カテゴリー別アーカイブ: 日立

日立(HITACHIブランド)の乾電池を扱うカテゴリです。
日立家電、日立製作所、日立ホーム・アンド・ライフ・ソリューション、日立リビングサプライのものも扱っています。

HITACHI SG SUPER GOLD MANGANESE DRY-BATTERY SUM-2(SG)

今回はちょっと古めな日立のマンガン電池を紹介します。これは黒マンガンの“SG”こと「スーパーゴールド」と呼ばれる電池で、現在でも発売され続けている超ロングセラーと言えるマンガン電池であります。
この記事で紹介する電池は1990年台前半にデザインが刷新された直後のもので、まだ液もれ補償も付けられていた頃のものです。

 

電池の表。この前世代に当たる“SG”は縦型のデザインを採用しており、紫色を取り入れたデザインが古臭い印象でしたが、1991年頃に思い切ってデザインを刷新、横型のモダンなデザインに生まれ変わりました。
このデザインは現在でも継承されており、赤色の部分が緑色に変わったり、双葉のマークが追加されたりと細かい変更が加えられていますが、ほぼそのままのデザインになっています。

注意書き部分。前述の通り、液もれ補償付きの電池で保証期間は3年となっています。この頃の補償付きのマンガン電池は単1~単2までが3年でそれ以下は2年であるケースが多かったようです。JISマーク付きで『C8501M.D.B.』の記載があることから、日立マクセル製であると推測されます。
液もれ補償における電池の送り先は『株式会社 日立家電』の電池係となっており、この電池から“HITACHI”のロゴも刷新され、日立マーク(亀の子マーク)が無い現行のものに変わっています。

注意書きの全文は以下の通り。注意書きの文面は少なめで、液もれ補償の文面が逆に多くなっています。

補償 この電池の液もれにより使用器具を損傷させた場合、使わ
れた電池と一緒に上記へお送り下さい。お客様が充電した
り、(+)(-)を逆に入れた場合を除き、器具を修理または交換いた
します。保証期間:製造年月より年間(製造年月は底面に表示)
                            [水銀0使用]
<ご注意>■この電池は充電式ではありません。
●充電すると「液もれ」「はそん」のおそれがあります。
●(+)(-)を正しく入れないと、はれつのきけんがあります。

プラス・マイナス側。刻印は写真では見えにくいかもしれませんが、「92-07」となっており1992年7月製造の電池であるようです。プラス極の絶縁リングは「」となっていました。

 

 


おまけ。“SG”の新・旧デザインをカタログ上で比較してみました。これを見ると、大きくデザインが変わっていることが伺えると思います。ちなみに旧デザインの“SG”が1991年春のカタログに掲載、新デザインが1991年秋・冬のカタログに掲載されていることから、1991年の中頃にデザインが変わったのでは無いかと推測されます。

★関連記事
HITACHI SG SUPER GOLD MANGANESE DRY-BATTERY UM-5(SG)
→本記事で紹介した電池と同時期に発売されたと思われる単5のマンガン電池を紹介した記事。金属外装でありながらも液もれ補償が付いたレアな電池となっています。

HITACHI/7-ELEVEn ALKALINE SUPER LR6(SE)

lr6se_1今回はかつてコンビニエンスストア“セブン-イレブン”で発売されていたPB品の単3アルカリ電池を紹介します。これは“HITACHI”ブランドが付いていながらもセブン-イレブンのロゴも付いているダブルネームのアルカリ電池となっています。
本体色は金というよりも銅色(カッパー)で、これは日立がビッグパワー以前に発売していたアルカリ電池“SUPER EX”に似ており、この電池の色を継承しているのかもしれません。また、上下・緑色のオビも印象的なデザインです。

lr6se_2電池の外観。前述の通り“HITACHI”ブランド“7-ELEVEn”ロゴが同居しているダブルネームとなっています。社名表記は“株式会社日立家電”となっており、1995年に同社は日立製作所が吸収、2002年に日立ホーム&ライフソリューションとして家電部門を再分離、現在、家電部門は日立アプライアンスとなり、電池関連は日立コンシューマ・マーケティング扱いとなっています。
販売者は“株式会社セブン-イレブン・ジャパン”。

lr6se_3注意書き部分。型番は“LR6(SE)”となっており、SEはやはり“Seven Eleven”からの略だろうか。今は懐かしい旧JISの認定番号が記載、“C8511 M.D.B. 582034”となっており、日立マクセル製の電池になっています。もちろん生産国は“Made in Japan”で日本製です。
注意書きは文章びっしりな現在のものと比べると控えめな注意書きになっています。全文は以下の通り。

<ご注意> ■この電池は充電式ではありません。充電すると「液もれ」
「はそん」のおそれがあります。■はれつ、液もれのおそれがありますので
●(+)(-)を正しく入れること。●新しい電池と使用した電池、他の種類の
電池をまぜて使わないこと。●分解・ショート・火に投入・加熱しないこと。

lr6se_4プラス・マイナス側。マイナスの絶縁リングは「黒」で、底板に使用推奨期限が記載してある最近のアルカリ電池では見られない仕様となっています。この構造は以前、本ブログで紹介した日立マクセルの“ALKALINE ACE”ブランドの電池と同様で奇跡的に使用推奨期限も「04-96」で一致しています。
なお、現在の日立マクセル製単3アルカリ電池は「」の底板で電池本体に使用推奨期限が記載してあります(写真左)。

製造日は2年期限の1994年4月製造の電池であると推測されます。

★関連記事
maxell ALKALINE ACE アルカリ乾電池 LR6(AN)
→本記事で紹介したアルカリ電池と同時期に製造された日立マクセルのアルカリ電池を紹介した記事。

HITACHI ビッグパワー アルカリ乾電池 単1形 LR20(EX-S)

LR20(EX-S)_1現在“日立コンシューマ・マーケティング”が現行品として発売している“HITACHI”ブランドのアルカリ電池「ビッグパワー」です。
“HITACHI”ブランドの電池と言えばとにかく入手しづらいことが有名で、かつてはベスト電器やセブン-イレブンなどにOEM供給していたことで有名ですが、今ではモノタロウなど一部の通販サイトでは入手できるのみで、まず店頭では見かけることのない電池であります。

 

LR20(EX-S)_2パッケージ裏のバーコードラベルです。単1サイズ2本シュリンクパックでの品番は“LR20(EX-S) 2PY”。包装は例の軟質系フニャフニャシュリンク。もうこれで製造元がわかってしまいますw。
バーコードのベンダーは日立コンシューマ・マーケティングでも日立リビングサプライでもなく“日立アプライアンス(4902530)”。

 

LR20(EX-S)_3かつて、“HITACHI”ブランドの乾電池は“日立リビングサプライ”という企業が発売を担当していましたが、現在は“日立コンシューマ・マーケティング”が同社を吸収、日立コンシューマ・マーケティングのリビングサプライ社という社内カンパニーとなったため、現行で発売されている“HITACHI”ブランドの乾電池は“日立コンシューマ・マーケティング”の表記となっています。

 

LR20(EX-S)_4型番表記部分。かつてはJISマークが表示されていたと思いますが、現在のものには表示されていません。この電池の使用推奨期限は5年でこの電池と同じくFDKがOEM供給している三菱電機ホーム機器の“アルカリ乾電池G”ではJISマークが残っていることを考えると、この電池はFDKのOEMではなく、アルカリ電池におけるJIS認証を取り下げ、全ての電池からJISマークを無くした日立マクセルからのOEMというスタンスなのかもしれません。

LR20(EX-S)_5プラス・マイナス側。マイナス極には日本産FDKエナジー製の単1と単2の証である“逆装填防止機能”が装備されています。とは、言っても冒頭のシュリンクパックでOEM元はバレバレですが。
なお、使用推奨期限は「09-2020」。前述の通り、この電池の使用推奨期限は5年ですから、2015年9月製造の極めて新鮮な電池でした。

HITACHI BIG POWER ALKALINE アルカリ乾電池 LR03(EX-N)

LR03(EX-N)_1日立リビングサプライ(現・日立コンシューマ・マーケティング)が発売しているアルカリ電池です。日立のアルカリ電池と言えばビッグパワー”というブランドのものがお馴染みですが、これは“BIG POWER”と英語でブランド名が記載されていることが特徴のアルカリ電池です。
これは主に多本パック売りの電池で見られるデザインのもので、モノタロウの商品ページで見られることから、現在でもこのデザインの電池は生産されていると思われます。

LR03(EX-N)_2パッケージ裏。これはリサイクルショップにて4本シュリンクパックのものを入手したものですが、バーコードラベルの類は全く見られず、やはり多本パック品をバラした物と思われます。

 

 

LR03(EX-N)_3電池の外観。特に表立った特徴はなく、背景色が金色で普通のアルカリ電池なデザインと言えるでしょう。注意書きは詰め込まれている様な感じがあり、文字も小さめ。社名表記は“株式会社 日立リビングサプライ”となっており、比較的最近のものです。
Made in Japan”で日本製、新JISマーク表記があり“C8515 JQ0505001 HMA”の記載がありますから、日立マクセル製であると思われます。

LR03(EX-N)_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは無いタイプで、これはマクセルの単4アルカリ電池と同様の構造です。使用推奨期限は「03-2019」で、5年期限と推測すると、2014年3月製造の電池であると推測されます。
日立マクセルはアルカリ電池におけるJIS認可を取り下げ、現在市場に出回っている“maxell”ブランドのアルカリ電池の全てでJISマークの表記は消えています。

この電池が現在でも製造されているとすれば、JISマーク表記が消えているはずです。社名表記も気になるので、今度モノタロウで何か購入することがあれば、ついでにこのデザインの電池も購入してみようかと思っています。

HITACHI SG SUPER GOLD DRY-BATTERY 単3形 R6PU(SG)SE

R6PU(SG)SE_1日立の黒マンガンである“SG”こと「スーパーゴールド」の単3です。
でも、この電池デザインがいつも見るのと違うぞ??と思われる方がいるかもしれませんが、これはコンビニエンスストア“セブン-イレブン”の限定デザインの電池であり、専売モデルです。これよりも前のモデルではセブン-イレブンのロゴが付いているものも存在していましたが、最後期は写真のように“HITACHI”ブランドでありながらもセブン-イレブン専用のデザインになってしまいます。

R6PU(SG)SE_2注意書き部分。ここを見ても“HITACHI”ロゴで社名が“日立 ホーム・アンド・ライフ・ソリューション(株)”と書いてあるため、普通に日立の電池にしか見えません。
型番は“R6PU(SG)SE”。「R6PU」ですから、黒マンガン相当。末尾の“SE”記号はセブン-イレブン専売を指しているのかな?
日本製でJISマーク表記には“C8511 T MABI”と書いてありますから、松下電池工業(現・パナソニック)製であると思われます。

R6PU(SG)SE_3プラス・マイナス側。マイナス極に刻印は無く、マイナス側にレーザー刻印で使用推奨期限が記載してあり、日本製時代の“National”ブランドのネオ黒と同じです。
使用推奨期限は「02-2007」。2年期限と推測すると、2005年2月製造の電池であると思われます。

 

R6PU(SG)SE_4おまけ。単4・4本入りの未開封が出てきました。ちなみに外装は金属外装ではなく、チューブ外装

 

 

 

 

R6PU(SG)SE_5パッケージ裏のバーコードラベル。商品名は『単4 4(SG)・4P』。ラベルはなんだか、素っ気なく見えます。
バーコードのベンダーは“日立アプライアンス(4902530)”。

 

 

R6PU(SG)SE_6未開封品を開封するのは嫌なので、合成で。こちらの型番は“R03(SG)SE”となっており、やはり“SE”記号が付いています。JISマーク表記は単3と同じく“C8501 T MABI”となっており、松下電池工業(現・パナソニック)製であると思われます。
こちらは本記事で紹介した単3より新しいもののようなので、社名表記は“株式会社 日立製作所”となっています。使用推奨期限は「05-2009」となっており、2年期限と推測すると、2007年5月製造の電池であると思われます。

ちなみに現在、日立乾電池の発売元は日立リビングサプライ”となっていますが、同社は2014年10月に日立コンシューマー・マーケティングと合併し“日立コンシューマー・マーケティング リビングサプライ社”と、同社の社内カンパニーになっています。電池の社名表記が変更されるかどうかはわかりませんが、あるとすれば単純に“日立コンシューマー・マーケティング”の表記になる可能性が濃厚であると考えられます。

HITACHI SG SUPER GOLD MANGANESE DRY-BATTERY UM-5(SG)

UM-5(SG)_1日立の黒マンガン“スーパーゴールド”こと「SG」の単5になります。
単5マンガン電池は80年代まではチューブ外装+樹脂封止という構造でしたが、90年代に入ると単1~単3サイズと同じような金属外装を実現、液漏れ補償を可能にしました。現在は単5マンガン電池の需要が低下したためか、日本市場では単5のマンガン電池は発売されていません。
写真の電池も外装は金属外装のものです。

 

UM-5(SG)_2注意書き部分。電池は1本しか無かったので、合成しています。注意書きは至って普通ですが、単5マンガンとしては珍しい液漏れ補償付きの電池になっています。前述した通り、単5マンガン電池は90年代に金属外装の電池が現れ、液漏れ補償付きになりますが、1993年には底板表記が“使用推奨期限”の表示に変わってしまいます
従って、補償付きの単5マンガン電池は1991年~1992年頃までに製造された電池のみであり珍しいのです。

保証期間は「製造年月より2年間」、“保証内容は当社補償付乾電池と同じです。”と書いてあり、さすがに単5サイズの小さい電池には補償条件などが記載できなかったのか、省略されています。
社名表記は“株式会社 日立家電”で日立のロゴは日立(亀の子)マークが無い現行のロゴになっています。写真には写っていませんが、“Made in Japan”の表記がある日本製水銀0使用となっています。JISマーク表記は「C8501 MABI」と記載してあるので松下電池工業(現・パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社)製と思われます。金属外装の単5マンガン電池の大半は同社製で、多くの金属外装の単5マンガンで“MABI”の表記が見られました。

UM-5(SG)_3マイナス極。写真では見えにくいかもしれませんが、底板には「92-10」の表記が見られ、1992年10月製造の電池です。

 

 

 

UM-5(SG)_4左が今回紹介した電池で赤をベースとしたデザインとなっていますが、後に右のような緑をベースとしたデザインに変更され、表に双葉のマークも追加されています。このデザインは現在発売されている日立の“SG”でも全く変わっておらず、単5サイズは発売されていませんがその他のサイズは発売されています
小さい変化としてはプラス極の絶縁リングも「」→「」に変わっていて細かいですね。

HITACHI Lions SG SUM-3(SG)

lionssg_1日本のプロ野球チーム“西武ライオンズ”柄のマンガン電池。日立とのコラボ商品であるようで、日立の黒マンガン電池のブランドである“SG(Super Gold)”のロゴも表示されている。
なお、この電池は西武系の店舗で売られていたようで(ライオンズなだけに)、幼い頃に三軒茶屋のams西武(現・西友 三軒茶屋店)電池コーナーではなくおもちゃコーナーのレジ横で売られていた記憶がある。この電池を見た途端ブワーッと思い出して懐かしく感じました。

lionssg_2電池の側面。マンガン電池の液漏れ補償があった頃の製品で、期間は底面表示の製造日より2年。宛先は“日立家電販売株式会社 電池係”となっている。
一応、側面には日立マーク(亀の子マーク)付きの古い日立ロゴも申し訳程度に…。JISマーク付きで『C8501 M.D.B.』と記載されているので日立マクセル製と思われます。生産国は日本。この面には注意書きは記載されておらず、表側に記載されているものになっています。

lionssg_3プラス・マイナス側。刻印は「89-11」で1989年11月製造。プラス極の絶縁リングは「黒」で、これは当時発売されていた日立ブランドのマンガン電池である“SG”と同一であったと思います。
今回紹介したのは単3でしたが、同一デザインの単1と単2もあったと記憶しています。

HITACHI SG SUPER GOLD DRY-BATTERY 6F22(SG)N

6F22(SG)N_1日立の“黒マンガン”スーパーゴールドこと「SG」の6F22(006P)です。秋葉原の千石電商で1個100円で売っていました。珍しい日立ブランドの6Pマンガン電池だったため、3個も購入してしまいました。
この日立の6Pマンガン電池は以前紹介した赤マンガンの「G」と同じように、日立のホームページには記載されていませんが、日立リビングサプライのカタログ“フラメール”には掲載されており、現在でも発売はされているものと推測されます。

 

6F22(SG)N_2写真上は“日立ホーム・アンド・ライフ・ソリューション”時代の旧製品で、下が今回購入した現行品。ちゃんと“株式会社日立リビングサプライ”と記載されています。
殆どの日本メーカーはこのタイプの電池を「9V形」・「6P形」などと称していますが、日立だけは唯一“積層形”を名乗っています。これは日立マクセルの古い006Pの記事の時に書いた通り、このタイプの電池は積層電池と呼ばれる種類の電池であった名残りです。

6F22(SG)N_3注意書き部分。特に違いは無い。

 

 

 

6F22(SG)N_4裏面。写真上が旧製品で、下が現行品。現行品の方はこの位置に使用推奨期限表示位置の表記や原産国の表示が記載してあります。旧製品では社名表記部分に記載されていますが、現行品ではこの位置にお客様相談センターの電話番号が記載してあり、表示できないのでこの位置に移動したのではと考えられます。
両者のバーコードは同一で、ベンダーは日立リビングサプライではなく、“日立アプライアンス(4902530)”のものになっている。

6F22(SG)N_5底面。左が旧製品(日立ホーム・アンド・ライフ・ソリューション)、中が現行品(日立リビングサプライ)、右がマクセルの現行品。構造はGP系でマクセルの現行品と同じ特徴です。
ちなみに現行品の使用推奨期限は「04-2015」。マクセルのページを見ると9V形のマンガン電池は1.5年なので、この電池は2013年12月に作られた電池と思われ、思った以上に新鮮な電池でした。

HITACHI ALKALINE アルカリ乾電池 LR6(EW)/LR03(EW)

LR6(EW)_1100円均一ショップ“セリア”で見られる日立ブランドのアルカリ電池。かつてはベスト電器やセブン-イレブンにおいて、日立のブランドを冠したPB品を売るなど、表立っていた日立ブランドの電池であるが、現在ではOEMにおいても親会社である日立マクセルによる物が多く、店頭においても日立ブランドの電池は見ない。
なのにもかかわらず、セリアがマクセルのGDシリーズなどではなく、日立のアルカリ電池を置いているのは謎である。

LR6(EW)_2パッケージ裏。発売元は“日立リビングサプライ”。ただし、バーコードのベンダーは同社ではなく、“日立アプライアンス(4902530)”のものであった。
ラインナップは単3と単4、2本入りブリスターパックのみの展開のようである。

 

LR6(EW)_3電池の外観。デザイン的には金ベースの普通のアルカリ電池なデザインで、特に特筆する点は無い。現在、日立ブランドとして発売している“ビッグパワー”と比べると、廉価版的なデザインなのは否めない(現実に廉価版なのであるが)。

 

 

LR6(EW)_4注意書き部分。こちらも至って普通な注意書き。単3、単4共に日本製。なお、本体にJISマークの表記は無い。

 

 

 

LR6(EW)_5単3のプラス・マイナス側。マイナス極は「◎」で、日本製であることから、日立マクセル製のものと思われる。左2本はマクセルのボルテージであるが、構造が良く似ている。
使用推奨期限は「03-2018」。5年期限と推測すると、2013年3月製造のものと思われる。使用推奨期限の印字はボルテージやダイナミックのような印字が大きいタイプではなく、GDシリーズのような小さいタイプ。

LR6(EW)_6単4のプラス・マイナス側。こちらもボルテージと比較してみると、マイナス極の特徴が似ているので、こちらも日立マクセル製と思われる。
使用推奨期限は「11-2018」。同じく、5年期限と推測すると、2013年11月製造か。

 

LR6(EW)_7ちなみにこの電池、“日立ホーム・アンド・ライフ・ソリューション”が発売していた頃のものは同じ型番で中国製であった時期もあったようです(写真は単4)。使用推奨期限の印字が消えており、時期は不明であるが、同社が日立アプライアンスになったのが1996年なので、それ以前の電池であると考えられる。
写真でもわかると思うが、日本製の現行品に比べ、中国製のものの方が金ピカであることがわかる。

HITACHI LONG LIFE BATTERY SIZE D UM-1(H)

UM-1(H)_1日立の古いマンガン電池です。年代は後ほど分析しますが、1960年~1970年までに発売された電池であると思われます。白ベースに赤三角のデザインはとても印象的でとてもモダンな印象を受けるデザインです。“HITACHI”の旧ロゴもその印象を際立たせています。

 

 

UM-1(H)_2電池の外観。表側は白+赤三角なのに対して、裏側は白+黒三角のデザインで対照的なものになっているのが特徴です。これまた素晴らしいデザインです。注意書きは一切記載されていません。

 

 

UM-1(H)_3この電池は紙巻なのですが、ただの紙ではなく紙の上にビニールが加工された構造になっています。隣に置いたノーベルの紙巻と比較してみると、電池の表面がツヤだっているのがわかるかな?
電池の裏側には「POLYLAMINATE JACKET(ポリラミネートジャケット)」と書いてあるが、これはこの特殊な紙巻外装のことを表すと思われる。このような外装にしたのは耐漏液性を高めるためなのだろう。

 

UM-1(H)_4JISマーク表記。「JIS C8501 NO.7987 MDB」と記載してあることから、日立マクセル製である。認定番号から大阪府茨木市丑寅の工場で作られたと思われ、もちろん日本製である。
これは日立ブランドのものであったが、マクセルのものにも、この特殊な紙巻外装(ポリラミネートジャケット)のものが存在したのだろうか?あったのならぜひ見てみたいですね…。

 

UM-1(H)_5この年代の電池にしては珍しい補償(GUARANTEE)付きの電池です。英文で「IF THIS BATTERY DAMAGES YOUR FLASHLIGHT, SEND BOTH TO OUR COMPANY, WE WILL REPAIR OR REPLACE FREE OF CHARGE.」と記載してあります。大まかに要約してみると「この電池があなたの懐中電灯に損傷を与えた場合、弊社に両方を送って下さい。無料で交換または修理致します。」というところでしょうか。

注意書きをも割いてまで、この保証の一文を入れるとは相当の自信があったのでしょう。これは現在発売されている日立マクセルの「ボルテージ」にも通ずる物がありますね。

UM-1(H)_6プラス・マイナス側。プラス極のキャップはプラスチックのものではなく、黒い金属です。マイナス極は紙巻電池にありがちな亜鉛缶が直接露出しているものではなく、底板付きです。液漏れもほぼ見られず、構造的に見ても、かなり高クオリティーのものであることが伺えます。
底板の刻印は「065」と記載。推測すると1965年か1975年の6月製造の電池であると思われる。

 

UM-1(H)_7それではこの電池の製造年についてを掘り下げてみましょうか。写真はシャープのレトロ電池の記事の時にお世話になった、学研の歴史群像シリーズ「図解 誰かに話したくなる社名・ロゴマークの秘密II」という本。日立はロゴに関する資料が無いのか、この電池の社名表記部分にも用いられている、欧文ロゴタイプのものが昭和35(1960)年から使われたということが掲載されているのみで、間がバッサリ抜けていきなり、現行の“Inspire the Next”のロゴのものが掲載されている。

現在でも日立の社章として使われている「日立マーク」は記載されていますが、肝心のこの電池に用いられている“HITACHI”ロゴがありません。

UM-1(H)_8同じく、学研の「学習ずかん百科6 じっけん・かんさつ」という本ではこの記事で紹介したデザインと同じ電池が用いられています。しかし“HITACHI”ロゴは本記事で紹介したものよりも新しいものになっています。この本の発行日が1970年なので、本記事の電池はそれ以前に製造されたということが言えるでしょう。

 

もう一つの手がかりが本家・電池コレクションのサイト内、「私宛てにご連絡頂いた乾電池」というコーナーの最後に掲載されている、日立乾電池の袋でしょう。解像度が小さく見えにくいですが、本記事で紹介した電池のデザインに近く、“HITACHI”ロゴも近いように見えます。この袋には「1964 TOKYO」と年代が書いてあり、以上を踏まえると今回紹介した電池は1965年に製造されたものではないのかな?と推測されます。

UM-1(H)_9おまけ。今回紹介した電池と同年代と思われる、日立のオープンリールテープ。やはり“HITACHI”ロゴが古いものになっています。テープも電池も英文字体も同じで、似通ったイメージに見えますね。
日立は“Inspire the Next”なんてカッコつけをするよりもこのロゴに戻るべきですねw。ムリでしょうけど。