カテゴリー別アーカイブ: ナショナル/パナソニック

パナソニック(Panasonic/Nationalブランド)の乾電池を扱うカテゴリです。

Panasonic マンガン乾電池 単3形 R6PRJ (R6PRJ/4S)

ダイソーでお馴染みなパナソニックブランドのマンガン電池。今まで単1と単2のみが発売され続けてきましたが、今日遂に単3が店頭に並んでいるのを発見しました!
以前単1と単2が発売された際、パナソニックに問い合わせて見た所、一般市販されている「ネオ黒」に比べて80%の性能を持つ電池との回答があり、単3電池は存在しないとも聞いたので意気消沈していたですが、今になってようやく登場した単3に興奮してしまいました。

パッケージです。4本シュリンクパックでの展開で、横に並んでいた富士通ブランドの単3マンガン電池6本入りと比べると少ない印象を受けます。
4本シュリンクパックの型番は“R6PRJ/4S”、バーコードの事業者名は“パナソニック(4549980)”となっていました。

 

電池の外観です。デザインは同じパナソニックのアルカリ電池“アルカリβ”を踏襲したデザインを採用。黒バック白文字というシンプルで見やすいものになっています。
社名表記は“パナソニック株式会社”。生産国は“インドネシア製”となっています。単1と単2は「ネオ黒」と同様に単1中国製、単2インドネシア製となっていますが、単3のみは「ネオ黒」の中国製とは異なるインドネシア製となっています。

プラス・マイナス側です。プラス極・絶縁リングの色は「」。写真では確認しにくいかもしれませんが、使用推奨期限は「09-2021」となっています。2年期限と推測すると2019年9月製造という、今月出来たてほやほやな電池です。

 

 

ちなみに同じインドネシア製な、富士通マンガン電池と並べてみました。こちらはABCというブランドの電池を製造・発売する“PT. International Chemical Industry(通称:ICI)”製の電池らしいことが確認できています。
特に、マイナス極を比べてみると絶縁リングの構造も使用推奨期限の刻印も違っています。パナソニックのインドネシア製は現地工場の“PT. Panasonic Gobel Energy Indonesia”製であることが多いようなので、この電池もそうなのでしょうか…。

もし、この電池に単3が登場したらやってみたかったのが、デザインが類似している“アルカリβ”と並べること!
カラーリングは大幅に異なっていますが、デザインは同系のものであることがわかります。型番の“R6PRJ”もマンガン電池としての型番が“R6P”まであると考えると、同じ「RJ」符号が付けられている点が“アルカリβ”と共通しています(アルカリβの型番はLR6(RJ))。

★関連記事
Panasonic マンガン乾電池 単1形 R20PRJ
→同じくダイソーで販売されている当電池の単1を紹介した記事。現在でもほそぼそと発売されているようです。
Panasonic マンガン乾電池 単2形 R14PRJ
→単1に続いて発売された当電池の単2を紹介した記事。こちらは在庫不足なのか店頭で見かけることが少なくなっている印象。

Panasonic EVOLTA NEO 単3形 / 単4形 (東京2020オリンピック・パラリンピック特別パック)

今回はパナソニックより発売された、東京2020オリンピック・パラリンピック記念バージョンの乾電池エボルタネオを紹介します。
パナソニックは節々で記念乾電池を発売することが有名な企業であり、今回は長年オリンピック・パラリンピックのオフィシャルスポンサーを務めるパナソニックが発売した東京2020オリンピック・パラリンピック記念乾電池です。

 


気になるパッケージです。ラインナップは単3と単4で、それぞれ6本パックと10本パックが用意されています。今回ワタシは単3・6本(写真上)単4・10本パック(写真下)を購入しました。6本パックを買っても10本パックを買っても必ず、オリジナルデザインのエボルタネオが2本付いています。オリジナルデザインのアルカリ電池は6本パックであればオリンピックデザイン×2のパラリンピックデザイン×2が、10本パックであればオリンピックデザイン×4パラリンピックデザイン×4が付いています。オリジナルデザインのアルカリ電池が欲しい電池マニアの皆さんは迷わず10本パック購入がベターだと思います。

バーコードと型番はパッケージ下部に記載されています。なお、単3・6本パックの型番が“LR6NJTP/6S”で単4・10本パックの型番が“LR03NJTP/10S”となっていました。バーコードの事業者名は“パナソニック(4549980)”です。
パッケージに生産国の記載が無いのは、日本製だからであり、日本製の場合はパッケージに生産国を記載しないというパナソニックの暗黙の了解だったりします。


パッケージを開封してみます。パッケージにはミシン目が付いていて開けやすいように配慮されていました。さすが最上グレードのアルカリ電池ですね。
中を開けてみると、6本パックではそれぞれが2本づつのシュリンク包装10本パックではオリンピック・パラリンピックデザインの電池がそれぞれ4本づつ、オリジナルデザインのエボルタネオが2本づつでシュリンク包装されていました。相変わらず、パナソニックの多本パックアルカリ電池は合理的で素晴らしいです。電池コレクターのことを考えてくれていますw。

台紙の裏面には綾瀬はるかさんが出演しているコマーシャルでお馴染み、東京2020オリンピック・パラリンピックの観戦チケットが当たる応募券が入っています。
ちなみにアルカリ電池で観戦チケットが当たるキャンペーン対象はこのシリーズのみというなかなか厳しい条件です。10ポイントで1口応募可この電池は1パック=1ポイントなので10パック買えばようやく1口応募できます。

電池の外観です。写真上がオリンピックデザインの電池で、その下がパラリンピックデザインの電池です。デザインはほぼ同様ですがマークが若干違う点が見て取れると思います。デザインはエボルタネオのオリジナルデザインの上から白い帯が重ねられたようなデザインで、よく見たら“EVOLTA NEO”のロゴもオリンピック・パラリンピック各マークの下部に小さく記載されていますね…。

“Panasonic”のロゴはオリンピック・パラリンピック各マークの上面に小さく記載はされていますが、さすがに小さく感じたのか注意書きの上にも大きいパナソニックロゴがあります。なお、電池本体の型番は単3が“LR6(NJ)”、単4は“LR03(NJ)”と普通のエボルタネオと同じ型番です。オリンピック・パラリンピックデザインですがあくまでも限定デザインであるというスタンスでしょうか。

次に、注意書き部分を普通のエボルタネオと比較してみました。注意書きの文面は両者とも同じで、字体もイワタUDゴシックを使っている点は同じですが、デザイン上の理由からか、オリンピック・パラリンピックデザインの方が注意書きが詰め込まれている感があります。
社名表記はどちらとも“パナソニック株式会社”、生産国は“日本製”となっています。

プラス・マイナス側です。絶縁リングは無いタイプであり、単3のみにマイナス極のフチに絶縁用の樹脂(紫外線硬化樹脂)を流し込んだものとなっています。
現在、単3の紫外線硬化樹脂採用は日本製の“乾電池エボルタ”と“エボルタネオ”の2品種のみであり、他のタイ製モデル(パナソニックアルカリ乾電池や他社OEM品など)ではコスト削減からか既に紫外線硬化樹脂は省略されています。

使用推奨期限は単3と単4共に「05-2029」となっていました。パッケージに記載はありませんが、エボルタネオは使用推奨期限10年となっていますから、それぞれ2019年5月製造の電池であると推測されます。この電池は絵柄の違う電池が混在されていますが、使用推奨期限は全てが一致しているため同一ロットであると推測され、混在使用も可能であると思います。


いつも通り、外装ラベルを剥がしてみるのですが、外装ラベルの端にロット番号?の印刷がありました。左が単3で“BAM2SV04550A”、右が単4で“BAM2SV04570A”の印刷がありました。いずれもオリンピックデザインの電池であり、パラリンピックバージョンではまた違うのかもしれませんがここでは深追いはしないこととします…。

という訳で、外装ラベルを剥がして見たところです。単3には“023U V29N”の、単4には“3FQN”のロット番号らしき印字が見られました。
ちなみに今回の外装ラベルはかなり剥がしにくい印象を受けました。何しろ、粘着力が高いのです。どうしても外装ラベルを剥がさせたくないパナソニックの意志のようなものが感じ取れたような気がします(気のせい)。

最後にマイナス極の拡大です。左が単3右が単4です。単3のみに紫外線硬化樹脂が採用されている点はこの写真を見てもわかると思います。
マイナス極のガス抜き穴は単3が4つ穴の、単4が2つ穴となっています。 こちらはパナソニックのアルカリ電池ではタイ製モデルと共通の特徴となっていますね。

 

★関連記事
Panasonic 乾電池EVOLTA NEO LR20(NJ)/LR14(NJ)/LR6(NJ)/LR03(NJ)
→当ブログで初めてエボルタネオを紹介した記事。

National NEO 9V 6F22Y(NB)【黒】/6F22Y(NR) 【赤】

懐かしい“National”ブランドな6F22マンガン電池です。現在もほぼ同じデザインの電池が“Panasonic”ブランドで発売中であり、ロングセラーのマンガン電池であります。
今回は店頭で売られていた黒マンガンの『黒ネオ』に加え、OEM(組み込み)向けとして供給されていた赤マンガンの『赤ネオ』も同時に紹介していきたいと思います。
ちなみに黒マンガンの『黒ネオ』(写真左)はシュリンクが解かれていない未開封品です。

電池の裏面です。黒も赤もバーコードが異なっている以外は同様の記載となっていて、写真上に見える端子部にコインを近づけているイラストも同様となっています。
バーコードの事業者名はいずれも“パナソニック(497904と498084)”となっていました。赤マンガンの『赤ネオ』は一般市販はされないOEM向けなのですが、市販品と同じようなバーコードがあります。


電池の側面です。「」は“6F22Y(NB)”という型番、「」は“6F22Y(NR)”という型番である以外はこちらの面も注意書きや社名表記など全く同じです。社名表記は“松下電池工業株式会社”となっています。現在のパナソニック株式会社 インダストリアルソリューションズ社の前身です。
JISマーク表記は“C8501 K”という記載があり、これはかつて福岡県久留米市に所在した松下電池工業九州工場製(C8501:692)を表すもので、水銀0使用化後アルカリ電池は本社工場(C8511:581101)[C8511 M]筒形マンガン電池は辻堂工場(C8501:690)[C8501 T(T MABI)]平(9V)形マンガン電池は九州工場(C8501:692)[C8501 K]の製造に割り当てられていたようです。
なお現在発売されている“Panasonic”ブランドの9V形『黒ネオ』は悲しいかな、中国製です。2019年現在日本でマンガン電池を製造する電池メーカーは存在していません

ブリスターパックの未開封品です。このブリスターパックのデザインも現在発売されているものと同じデザイン、“National”が“Panasonic”となっているだけです。
当然ながら、裏面の社名表記は異なっていて“松下電器産業株式会社”と“松下電池工業株式会社”の連名表記となっています。松下電池工業がパナソニックに統合された現在では“パナソニック株式会社”のみの表記となっています。

ブリスターパックの未開封品では見えにくいかも知れませんが、現行品にも続く機器の誤動作やショートを防ぐマイナス極の絶縁リングが付けられています。絶縁リングが付けられていない未開封品の使用推奨期限が「08-2003」、付けられているブリスターパックの使用推奨期限「12-2004」となっていますから、2002年から2003年の間のいずれかで絶縁リング付きに変わった可能性が高いと思われます。

最後に各種電池の底面です。
:ブリスターパック入り未開封「12-2004」(2003年6月製)
:シュリンクパック入り未開封「08-2003」(2002年2月製)
:開封品“赤ネオ”「06-2002」(2001年12月製)
使用推奨期限の逆算がおかしくない?とお思いでしょうが、パナソニックのマンガン9V形は現在でも1.5年(1年半)期限となっているためでしょう。マンガン電池で最も短い期限です。

【くらしリズム】Panasonic アルカリ乾電池 Alkaline ベーシック 単3形/単4形 LR6(BJTR) / LR03(BJTR)

主にツルハドラッグくすりの福太郎など、ツルハグループに属されるドラッグストアで発売されているパナソニックブランドのアルカリ電池です。
パッケージにはツルハグループの新PBである“くらしリズム”のロゴがありますが、電池そのものは“Panasonic”ブランドを用いたオリジナルデザインのものとなっています。パナソニックが自社ブランドで他社PBを供給した例はあまり無く、極めて珍しい電池であります。

パッケージです。単3、単4各10本パックで単3が“LR6BJTR/10S”、単4が“LR03BJTR/10S”という型番となっています。電池のデザインはパナソニックのエントリーモデルアルカリ電池であるBJシリーズと同じものですが、パッケージもBJシリーズのものとほぼ同様のものになっています。
全体的に“Panasonic”が大きく目立ちますが、“アルカリ乾電池”表記横には小さく“くらしリズム”のロゴが見えます。

生産国は“タイ製”。パナソニックのアルカリ電池ではパッケージに生産国の記載が無いものは「日本製」、その他の生産国に関してはパッケージに記載されている、という他の電池メーカーと比べると変わった表記です。
バーコードの事業者名は“パナソニック(4549980)”となっていました。

パッケージをバラしてみました。これはパナソニックの多本パックアルカリ電池ではおなじみですね。4本パック×22本パック×1で10本が構成されています。
この小分けパックは個人的には嬉しい配慮で、1本だけバラしただけでも全部バラけてしまうよりかはシュリンク単位で保管しておくほうが精神的にも気持ちいいです。多本パックの電池って、一気に使い切る方が稀ですしね。

ちなみに“くらしリズム”はツルハグループが2018年11月より展開しているブランド名で、かつて用いられていた“M’s one(エムズワン)”の後継に当たるブランドとして展開されているようです。ただし、一気に切り替わるのでは無く、段階的に切り替わっていくようです。
この電池は“くらしリズム”ブランドで目玉商品の一つであるようで、ニュースリリースでは新商品の一例として『信頼のパナソニック製お買い得アルカリ乾電池』として紹介されています。

電池の外観です。金色をベースとしたデザインに水色のラインと帯が印象的な電池です。金色と言ってもゴールド系の色ではなくて、黄色味がかっている色です。なので第一印象は黄色いと見える色かもしれません。
型番は単3が“LR6(BJTR)”、単4が“LR03(BJTR)”となっています。BJシリーズのツルハ版(TsuRuha)という意味でしょうか?社名表記は“パナソニック株式会社”となっています。

ネタ元のBJシリーズと比較してみました。下2本がBJシリーズでデザインや注意書きなど配置まで全く同じです。違うのはカラーリングのみ。ただ、BJシリーズのシルバー部分がくらしリズム(仮)では金色となっているので見た目的にはこちらの方が高級に見えそうなデザインです。
使用推奨期限はどちらとも5年でありますので、“アルカリβ”かそれに近い位置付けのエントリーモデルと推測されます。

プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは無いタイプです。かつて、パナソニックの単3アルカリ電池はマイナス極のミゾに絶縁用の樹脂(紫外線硬化樹脂)を流し込んでいましたが、現・タイ製の単3アルカリ電池では省略されています。
使用推奨期限は単3が「01-2024」、単4が「12-2023」となっていました。パッケージには5年期限の記載がありましたのでそれぞれ2019年1月、2018年12月製の電池であると思われます。

外装ラベルを剥がしてみました。単4には“1511181 01:12”のロット番号らしき印字がありましたが、単3の方は不安定でいくつか印字が欠けているロットもありました。何本か剥がした結果“251118 1523”なのではという結論に至りました。物によってはロット番号頭の25や15しか見えない個体もあって、ここまで印字にバラツキがあるものは始めて見ました。このクオリティーがタイ製?

最後にマイナス極の拡大です。前述の通り、タイ製の単3アルカリ電池では紫外線硬化樹脂が省略されています。その代りに、マイナス極外周に樹脂が塗布されている構造に変更されていて、これは現在の「パナソニックアルカリ乾電池」でも同じ特徴です。
マイナス極のガス抜き穴は単3は4つ穴タイプで単4は2つ穴タイプとなっています。

★関連記事
Panasonic アルカリ乾電池 Alkaline 単3形/単4形 LR6BJ / LR03BJ
→当電池の元ネタと見られるパナソニックのエントリーモデルアルカリ電池を紹介した記事。現在でもヨークマートなど一部店舗で入手できる模様。値札上では当電池と同じ「アルカリベーシック」となっている様子。

Panasonic アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(XJ) / LR03(XJ)

当ブログとしては珍しい、普通のパナソニックアルカリ乾電池を紹介します。「電池コレクションブログ」は5年近く運営していますが、ちゃんとパナソニックのアルカリ電池を紹介したのは初なのではないかと思われます。
このパナソニックアルカリ乾電池はパナソニックが発売するスタンダードクラスのアルカリ電池で、“金パナ”または外装の色から“赤金パナ”として親しまれている電池です。どこの店舗でも多く見られ、お馴染みのデザインなのではないでしょうか。

今回は単3と単4の4本シュリンクパック品を購入してみました。単3が“LR6XJC/4SE”、単4が“LR03XJC/4SE”という型番でこちらはコンビニ専売モデルとなっていますが、電池自体に違いはありません。シュリンクは1本づつ電池が切り離せ、新品の電池が見分けられる“おNEWの電池を見分けるパック”となっています。単3と単4のみは乾電池エボルタから培われた、チタン化合物を採用し保存性能をアップさせています(チタンパワー)。

電池の外観です。デザインはオキシライド乾電池で先行使用されたグローバルデザインを遅れて採用、金色+赤色の特徴あるデザインは他の電池にマネされるほど有名なものです。
現在のパナソニックアルカリ乾電池は“パナソニックエナジータイ”によるタイ製。かつては日本製だったこともありました。社名表記も現在は“パナソニック株式会社”でありますが、“松下電池工業株式会社”だった時代もあり、それなりに歴史のある電池であります。

プラス・マイナス側です。マイナス極の底板はザラザラなものになっていますが、これは鉄・ニッケル合金層を形成する“タフコート”であり、長期使用による接触抵抗の上昇を半減させるそうです。
使用推奨期限は単3が「09-2027」、単4が「10-2027」。パッケージには“10年保存可能”とあることからそれぞれ2017年9月、10月製造の電池と推測されます。それにしても、単3の方、使用推奨期限の印字が薄い。昔はこんなじゃなかったと思うけど…。

外装ラベルを剥がしてみました。使用推奨期限の印字と同じく単4の方は濃くて見やすいですが、単3の方はやっぱり薄いです…。なので単3は推測ですが“0208171 07:38”?、単4には“1309172 09:34”のロット番号らしき印字が見られます。
製造時刻らしき印字が見られる点が、FDK製造の電池とよく似ていますね。

 

マイナス極の拡大です。パナソニックのアルカリ電池と言えば、単3のみマイナス極のミゾに絶縁用の樹脂(紫外線硬化樹脂)を流し込んだタイプが有名でしたが、現在は省略されています。その代りマイナス極の周りに樹脂が付いている構造に変更されていました。
これはパナソニックタイ製の単3アルカリ電池のみの特徴で、日本製の単3アルカリ電池(乾電池エボルタエボルタNEO)は引き続き、紫外線硬化樹脂を採用しています。

なお、ガス抜き穴は単3が4つ穴タイプ単4が2つ穴タイプと変則的なものになっています。

Panasonic 6LF22・9V Industrial ALKALINE / 6LF22XWA

今回はパナソニックの組み込み(OEM)向けの9V形アルカリ電池を紹介します。現在、パナソニックのサイト上ではOEM向けの9V形アルカリ電池は用意されておらず市販と同じ“6LR61Y(XJ)”が用意されていることから、これは主に海外で出回っている電池であると推測されます。
パナソニックは自社製の“6LR61”タイプのアルカリ電池を発売していることで知られますが、今回紹介するのは“6LF22”タイプという大変珍しいものです(両タイプの違いはこちらを参照)。

電池の裏表です。デザインは日本の“パナソニックアルカリ乾電池”に準じたものとなっています。日本の市販向けでは『アルカリ乾電池』と種類を訴求したものとなっていますが、OEM向けでは“6LF22・9V”と型番を大きく打ち出しています。
裏面は市販向けではないので、バーコードは無く注意書きのみの表記となっています。注意書きは英語フランス語2ヶ国語表示でもちろん日本語はありません。

電池の側面です。型番は“6LF22XWA”となっており、こちらでも6LF22表記になっています。社名表記は“Panasonic Corporation”で、生産国は“Made in Malaysia”でマレーシア製です。“6LF22”タイプでは実質1社のみの生産となっており全てがマレーシア製となっています。
社名表記の反対側は注意書きも無く寂しい雰囲気ですね…。日本の市販向けみたいに絵表示もありません。

電池の底面と端子部分です。使用推奨期限は「01-2020」と「07-2020」が混在、5年期限の2015年1月、7月製造の電池と思われます。使用推奨期限表示は刻印のタイプとなっていて、三菱電機ホーム機器マクセル(日立)ソニーなどのアルカリ9V形と同様のものになっています。
端子部分のマイナス極は六角形のタイプになっていますね。これも“6LF22”タイプで見られる特徴の1つです。

日本の市販向けと比較してみましたよ。日本で売られているパナソニックの9V形アルカリ電池(エボルタも含む)は“6LR61”タイプとなっており、端子構造も大きく異なっています。端子部分のプラスチック?が赤色(エボルタは黒色)になっており、マイナス極の端子にショート防止の絶縁リングが嵌っているのが大きな特徴です。おまけにタイ製であればそれは9割方6LR61です。
よく見てみると、外装缶の縁、6LF22の方が雑ですね。

もういっちょ、今度は同じく海外でOEM向けとして出回ったとみられるベルギー製の“6LR61XWA”と比較してみました。こちらは一時期日本のショッピングサイトでも入手可能でした。
こちらは同じOEM向けの電池なので瓜二つです。型番が違うだけで注意書きや表記も同様なので、間違い探しレベルの域に達していますね。製造国の違いからか、色合いが若干異なっているものの素人目から見た限りでは同じ電池にしか見えないでしょう。

★関連記事
6LR61と6LF22の違いについて
→本記事で“6LR61”タイプとか“6LF22”タイプとかなんぞや?と思った方はこちらの記事を参考にしてみてください。

National HYPER UM-2・UE

今回はナショナル(現・パナソニック)の一昔前な単2マンガン電池“HYPER”を紹介します。
ナショナルのハイパー(HYPER)は国産初の完全金属外装乾電池として誕生したブランドです。しかし、ナショナルハイトップが登場すると“ニューハイパー”と改名され廉価版マンガン電池へと格下げされます。その後“HYPER”の名称に戻るものの組み込み向け青マンガン電池に成り果ててしまいます。それが今回紹介する電池だったりします。

 

今回紹介する“HYPER”は赤マンガン電池である“Hi-Top(ハイトップ)”の格下に当たる青マンガン電池で主に各種機器に付属されるOEM(組み込み)向けの電池となっていました。
電池下Nマークの場所には「leak proof」と記載されています。この表記は初代のハイトップで使われていた表記ですが、小文字Nationalロゴの段階で「long life」に変わってしまいます。しかし、この“HYPER”では「leak proof」を継続使用していました。

ただし、この「leak proof」表記を行っていたのは“HYPER”でも単1と単2のみで、単3と6P形では「long life」表記となっていたようです。

電池の側面です。型番は“UM-2・UE”となっており、注意書きの記載はありません。表面に“long life”表記が無い代わりに、こちらの面に「Longer Life」の表記がありました。
社名表記は表面に「UNDER LICENSE OF MATSUSHITA ELECTRIC, JAPAN」という表記があるのみで生産国の記載もありません。意味的には「松下電器産業の許可を得ている」というものですが、他社が製造していた電池なのでしょうか。

プラス・マイナス側です。プラス極の絶縁リングは「」。底板の刻印には「05-97」が見られますが、本体に表記が無いため、これが製造日か使用推奨期限の表記であるかは不明です。
この印字は数字が細長い独自の字体で、現在でも発売されているパナソニックのインドネシア製マンガン電池と比べるとほぼ同じです。このことから、この電池はインドネシア製で尚且つ“パナソニック・ゴーベルエナジー インドネシア”製と推測されます。

★関連記事
ナショナル 通信用乾電池 FM-3(H)・FM-5(H)
→ナショナルの通信用乾電池を紹介した記事。この電池も本記事で紹介したものと同様に青いデザインを用いており、かつては“HYPER”ブランドも冠していました。

Panasonic 乾電池EVOLTA NEO LR20(NJ)/LR14(NJ)/LR6(NJ)/LR03(NJ)

記念すべき『一次電池(一般)』カテゴリ500件目の今日はパナソニックの新アルカリ電池“乾電池EVOLTA NEO”を紹介します。発売から9年が経過したという“乾電池EVOLTA”上位のハイグレードアルカリ電池で『パナソニック史上No.1長持ち!』を売りとしています。
なお、パナソニックがアルカリ電池に“NEO”という名を冠するのは1983年松下電池工業時代に発売した「ナショナルウルトラネオ」以来、実に34年振りとなります。

パッケージはこんな感じです。ブリスターパックや多本パックのパッケージではエボルタくんの9歳年下の弟とされる“エボルタNEOくん”がプリントされています。
キャッチコピーは『当社史上最高長持ち。』。従来からのタフコートに加え、銀化合物が液もれの原因となる水素ガスを分解し過放電後のガス発生量を30%抑えるなど(液もれ防止製法Ag+)、エボルタよりも進化した革新的な数々の性能を備えています。

パッケージ裏。この部分にもパナソニックのアルカリ電池で初採用した点があります。ヒントは「最近ダイソーの電池でよく見られる」です。正解はQRコード。ダイソーの電池では注意書きのページが見られる注意喚起のためでしたが、エボルタNEOでは製品情報のページにアクセスできる仕掛けになっています。
なお、バーコードのベンダーは“パナソニック(4549077)”となっていました。

電池の外観、まずは単3と単4です。単3の型番は「LR6(NJ)」で単4の型番は「LR03(NJ)」となっています。デザインは従来のエボルタと比べると金色の部分が減り青色の部分が多くなったことでより高級感が増したようなデザインとなっています。その結果、金色の部分は“Panasonic”ロゴ上下に残しているのみです。
生産国は単3・単4共に日本製。この部分は従来エボルタから引き継がれている点であります。

次に単1と単2です。単1の型番は「LR20(NJ)」で単2の型番は「LR14(NJ)」となっています。後、デザインについてもう一つ。プラス極のアピールが凄くなっています。プラス極のマークが3つあるのは当たり前、よく見てみて。細かい“+”マークが上部全周に敷き詰められています。これは間違いようが無いでしょう。
生産国はこちらも日本製。単1と単2のみはパナソニックのアルカリ電池全て(OEM供給を含む)で日本製となっています。

プラス・マイナス側。まずは単3と単4です。単3のマイナス極はミゾに絶縁用の樹脂を流し込んだパナソニック独特の「紫外線硬化樹脂」を採用しています。なお、エボルタの単3ではプラス極の突起が低く設計されていることで一部の機器でプラス極が端子に届かないという現象が見られましたが、残念ながらエボルタNEOの単3でも引き継がれており、エボルタが使えなかった機器では引き続き使えない可能性が高いです。ご注意を。

マイナス極の外装ラベルを剥がしてみた様子です。単3は紫外線硬化樹脂の向こうに4つ穴のガス抜き穴が見えます。単4は樹脂無しの2つ穴タイプになっています。
これは実際に触れてみないとわからない点ではありますが、マイナス極の溝が深くなっています。これは“V字構造”というもので、溝をV字型に整形することで正極材料の充填量アップを実現したとのことです。

次に単1と単2のプラス・マイナス側。マイナス極は黒い絶縁リングで底板は「」となっています。このマイナス極は“絶縁リングによるマイナス端子凹み構造”を採用しており、マイナス端子同士の逆接続では機器が動作しないようになっています。
使用推奨期限は全てのサイズで「04-2027」。10年期限となっていますから、2017年4月製造です。できたてホヤホヤです。

 

最後に「EVOLTA NEO」ロゴの“NEO”の部分はマンガン電池のネオと全く同じ字体を使っています。パナソニックの電池は前出の「ウルトラネオ」や「ネオハイトップ」、「ネオブラック」のように“ネオ”を冠した電池が多いのです。それだけパナソニックが本気を出して力を込めたアルカリ電池が今回のエボルタNEOなのかもしれませんね。

 

Panasonic リチウム電池 CR2412/CR2430

世間ではパナソニックの新アルカリ電池“乾電池エボルタNEO”が発売されて話題となっていますが、その裏で同時発売されたパナソニックの電池があります。それが今回紹介する“CR2412”と“CR2430”というリチウムコイン電池です。
“CR2430”はソニーFDK(富士通)など他社も発売していましたが、“CR2412”は一部ショップがバルク品をバラ売りするケースはあったものの、一般市販品としては今回パナソニックが発売開始するものが初登場となります。

パッケージ裏。両者注意書きはほぼ同様ですが、“CR2412”のみ『●充電・ショート・変形・加熱・火中投入禁止。』の部分の「変形」が追加されており、若干文量は増えています。同電池では表面にも『取扱注意:電池が曲がると液もれのおそれあり』という記載があり、“CR2412”はよっぽど曲がりやすいのでしょう。
社名表記は“パナソニック株式会社”でバーコードのベンダーも同社のものとなっています(4549077)。

上の写真をみてあれ?と思うかもしれませんが、“CR2430”が他のリチウムコイン電池と同様の使用推奨期限5年となっており、“CR2412”のみが使用推奨期限2年となっています。その為、写真の電池では表記差がありますが両者とも2017年4月製造の電池となっています。
今回パッケージも大幅に変更され、電池が簡単に取り出せないようになっています。これは子供(乳幼児)がパッケージから電池を取り出し誤飲するという事故に対応したもので、これは電池工業会が定めた“コイン形リチウム一次電池の誤飲防止パッケージガイドライン”に準拠したものになっているそうです。今後パナソニックから発売されるリチウムコイン電池にも順次導入されていくとのことで、電池工業会に加入している他社も追随していくものと思われます。

電池の外観。どちらとも“Made in Indonesia”でインドネシア製です。“CR2430”は電卓や時計に用いられた電池で、電池自体は他社で長年発売されており、本ブログでも三洋電機のものを紹介したことがあります。一方、“CR2412”は主にトヨタ車のカードキーに使われている電池で今まではトヨタのディーラーか一部ショップでのみ入手可能な電池だったこともあり、今回の一般販売は待望と言えるものなのではないでしょうか。

電池の裏面。構造は両者全く違っており、“CR2430”の方が隙間が広く“CR2412”の方の隙間が狭くなっています。薄さも相まって“CR2412”は作りが細かそうです。使用推奨期限が短い秘密はここにあるのかもしれません(※)
ロット番号の表記も異なっており、“CR2412”がインクでの印字で「74」と記載されているのに対し、“CR2430”は刻印で「72」と記載されています。

※:パナソニックのサポートページでは、電池構造が非常に薄くCR2032などの汎用電池と比べて特殊技術採用による設計をしているためとのこと。

最後に薄さを比較してみました。両者とも直径は24.5mmで同じですが、“CR2412”の方が厚み1.2mmとなっており、“CR2430”の厚み3mmより一段と薄くなっています。手に持ってみると、確かに薄型で折り曲がりそうな感じであります。取扱いにはくれぐれもご注意下さい。

Panasonic EVOLTA 乾電池エボルタ 9V形 6LR61Y(EJ)

6LR61EJ_1今回は今日、4月16日に発売されたパナソニック“乾電池EVOLTA”の9V形を紹介します。
乾電池EVOLTAは2008年4月に発売されたオキシライド乾電池の後継に当たるハイグレードアルカリ電池で、当初は単1から単4までのラインナップでありましたが、今回満を持して9V(006P)形が登場しました。既に海外ではEVOLTAの9V形が発売されている地域もあるようですが、日本では初の9V形となります。

 

6LR61EJ_2パッケージ裏。ラインナップは1個入り及び2個入りのブリスターパックと1個入りのシュリンクパックがあります。なお、型番は1個入りブリスターパックが「6LR61EJ/1B」、2個入りブリスターパックが「6LR61EJ/2B」となっています。
パッケージには“3年保存可能”と記載、6P形アルカリ電池としては業界初の使用推奨期限3年を達成、更には単1から単4のパナソニック系アルカリ電池で既に採用していた“液もれ防止製法”を6P形アルカリ電池でも初採用しています。

6LR61EJ_3電池の外観。表面はもうお馴染みとなった金を基調に「」のEVOLTAデザインです。ただ、今まで同電池には角形(6P形)が無かったため、逆に新鮮に見えてきますね。
裏面は今までのパナソニックアルカリ電池と同様、バーコードとプラス・マイナス極のショートに関する注意書きと、マイナス極の樹脂リングを取り外さない旨の絵が記載されています。なお、バーコードのベンダーは“パナソニック(4549077)”。

6LR61EJ_4電池の側面。電池単体の型番は“6LR61Y(EJ)”。乾電池EVOLTAでは全サイズ日本製であったので、6P形の生産国が気になっていたのですが、パナソニックアルカリ電池の9V形と同じく、タイ製となっていました。
注意書きの文面はパナソニックアルカリ電池の9V形と同様ですが、EVOLTAの注意書きには他のパナソニック製品にも使われているイワタUDゴシック”が用いられています。

6LR61EJ_5端子部。端子部分の樹脂色、パナソニックアルカリ電池の「」とは異なる「」で、これは同じくパナソニックがOEM供給している“Fujitsu”ブランドの9V形アルカリ電池と同様のものです(写真左)。
海外では本体と同様に端子部分の樹脂色も「青」のものが見られたので、期待していた部分だったのですが、甘かったようですw。

 

6LR61EJ_6底面。こちらは使用推奨期限の印字を含め、パナソニックアルカリ電池や“Fujitsu”ブランドの9V形アルカリ電池と全く同様です。どれもタイ製で製造工場も同じと思われますから、当然なのですけどね。なお、使用推奨期限は「04-2019」。使用推奨期限3年ですから、2016年4月製造。出来たてホヤホヤな電池です。
しかし、この電池がタイ製だったのにはショック…。パナソニックはもう国内で9V形アルカリ電池(6LR61)は作れないのでしょうか。