カテゴリー別アーカイブ: その他国内メーカー

主要ブランド以外の国内メーカーの乾電池を扱うカテゴリです。
あくまで電池本体のブランドの見た目で分類しており、製造元や製造国での分類はしていません。

HIDISC 磁気研究所 単3/単4 アルカリ乾電池

各種記録メディアやメモリーカードを販売していることで知られる“磁気研究所”が発売しているアルカリ電池です。同社がメモリーカードや周辺機器で使っているHIDISCブランドをこのアルカリ電池でも使っています。
写真では白に見えるかも知れませんが、実際は薄いシルバー。文字やロゴの青色も相まって美しいデザイン。個人的に好感が持てました。サイズ表記も大きく記載されていて、とてもわかり易いです。

パッケージです。バーコードは台紙ではなくラベルで貼り付けられているタイプ。特にキャッチコピーは無さそうですが、アルカリ乾電池表記上に“HIGH POWER ALKALINE”の表記があります。輸入事業者名は株式会社磁気研究所となっており、バーコードの事業者も同社(4984279)のものとなっています。
ラインナップは写真の単3と単4の4本パック以外に10本パックと単1・単2の2本パックが用意されているようです。

型番は単3・4本パックが“HDLR6/1.5V4P”、単4・4本パックが“HDLR03/1.5V4P”となっています。

電池の外観です。デザインは前述の通り、薄いシルバーに文字やロゴは青色。注意書きは一般的なもので誤字などは見られません。社名表記はパッケージと同じ株式会社磁気研究所ですが、パッケージでは輸入事業者名となっていたのが電池では販売元となっています。
住所や電話番号などは記載されておらず、磁気研究所のURLと問い合わせ先はメールアドレスのみです。

サイズ表記は大きくてわかり易かったこの電池ですが、プラス・マイナスの表記は小さくてこの1ヶ所しか無くわかりにくい。この点が気になりました…。
この電池は海外輸出を前提とした電池ではないと思いますが(日本語表記なので)、注意書きの端には小さいWEEE(クロスドアウト・ダストビン)マークが見られました。

 

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限は単3・単4共に「07-2023」となっていました。時期的に5年期限の2018年7月製造の電池であると推測されます。ちなみに単3の方が印字が薄いように見えますね。

 

 

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“XERH 12 011637”、単4には“FESH01 071058”のロット番号と思われるレーザー刻印がありました。

 

 

最後に絶縁リングの拡大です。薄緑の絶縁リングで切り欠きを下に置いた状態で上に数字のみが刻印されているタイプです。単3には「3-38」、単3には「4」の刻印が見られました。電池本体に刻印されているロット番号のパターンと絶縁リングの特徴を察するにGP製かも知れません。同じ特徴を持っている電池としてヤマダ電機のHERB Relaxアルカリ電池がありました。
マイナス極のガス抜き穴は一般的な2穴タイプです。

マブチ乾電池 單二 1.5V

以前当ブログで大昔のマブチモーターに入っていた注意書きに記載されている“マブチ乾電池”を紹介したことがあります。今回、遂にマブチ乾電池の実物を入手したので紹介します。
注意書きでは白黒写真であり、カラーもわからなかったのですが実際はこんなカラーだったんですね。上から「」・「」・「」3色に塗り分けられたデザイン。当時のマブチモーターのキャラクターである“モーちゃんとター坊”も描かれているレトロデザインが恐ろしく素晴らしい電池です。

電池の側面です。大昔の電池のため、注意書きなどは記載されていません。JISマークの表記があり、“JIS C8501 APP.NO. 7987 M D B”と記載されています。認定番号や略号から日立マクセル(現・マクセル)製と推測されます。おや、その下に“MADE BY MAXELL”のロゴが見られますね。当時はマクセルより日立ブランド全盛だった時代。日立では無くマクセルブランドをアピールした電池はとても珍しいと思います。ちなみに価格は1本25円

プラス側です。プラス極には“マブチ”のロゴが2ヶ所に見られます。ちなみに外装は紙巻外装。液漏れの影響からかボロボロになり始めています。一説によると、単1と単2は金属外装だったという話もあるようなので後期版があったのかもしれません。
この電池が発売されたとされる1962年は金属外装の電池はまだ登場していないようですが、これはマブチモーター用(=模型向)ということであまり性能の良くないマンガン電池だったのかもですね。

マイナス側です。亜鉛缶むき出しのマイナス極。こちら側はもっと酷い。左側の電池は小さい穴が空いている程度の腐食にとどまっていますが、右側の電池は大穴が空いていて中身が見える程に酷い腐食です。

 

 

外装がうまく剥がれたのでスキャンしてみました。これを印刷して市販の単2電池に貼り付けてみよう!表は「マブチ乾電池」と日本語で記載されていますが、裏側には英語で「MABUCHI DRY CELL」と書いてあります。社名表記は“東京化学株式会社”。これは現在のマブチモーターの前身に当たる社名です。英社名は“TOKYO KAGAKU K.K.”と記載されています。当時のマブチモーターはこの社名の頭文字を冠した“TKKマブチモーター”として発売されていました。

最後にこれは「模型と工作」という雑誌に掲載されていたマブチ乾電池の広告です。1962年4月号で、“新発売!!”と書いてあることから同年発売を開始した電池であると推測できます。単1は35円単2と単3は25円であったようです。実際の電池にも“¥25”と記載されていたことから、この広告と同一の電池であることは間違いないでしょう。
その後一旦電池事業から撤退しますが、マブチモーターに社名変更後“スーパーセル”という名の充電式ニカド電池を三洋電機カドニカのOEMとして発売、電池事業に再参入します。

 

 

 

新製品マブチ乾電池はとくに、模型用としてマブチ
モーターに合わせてつくられた乾電池です。
モーちゃん、ター坊のマブチモーターとは名コンビ
このたのしいコンビのかなでる軽快なリズムにのって
どんな模型でも一だんとすばらしくなります。
マブチモーターにはマブチ乾電池をつかいましょう。

“モーちゃん、ター坊”ってヤン坊マー坊と全く同じノリですね。思わず天気予報を思い出してしまいましたw。

★関連記事
マブチ乾電池
→TKKマブチモーター付属の注意書きに掲載されていたマブチ乾電池の広告を紹介した記事。

LUMICA 大閃光(だいせんこう) アルカリ乾電池 単4形 G29939

ルミカライト(ケミカルライト)やLEDペンライトを発売していることで知られる“ルミカ”のペンライト用単4アルカリ電池です。このジャンルの電池としてFDKが“Fujitsu”ブランドで『LEDライトにイチ推し!』というアルカリ電池を発売していますが、こちらはLEDペンライトのメーカーであるルミカが公式に発売した専用電池となっています。デザインはルミカのブランド“大閃光(だいせんこう)”を大きく配したデザイン。LEDライト用に割り切ったデザインはカッコいいですね。

パッケージ写真です。パッケージも電池本体と同様に“大閃光”が大きく目立つデザイン!派手です。キャッチコピーは『LEDペンライトに最適! 余りがでない3本パック!!!』。発売元は“株式会社ルミカ”、製造元は“FDK株式会社”で問い合わせ先も同社のフリーダイヤルとなっています。やっぱりか…と思ってしまいますが、電池を自社製造出来ないメーカーはこうなってしまうと思います。バーコードの事業者名は“ルミカ(4967574)”。

これはルミカショップで発売されている同電池の紹介ページからの抜粋です。高い電圧を長時間キープするのでLEDライトが長持ちマイナス極が凸凹(ダル)のためバネ圧が増加し接触不良が低減し振動にも強いことがウリとして記載されています。なお、高い電圧を長時間キープするというキャッチコピーはFDKのLEDライト用アルカリ電池にも記載されています。

パッケージの構造はFDKのLEDライト用アルカリ電池と同じ「シュリンクブリスター」。台紙の上にシュリンクされた電池が直接貼り付けられています。シュリンクもフニャフニャでは無い2重包装のシュリンクとなっていて、こちらも同じです。

電池の外観です。改めて見ても今まで無かったと言えるデザインは秀逸。“大閃光”という漢字表記は外国人受けするかも。
発売元はパッケージと同様に“株式会社ルミカ”、製造元は“FDK株式会社”となっていました。住所表記などは無く、問い合わせ先はFDKのフリーダイヤルです。注意書きはFDKが発売するアルカリ電池と同様のものになっています。生産国は“MADE IN JAPAN”で日本製。さすがですね。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。この特徴を持っている日本製ですから、FDK鷲津工場製と見て間違いないと思われます。
使用推奨期限は「08-2027」。パッケージには『使用推奨期限10年』の記載がありますから、2017年8月製造の電池と推測されます。

 

外装ラベルを剥がしてみました。“170808 15:32”と、製造年月日と製造時刻が印字されたストレートなタイプ。FDK製アルカリ電池の印字は一定ではなく、様々な印字が混在しているのが特徴ですが、その中でも製造時刻が印字されているという点のみは殆どのFDK製アルカリ電池で見られる特徴です。

 

絶縁リングの拡大です。濃い緑色の絶縁リングで、リングの切り欠きを上にした状態で下に「L18」の刻印があるものになっていました。マイナス極のガス抜き穴は4つ穴タイプとなっており、FDK製アルカリ電池ではお馴染みのものです。

 

 

振動に強いとのことなので、自転車のテールライトに使ってみることにしました(余りの1本は保管用でw)。パッケージ構造やキャッチコピーからFDKが発売するLEDライト用アルカリ電池と同様のもの見て良いと思います。
価格はルミカショップで486円、ワタシが購入したアニメイトでは税込432円でした(2018年6月現在)。FDKのLEDライト用も実売価格は430円程ですので、あまり価格差は無いようです。

 

★関連記事
Fujitsu LEDライトにイチ推し! アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6LED / LR03LED
→この電池のネタ元と思われる、富士通(FDK)が発売する機能性電池の第三弾、LEDライト用アルカリ電池を紹介した記事。ルミカのものは単4のみだが、こちらは単3もラインナップされている。

ENEFORCE(R) アルカリ乾電池 単3形/単4形 その2

今回もかつて当ブログで取り上げた電池を紹介します。今回は主にドラッグストア“サンドラッグ”で見られる“ENEFORCE(エネフォース)”というブランドのアルカリ電池です。
デザインは前回紹介した時と全く同じ。決して前記事で使った写真の使い回しではありません。金色の背景に赤いグラデーションが印象的なデザイン。“ENEFORCE”ロゴの“O”に赤い稲妻が入っているのも特徴的です。ネーミング的にはかなり良さ気ですね。前回も書きましたがw。

今回、再度購入するきっかけとなったのは単3と単4に4本パックが加わっていたためです。店頭では“限定販売品”として売られていました。恐らくですが、これの売れ行きが良ければレギュラー商品に変わっていくという流れなのかもしれません。
なかなか目を引くカッコいいデザイン。パッケージではロゴに“(R)”マークが付いていますが、「ENEFORCE/エネフォース」は株式会社シーズワンの登録商標となっています(第5741991号)。

パッケージ裏です。社名表記は“株式会社シーズリテイル”となっています。前回の記事では“株式会社フォレスト”のユニオンスター事業部が分割された企業が株式会社シーズリテイルであるという所で止まっていたと思うのですが、更に現在はシーズリテイルが社名変更し“株式会社シーズワン”となっています。
バーコードの事業者名もシーズリテイルから“シーズワン(456011854)”に変わっていました。

電池の外観。こちらも前回の記事から特に変わっていないデザインです。敢えて変わっていると言えば社名表記で、前記事では“(株)フォレスト ユニオンスター事業部”となっていましたが、こちらは“株式会社シーズリテイル”と変わっています。現在では新社名の“株式会社シーズワン”に変わったバージョンも出回っているようで、メジャーメーカーよりこまめに社名表記変更しているかも。原産国は“中国製”となっています。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限は単3・単4共に「09-2022-Z-B」となっており、使用推奨期限の表記に加え謎のアルファベットが記載されたものになっています。
パッケージには『使用推奨期限5年』の表記がありましたから、それぞれ2017年9月製造の電池であると思われます。

 

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“GDTU-Y11 151422”、単4には“HDPH11 131142”のロット番号らしきレーザー刻印が見られます。

 

 

最後に絶縁リングの拡大です。薄い赤色の絶縁リングで、切り欠きを下にした状態で単3には「3-12」の刻印が、単4には「双 3 鹿」の刻印がありました。そのためこの電池は“PAIRDEERブランド”で知られる“Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.”製の電池であると思われます。
マイナス極のガス抜き穴は単3、単4共に一般的な2つ穴タイプとなっていました。

★関連記事
ENEFORCE アルカリ乾電池 単3形/単4形
→以前書いたENEFORCEの紹介記事。直後に絶縁リングの特徴からPAIRDEER製を判別する方法が発覚、記事に記載はありませんがこれも“Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.”製であることが判明しています。

ABC Super POWER SUM-2G

何だか、懐かしい電池が出てきたので紹介します。これはインドネシアの電池メーカー“PT. International Chemical Industry(通称:ICI)”が製造する「ABC」というブランドのマンガン電池(単2)です。
日本では“アルファ・インダストリーズ”という企業を通じて発売されていたことがあり、ダイソーなどでも流通していたことがあったので見たことがある方もいるのではないでしょうか。

 

電池の外観です。輸入元は“アルファ・インダストリーズ(株)”となっています。住所は大阪市中央区本町となっていますが、郵便番号が3ケタなのが印象的です。この頃は既に7ケタ郵便番号になってたと思うのですが…。
注意書きの誤字などは見られないのですが、文字が小さい系なので、若干読みにくいかもしれません。比較的後期のものであるせいか文量は多め。

プラス・マイナス側。プラス極の絶縁リングは懐かしの「」。使用推奨期限は「12-2009」。3年期限と推測すると、2006年12月製造の電池であると思われます。
デザインは昔の黒マンガンっぽくて素晴らしいデザインです。ちなみにインドネシアではこのデザインの電池が現在でも売られています。どれ位このデザインだったのでしょうね。生産国はもちろん“MADE IN INDONESIA”でインドネシア製

 

 

 

 

これがダイソーで出回っていた時代のパッケージです。いわゆる「ダイソーの縦書きマンガン」とか「仏陀のマンガン」と呼ばれていた、大創産業のマンガン電池の前身モデルであり写真の単1電池3本パックではJANコードも一致しています。
しかし、“ABC”ブランドとして流通していたのは単1と単2モデルのみであり、何故か単3は販売されていませんでした。単3の登場は縦書きへデザインチェンジするまで待つことになります。

★関連記事
大創産業 マンガン乾電池 R20PU/R14PU/R6PU
→本記事“ABC”ブランドマンガン電池の後継として発売された、縦書きデザインが印象的なマンガン電池を紹介した記事。

大創産業 マンガン乾電池 R20PU/R14PU
→上記の縦書きデザインなマンガン電池のその後。単1が3本から2本へ減らされ、単2が4本から3本になり単3がラインナップから消えた。現在は販売終了している。

ABC NEW Alkaline MILLENNIUM POWER LR6
→本記事と同様にアルファ・インダストリーズが発売した“ABC”ブランドのアルカリ電池を紹介した記事。単3・4本パック。

SELEN アルカリ乾電池 単3形/単4形 SO-LR6/B4P / SO-LR03/B4P

今回は様々な防犯カメラや防犯ブザーなどのセキュリティ製品を発売する“株式会社セレン”のアルカリ電池を紹介します。『10年保存可能』を大きく謳った電池で、金色をベースとしながらオレンジ色を使うという他社ではあまり見られないデザインが特徴の電池です。

 

 

パッケージです。電池と同様にオレンジ色でアピールしており、派手で非常に目立つパッケージです。こちらでも大きく『10年保存可能』をアピール、キャッチコピーも「緊急時に役立つ長期保存」となっています。用途は“「ラジオ」「懐中電灯」「携帯・スマホの充電器」などに”。
電池の向きを揃えるためか、ブリスターパックの中に更にシュリンクもされている2重包装となっていました。

パッケージ裏。発売元は“株式会社セレン”となっていますが、輸入元は“株式会社オーム電機”となっています。住所表記やホームページアドレスはオーム電機のものになっており、問い合わせ先の電話番号もオーム電機です。一体どちらが真の発売元なのかわからなくなる電池です。
ただし、バーコードのベンダーだけは“セレン(456013168)”となっていました。

この電池はビックカメラで発見した電池で、単3・単4が4個入りのブリスターパックが税抜340円という無名メーカーの電池としてはいっちょ前の価格で発売されていました。何故このメーカーの電池がビックカメラで売られているのかと疑問に思って、発売元であるセレンのホームページを見てみると株主が「株式会社東芝」・「株式会社ビックカメラ」・「株式会社東京サービスステーション」となっているのを見て、なるほどと納得してしまいました。

電池の外観です。冒頭に書いた通り、金ベースオレンジ色が印象的なデザインですね。注意書きはオーム電機の「Vアルカリ乾電池」などのものと同一。他社には見られない“「加圧変形」しない”という注意書きが印象的です。
パッケージと同様に「発売元:株式会社セレン」で「輸入元:オーム電機」の記載となっています。問い合わせ先はやはりオーム電機の電話番号。

でも、この電池のデザイン何かに似てなくない?と思ってよく見てみたら「Vアルカリ乾電池」と同一デザインでした。多分デザインもオーム電機に丸投げしているのでしょうね。
「Vアルカリ乾電池」の「Vアルカリ乾電池 UPPER」の「SELENアルカリ乾電池」のオレンジと色が違うだけで大まかなデザインは同じで、違うのは社名表記とJISマークがあるか無いか程度の違いです。

プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限は単3・単4共に「02-2027」。電池やパッケージにはしつこい程に『10年保存可能』と記載されていますから、2017年2月製造の電池であることがわかります。
使用推奨期限10年という特徴から、オーム電機自身が発売するVアルカリ乾電池 UPPER」相当のアルカリ電池であると推測されます。

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“D77303 7A131”、単4には“D43212 6K152”というレーザー刻印らしきロット番号が印字されていました。ロット番号の記載パターンは「Vアルカリ乾電池 UPPER」と同様です。
外装ラベル剥がしついでにマイナス極のガス抜き穴も見てみましたが、単3・単4共に2つ穴タイプのものでした

 

絶縁リングの拡大です。濃い緑の絶縁リングでリングの切り欠きを下に置いた状態で上には数字が、その左にはアルファベットが刻印されているものでした。これは「Vアルカリ乾電池」や「Vアルカリ乾電池 UPPER」と同様の特徴で、同電池を製造しているとされる、中国の電池メーカー“Fujian Nanping Nanfu Battery Co., Ltd.”製であると推測できます。

 

★関連記事
Vアルカリ乾電池 UPPER 単3形/単4形 LR6/S8P/U / LR03/S4P/U
→この電池のネタ元、いや相当品とみられるオーム電機のハイグレードアルカリ電池“Vアルカリ乾電池 UPPER”を紹介した記事。

タミヤアルカリ乾電池 パワーチャンプRS 単3形

日本の大手模型メーカー“タミヤ”が発売する、ミニ四駆向けのアルカリ電池“パワーチャンプRS”です。こちらは2016年7月に発売されたパワーチャンプシリーズの最新版で以前本ブログでも紹介したことのある“パワーチャンプGT”の後継モデルであると思われます。
前モデルのパワーチャンプGTがと白を基調としたデザインであったのに対し、パワーチャンプRSではと白を基調としたデザインに変わりました。

パッケージ。タミヤのアイテムナンバーは“55117”。その隣に書かれている数字は「280」となっているので定価は税抜280円です。キャッチコピーは『高出力レース仕様』『公認大会で使える』。これはパワーチャンプGTと同様です。また、パッケージ裏には使用推奨期限が記載されていますが、パワーチャンプGTでは「使用推奨期限(月-年)は電池本体に表示」と表示され、パッケージ上には記載されていませんでした。

この使用推奨期限の表記にはもう一つ秘密があります。何でしょう?これがわかれば立派な電池マニアの仲間入りだと思いますよw。正解は「使用推奨期限が10年期限に変わっている」です。パワーチャンプGTは使用推奨期限5年でしたが、パワーチャンプRSでは使用推奨期限が10年に延長されています。

電池の外観。タミヤによると「赤と白を基調としたレーシーなデザイン」。前モデルのパワーチャンプGTが青と白のデザインでありましたので、大分対照的なデザインに変わっています。個人的には“POWERCHAMP”ロゴのゴールドカラーも痺れますね。カッコいいです。
販売元は“株式会社タミヤ”、生産国は“MADE IN JAPAN”で日本製となっています。

RS」と「GT」との比較。改めて比較してみると、両者の違いがよくわかると思います。電池の注意書きは両者とも同じもので、違うのはカラーリングやデザインのみの違いとなっています。
また、前モデルのパワーチャンプGTにはJISマークの表記がありましたが、パワーチャンプRSでは使用推奨期限が10年に延長されたためか、JISマーク表記が無くなっています。

 

プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」。この特徴を持つ日本製ですから、FDKエナジー製であると推測されます。また、同社製を表すJISマーク表記があった前モデルのパワーチャンプGTとも同じ構造なので製造元は変わっていないのでしょう。
使用推奨期限は「08-2026」。10年期限の2016年8月製造の電池であると思われます。ちなみに左2本の前モデル、パワーチャンプGTは「04-2021」で5年期限の2016年4月製造。

一見無意味とも思えるミニ四駆用のアルカリ電池ですが、タミヤ公認のミニ四駆レースではタミヤ単3電池の使用がレギュレーションで決まっているため、ミニ四駆ユーザーにとっては必須なアルカリ電池なのです。

★関連記事
タミヤアルカリ乾電池 パワーチャンプGT 単3形
→パワーチャンプRSの前モデルであると思われる、タミヤのミニ四駆向けアルカリ電池“パワーチャンプGT”を紹介した記事。

ELPA アルカリ乾電池 ALKALINE 単3形 / 単4形 LR6AB/8S / LR03AB/8S

LR6AB_1今回は“ELPA(エルパ)”ブランドを使って配線機器などの小型家電機器を販売する企業である“朝日電器”のアルカリ電池を紹介します。
この電池は朝日電器のホームページに掲載されておらず、同社のショッピングサイト“エルパ・ダイレクト”でも扱われていない幻とも言える商品のため、この電池の存在を知らない方も居るのでは無いでしょうか。

 

LR6AB_2パッケージ。この電池は“上新電機”で入手したもの。ラインナップとして単3と単4の4本パックと8本パックの展開で、4本パックは税抜120円なのにも関わらず、8本パックは税抜150円という謎めいた価格設定で明らかに8本パックを買ったほうが得であります。
パッケージ記載の型番は単3・8本パックが“LR6AB/8S”でオーダーNO.が「1895-9」、単4・8本パックが“LR03AB/8S”でオーダーNO.が「1896-2」となっています。

社名表記は“朝日電器株式会社”となっており、ELPAロゴも上の方に見えます。バーコードのベンダーも“朝日電器(株)(4901087)”となっていました。同社は過去に同一のベンダーを用いて電池の販売を行っていた形跡があり、東日本大震災時にはハイワットのアルカリ電池やマンガン電池を、その前には“KTL”なる企業のアルカリ電池を販売していたことが確認されています。

LR6AB_3電池の外観。デザインはというちょっとパナソニックを意識したかな的な色です。しかし、表「ALKALINE」の字体や模様などがあるため真似しているようには見えません。アルカリ電池として標準的なデザインと言えるのでは無いでしょうか。
注意書きは至って普通で誤字もなければ文字の大きさも普通です。表にはELPAの表記は無く、“ELPA 朝日電器株式会社”と社名表記と一緒に記載してあります。

また、社名表記と共に住所及びお客様窓口の電話番号ホームページのURLまでも記載してあり、ここまで完璧に書かれている物を見たのは恐らく初めてだと思います。でも、ホームページにこの商品は掲載されていないんですけどね。
生産国は“MADE IN CHINA”となっており、中国製です。

LR6AB_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは無いタイプでした。その為、マイナス極のラベルは極限まで巻かれており、ラベルを剥がさないとラベルの有り無しを確認することが出来ません。
使用推奨期限は単3・単4共に「12-2020」。時期的に5年期限と推測、それぞれ2015年12月製造の電池であると思われます。このここの写真を見て思いましたが、「3」「4」のサイズ表記がとても大きいですね。

LR6AB_5ラベルを剥がしてみました。単3には黒とのマジックによるマーキングが、単4には「FB14Z」と読めるロット番号の印字がありました。なお、単3におけるマジックのマーキングという特徴はGolden Powerのアルカリ電池に一致するものであり、使用推奨期限の印字の特徴も近いことからGolden Power製なのかもしれません。なお、パッケージには「GP1510A」という謎のコードがありましたが、もしかしてこれ…。

LR6AB_6最後にマイナス極のガス抜き穴。一般的な2つ穴タイプとなっていました。

 

 

 

★関連記事
単3形 アルカリ乾電池 ALKALINE BATTERY
→本記事と同じく、朝日電器が販売していたとみられるアルカリ電池。ただしELPAブランドではなく“KTL CO.,LTD”なる企業の電池がパッケージされていました。

アルカリ乾電池 単3形 LR6S4P/HIRO

hiroalkaline_1今回は“ヒロ・コーポレーション”という企業が発売するアルカリ電池を紹介します。同社は福岡県に所在する総合卸売問屋“イトウ”の関連会社のようで、イトウが自社ブランド扱いとして供給する商品がヒロ・コーポレーションブランドの商品であるようです。
電池そのものはアルカリ電池にありがちな金色をベースにしたもので、“アルカリ乾電池”という表記の上に紫色の帯が入ったシンプルなデザインとなっています。

hiroalkaline_2パッケージ。シュリンクパックですが表裏が台紙で囲まれている豪華仕様です。キャッチコピーは“頼もしいハイパワー!”で、表には『長寿命でエコロジー!水銀不使用で安心!』というウリ文句?も記載されています。使用推奨期限は5年
発売元は“株式会社ヒロ・コーポレーション”となっており、バーコードのベンダーは同社ではなく前述の総合卸売問屋である“(株)イトウ(456229103)”のものになっていました。

hiroalkaline_3電池の外観。デザインは前述の通り、金色をベースとしたベーシックなデザイン。“アルカリ乾電池”という表記の「アルカリ」という部分の字体が特徴的で変わっていますね。
発売元はパッケージと同様の“株式会社ヒロ・コーポレーション”。住所表記は無く、電話番号とURLのみの記載となっていました。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。

 

hiroalkaline_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは無いタイプでした。使用推奨期限は「05-2017」となっており、パッケージには5年期限と記載してありましたから、2012年5月製造の電池であると思われます。大分長期在庫な電池なのでした。
なお、ヒロ・コーポレーションや関連会社であるイトウのホームページでもヒロ・コーポレーションブランドの乾電池は見られないことから、現在は電池から撤退していると思われます。

hiroalkaline_5マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。外装ラベルも剥がしてみましたが、ロット番号の印字などは見られませんでした。

Premium cell アルカリ電池 単3形/単4形

premiumcell_1今回は主に100円均一ショップ“セリア”で見られるアルカリ電池「Premium Cell」を紹介します。これは愛媛県に所在する“コットンフェア”という企業が発売する電池で、当ブログではパッケージがパナソニックアルカリ乾電池に似ていることを紹介しましたが、肝心の電池本体に触れられていなかったため、今回改めて紹介したいと思います。

 

premiumcell_2改めて、これがパッケージです。あの記事からパナソニック似なデザインは改善されること無くそのままです。普通、ブリスターパック上の使用推奨期限は裏面に記載されることが多いですが、これは表面に記載されているのが珍しいと思います。
この電池は100円均一ショップへ雑貨や文房具などを卸している企業である“薦田紙工業”で扱われており、同社のルートでも出回っているものと考えられます。

premiumcell_3パッケージ裏。型番は単3・4本パックが「VD-078」、単4・4本パックが「VD-079」。輸入販売元は“COTTON FAIR CO.,LTD”と、何故か英社名表記になっています。生産国は“Made in China”となっていますが、その後ろに[SK]という謎の符号が記載されています。筆者の妄想では製造元を疑ってしまいますが…。
なお、バーコードのベンダーは“(有)コットンフェア(457125423)”となっていました。

premiumcell_4電池の外観。パッケージこそパナソニックアルカリ乾電池似でありますが、電池自体にその影は全く見られません。似ている点があるとすればマイナス極のグラデーションぐらいでしょう。
普通、アルカリ電池では電池上の表記は“アルカリ乾電池”となっていることが多いですが、これでは“アルカリ電池”という表記になっている珍しい物になっています。注意書きに誤字はありませんが、読ませたくない系の極小文字になっています。

premiumcell_5プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限は単3・単4共に「04-2021」となっており、時期的に5年期限と推測すると2016年4月製造の電池であると考えられます。

 

 

premiumcell_6外装ラベルをひん剥いで見ました。単3には“ZCYH06 041002”の、単4には“QCYH 09 221352”のレーザー刻印と思われるロット番号の印字がありました。
単3と単4では字体が若干異なることや、記載されているロット番号のパターンも違っているように見えます。

 

premiumcell_8絶縁リングの特徴は切り欠きを下にした状態で上に数字が記載されているタイプのものでありましたが、単3は「29」だけの刻印だったのに対し、単4は「双 39 鹿」の刻印がありました。なので、単4に関しては“PAIRDEER”ブランドで知られる“Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.”製であると推測されます。双鹿刻印が無い単3はセリアで売られている“PAIRDEER”ブランドのアルカリ電池でも見られたので、製造ライン違いなのかもしれません。

premiumcell_7なお、マイナス極のガス抜き穴も見てみましたが、いつも通りの2つ穴タイプとなっていました。

 

 

 

★関連記事
ALKALINE BATTERY アルカリ乾電池 単3型
→この電池の前モデルに当たると思われるコットンフェアのアルカリ電池を紹介。

Premium cell アルカリ電池
→本記事紹介の電池を「パナソニックアルカリ乾電池」のパッケージに類似しているということにスポットを当てて紹介。