造元なのかもしれません。

 


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。薄緑色の絶縁リングで、切り欠きは無く真円。単3には上「34」下「G8」の刻印が、単4には上「27」下「G9」の刻印が見られました。こちらも切り欠きがあった特徴を除けば、東芝「アルカリ1」中国製に使われている絶縁リングの刻印とそっくりです。なお、マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっています。日本製の従来品では4つ穴だったので大違いです。よく見ると、マイナス極の中心には薄い丸印が見えますね…。

★関連記事
maxell アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(GD) / LR03(GD)
→当電池がまだ日本製だった頃のものを紹介した記事。当時はマクセル製アルカリ電池の構造が変わった頃であり、その報告を兼ねて紹介している。マツモトキヨシのプライベートブランド“MK CUSTOMER”製品。

maxell ALKALINE SIZE AA LR6(GD)E
→こちらは当電池の組み込み(OEM)向けで中国製。電池本体のロット番号印字や絶縁リングの特徴などが当電池と全く違っている。

maxell ALKALINE アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(JS) / LR03(JS)

家電量販店“上新電機”でお馴染みのマクセルブランドアルカリ電池です。このアルカリ電池の特徴として有名なのが、日本製アルカリ電池でありながらとにかく安いこと
ワタシが購入した時は単3と単4の20本パックが税抜500円で売られており、価格比で言えば100円均一ショップセリアで売られているロイヤルパーツの日本製アルカリとほぼ同じ値段となっています。信頼のマクセルブランドという点もポイントが高いと思います。


パッケージです。今回購入したのは単3・単4の20本パックです。多本パックのみの展開で、他に10本、30本、40本パックがあります。意外にきめ細かいラインナップですね。写真の20本パックを税抜500円で購入したのは前述の通りですが、特別価格での提供だったのか、10本パックも同じ価格だったのが印象的でした。
キャッチコピーは“長持ち! & お買得!”。型番は単3の20本パックが“LR6(JS) 20P”、単4の20本パックが“LR03(JS) 20P”となっていました。このパッケージにのみ“Joshin”のロゴが入っていますが、電池本体はマクセルブランドのみとなっています。なお、バーコードの事業者名は“マクセル(4902580)”となっていました。

パッケージをバラしてみました。10本づつでシュリンクされている電池が2つで20本を構成していました。包装形態はFDKの日本製で見られるフニャフニャなシュリンクではなく、マクセル独特のパリパリ?なシュリンクパックです。
ぱっと見では見逃しがちですが、電池1つづつが正面を向いてパッケージングされているのも見逃せない点でしょう。これが日本製のアルカリ電池ですよね。

電池の外観です。金色をベースにを織り交ぜたデザインが美しいですね…。ワタシ好みです。電池正面“ALKALINE”バックの白帯もポイントでしょうか。
社名表記は“マクセル株式会社 お客様ご相談センター”となっています。かつてはJISマークも記載されているアルカリ電池でありましたが現在はありません。生産国は前述の通り“MADE IN JAPAN”で日本製となっています。

型番は単3が“LR6(JS)”単4が“LR03(JS)”となっています。マクセルのアルカリ電池は供給先が型番でわかるようになっており、この電池では上新電機に供給されるので「JS」となっていますが、他にはコメリで「KO」、オリンピックで「OSC」、エディオンで「ED」と言った感じです。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。底板が平らでザラザラになっている、最近のマクセル単3と単4アルカリ電池で見られるタイプとなっています。
使用推奨期限は単3と単4共に「03-2023」となっていました。パッケージに記載はありませんが、5年期限で2018年3月製造 の電池であると推測されます。

 

外装ラベルを剥がしてみました。ちょっと上の文字が途切れていて判別しにくいですが、単3では“180225 15:14”の印字が、単4も途切れており“180222 17:06”の印字が見られました。
これは製造日と時刻が印字されているものと推測できます(ただし、製造のどの過程で印字されているのかは不明)。これは使用推奨期限の逆算からもほぼ一致していますね。

 

絶縁リングの拡大です。黒い絶縁リング5ヶ所にある黒い突起が目印。切り欠きは無く真円です。突起の1つに印があり、それを上にした状態で単3は上に“27”下に“1”の刻印が、単4には上に“4”下に“1”の刻印が見られました。これは現在マクセルが発売する単3と単4アルカリ電池全てで見られる特徴です。
なお、マイナス極のガス抜き穴は4つ穴タイプ。底板はFDK製アルカリ電池と同じ、ザラザラになっているのが特徴です。

★関連記事
maxell ALKALINE アルカリ乾電池 LR6(JS)
→当ブログでこの電池を紹介した一番最初の記事。ブログ開設当時の記事で文量は少なめ。この頃はマクセル自社製を示すJISマークが存在した他、マイナス極の特徴も異なっている。

maxell THE CONCEPT LR6(PJ)
→この電池と同様に上新電機で販売されていたもう一つのマクセルブランドアルカリ電池(現在は終売)。こちらの方がアルカリ電池らしいデザイン。

maxell ボルテージ アルカリ乾電池 単3形 LR6(T) 4P

マクセルが発売している主力アルカリ電池“ボルテージ”です。このボルテージは当時の日立マクセルが2008年2月に発売した“ダイナミックボルテージ”というアルカリ電池が原点です。“ダイナミック”という冠名がありましたが、電池そのものには“ボルテージ”の記載のみ、これ以降デザインは今に至るまで変わっていません。
翌年4月にはダイナミックの冠名が取れた“Newボルテージ”を発売、マクセルアルカリ電池初の液漏れ補償が付与されました。


近所のドラッグストア(ヤックスドラッグなのですが…)でアイリスオーヤマのBIGCAPA PRIMEが新規入荷していました。その結果、従来店頭に並んでいたマクセルの“ボルテージ”が振るいにかけられ、全ての商品が3割引となっていたのです。
その中で単3がマイナス極が“◎”となった旧モデルと、マイナス極が平らになっている新モデルを見つけたので両方購入して改めて比較してみることにしました。しつこいですねぇw。まぁ、前は同じマクセルの“ダイナミック”でしたから良しとしましょう。


値札と値引きシールを丁寧に剥がしてみました。若干ながら残ってますけども…。写真左が旧モデル右が新モデルですが、パッケージの見分けは付きません。シュリンクはFDKの日本製でよく使われているような軟質系フニャフニャシュリンクではなく、マクセルのアルカリ電池で見られるパリパリ?なシュリンクです。
キャッチコピーは「更に長持ち」、さらに“液漏れ補償”と“日本製”というポイントが謳われています。単3、4本シュリンクパックの型番は“LR6(T) 4P”、バーコードの事業者名は“マクセル(4902580)”となっています。かつての事業者名はマクセルホールディングスとなっていたはずなのですが、いつの間にか変更されたようです。


電池の外観です。旧モデルと新モデルを見分ける方法の一つとして、社名表記があります。社名表記が“日立マクセル株式会社 お客様ご相談センター”となっているものが旧モデルで、“マクセル株式会社 お客様ご相談センター”となっているものが新モデルです。写真では上が旧モデルで下が新モデルとなっています。表記は小さいので、これを見るよりかはマイナス極を見たほうが早いでしょうね。依然店頭では旧モデル品も多く見かけることが多いですが、モデルチェンジしたのは2017年10月頃なので少なくとも1年半程は経過しています。意図的に旧モデルを購入する時はこの点も加味して購入する必要があると思います。期限は10年期限なので電池の使用に問題はありません。
型番は“LR6(T)”。型番表記の横には大きく“日本製”の表記が見られます。かつてはこの場所に製造工場の認定番号と略号が記載されたJISマークがありましたが、現在は削除されています。従って、現在この電池がどの工場で作られたものであるかどうかは不明となります。

プラス・マイナス側です。絶縁リングの色は両者とも「」ですが、マイナス極底板が違います。旧モデルではマイナス極が“◎”となっているのに対し、新モデルでは平らなものになっています。
使用推奨期限は旧モデルが「05-2027」で、新モデルが「09-2028」となっています。それぞれ2017年5月製造と2018年9月製造の電池でしょうね。

外装ラベルを剥がしてみました。写真下が旧モデル上が新モデルですね。両者ともロット番号の印字や刻印などは見られませんでした。ただし、新モデルのみにはマジックのようなものでマーキングがありました。

 

 

絶縁リングの拡大です。左が旧モデル、右が新モデルのものです。旧モデルは黒い真円の絶縁リング。内側に見られる円の切り欠きを右に置いた状態で上に“10”下に“7”の刻印があります。一方で新モデルは5ヶ所の突起が見られる黒い絶縁リング。突起の一つに印があり、それを上にした状態で上に“27”下に“1”の刻印がありました。

 

最後にプラス・マイナス極の拡大。いずれも左が旧モデル右が新モデルです。マイナス極のガス抜き穴はどちらも4つ穴タイプですが、底板が異なり、旧モデルが“◎”新モデルが平らでザラザラなものになっています。細かい違いとして底板の径も異なっており、その証拠に旧モデルの絶縁リングを新モデルに取り付ける、もしくはその逆もできません。
プラス極も外側突起の径が違っており、旧モデルの方が大きくなっています。この点をまとめてみると新モデルと旧モデルの間では外装缶もマイナス極底板も全く違っているということになります。仮に新モデルが本当にFDK製造であるとしても、マクセルの特許技術である新亜鉛合金“ミクロジンクα”の技術が継承されているらしいことや専用の黒い絶縁リングを取り入れていることからも、FDKからのOEM供給という位置付けというよりかはマクセルがFDKに技術提供の上で委託生産させているのではないかと妄想しております…。
ココらへんはマクセル様がもうちょっと情報公開してくれてもいいんじゃないかと思いますよね…。かつてマクセルの公式Twitterでもボルテージの大阪工場製を大きくアピールしていたではないか!あの元気は何処に言ったって感じですよねぇ。

★関連記事
maxell ダイナミック アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(W) / LR03(W) その2
→当記事と同じコンセプトの記事。一部店舗にて出回っているマクセルの“ダイナミック”を使い、単3の旧モデルと新モデルを比較したもの。

maxell ALKALINE BATTERY アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(W) 4B BC / LR03(W) 4B BC

コジマ×ビックカメラ”で見つけたマクセルのアルカリ電池です。パッケージこそマクセルのアルカリ電池となっており、ブランド名などは見られませんが、中身は主に多本パック中心で出回っているマクセルのアルカリ電池“ダイナミックとなっています。
“ダイナミック”は現在のマクセル主力アルカリ“ボルテージ”の前世代に当たるアルカリ電池で、現在でもスタンダードアルカリ的な位置づけとして販売が続行されています。

パッケージ裏です。裏面には特にキャッチコピーなどは存在せず、上半分は真っ白な部分が多いです。型番は単3の4本パックが“LR6(W) 4B BC”、単4の4本パックが“LR03(W) 4B BC”となっています。型番最後の“BC”とはビックカメラ(Bic Camera)の略と思われ、コジマネットの販売ページでは『ビックカメラGrオリジナル品』とあることから、ビックカメラ系限定モデルであることは間違いないと思われます。

社名表記は“マクセル株式会社”となっており、バーコードの事業者名は“マクセルホールディングス(4902580)”となっていました。なお、価格は単3と単4の4本パック共に税抜き480円で売られていました(2019年2月現在)。これは同じ店頭で並んでいた“ボルテージ”と全く同じ価格設定になっていて、ちょっと割高感を感じました。使用推奨期限は両者共10年で同じですが、“ボルテージ”には液漏れ補償が付いています。同じ価格設定でどちらを買うのかを迷った時はこの“ダイナミック”ではなく“ボルテージ”を買うべきだと思います。

パッケージを開封してみました。パッケージ内で更に電池がシュリンクパックされています。これはパッケージ裏面で電池に印字された使用推奨期限が確認できる構造になっており、向きを揃えるためにシュリンクされているものと推測されます。
パッケージ表面では「液もれガード」、「日本製」、「10年(JIS準拠使用推奨期限)と3つのキャッチコピーを掲げています。

 

電池の外観です。中身は普通に“ダイナミック”です。現在の主力アルカリ“ボルテージ”は姉妹品「ダイナミック ボルテージ」として生まれた経緯があるため、デザインは非常に酷似しています。“ボルテージ”の方がゴールド部分が多くデザインされていて高級感があるデザインと言った印象です。
社名表記は“マクセル株式会社”、横にはお馴染み「グリーンウッド」のマークも見えます。生産国は日本製

プラス・マイナス側です。絶縁リングの色は「」。かつて、マクセルの単3アルカリ電池と言えば“◎”の底板が特徴的だったのですが、現在は他社においても多く見られるに平らなものになっています。
使用推奨期限は単3、単4共に「11-2028」となっており、パッケージには10年使用推奨期限との記載がありましたから、それぞれ2018年11月製造の電池であると思われます。

外装ラベルを剥がしてみました。以前、同電池の外装ラベルを剥がした時は単4のみに製造日と時刻と思われる印字があり、単3は無印字でしたが、今回単4はオレンジの油性ペンでのマーキング単3のみ“18.11.01 21:13”という製造日と時刻らしき印字が見られました。
某社製造のアルカリ電池は印字があったり無かったりしますが、この電池にもしっかり引き継がれていますね。

絶縁リングの拡大です。黒い絶縁リング5ヶ所にある突起が目印。切り欠きは無く真円です。切り欠きの一つに印があり、それを上にした状態で単3は上に“21”下に“1”の刻印が、単4は上に“6”下に“1”の刻印がありました。
この絶縁リングの特徴は以前、同電池の外装ラベルを剥がした時のものと同一なので製造元は同じであることが推測できます。

最後にプラス・マイナス極の拡大です。単3と単4、両者ともガス抜き穴は4つ穴タイプ。マイナス極底板はどちらともザラザラになっているのが特徴です。

 

 

★関連記事
maxell ダイナミック アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(W) / LR03(W) その2
→使用推奨期限が10年に延長された、現行の“ダイナミック”を紹介した記事。同時に構造が変わった単3を構造比較している。

maxell ダイナミック アルカリ乾電池 LR6(W)/LR03(W)
→本記事と同じマクセルの“ダイナミック”を紹介した記事で、こちらは使用推奨期限5年タイプの旧版。この頃はJISマークが記載されておりマクセル製であることが一目でわかった。

maxell Super POWER ACE 単3形 SUM-3(SP)

1980年代頃に発売されていた日立マクセル(現・マクセル)のマンガン電池です。これは黒マンガンに当たる“Super POWER ACE(スーパー・パワーエース)”というブランドの電池で、赤マンガンは“POWER ACE(パワーエース)”というブランドでした。
プラス側にある“★”印の数が多いほどランク(性能)が高い電池であることを表しており、このSuper POWER ACEは★×5POWER ACEは★×3となっています。

注意書き部分です。電池は1980年頃から主流となった“液漏れ補償”付きのマンガン電池です。この電池は底面表示の製造年月から2年間となっています。一般的に単1と単2が3年補償単3と単4が2年補償であるケースが多かったようです。
電池の送り先は“日立マクセル株式会社”となっており、住所は茨木市丑寅の旧本店(大阪事業所)のものになっています。JIS表記はありますが認定番号などの記載はありません(恐らく自社製でしょう)。

注意書きの文面は以下の通り。注意書きの文面は少なめで、逆に補償条件の文面の方が多くなっています。注意書きの方はひらがな多めですね。

<ご注意> この電池は充電式ではありません。
●充電するとえきもれ、はそんのおそれがあります。
●(+)(-)を正しく入れないと、はれつのきけんがあります。
●アルカリ乾電池などとまぜて使わないこと。
補償 期間:製造年月より年間●製造年月は底面に表示
この電池の液もれにより使用器具を損傷させた場合、
使われた電池と一緒に下記へお送りください。お客様が充電
したり、(+)(-)を逆に入れた場合を除き器具を修理または交換
いたします。 〒567 茨木市丑寅1-1-88 日立マクセル株式会社

プラス・マイナス側です。プラス極の絶縁リングの色は「」。底面の刻印は写真では見えにくいですが90-09」となっており、1990年9月製造の電池となっています。

 

 

これまでのマクセル乾電池はどちらかというと日立におんぶに抱っこ状態でした。つまり、日立ブランドの電池を主軸に置いた戦略でmaxellブランドの電池はあまりアピールしないという戦略を取っていました。また、電池の型番や“デラックスゴールド”、“スーパーゴールド”などのブランド名もまた日立と共有していたのです。この頃は日立の販売店が多く、今ほど家電量販店やディスカウントショップなどが無かったことも理由だったのかもしれませんが…。
しかし、この“Super POWER ACE”発売頃から方針を大きく転換、大々的な広告戦略を打ち出すことでmaxellブランドの乾電池をアピールしました。この頃からマクセルの電池がようやく有名になり始めてきます。ここからブランドも日立と差別化を図り初めました。この頃のコマーシャルではアニソン3大テノールとして名高い水木一郎氏を起用、“マクセル君”というオリジナルキャラも生み出します。

maxell アルカリボタン電池 LR44

今回はマクセルのアルカリボタン電池LR44」を紹介します。アルカリボタン電池は1979年に起きた銀の高騰による酸化銀電池の代替として大きく普及した電池で、現在ではボタン電池の代表格として100円均一ショップやスーパー、コンビニなどでも一般的に見られる電池です。
今回紹介するマクセルのアルカリボタン電池は割りと見られる電池で、個人的にパナソニックの2番手ぐらいに見られる電池だと思っています。もちろん、「水銀0使用」です。

マクセルのアルカリボタン電池と言えば、中国製という印象があったのですが、知らぬ間に日本製に変化していました。どう見ても“MADE IN JAPAN”と書いてあります。

 

 

パッケージ裏です。使用推奨期限「03-2019」(2017年3月製造)ロットではまだ中国製であったことがわかります。「09-2019」(2017年9月製造)ロットでは日本製に変わり、「10-2019」(2017年10月製造)ロットから“マクセル株式会社”に社名表記が変更されています。
バーコードの事業者名は“マクセルホールディングス(4902580)”となっています。

 

電池の表面(プラス極)です。左が中国製で、右が日本製です。刻印は大きく異なっており、中国製の方は
『+LR44 maxell MADE IN CHINA
となっているのに対して、日本製の方では
maxell LR44 0%Hg J A P A N
となっていて、文字の大きさも様々な表記です。

電池の裏面(マイナス極)です。左が中国製で、右が日本製です。中国製のものはマイナス極が平らなのに対して、日本製のものではマイナス極に突起が付いているのがわかります。
これ、どこかで見たことがあると思いませんか?そうです。マクセルの酸化銀電池の特徴と一致します。酸化銀電池はマクセルの小野事業所製であることが判明していますから、アルカリボタン電池も同所製なのでしょうか。

電池の印字です。この印字は製造日の年(西暦)の末尾1ケタと月の1ケタを表しています。例えば“73”であるならば、20173月製造の電池であることを示しているのです。それを踏まえると各電池の刻印は使用推奨期限を逆算して一致しています。
左:中国製/“73”/使用推奨期限「03-2019
中:日本製/“79”/使用推奨期限「09-2019
右:日本製/“70”/使用推奨期限「10-2019

★関連記事
maxell 酸化銀電池 SR44
→事実上“LR44”の上位モデルに当たるマクセルの酸化銀電池“SR44”を紹介した記事。本文中でも触れた通り、マイナス極の突起が本記事で紹介したLR44と類似している。

maxell ダイナミック アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(W) / LR03(W) その2

今回はマクセルが一部ルートで供給を続けているアルカリ電池“ダイナミック”を紹介します。ダイナミックはマクセルの主力アルカリ電池“ボルテージ”の前身に当たるブランドで、4年前の本ブログで存在を確認し驚いたものでした。
前回本ブログで取り上げて4年、見慣れたデザインはそのままに使用推奨期限が5年から10年へと進化を果たしています。

 

パッケージ。これは関東近郊でスーパーマーケットなどを展開している“Olympic”で入手したもの。マクセルとOlympicのダブルネームで実質、同社PB品の位置付けで販売されています。
キャッチコピーは『長持ちタフパワー』。単3・20本の型番が「LR6(W) 10P×2 OSC」、単4・20本の型番が「LR03(W) 10P×2 OSC」となっています。バーコードの事業者名は“マクセルホールディングス(4902580)”となっていました。

電池の外観です。見慣れたこのデザインはお馴染みですね。一部では“ボルテージ”とデザインが混同しやすいと不評のようですが。4年前のモデルと比べるとJISマークが無くなっています。
社名表記は“マクセル株式会社 お客様ご相談センター”となっており、現行商品であることが伺えます。一時期は本当に現行品なのかと疑われた事もありましたが、これで現行品であることが証明されたのでは無いでしょうか。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」です。使用推奨期限は単3、単4共に「10-2027」でパッケージには使用推奨期限10年との記載がありましたから、2017年10月製造の電池であると推測されます。
なお、単3のマイナス極底板は以前本ブログで紹介したマクセルのGDシリーズと同様にマクセル自社製独特の“”形状では無く、平らなものになっています。

外装ラベルを剥がしてみました。単4には“170912 02:47”という製造日と時刻らしき印字が確認できましたが、単3は今回無印字でした。もう1本外装ラベルを剥がして確認してみるも、やはり印字や刻印の類は見られませんでした。

 

 

絶縁リングの拡大です。黒い絶縁リングで5箇所にある黒い突起が目印。切り欠きは無く真円。突起の1つに印があり、それを上にした状態で単3は上に“22”下に“1”の刻印が、単4は上に“17”下に“1”の刻印がありました。
マイナス極のガス抜き穴は単3・単4共に4つ穴のタイプとなっていました。底板がザラザラなのもポイントです。

 

今日はこれだけでは終わりません。今回はマイナス極底板が“”になっている単3電池も同時購入して、徹底比較してみようかと思います。
今回同時購入したのは使用推奨期限「07-2027」で(写真下2本)、2017年7月製造ロットと思われるもの。店頭で探した中でマイナス極底板が“”になっている一番新しいロットがこれでした。社名表記がまだ“日立マクセル お客様ご相談センター”になっているのがわかると思います。

 

まずはマイナス側のミゾです。“◎”の方が溝が深く、外装ラベルが食い込んでいることがわかります。これはマクセル自社製単3アルカリ電池のちょっとした特徴でした。

次にマイナス極底板と絶縁リングです。底板は…、全く異なりますね。◎とザラザラ、ガス抜き穴が4つなのは同じですが穴のタイプが違っています。絶縁リングも全く異なっており、共通なのは黒いということだけでサイズが一回り近く違います。◎に付いていた絶縁リングをザラザラの方に付けるという意味のないことをしてみましたが、見事にハマりませんでした。

最後にプラス極。微妙に外周突起の直径が異なっています。ちなみに左が◎で、直径が大きい。両者とも何故か無印字の個体であったため、印字の比較は出来ませんでした。

 

 

以上のことから、2つの電池は違う工場で作られているという実証は出来ました。しかし腑に落ちない点はパッケージやシュリンクはどちらともかつてのマクセルの包装と同じことです。
某工場に電池だけ作らせて、包装・パッケージングはマクセルで行っているのかも。もしくは絶縁リングも黒仕様にしてしまうほどの念の入れようなので某工場にマクセル専用ラインを入れて包装設備も移設しているのかもしれませんね。

★関連記事
maxell ダイナミック アルカリ乾電池 LR6(W)/LR03(W)
→本記事と同様にマクセルのアルカリ電池“ダイナミック”を紹介した記事。この頃は使用推奨期限5年で、JISマークの表記もあったためマクセル自社製であることがひと目でわかった。この頃はよかった…。

maxell アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(GD) / LR03(GD)
→本記事の電池とマイナス極に同じ特徴を持った電池を紹介。ダイナミックよりも更に下のグレードに位置づけられるアルカリ電池。

maxell アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(GD) / LR03(GD)

今回は一部ルートで流通している、マクセルの低価格アルカリ電池を紹介します。この電池についてはかつて本ブログで紹介したことはありますが、今回とある変更点が見られたため、改めて紹介してみたいと思います。
この電池は特にブランド名は無く“maxell アルカリ乾電池”と書いてあるのみですが、本ブログでは利便上の理由で、型番から“GDシリーズ”と呼んでいます。

 

今回はドラッグストアのマツモトキヨシで単3と単4の8本パックを入手しました。マツモトキヨシでは同社のPBである“MK CUSTOMER”製品としてGDシリーズが販売されています。
キャッチコピーは“長持ちパワー”。日本製を売りとしており、パッケージには社名表記などはありませんがバーコードの事業者名は“マクセルホールディングス(4902580)”となっています。同社は日立マクセルが2017年10月1日に社名変更したものです。

電池の外観。デザインは金色が印象的なデザイン。アルカリ電池らしいお馴染みのデザインです。社名は“マクセル株式会社 お客様ご相談センター”となっています。同社はマクセルホールディングス傘下の事業会社で電池事業を始めとする実事業はマクセルが行っています。
かつてのものにはJISマーク表記があったものもありましたが、現在はありません。生産国はMADE IN JAPAN日本製です。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。電池マニアの皆さん、これを見て何か気づくことはありませんか?そうです。マクセルの単3アルカリ電池と言えば底板の“”がおなじみでしたが、平らで底板ザラザラのまるでFDK製のような底板に変わっています。
使用推奨期限は単3、単4共に「10-2022」で5年期限と推測すると、共に2017年10月製造の電池であると思われます。

 

ここは外装ラベルを剥がさないとダメですね…。ということで剥がしてみました。単4にはマイナス極側に“171011 19:10”という製造日と時刻らしき印字が、単3にはプラス極側に“17070120”というロット番号らしき印字がありました。
あれれ?この印字パターン、前回の“くらし良好”アルカリ電池と全く同じだぞ。何か見てはいけない瞬間を見てしまったような気がします。これ…まさか、静岡県湖西市で作られてry。

もう答えは出てしまったような感じがしますが、念のため底板が“”だった頃の外装ラベルも剥がしてみました。今回は該当のGDシリーズが見つからなかったため、相当品と思われるロイヤルパーツ“LR6 / LR03(SR)”です。この個体では単3でプラス側に“FELKI”の印字が、単4も同じくプラス側に“FELA4”の印字があるものでした。ガス抜き穴は単3が4つ穴タイプ、単4は間の封止材?のようなものでガス抜き穴は確認できませんでした。

元に戻って、最後は絶縁リングです。黒い絶縁リングで5箇所にある突起が目印です。切り欠きは無く真円。こちらは“くらし良好”アルカリ電池のものとは異なっています。切り欠きの1つに印があり、それを上にした状態で単3は上に“19”下に“1”の刻印が、単4は上に“23”下に“1”の印字がありました。
マイナス極のガス抜き穴は単3・単4共に4つ穴のタイプとなっています。

★関連記事
maxell アルカリ乾電池(GDシリーズ)
→本ブログで一番最初にGDシリーズを紹介した記事。ブログ草創期の記事のため文章は短め。

maxell 酸化銀電池 SR44

今回は日立マクセルの酸化銀電池SR44」を紹介します。酸化銀電池とはボタン形電池の一つで、放電時全体に渡り電圧が安定しているのが特徴です。ただし名前の通り“”を用いたこの電池は価格が高価になってしまうのが難点であります。
1960年アメリカのエバレディ(現・エナジャイザー)が世界初のボタン形酸化銀電池を商品化、日本では1976年日立マクセルが商品化に成功しています。

パッケージにはスケールが付けられており、手持ちの電池が該当サイズの電池であるか確認することができます。
写真ではアルカリボタン電池の「LR44」がはめ込まれていますが、LR44とSR44は互換性がありLR44よりも高性能の電池として使うことができます。これはマンガン電池とアルカリ電池の関係によく似ており、LR44よりもSR44の方が一般的に長持ちする電池として使えます。

パッケージです。パッケージの色はで全体的にエコを意識したデザイン。水銀0(ゼロ)使用の電池となっています。液もれ防止設計となっており、ボタン電池としては珍しい液もれ補償も付いています。社名表記は“日立マクセル株式会社”。バーコードのベンダーも同社のものになっています(4902580)
マクセルのアルカリボタン電池の生産国は中国製となっていますが、酸化銀電池は信頼の日本製です。

電池の外観。プラス極側は“金コーティング”と称する金メッキ加工がされており、『機器動作が安定!』と謳われています。マイナス極には金メッキ加工がされておらず、その代わりであるかどうかは不明でありますが、突起が付いています。
しかし、この金メッキ加工は見た目にもカッコいいですね。電池には型番よりも大きく「hg0%」と刻印してあり、無水銀を大きくアピールしています。

電池の側面には「56」の印字がありました。この印字の読みに関してはマクセル公式ホームページ内液もれ補償のページに記載されています。そのページによると左側は西暦の末尾を表し、右側は製造月を表していると記載されています。
それを踏まえると2015年6月製造の電池であることがわかります。SR44は使用推奨期限4年なので、パッケージの使用推奨期限「06-2019」にもしっかり一致しています。

maxell Super POWER ACE BLACK R1(AB)

現在市場では見られなくなった単5形のマンガン電池です。これは日立マクセルのOEM(組み込み)向けマンガン電池と思われ、デザインは現行の一般市販向け黒マンガン“SUPER POWER ACE BLACK”と異なる前世代のデザインとなっています。
これは単5電池全体に言えることですが、単1の電池を縮小したデザインがとても可愛い印象を受けますよね。

 

パッケージです。ワタシが入手した状態では3本パックとなっており、2本パックのものにセロテープで強引に1本が貼り付けられ、3本になっていました。恐らくは何かに付属された電池がバラ売りとして出回ったものと推測されます。
シュリンクはFDKエナジーが製造するアルカリ電池と似ている、軟質系フニャフニャシュリンクとなっています。

 

電池の外観。こんなに小さいデザインでもマクセル乾電池のシンボルである“グリーンウッド”のマークもあります。“0% MERCURY AND CADMIUM ADDED”の記載があり、水銀とカドミウムは含有されていないようですが、WEEEマークには“Pb”の記載があるので鉛は含有されているようです。
社名表記は“Hitachi Maxell, Ltd.”となっており、原産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。

注意書きは英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語の4ヶ国語での記載となっており、どれも「火中に投入しないで!」「充電式ではありません!」といった意味の注意書きとなっています。なお、全文は以下のとおりです。

Do not throw in Fire! Not rechargeable!
Nicht ins Feuer werfen!
Nicht wiederaufladbar!
Ne pas jeter au feu!
Non rechargeable!
No exponerla al fuego!
No recargable!

プラス・マイナス側。既に1枚目の写真で気づいた電池マニアの方もいるかもしれませんが、現在では全くと言っていい程見かけなくなった金属外装の単5マンガン電池となっています。
使用推奨期限は「08-2018」となっており、期限はまだ残っています。2年期限と推測すると2016年8月製造の電池と推測されます。写真右2本はかつて製造していたパナソニック製のもので、今回の中国製のものとは構造が当然異なっています。

気になるのは製造元です。フニャフニャシュリンクなマンガン電池で連想されるのは、以前本ブログでも紹介したことのある“Vinnic”ブランドのマンガン電池で、同社は現在でも金属外装の単5マンガン電池も製造しているのでもしかしたら、同社製なのかもしれません。ここはVinnicブランドの単5も入手して確かめたい所です。
ちなみに同じくOEM向け単4の電池も金属外装であり、もしかしたら同じ製造元だったりするのかも。