月別アーカイブ: 2013年2月

SANYO アルカリ乾電池 (Dシリーズ)

sanyo三洋電機のアルカリ電池としては最終世代となるDシリーズ。現在は生産されておらず、そのためか近所のディスカウントストアで1パック99円で入手した。

今回入手した単2は特徴のあるシュリンク包装やマイナス側の逆装填防止機能で日本製であることから、FDK(FDKエナジー)のOEMであると考えられる。

SAVINGS パワフルBlack マンガン乾電池

savings1以前、“ダイエー”がSAVINGS(セービング)というPBブランドで展開していた頃のマンガン電池。なおこのセービングのロゴは2代目のもの。以前、ダイエーPBのレトロ電池を紹介したことがあるがあれよりずっと後のものである。

単1から単4までのラインナップだったが今回は単2と単4を紹介する。ちなみに、推奨期限は単2が11-2005、単4が11-2004である。

 

savings2JISマーク表記、単2にも単4にも「T MABI」と表記されており、松下電池工業(現・パナソニックグループ エナジー社)製と思われる。

現在はダイエーのPBは存在せず、業務・資本提携先であるイオンのPBである「トップバリュ」が導入されており、ダイエーで売られるPB品の電池もトップバリュブランドとして発売されている。

 

TOSHIBA キングパワー SUM-2(K)

kingpower11992年7月製造の東芝キングパワー(赤マンガン)の未開封3パック。東芝の電池にはいつからか、プラス側にテープシールが付けられており、かつてはベルマーク、後期は「あたらシール」として新しい電池を示すシールが貼ってある物があったが、これは後者のものである。ちなみにあたらシール時代の東芝の乾電池にはバーコードシールの場所にベルマークがあった。

 

kingpower23パックあったので一つ開けてみる。3年補償付き、水銀0使用であり、キングパワーでも大分後期のものなのかな?JISマーク表記は「T-S」で東芝電池佐久工場製とみられる。20年以上経過しているのに液漏れ一つ無いのには感心する。

 

 

 

kingpower3電池テスターで残量を調べてみるも、残念ながらレッドゾーン。やはり、“水銀0使用”だとダメなのでしょうかね。ちなみに写真の電池テスターは販促品として配布されたと思われる「キングパワーU」の電池テスター。

 

 

kingpower4さすが、東芝純正のテスター。プラス側にあたらシールやベルマークが貼ってあっても計れるように単1と単2のプラス端子は特殊な形状になっている。

RAYOVAC Alkaline

rayovac1西友で15本777円で売っている“レイオバック(RAYOVAC)”のアルカリ電池の単3と単4。レイオバックと言えば、東芝電池の前身である岡田乾電池と提携、岡田乾電池が東芝に買収されてからも東芝レイ・オ・バックとして健在だったが、1982年に資本撤退し、日本市場から姿を消した。それ故、日本ではあまり知られていないものの、デュラセル・エナジャイザーに続くアメリカ3大電池メーカーの一つなのである。

rayovac2

裏側の写真。表側はなんともアメリカメーカーらしいパッケージであるが、裏側は日本語で記載されており、元々日本仕様のものであるようだ。輸入者は西友プロキュアメントで販売者は合同会社 西友(西友は株式会社でなく合同会社である)となっている。ちなみに、単4は米国(アメリカ)製、単3はドイツ製となっている。単4は表にも「MADE IN THE USA」と表記してあり、レイオバックはアメリカのメーカー、やはり日本と同じで自国産であることを主張したいのだろう。

rayovac3それでは、電池本体を見ていこう。まずはドイツ製の単3。これが外観。推奨期限は「2019 NOV」、つまり2019年11月である。日本メーカーの電池の場合は電池本体に刻印ないしは印刷されていることが普通だが、アメリカメーカーの電池はどこも電池本体の印刷とともに記載されていることが多い。それとは別に刻印“0FPV”というロット番号らしきコードが記載されている。

 

rayovac4プラスとマイナスの拡大写真。マイナス側が「◎」な独特な形状になっている。このマイナスどこかで見たことがあるなぁ…。

 

 

 

rayovac5ロケット製と思われる韓国製の単3のマイナス側に似ている。が、中心のポッチがレイオバックの物のほうが大きいので多分、別物と考えられる。

 

 

rayovac6次に、アメリカ製の単4。こちらの推奨期限は「2018 DEC」、つまり2018年12月である。こちらの刻印は“0FIF2”。ドイツ製単3は白い印刷+刻印だが、こちらは黒い印刷で書かれている。

 

 

rayovac7プラスとマイナスの拡大写真。こちらはプラス側に特徴があるものになっている。

 

 

 

他にも西友には980円の単1と単2の6本パックやレイオバックの懐中電灯など、レイオバックの製品が多い。西友の親会社はアメリカの流通大手ウォルマートであり、それが縁で日本でのレイオバック再進出となったのであろう。

ちなみに今回買ったものは店頭の値札では777円になっていたが、実際に買うと677円になっていた。もしかしたら、売り切り寸前なのかもしれない。

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MEMOREXの充電器

MEMOREX充電器秋葉原の磁気研究所、店頭490円で入手したMEMOREX(兼松)の充電器です。充電器?電池付いてるじゃん。と思うでしょうが、よく見ると充電池、液漏れしてます。なので、490円は充電器だけの値段で電池は一応ついてきますが、ジャンク品の保証外という訳です。

でも、自分的には電池がメインで充電器のほうがおまけという認識だったのは言うまでもありません。

memorex2

パッケージ上から電池を見てみると電池が粉を吹いています。電池を取り出し、粉を拭いてMEMOREXの充電器で充電してみると無反応でしたが、テクノコアの充電器(TC-S40)で充電すると復活。その後はMEMOREXの充電器でも充電できるようになりました。ただ、液漏れしていたので、本来の性能は発揮出来ないでしょうが、自分が所持しているCDプレイヤーで快調に使用できています。

 

memorex3

それでは、オマケの充電器部分を見て行きましょう。これが充電器の外観。説明書が付いています。説明書に書いてある通り、ニッケル水素電池専用でニカド電池は充電できないようです。ちなみに、ニッケル水素電池専用の急速充電器でニカド電池を充電することはできません。これは、ニッケル水素電池とニカド電池では充電終了の検出方法が違うためです。

 

memorex4 裏側。普通のプラグ収納タイプの充電器ですね。入力電圧はAC100-240V仕様のワールドワイドチャージャーとなっている。出力電流は写真の通り、充電時間は付属のtyp.2100mAhの単3が150分typ.750mAhの単4が110分となっている。ちなみに、2本単位の充電で2本でも4本でも同じ充電時間である。

 

memorex6スロットは単3、単4兼用で単4で使う時は写真の通り、端子部分を倒して使うようになっている。三洋の充電器でこれと似た、端子を倒して単4も充電できる充電器がありましたね。充電表示ランプが違うのでOEMでは無いようです。

 

 

memorex5電池の装填イメージ。

 

 

 

memorex7充電中の様子。充電中は赤ランプ点灯。充電完了は緑ランプが点灯する。また、充電異常は赤ランプ点滅のようだ。

 

 

memorex8最後に付属の充電池。型番は「NMH-3/A」、容量はmin.2000mAh(typ.2100mAh)中国製で本体には“03-0803 HR-AA”の刻印がある。おそらく、2008年3月製造のものか?見てみると外装のチューブには液漏れ跡が見られる。

EXCELL ALKALINE

EXCELL1EXCELL ALKALINEという中国製のアルカリ電池の絵柄違い2種。両方共2010年7~8月製造のもので世代は大体同じ。なぜ絵柄が違うのかは不明。グレードなのかもしれない。ちなみに、以前三洋電機がエクセル(EXCELL)という同名のブランドでアルカリ電池を出していたことがあるが、関係はない様子。

金色のものは“MADE IN CHINA”なのに青いものは“MADE IN P.R.C.”。どっちとも中国製を表すものだが、なんか引っかかりますね。

EXCELL2こちらは9Vタイプ、6LR61。普通、6Pの製造日や推奨期限表示は底面に刻印または印刷されていることが普通だが、写真のようにこれは電池本体に印刷されている珍しいものになっている。

電池には“A PRODUCT OF EXCELL BATTERY CO., LTD”と書いてあり、検索するとアメリカのEXCELL BATTERY COMPANYというメーカーが引っかかるが、この会社は無関係。実は中国・深センのEast (Shenzhen) Technology Co.,Ltd.というメーカー製の電池のようである。ちなみにここからEXCELLアルカリ電池のラインナップが見れる。やはり、単3のものは2つの絵柄がありますね。違いは書かれていない。

単3電池3本の機器を2本で使う法

写真は自分026が使っているMP3プレイヤー。これはサン電子より発売されていた「AQA026」という型番のMP3プレイヤーで型番で分かる通り、お風呂など水回りで音楽を市販のUSBメモリで楽しめるMP3プレイヤーである。

 

 

0262このMP3プレイヤーの欠点は単3電池3本ということ。普通、電池は偶数本で発売されており、4本買っても1本余ってしまいキリがよくない。なぜ、単3電池3本すなわち4.5Vなのかを考えてみる。このMP3プレイヤーはUSBメモリーを媒体として動かしている。USBに供給されている電圧は5Vであり、普通の乾電池では5Vを生成できない。だから、4.5Vなのである。

 

0263要は5Vを供給出来ればいいんだろ。的な感じで作ったのが写真のような単3型のDC-DCコンバータ。これは単3のダミー電池に使い捨ての携帯電話充電器に内蔵されているDC-DCコンバータの基板を組み込んだものである。これには元ネタがあり、電池を扱うホームページとして有名な気の迷いというホームページの「携帯電話充電器をDC-DCコンバータにしよう!」というページ。これを見て単3に回路を組み込めるぞ!と思い作ってみたわけです。これを見る前は秋月電子のDC-DCコンバータキットも検討してみたのですが、チョークコイルやICがデカイものが多くて単3電池サイズに収められない物が多かったのです。ちなみに『3V以上の電圧を印加しないこと』と書いてあるが、以前、3V以上の電圧(3.7Vの単3リチウムイオン)を与えたところ壊してしまいました。従って、写真のものは2代目です。

0264実際に動かしているのがこの写真。赤い線はDC-DCコンバータのマイナス電源で電池ボックスのマイナス側のスプリングに引っ掛けて電源としている。これでミソなのは無改造な点。普通こういう改造をする時は本体の内部に手を入れて回路を追加することが多いが、この方法だと元に戻すのも電池ケースに入ったDC-DCコンバータを外せば良いですしね。

電池持ちは元通りとは行かないものの、そこそこ長持ち。満足した改造でした。この方法はどの単3電池3本の機器で使えるわけではありませんが、電池ボックスに余裕がある機器なら使えるので試してはいかがだろうか?もちろん、メーカーにバレると保証外になるので注意ね。

ナゾの電池

no531液漏れで印刷が剥がれてしまったナゾの電池。モノは古いポラロイドカメラから取り出したもので、No.531(PX-19)という電池であることは判明している。プラス・マイナス極は006Pと同じようなスナップが付いており、電池ボックスが不要な作りになっている。LR50というボタン電池が3直列で接続されており、4.5Vである。しかし、表面は銀ピカで印刷は剥がれている。

 

 

no532同じような電池に同じく古いポラロイドカメラに使われていた電池でNo.532(PX-24)という電池も存在していた。こちらはLR50が2直列で接続、3Vとなっている。

 

 

 

大きさ比較size。No.531のメーカーがわからないのが残念ですね。

 

 

 

 

sony_battこの電池、日本ではソニーがアメリカのEnergizer製の電池をカメラ用アルカリ電池と称して発売していたことがある。ソニーはエナジャイザーの前身であるユニオン・カーバイドと提携していたことがあり、その流れで発売していたのであろうと考える。写真は「ソニー アクセサリー集(47) 1992年11月」よりのもの。

 

萌え電池のまとめ

萌え電池とは“モリモ商事”が発売する西又葵氏デザインのイラスト、いわゆる萌え絵がプリントされたシリーズである。今回は萌え電池をまとめてみた。ちなみにイラストを書いている西又葵氏とはエロゲブランドNavel所属の原画家・イラストレーターで最近は米袋のイラストやペットボトルお茶のイラストなど様々なモノの絵を描いていることで知られる。

moe1これが一番最初に売られた萌え電池。末期には100円ショップでも売られていたことがあるので見たことがある人もいるのではないだろうか。

絵は西又葵氏がこの電池のために描き下ろしたもので、単3がメイド、単4がネコがプリントされたデザインとなっている。台紙の割に電池に書かれているイラストは小さいので痛さはあまり無い。

 

moe2単4を箱買いしてみました。箱にイラストが描いてあるわけでもなく、箱だけ見たら別段、何の電池だかはわからない。10パック(20本)入っている。moe3

開けてみるとこんな感じで電池が入っています。

 

 

これが次に発売された萌え電池でmoe4、西又葵氏が所属するゲームブランドNavelのゲーム「SHUFFLE! Essence+」のイラストを用いたものになった。かつて、コナミが富士電気化学(当時)製造で「ときめきメモリアル」のアルカリ電池を売っていたことがあったが、美少女ゲーム、いわゆるエロゲーがコラボで電池を発売したのはおそらくこれが初だろう。

単3は芙蓉楓というキャラクターがプリントされており、単4は相変わらずネコである。今回はキャラが電池全体にプリントされており、痛さは倍増。電池が見える電池ケースに入れたら目立つこと間違い無しである。前の萌え電池は型番が無かったが今回は単3が「AN-LR6M2」、単4が「AN-LR03C2」と型番が付いている。

moe5 これが自分が見た中で最後の萌え電池。多分、最終世代と思われる。今回もゲーム「SHUFFLE! Essence+」のイラストを用いたもので、単3には八重桜というキャラクターがプリントされている。残念ながらこの世代の単4は入手できなかった。どうせ、ネコでしょ?と思ったあなたは鋭い!検索してみるとそのようですね。型番は単3が「AN-LR6M3」、単4が「AN-LR03C3」である。

 

という訳で、萌え電池のまとめを駆け足で見てきたがいかがだっただろうか?ちなみに電池自体はインドネシア製で100円ショップで4本100円で売られているモリトク(輸入元は丸紅情報システムズ)の単3に似ている。

電池製造者記号のまとめ

最近は見ないものの昔の電池にはJISマークと共に電池製造者の記号がアルファベットで記載されていた。今回はわかっている限りの製造者記号の一覧を作成した。以前、姉妹サイト「充電池博物館」の掲示板に書いていたのだけど、消されたのでここに再掲するものである。

略号 製造者 認定番号
S-K ソニー・エナジー・テック
現・ソニーエナジー・デバイス
284007
FDK
F.D.K
FDKエナジー 鷲津工場 380130
新JIS:JQ0307109
T-U 東芝電池 碓氷川工場
主にアルカリ電池を製造。現在でも東芝の塩化チオニルリチウム電池製造工場
として健在。
386045
T-S 東芝電池 佐久工場
主にマンガン電池を製造。現在も東芝の工場だが2013年閉鎖予定
372007
T-T 東芝電池 高崎工場
現在はFDKトワイセルの本社兼工場。
365290
T.T.K 東洋高砂乾電池 八坂工場 392019
M
MABI
松下電池工業 乾電池事業部
現・パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社
581101
M.D.B 日立マクセル 電池事業部 7987(マンガン電池)
582034
HMA 日立マクセルエナジー
現在は日立マクセルに統合。
新JIS:JQ0505001
S.E.C 三洋エナジー鳥取
現・FDK鳥取略称は旧社名の三洋エクセルに由来
686011
NF Fujian Nanping Nanfu Battery Co., Ltd.
中国の電池メーカー。“EXCELL”ブランドでアルカリ電池を発売している。
上記三洋エナジー鳥取が展開していた同名ブランドとは無関係。
新JIS:JQCN13006

※この一覧は2000年発行のムック、「モバイルワールド(IDGジャパン)」No.4の記事、徹底デンチマーク~第2回:単3形アルカリ乾電池~に掲載されていた表を過去のJISサイトなどを見て筆者が加筆したものである。

JIS記号の例ちなみに、認証番号という見慣れない番号が掲載されていると思うが、これはJISが定めた固有の認定番号である。この認定番号もその製造元固有のものなので、製造元を探る上での指図になるだろう。

例えば、左の写真の電池だと、認定番号“372007”で略号が“T-S”であるので、東芝電池の佐久工場製であることがわかる。