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マクセル・日立マクセル(maxellブランド)の乾電池を扱うカテゴリです。
日立マクセルエナジーのものも扱っています。

maxell Super POWER ACE 単3形 SUM-3(SP)

1980年代頃に発売されていた日立マクセル(現・マクセル)のマンガン電池です。これは黒マンガンに当たる“Super POWER ACE(スーパー・パワーエース)”というブランドの電池で、赤マンガンは“POWER ACE(パワーエース)”というブランドでした。
プラス側にある“★”印の数が多いほどランク(性能)が高い電池であることを表しており、このSuper POWER ACEは★×5POWER ACEは★×3となっています。

注意書き部分です。電池は1980年頃から主流となった“液漏れ補償”付きのマンガン電池です。この電池は底面表示の製造年月から2年間となっています。一般的に単1と単2が3年補償単3と単4が2年補償であるケースが多かったようです。
電池の送り先は“日立マクセル株式会社”となっており、住所は茨木市丑寅の旧本店(大阪事業所)のものになっています。JIS表記はありますが認定番号などの記載はありません(恐らく自社製でしょう)。

注意書きの文面は以下の通り。注意書きの文面は少なめで、逆に補償条件の文面の方が多くなっています。注意書きの方はひらがな多めですね。

<ご注意> この電池は充電式ではありません。
●充電するとえきもれ、はそんのおそれがあります。
●(+)(-)を正しく入れないと、はれつのきけんがあります。
●アルカリ乾電池などとまぜて使わないこと。
補償 期間:製造年月より年間●製造年月は底面に表示
この電池の液もれにより使用器具を損傷させた場合、
使われた電池と一緒に下記へお送りください。お客様が充電
したり、(+)(-)を逆に入れた場合を除き器具を修理または交換
いたします。 〒567 茨木市丑寅1-1-88 日立マクセル株式会社

プラス・マイナス側です。プラス極の絶縁リングの色は「」。底面の刻印は写真では見えにくいですが90-09」となっており、1990年9月製造の電池となっています。

 

 

これまでのマクセル乾電池はどちらかというと日立におんぶに抱っこ状態でした。つまり、日立ブランドの電池を主軸に置いた戦略でmaxellブランドの電池はあまりアピールしないという戦略を取っていました。また、電池の型番や“デラックスゴールド”、“スーパーゴールド”などのブランド名もまた日立と共有していたのです。この頃は日立の販売店が多く、今ほど家電量販店やディスカウントショップなどが無かったことも理由だったのかもしれませんが…。
しかし、この“Super POWER ACE”発売頃から方針を大きく転換、大々的な広告戦略を打ち出すことでmaxellブランドの乾電池をアピールしました。この頃からマクセルの電池がようやく有名になり始めてきます。ここからブランドも日立と差別化を図り初めました。この頃のコマーシャルではアニソン3大テノールとして名高い水木一郎氏を起用、“マクセル君”というオリジナルキャラも生み出します。

maxell アルカリボタン電池 LR44

今回はマクセルのアルカリボタン電池LR44」を紹介します。アルカリボタン電池は1979年に起きた銀の高騰による酸化銀電池の代替として大きく普及した電池で、現在ではボタン電池の代表格として100円均一ショップやスーパー、コンビニなどでも一般的に見られる電池です。
今回紹介するマクセルのアルカリボタン電池は割りと見られる電池で、個人的にパナソニックの2番手ぐらいに見られる電池だと思っています。もちろん、「水銀0使用」です。

マクセルのアルカリボタン電池と言えば、中国製という印象があったのですが、知らぬ間に日本製に変化していました。どう見ても“MADE IN JAPAN”と書いてあります。

 

 

パッケージ裏です。使用推奨期限「03-2019」(2017年3月製造)ロットではまだ中国製であったことがわかります。「09-2019」(2017年9月製造)ロットでは日本製に変わり、「10-2019」(2017年10月製造)ロットから“マクセル株式会社”に社名表記が変更されています。
バーコードの事業者名は“マクセルホールディングス(4902580)”となっています。

 

電池の表面(プラス極)です。左が中国製で、右が日本製です。刻印は大きく異なっており、中国製の方は
『+LR44 maxell MADE IN CHINA
となっているのに対して、日本製の方では
maxell LR44 0%Hg J A P A N
となっていて、文字の大きさも様々な表記です。

電池の裏面(マイナス極)です。左が中国製で、右が日本製です。中国製のものはマイナス極が平らなのに対して、日本製のものではマイナス極に突起が付いているのがわかります。
これ、どこかで見たことがあると思いませんか?そうです。マクセルの酸化銀電池の特徴と一致します。酸化銀電池はマクセルの小野事業所製であることが判明していますから、アルカリボタン電池も同所製なのでしょうか。

電池の印字です。この印字は製造日の年(西暦)の末尾1ケタと月の1ケタを表しています。例えば“73”であるならば、20173月製造の電池であることを示しているのです。それを踏まえると各電池の刻印は使用推奨期限を逆算して一致しています。
左:中国製/“73”/使用推奨期限「03-2019
中:日本製/“79”/使用推奨期限「09-2019
右:日本製/“70”/使用推奨期限「10-2019

★関連記事
maxell 酸化銀電池 SR44
→事実上“LR44”の上位モデルに当たるマクセルの酸化銀電池“SR44”を紹介した記事。本文中でも触れた通り、マイナス極の突起が本記事で紹介したLR44と類似している。

maxell ダイナミック アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(W) / LR03(W) その2

今回はマクセルが一部ルートで供給を続けているアルカリ電池“ダイナミック”を紹介します。ダイナミックはマクセルの主力アルカリ電池“ボルテージ”の前身に当たるブランドで、4年前の本ブログで存在を確認し驚いたものでした。
前回本ブログで取り上げて4年、見慣れたデザインはそのままに使用推奨期限が5年から10年へと進化を果たしています。

 

パッケージ。これは関東近郊でスーパーマーケットなどを展開している“Olympic”で入手したもの。マクセルとOlympicのダブルネームで実質、同社PB品の位置付けで販売されています。
キャッチコピーは『長持ちタフパワー』。単3・20本の型番が「LR6(W) 10P×2 OSC」、単4・20本の型番が「LR03(W) 10P×2 OSC」となっています。バーコードの事業者名は“マクセルホールディングス(4902580)”となっていました。

電池の外観です。見慣れたこのデザインはお馴染みですね。一部では“ボルテージ”とデザインが混同しやすいと不評のようですが。4年前のモデルと比べるとJISマークが無くなっています。
社名表記は“マクセル株式会社 お客様ご相談センター”となっており、現行商品であることが伺えます。一時期は本当に現行品なのかと疑われた事もありましたが、これで現行品であることが証明されたのでは無いでしょうか。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」です。使用推奨期限は単3、単4共に「10-2027」でパッケージには使用推奨期限10年との記載がありましたから、2017年10月製造の電池であると推測されます。
なお、単3のマイナス極底板は以前本ブログで紹介したマクセルのGDシリーズと同様にマクセル自社製独特の“”形状では無く、平らなものになっています。

外装ラベルを剥がしてみました。単4には“170912 02:47”という製造日と時刻らしき印字が確認できましたが、単3は今回無印字でした。もう1本外装ラベルを剥がして確認してみるも、やはり印字や刻印の類は見られませんでした。

 

 

絶縁リングの拡大です。黒い絶縁リングで5箇所にある黒い突起が目印。切り欠きは無く真円。突起の1つに印があり、それを上にした状態で単3は上に“22”下に“1”の刻印が、単4は上に“17”下に“1”の刻印がありました。
マイナス極のガス抜き穴は単3・単4共に4つ穴のタイプとなっていました。底板がザラザラなのもポイントです。

 

今日はこれだけでは終わりません。今回はマイナス極底板が“”になっている単3電池も同時購入して、徹底比較してみようかと思います。
今回同時購入したのは使用推奨期限「07-2027」で(写真下2本)、2017年7月製造ロットと思われるもの。店頭で探した中でマイナス極底板が“”になっている一番新しいロットがこれでした。社名表記がまだ“日立マクセル お客様ご相談センター”になっているのがわかると思います。

 

まずはマイナス側のミゾです。“◎”の方が溝が深く、外装ラベルが食い込んでいることがわかります。これはマクセル自社製単3アルカリ電池のちょっとした特徴でした。

次にマイナス極底板と絶縁リングです。底板は…、全く異なりますね。◎とザラザラ、ガス抜き穴が4つなのは同じですが穴のタイプが違っています。絶縁リングも全く異なっており、共通なのは黒いということだけでサイズが一回り近く違います。◎に付いていた絶縁リングをザラザラの方に付けるという意味のないことをしてみましたが、見事にハマりませんでした。

最後にプラス極。微妙に外周突起の直径が異なっています。ちなみに左が◎で、直径が大きい。両者とも何故か無印字の個体であったため、印字の比較は出来ませんでした。

 

 

以上のことから、2つの電池は違う工場で作られているという実証は出来ました。しかし腑に落ちない点はパッケージやシュリンクはどちらともかつてのマクセルの包装と同じことです。
某工場に電池だけ作らせて、包装・パッケージングはマクセルで行っているのかも。もしくは絶縁リングも黒仕様にしてしまうほどの念の入れようなので某工場にマクセル専用ラインを入れて包装設備も移設しているのかもしれませんね。

★関連記事
maxell ダイナミック アルカリ乾電池 LR6(W)/LR03(W)
→本記事と同様にマクセルのアルカリ電池“ダイナミック”を紹介した記事。この頃は使用推奨期限5年で、JISマークの表記もあったためマクセル自社製であることがひと目でわかった。この頃はよかった…。

maxell アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(GD) / LR03(GD)
→本記事の電池とマイナス極に同じ特徴を持った電池を紹介。ダイナミックよりも更に下のグレードに位置づけられるアルカリ電池。

maxell アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(GD) / LR03(GD)

今回は一部ルートで流通している、マクセルの低価格アルカリ電池を紹介します。この電池についてはかつて本ブログで紹介したことはありますが、今回とある変更点が見られたため、改めて紹介してみたいと思います。
この電池は特にブランド名は無く“maxell アルカリ乾電池”と書いてあるのみですが、本ブログでは利便上の理由で、型番から“GDシリーズ”と呼んでいます。

 

今回はドラッグストアのマツモトキヨシで単3と単4の8本パックを入手しました。マツモトキヨシでは同社のPBである“MK CUSTOMER”製品としてGDシリーズが販売されています。
キャッチコピーは“長持ちパワー”。日本製を売りとしており、パッケージには社名表記などはありませんがバーコードの事業者名は“マクセルホールディングス(4902580)”となっています。同社は日立マクセルが2017年10月1日に社名変更したものです。

電池の外観。デザインは金色が印象的なデザイン。アルカリ電池らしいお馴染みのデザインです。社名は“マクセル株式会社 お客様ご相談センター”となっています。同社はマクセルホールディングス傘下の事業会社で電池事業を始めとする実事業はマクセルが行っています。
かつてのものにはJISマーク表記があったものもありましたが、現在はありません。生産国はMADE IN JAPAN日本製です。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。電池マニアの皆さん、これを見て何か気づくことはありませんか?そうです。マクセルの単3アルカリ電池と言えば底板の“”がおなじみでしたが、平らで底板ザラザラのまるでFDK製のような底板に変わっています。
使用推奨期限は単3、単4共に「10-2022」で5年期限と推測すると、共に2017年10月製造の電池であると思われます。

 

ここは外装ラベルを剥がさないとダメですね…。ということで剥がしてみました。単4にはマイナス極側に“171011 19:10”という製造日と時刻らしき印字が、単3にはプラス極側に“17070120”というロット番号らしき印字がありました。
あれれ?この印字パターン、前回の“くらし良好”アルカリ電池と全く同じだぞ。何か見てはいけない瞬間を見てしまったような気がします。これ…まさか、静岡県湖西市で作られてry。

もう答えは出てしまったような感じがしますが、念のため底板が“”だった頃の外装ラベルも剥がしてみました。今回は該当のGDシリーズが見つからなかったため、相当品と思われるロイヤルパーツ“LR6 / LR03(SR)”です。この個体では単3でプラス側に“FELKI”の印字が、単4も同じくプラス側に“FELA4”の印字があるものでした。ガス抜き穴は単3が4つ穴タイプ、単4は間の封止材?のようなものでガス抜き穴は確認できませんでした。

元に戻って、最後は絶縁リングです。黒い絶縁リングで5箇所にある突起が目印です。切り欠きは無く真円。こちらは“くらし良好”アルカリ電池のものとは異なっています。切り欠きの1つに印があり、それを上にした状態で単3は上に“19”下に“1”の刻印が、単4は上に“23”下に“1”の印字がありました。
マイナス極のガス抜き穴は単3・単4共に4つ穴のタイプとなっています。

★関連記事
maxell アルカリ乾電池(GDシリーズ)
→本ブログで一番最初にGDシリーズを紹介した記事。ブログ草創期の記事のため文章は短め。

maxell 酸化銀電池 SR44

今回は日立マクセルの酸化銀電池SR44」を紹介します。酸化銀電池とはボタン形電池の一つで、放電時全体に渡り電圧が安定しているのが特徴です。ただし名前の通り“”を用いたこの電池は価格が高価になってしまうのが難点であります。
1960年アメリカのエバレディ(現・エナジャイザー)が世界初のボタン形酸化銀電池を商品化、日本では1976年日立マクセルが商品化に成功しています。

パッケージにはスケールが付けられており、手持ちの電池が該当サイズの電池であるか確認することができます。
写真ではアルカリボタン電池の「LR44」がはめ込まれていますが、LR44とSR44は互換性がありLR44よりも高性能の電池として使うことができます。これはマンガン電池とアルカリ電池の関係によく似ており、LR44よりもSR44の方が一般的に長持ちする電池として使えます。

パッケージです。パッケージの色はで全体的にエコを意識したデザイン。水銀0(ゼロ)使用の電池となっています。液もれ防止設計となっており、ボタン電池としては珍しい液もれ補償も付いています。社名表記は“日立マクセル株式会社”。バーコードのベンダーも同社のものになっています(4902580)
マクセルのアルカリボタン電池の生産国は中国製となっていますが、酸化銀電池は信頼の日本製です。

電池の外観。プラス極側は“金コーティング”と称する金メッキ加工がされており、『機器動作が安定!』と謳われています。マイナス極には金メッキ加工がされておらず、その代わりであるかどうかは不明でありますが、突起が付いています。
しかし、この金メッキ加工は見た目にもカッコいいですね。電池には型番よりも大きく「hg0%」と刻印してあり、無水銀を大きくアピールしています。

電池の側面には「56」の印字がありました。この印字の読みに関してはマクセル公式ホームページ内液もれ補償のページに記載されています。そのページによると左側は西暦の末尾を表し、右側は製造月を表していると記載されています。
それを踏まえると2015年6月製造の電池であることがわかります。SR44は使用推奨期限4年なので、パッケージの使用推奨期限「06-2019」にもしっかり一致しています。

maxell Super POWER ACE BLACK R1(AB)

現在市場では見られなくなった単5形のマンガン電池です。これは日立マクセルのOEM(組み込み)向けマンガン電池と思われ、デザインは現行の一般市販向け黒マンガン“SUPER POWER ACE BLACK”と異なる前世代のデザインとなっています。
これは単5電池全体に言えることですが、単1の電池を縮小したデザインがとても可愛い印象を受けますよね。

 

パッケージです。ワタシが入手した状態では3本パックとなっており、2本パックのものにセロテープで強引に1本が貼り付けられ、3本になっていました。恐らくは何かに付属された電池がバラ売りとして出回ったものと推測されます。
シュリンクはFDKエナジーが製造するアルカリ電池と似ている、軟質系フニャフニャシュリンクとなっています。

 

電池の外観。こんなに小さいデザインでもマクセル乾電池のシンボルである“グリーンウッド”のマークもあります。“0% MERCURY AND CADMIUM ADDED”の記載があり、水銀とカドミウムは含有されていないようですが、WEEEマークには“Pb”の記載があるので鉛は含有されているようです。
社名表記は“Hitachi Maxell, Ltd.”となっており、原産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。

注意書きは英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語の4ヶ国語での記載となっており、どれも「火中に投入しないで!」「充電式ではありません!」といった意味の注意書きとなっています。なお、全文は以下のとおりです。

Do not throw in Fire! Not rechargeable!
Nicht ins Feuer werfen!
Nicht wiederaufladbar!
Ne pas jeter au feu!
Non rechargeable!
No exponerla al fuego!
No recargable!

プラス・マイナス側。既に1枚目の写真で気づいた電池マニアの方もいるかもしれませんが、現在では全くと言っていい程見かけなくなった金属外装の単5マンガン電池となっています。
使用推奨期限は「08-2018」となっており、期限はまだ残っています。2年期限と推測すると2016年8月製造の電池と推測されます。写真右2本はかつて製造していたパナソニック製のもので、今回の中国製のものとは構造が当然異なっています。

気になるのは製造元です。フニャフニャシュリンクなマンガン電池で連想されるのは、以前本ブログでも紹介したことのある“Vinnic”ブランドのマンガン電池で、同社は現在でも金属外装の単5マンガン電池も製造しているのでもしかしたら、同社製なのかもしれません。ここはVinnicブランドの単5も入手して確かめたい所です。
ちなみに同じくOEM向け単4の電池も金属外装であり、もしかしたら同じ製造元だったりするのかも。

アルカリ乾電池 ALKALINE BATTERY 単3形 LR6(ED)

秋葉原の石丸…、いやエディオンAKIBAで入手した日立マクセルのアルカリ電池を紹介します。この電池は主にエディオングループで出回っているオリジナル電池の一つで、型番には“エディオン(EDion)”を表すと思われる(ED)の符号が付けられています。
デザインは白を基調とし上下にブルーメタリックを配置したシンプルに徹したデザイン。日立マクセルの電池ではありますが、“maxell”のロゴマークはありません。

 

パッケージ。単3・10本パック。単4も購入したかったのですが、単4は店頭に並んでいませんでした。キャッチコピーは『長持ち&パワー』。日本製で使用推奨期限は5年であることが記載されています。バーコードのベンダーは“日立マクセル(4902580)”。
ちなみにこの電池を購入したら、エディオンならぬ“ishimaru”のロゴマークが入った袋に入ってきました。やっぱり、あそこは石丸電気なんだろうね。

注意書き部分。ちょっと古いロットなのでしょうか、懐かしのJISマークが見えます。『C8515 JQ0505001 HMA』の表記があり、日立マクセル自社製の電池であることが伺えます。
社名表記は“日立マクセル株式会社 お客様ご相談センター”となっており、住所は現住所に移転する前の千代田区飯田橋のものとなっています。現在の港区港南に移転したのが2015年6月なのでそれ以前に製造された電池であることは確かでしょう。

プラス・マイナス側。マイナス極の特徴は黒い絶縁リングに底板は「」となっているタイプで、本体JISマーク表記通りの日立マクセル製のアルカリ電池であると思われます。
使用推奨期限は「08-2019」。パッケージには5年期限の記載がありましたので、2014年8月製造の電池か。かなり古いロットです。この間買ったばかりなのにな…。

 

5年期限ということなのでボルテージではなく、GDシリーズ(上記写真左)かBSシリーズに位置している電池なのかもしれません。マクセルブランドを冠していないという点ではBSシリーズに類似しているのですが。

★関連記事
MITSUBISHI MY&OUR アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6ME/LR03ME
→本記事と同じくエディオングループで出回っている三菱電機ホーム機器のアルカリ電池を紹介した記事。

auでんち アルカリ乾電池 単3形 LR6(CDG)

LR6(CDG)_1今回は「auでんち」を紹介します。これはau携帯電話でお馴染みのKDDIが行っているキャンペーンで配布した非売品のアルカリ電池です。具体的にはauショップに電気の検針票を持ち込むと貰えるというもので、KDDIが新たに始めた家庭向け電力サービス“auでんき”と連動したものになっています。
つまりは“auでんき”で“auでんち”…、電気で電池とかかったシャレなのです。

 

LR6(CDG)_2電池は箱の中に入っており、中には2本シュリンクパックされた単3のアルカリ電池2本が入っています。ちなみに電池は全面オレンジ色。auのコーポレートカラーがオレンジですからau色ってことでしょうか。

 

 

LR6(CDG)_3電池の外観。電池記載の本電池に関するお問い合わせ先は“日立マクセル株式会社 お客さまご相談センター”となっており、意外にも供給は日立マクセルとなっています。配布用なので中国あたりの電池メーカーに依頼していたと思っていたのですが、生産国も驚きの日本製です。
型番は“LR6(CDG)”。配布用の電池ですから“非売品”の記載があります。

LR6(CDG)_4プラス・マイナス側。マイナス極の特徴は黒い絶縁リングに底板は「」となっているもので、なおかつ日本製であることから日立マクセル自社製の電池であると思われます。
使用推奨期限は「02-2021」となっており、時期的に5年期限の2016年2月製造の電池であると推測されます。5年期限ということなので、ボルテージではなく、GDシリーズBSシリーズに位置している電池なのかな?

maxell ALKALINE SIZE AA LR6(GD)E

LR6(GD)E_1今回は日立マクセルの低価格アルカリ電池であるGDシリーズのOEM(組み込み)向けモデルを紹介します。
後ほど比較しますが、デザインは市販向けGDシリーズと同様のものです。しかし、海外へ輸出されることを想定してか“maxell ALKALINE”と英語での表記、サイズ表記も“SIZE AA”となっているのが特徴です。

 

LR6(GD)E_2自分が入手した時は写真のような2本シュリンクパックで売られており、バーコードラベルなどは貼られていませんでした。恐らくですが、何かの機器に付属していた電池を外して売っていたものなのかもしれない。

 

 

LR6(GD)E_3電池の外観。今まで携帯電話の充電器などに付属されていたGDシリーズのOEM向けは注意書きも英語表記でしたが、これは日本語英語の2ヶ国語表記となっていました。
社名表記は“Hitachi Maxell, Ltd.”。原産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっており、この点が市販向けGDシリーズの日本製とは異なる最大の違いです。

 

LR6(GD)E_4市販向けGDシリーズ(下2本)との比較。前述の通り、表面の表記が異なっているほか、色合いもOEM向けの方は金色というよりも黄色に近いのに対して、市販向けの方が金色に近い印象があります。
なお、市販向けGDシリーズの現行モデルでは他のマクセルの電池と同様に住所表記が削除され、マクセルのホームページアドレスが記載されているものに変更されています。

LR6(GD)E_5プラス・マイナス側。左2本が市販向けGDシリーズ(日本製)右2本がOEM向けのGDシリーズ(中国製)です。市販向けGDシリーズがマイナス極“”の底板に「」の絶縁リングという日立マクセルの日本製でお馴染みの構造になっていますが、OEM向けのGDシリーズではマイナス極の底板は平らで絶縁リングは「」と全く異なる構造になっています。

 

なお、使用推奨期限は「10-2019」となっており、5年期限と推測すると、2014年10月製造の電池でしょうか。ちなみに比較元の市販向けGDシリーズは「09-2020」で2015年9月製造の電池であると思われます。

LR6(GD)E_6気になったので、外装ラベルを剥がしてみましたよ。“C88314 4H212”というレーザー刻印らしきロット番号が印字されていました。
むむ、どこかで見たことのあるロット番号表記のパターンだぞ。

 

 

LR6(GD)E_7絶縁リング裏側の拡大。リングの切り欠きを下に置いた状態で上には数字2ケタが、その左にはアルファベットが刻印されているものでした。これ、オーム電機“Vアルカリ電池”のOEM元として知られる“Fujian Nanping Nanfu Battery Co., Ltd.”製っぽいなぁ。
いつものようにマイナス極のガス抜き穴も見てみましたが、案の定2つ穴タイプでした(いい加減に撮ったのでピンぼけすまぬ)。

maxell SUPER POWER ACE BLACK R6PU(BN)

R6PU(BN)_1日立マクセルのマンガン電池(黒マンガン)“SUPER POWER ACE BLACK”の単3です。この電池も以前、本ブログで紹介した“Fujitsu”ブランドの“3300”に並ぶロングセラー商品で随分前からデザイン変更されていません。
こちらも100円均一ショップで見かける電池でありますが、どこでも見られるものではなく、主にキャンドゥセリアなどでよく見かけるような気がします。

 

R6PU(BN)_22015年“Fujitsu”ブランドでお馴染みのFDKの本社が移転したことはこのブログの熱心な読者ならご存知だと思いますが、実は日立マクセルも2015年6月に本社移転しています。しかも、移転先はFDKと同じく東京都港区港南。何か運命的なものを感じるような気がしてならないw。

 

それに伴い、電池の社名表記部分も変更されており、写真下2本の旧バージョンでは旧本社である東京都千代田区飯田橋の住所が記載されていました。写真上2本の新バージョンでは住所の記載が無くなり、その代わりに日立マクセルのホームページアドレスが掲載されています。電話番号も0570から始まるナビダイヤルに変更されています。
海外の電池メーカーの場合、ホームページアドレスが電池本体に書かれている例はざらですが、日本の電池メーカーでホームページアドレスが書かれている例は少ないような気がします。

R6PU(BN)_3この電池、現在は中国製ですが、かつては同一デザインで日本製だった時期もあります(写真上)。しかもJISマーク“C8501 T MABI”の表示があり、現・パナソニック製でした。この頃は良かったなぁ…、としみじみ思ってしまうのは自分だけでしょうか。

 

 

R6PU(BN)_4プラス・マイナス側。住所表記がある旧バージョンの使用推奨期限は「06-2017」、住所表記が無くホームページアドレスが付加されている新バージョンの使用推奨期限は「08-2017」でした。マクセルのホームページでは単3マンガン電池の使用推奨期限は2年との記載があるので、それぞれ2015年6月製造、2015年8月製造の電池であると思われます。

 

R6PU(BN)_5おまけ。パッケージ裏のバーコードラベルは新・旧共に同一でした(左が旧バージョン右が新バージョン)。
ちなみにバーコードのベンダーは“日立マクセル(4902580)”。