月別アーカイブ: 2015年6月

スマイルライフ アルカリ乾電池 単3形/単4形

smilelifealkaline_1関東地方及び近畿地方でスーパーマーケットを展開している“ライフ”によるPB品である“スマイルライフ”のアルカリ電池です。
同スーパーでは日本流通産業が展開している“くらしモア”というプライベートブランドも展開、同ブランドによるソニーのアルカリ電池“STAMINA(スタミナ)”も発売していますが、それとは別にライフが独自に展開している低価格アルカリ電池が今回紹介する“スマイルライフ”の電池となります。

 

デザインはアルカリ電池を象徴するような金ベースにグラデーションによる白帯の上に『アルカリ乾電池』とあるもので、その下には『水銀ゼロ使用・大容量で長持ち』というキャッチコピーが記載されています。
“スマイルライフ”のロゴはライフのトレードマークとなっている四つ葉のクローバーを使ったデザインで、公式サイトによるとこのクローバーには4つの約束が込められているようです。

smilelifealkaline_3注意書き部分。輸入販売元は“兼松(株)”となっており、“スマイルライフ”ブランドではあるものの、ライフを展開する企業であるライフコーポレーションの記載は見られません。
生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。
兼松が供給するアルカリ電池は自社の“MEMOREX”ブランドのものを含め、金ベースなデザインが多いような気がします。やはりアルカリ電池らしさを追求した結果なのでしょうか。

smilelifealkaline_2いつもの順序とは逆ですが、パッケージ裏のバーコードラベルです。バーコードのベンダーは“兼松(4959058)”となっていました。
ラインナップは今回紹介した単3・単4、4本シュリンクパックのみ。各・税込108円となっており、ボッタクる印象もない普通の低価格アルカリ電池と言えます。

 

smilelifealkaline_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」で兼松が供給するアルカリ電池ではもはやお馴染みなタイプのものです。写真左のものは兼松×音光のコラボブランド“m’pit MEMOREX”のアルカリ電池で絶縁リングの色と使用推奨期限の印字が一致しています。
使用推奨期限は単3・単4共に「03-2020」で時期的に5年期限と推測、2015年3月製造の電池であると思われます。

WATTS ALKALINE アルカリ乾電池 LR6/LR03 その2

wattsalkaline_1100円均一ショップ“meets.(ミーツ)”や“シルク”を展開している“株式会社ワッツ”のアルカリ電池です。
今回、微妙にリニューアルされ、使用推奨期限が7年に延長したほか、従来品に比較して約10%の容量アップを果たしたようです。
その代わり、従来品は6本パックでしたが、今回は5本パックに減らされています。5本…。中途半端な数字ですね。“4+1本”としてお得感を訴求したほうが良かったかもしれません。

また、従来品はパッケージ上でのみワッツのPB品である“ワッツセレクト”を謳っていましたが、今回のリニューアル品はそのロゴが削除され、“Watts”の企業ロゴのみの記載となっていました。なお、バーコードのベンダーは“ワッツ(4526112)”。

wattsalkaline_2電池の外観と注意書き部分。電池そのもののデザインは従来と変わらず。従って、発売元の表示欄と注意書き部分がかつて100円均一ショップで多く見られたモリトクのアルカリ電池に似ている特徴もそのまま受け継いでいます。ということなので、外観からは従来品かリニューアル品かを見分けることは出来ません。
なお、発売元は“株式会社ワッツ”、生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。

wattsalkaline_3プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは無いタイプです。その為か、マイナス極の極限までラベルが覆われているのが特徴的と言えます。
なお、使用推奨期限は単3・単4共に「06-2022」。パッケージには7年期限の記載がありますので、2015年6月製造の電池であると思われます。

 

wattsalkaline_4なお、従来品には電池の外装ラベルを剥がすと8ケタのロット番号印字が見られましたが、今回のリニューアル品にはその印字が見られませんでした。電池の外観から従来品かリニューアル品かを見分けることは出来ませんが、外装ラベルを剥がし、ロット番号の有り無しで判別することが可能っぽいです。
ただ、それを見分けるのにわざわざ外装ラベルを剥がすのか?ということですが。

wattsalkaline_5今回も外装ラベル剥がしついでにマイナス極のガス抜き穴も見てみました。単3・単4ともに2つ穴タイプで、マイナス極・底板の中心に小さい丸印が見えるのがこの電池の特徴です。

 

 

wattsalkaline_6ちなみにワッツが展開している100円均一ショップは自社系の“meets.”旧・オースリー系の“シルク”の屋号が乱立している状況ですが、段階的に社名である“Watts(ワッツ)”の屋号に統一する計画があるようです。
※:画像はワッツのホームページより抜粋。

★関連記事
WATTS ALKALINE アルカリ乾電池 LR6/LR03
→本記事で紹介したワッツのアルカリ電池の前モデルを紹介した記事。本文でも触れていますが、かつては6本パックでした。

EVER PLUS アルカリ乾電池 その2

everplus_1主にスーパーマーケット“マルエツ”で売られている“EVER PLUS”というブランドの低価格アルカリ電池です。かつては白地に水色という個性的なデザインのアルカリ電池でありましたが、今回リニューアルされ、上部・帯に薄茶色のグラデーションのデザインはこれまたアルカリ電池らしくない個性的なデザインと言えるのではないでしょうか。

 

everplus_2以前の物は輸入元がハンファ・ジャパン(現・ハンファQセルズジャパン)となっていましたが、同社が電池販売から撤退したのか、今回、輸入元がロイヤルパーツに変更されているのも大きな特徴です。その為、バーコードのベンダーも同社との関わりがあると思われる“ネオテクノス(456042556)”のものになっています。
ちなみにシュリンクパックの表は絵柄は揃っていなくバラバラ。ここは中国製と言える点でありましょうか。

everplus_4まずは単1と単2の注意書き部分。単1と単2はスペースが広い為か『単1形/単2形 アルカリ乾電池』のロゴが3ヶ所ありますが、ブランド名である“EVER PLUS”は正面1ヶ所のみで他にはありませんでした。
輸入元は“ロイヤルパーツ株式会社”。問い合わせ先の電話番号はネオテクノス製品のフリーダイヤルではなく、大阪06な普通の電話番号となっています。

everplus_5プラス・マイナス側。使用推奨期限は単1・単2共に「04-2020」となっており、店頭の値札には5年期限との表示があったので、2015年4月製造の電池であると思われます。時期的にも5年期限で間違いないでしょう。
生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。

 

everplus_6次に単3と単4の注意書き部分。ちなみに注意書きは至って普通のもので誤字などは見られません。下部は薄茶色のグラデーションになっており、正面は白いですが注意書きに向かって色が濃くなっています。これにより、注意書きは読みやすい印象を受けます。ただし、文字はやけに小さいですが…。
輸入元は単1や単2と同じく“ロイヤルパーツ株式会社”。生産国も同様に中国製です。もちろん“水銀0(ゼロ)使用”。

everplus_7プラス・マイナス側。ハンファ・ジャパン時代の物は中国(Guangzhou Tiger Head Battery Group)製を経て韓国(ロケット)製となっていたようですが、今回の輸入元変更により再び中国製に戻ったようです。今回の製造元は不明でマイナス極の絶縁リングは無いタイプとなっていました。
使用推奨期限は単1と単2と同じく「04-2020」。同じく、5年期限の2015年4月製造の電池であると思われます。

everplus_8電池の外装ラベルを剥がしてみると、レーザー刻印で単3には“KBXH 17 231040”、単4には“IBWH 02 071317”というロット番号らしき刻印がありました。何故か単3と単4ではロット番号の刻印位置が違っています。
なお、ラベル剥がしついでにマイナス極のガス抜き穴も見てみましたが、一般的な2つ穴タイプのものでありました。

 

★関連記事
アルカリ乾電池 日本製 単3形/単4形 LR6(SR)/LR03(SR)
→本記事と同じくロイヤルパーツが販売を担当している日本製のアルカリ電池を紹介した記事。ロイヤルパーツとネオテクノスの関係についての考察もこちらの記事で行っています。

EVER PLUS アルカリ乾電池
→本記事で紹介した“EVER PLUS”ブランドアルカリ電池の前モデルを紹介した記事。ブログ開設直後の記事なのでテキストは少なめ。

マクセル数字シリーズ電池の謎

popeye_1かつて日立マクセルが発売していたマンガン電池には“100”“200”“400”の様な数字のブランド名を冠していました。かつて、本ブログではその中でも黒マンガン相当と思われる“400”を紹介しました
その頃に発売していたアルカリ電池のブランドはどうだったのでしょうか。その謎は1976年6月に創刊された“POPEYE(ポパイ)”という雑誌にありました。

 

写真の“POPEYE”創刊号は実際のものではなく、食玩ブームが起きた時に発売された、大人向けグリコである“タイムスリップグリコ”の“思い出のマガジン”というもの。このシリーズは昔の雑誌をミニチュア化して復刻したもので写真の“POPEYE”も隣に置いてある単3電池と比べると小さいことがわかると思います。

popeye_2この本で凄かったのが、紙面の内容も出来るだけ再現しているのみならず、広告も当時掲載していた広告主に許可を得て出来るだけ再現しているという点です。
ただし、やはり許可を得られなかったもしくは連絡がつかなかった広告主があるのか、一部はグリコの広告wで穴埋めされている(写真左下)。ちなみに写真右下はかつてレコード針で一世風靡したナガオカ(現・ナガオカトレーディング)の広告。

popeye_3この流れから感づいている方もいるとは思いますが、この雑誌にはある電池の広告が掲載されています。問題の広告は写真のページ左下の広告です。

 

 

あまりにも小さすぎるので拡大してみました。

popeye_4

問題の広告はストロボとの合同広告で、『チャンスは、もらった。』というキャッチコピーとともにマクセルのアルカリ電池の広告も掲載されています。

安定したパワー、抜群の
長寿命、アルカリ乾電池
maxell(R)“1000”
日立マクセル株式会社

とあります。つまり、マクセルの数字シリーズのアルカリ電池は“1000”だったのです。この雑誌の発売が1976年6月で、以前本ブログで紹介したマンガン電池の“400”が1979年2月製造ですから、おおよその時期も一致しています。
ちなみにストロボの方は“kako”ブランドのもので、かつてはカコストロボという独立した企業として存在していましたが、1970年代に倒産。その後日立コンデンサ(現・日立エーアイシー)が事業を引き継ぎますが、程なく撤退してしまいます。この広告は“kako”ブランドのストロボが日立コンデンサだった頃のもの。日立グループ繋がりでマクセルのアルカリ電池との合同広告になったのではと思われます。
それにしても昔の広告なんて、何の旨みも無いのに掲載許可を得られたというのが凄いと思います。日立マクセルと日立エーアイシーの心の広さに感謝ですね。この広告は当時のアルカリ電池の用途が主にストロボであったことを物語っている電池マニアとしては歴史的価値のある広告でもあります(大袈裟かもw)。

★関連記事
maxell “400” SUM-3(SG)
→本記事で掲載している雑誌の広告に掲載されていたアルカリ電池とほぼ同時期に発売されていたと思われるマンガン電池を紹介した記事。

maxell ボルテージ ぐんまちゃんモデル LR6(T)GM/LR03(T)GM

LR6(T)GM_1一部量販店にて出回っている、日立マクセルのハイグレードアルカリ電池“ボルテージ”のぐんまちゃんバージョンです。一部量販店と言っても主にヤマダ電機でのみしか見たことが無く、ヤマダ電機は群馬県の企業なので、同社がマクセルに製造を依頼したのかもしれません。
ぐんまちゃんとは群馬県のマスコットキャラクターで、2014年のゆるキャラ(R)グランプリにおいてグランプリを受賞しています

 

ラインナップは単3・単4、8本パックのみ。パッケージは通常の“ボルテージ”と同様のデザインで、右側にぐんまちゃんが配置されているだけのものになっています。従って、通常品との見分けが付きにくく、自分が行ったヤマダ電機では通常品が安売りされておりましたが、混ざって全くわからない状態となっていました。

LR6(T)GM_2パッケージ裏。8本パックでの型番は単3が“LR6(T)GM 8P”、単4が“LR03(T)GM 8P”となっています。キャラクターが入っている電池とは言え、通常の“ボルテージ”と同じ性能ですからもちろん使用推奨期限は10年ですし、液もれ補償の対象にもなっています。
ちなみにバーコードのベンダーは“日立マクセル(4902580)”となっていました。

 

LR6(T)GM_3電池の外観。電池のデザインそのものは“ボルテージ”と同様で、真中にボルテージの小さいロゴと電池のサイズが、右にはぐんまちゃんが配置されています。以前、“ボルテージ”のキャラクターバージョンのものとして“ポケットモンスター”がありましたが、こちらではキャラクターがカラーで印刷されていたのに対し、ぐんまちゃんバージョンでは金の線画?のようなイラストであり、随分落ち着いています。

LR6(T)GM_4通常品の“ボルテージ”との比較。これを見ると通常品を則っているデザインであることがわかると思います。ただし、通常品と比べると電池のサイズが小さい表記でわかりにくくなっていますが、これはキャラクター電池の宿命と言えるでしょう。
ちなみに単3には帽子を被っているぐんまちゃん(おっす!ぐんまちゃん)が、単4にはリボンを付けているぐんまちゃん(女の子ぐんまちゃん)がデザインされています。

LR6(T)GM_5注意書き部分。通常品では注意書き部分にも表側と同じイナズマのデザインが付いていますが、ぐんまちゃんバージョンでは表のイラストに場所を取られているせいか、省略されています。また、通常品にあるグリーンウッドのマークも省略されています。
型番は単3が「LR6(T)GM」、単4が「LR03(T)GM」と通常品の型番に“GM”が付加されているものとなっており、これは群馬(ぐんま)の略であると推測されます。

LR6(T)GM_6プラス・マイナス側。単3のマイナス極の特徴は黒い絶縁リングで底板が“”となっているもので、日本製とのことですから、日立マクセル自社製のものであると思われます。
ちなみに使用推奨期限は単3・単4共に「02-2025」で、2015年2月製造の電池です。

 

最近の本ブログは立て続けで日立マクセル関係の記事が続いておりますが、気のせいですw。

アルカリ乾電池 日本製 単3形/単4形 LR6(SR)/LR03(SR)

LR6(SR)_1100円均一ショップ“セリア”で見つけた新顔のアルカリ電池。販売元は“ロイヤルパーツ”という全く聞いたことのないメーカーのもので、「日本製」であることが最大のウリであるアルカリ電池です。
デザインはごく一般的なアルカリ電池なもので、金をベースにしながらも、真中にが配されているデザインとなっています。

 

LR6(SR)_2100円均一ショップで売られている電池だと、日本製ですが2本パックな電池もありますが、これは日本製でありながらも4本パックで正真正銘、税込108円であります。
なお、バーコードのベンダーは“ネオテクノス(456042556)”となっており、社名はロイヤルパーツとなっていますが、実はネオテクノス販売らしい。ネオテクノスの電池と言えばセリアではおなじみですから、これだと納得できますね。

LR6(SR)_3注意書き部分。注意書きはごく一般的なもので誤字はありません。注意書きの文面や『[水銀0(ゼロ)使用]』の表記は日立マクセルのアルカリ電池と全く同じものです(その理由は後ほど判明)。
販売元は“ロイヤルパーツ株式会社”となっており、問い合わせ先のフリーダイヤルはネオテクノス名義の電池に記載されているものと全く同じものでした。

 

ちなみに“ロイヤルパーツ株式会社”の事をさらに突っ込んで探してみると、同社は欧州人向けのゲストハウスである“飛騨高山 桜花”を運営していることが判明(念のためウェブ魚拓にも保管)。同ゲストハウスのホームページを見てみると、住所が電池に記載されている大阪市港区の住所で、これはバーコードのベンダーを検索した時点でのネオテクノスの住所とも一致しています。

LR6(SR)_4

また、ハローワークに出稿している同ゲストハウスの求人案内では事業内容の一つとして“乾電池の卸売業”という記載があり、これはロイヤルパーツというよりかネオテクノスの事業内容とするとしっくり来ます。この事から“ネオテクノス”=“ロイヤルパーツ”の図式が成り立つのでは無いでしょうか。しかし、このように詮索される危険性があるのに敢えてネオテクノスが別名義でアルカリ電池を発売したのかは謎です。

LR6(SR)_6プラス・マイナス側。単3のマイナス極の特徴は「」の絶縁リングに底板が「」となっていますから、日立マクセル製と推測されます。
もっとも日本製の100円均一ショップで出回るようなエントリーモデルの単3・単4アルカリ電池を製造しているのは日立マクセルかFDKのみですから、ある程度特定できそうな感じがします(パナソニックはエボルタのみが日本製で他はタイ製)。

LR6(SR)_7マクセルのアルカリ電池、GDシリーズと比較してみました。マイナス極の特徴はもちろん、使用推奨期限の印字もよく似ています。使用推奨期限は単3・単4共に「05-2020」。時期的に5年期限と推測され、2015年5月製造の電池であると思われます。
やはり、この電池は5年期限ということでGDシリーズ相当なのでしょうか?GDシリーズは4本パックで200円前後なので、それを考えると大分安いアルカリ電池です。

これをきっかけとして100円均一ショップにまた日本製のアルカリ電池が出回れば嬉しいなぁ…。

maxell “400” SUM-3(SG)

SUM-3(SG)_1日立マクセルがかつて発売していたマンガン電池である“maxell “400””です。この頃のマクセルのマンガン電池はFDK(富士通/Fujitsu)と同じく、ランクを数字で表現したものになっており、“100”が青マンガン相当“200”が赤マンガン相当、そして今回紹介する“400”が黒マンガン相当となっていました。
今回入手した”400″はちょっと残念な個体で、上部シルバー部分が腐食して黒ずんでいます。

 

SUM-3(SG)_2電池下。社名は最下部に表示されており、“Hitachi Maxell, Ltd. Made in Japan”と生産国も併記されています。
冒頭ではこの”400″の色を橙と表現しましたが、どちらかと言うとオレンジを更に薄くした様な感じの色となっており、人によっては黄土色にも見えるかもしれません。
デザインとしては上部はシルバー、下部はメイン色(“400″の場合は橙)と黒のシマシマ模様になっています。

SUM-3(SG)_3注意書き部分。JISマークはありますが、認定番号および略号が記載されておらず、製造工場は不明です。
興味深いのは“SUM-3(SG)”という型番で、SGと言ったらマクセルじゃなくて日立本体のマンガン電池ではないの?という点です。この点からこの時期に発売していたマクセルのマンガン電池(特に数字シリーズ?)は日立と型番を共有していた可能性が高いと思われます。

 

電池には“ALL-ROUND USE”と黒マンガン相当である故か、すべての用途に最適であることが書いてあります。注意書きは日本語と英語のみの記載で年代的にシンプルなものになっています。

[注意]はれつのきけんがあるので、充電をしないこと。(+)(-)を正しく入れること。
MAY EXPLODE IF CHARGED OR SET REVERSELY.

SUM-3(SG)_4プラス・マイナス側。プラス極及びマイナス極両方共に絶縁リングがあるタイプで、両方共「」となっています。
写真では見えにくいかもしれませんが、マイナス極の刻印は「79-02」となっており、1979年2月製造の電池であると思われます。個人的にこの年代のマクセルの電池は空白地帯であり、今回この電池を入手できたのは嬉しかった次第であります。

 

・追記(2016/7/14)
この電池はマクセル公式ツイッターにて、デラックスゴールド“300”タイプの後継として商品化された「塩化亜鉛形乾電池」がこの“400”タイプであるというツイートが残されていました。世界の先駆者的なマンガン電池だったということで、凄い電池だったんですねぇ。

3-CIRCLES HIGH QUALITY NO.0807

3-circleshighquality_1中国の厦門(アモイ)市に所在する電池メーカー“厦門三圏電池有限公司(XIAMEN 3-CIRCLES BATTERY CO.,LTD.)”のマンガン電池です。
同社、英語版のホームページではこの電池がトップを飾っており、主力のマンガン電池であるのでしょうか。このシリーズは“PVC Jacket Battery”でビニール外装なシリーズであり、金属外装な“Metal Jacket Battery”よりは低ランクなような印象がありますが…。

ちなみにこの電池と同じ“PVC Jacket Battery”のシリーズで如何にも中国乾電池的なデザインの“LionBrand”なるライオン柄の電池が気になります。明らかにこちらの方が写真を見た限りでは低スペックそうなのに、単4電池に関しては写真の電池とスペックが全く同じなんですよね…。

3-circleshighquality_2ちなみに、電池の“3-CIRCLES”のロゴは何となくブリヂストン的な感じがw。“R”と“S”の文字を比較してみるとよく似ていることがわかります。
まぁ、乾電池とタイヤでは業種は異なりますし、現在のブリヂストンのロゴはリニューアルされていますから問題無いのでしょうけど。無理矢理理由付けをするのであれば“3-CIRCLES”の由来であろう、3つの輪がタイヤっぽいってことでしょうかw。

3-circleshighquality_3電池下部の拡大。“0% MERCURY”の記載があるので、水銀は不使用の様子。
生産国は“MADE IN XIAMEN, CHINA”と記載、中国厦門市という国名のみならず、地名まで書いてある珍しいものになっています。日本の乾電池だと、住所まで書いてあることは珍しいことではありませんが。

 

3-circleshighquality_4注意書き部分。社名表記は全く無く注意書きもシンプルです。型番表記は“NO.0807 1.5V R03 SUM-4 SIZE AAA”と記載、型番からはランクを読み取ることはできません。
注意書きは英語のみ、“WARNING:MAY EXPLODE OR LEAK IF RECHARGED OR DISPOSED OF IN FIRE”の表記だけです。WEEEマークがあり、その下に“Pb”の表記がありますから、鉛は含有しているようです。

3-circleshighquality_5プラス・マイナス側。外装は前述の通り、ビニール外装。プラス極は安物のマンガン電池にありがちな樹脂封口ではありません。
本体に表記が無いので、何を表しているのかは不明ですが、マイナス極には「07-2013」の刻印がありました。

くらしのベスト アルカリ乾電池 ALKALI CELL 単3形/単4形

cgclr6_1中小スーパーマーケットにプライベートブランド品を卸している企業である“シジシージャパン”のアルカリ電池です。
最近、この電池を取り扱っているスーパーに行ってみるとデザインが一新されていたので、購入してしまいました。

 

 

cgclr6_2この電池、ただデザインが一新しただけでありません。従来は使用推奨期限5年でしたが、この新モデルでは使用推奨期限が10年に延長されたのが大きな点です。
これはイオンで売られているトップバリュのアルカリ電池も同様にこっそりと10年期限に延長されており、こちらは表立ったデザイン変更は見られず、トップバリュのロゴに加え“AEON”のロゴも追加されている程度の変更となっています。

なお、バーコードのベンダーは“シジシージャパン(4901870)”となっていました。

cgclr6_4旧デザイン(写真下2本)のものと比較してみました。旧デザインのものは金ベース青い帯が入ったデザインで、“アルカリ乾電池”のフォントも相まって安物感が漂う電池でした。
しかし、新デザイン(写真上2本)は同じく金ベースであるものの、赤い帯になっており、“アルカリ乾電池”のフォントが変わったことで高級感漂う電池になった印象があります。
ちなみに両者ともタイ製であることは変わりありません。

cgclr6_3電池の外観。注意書きの構成は旧デザインのものとほぼ変わらず、表側のデザインのみ変更したというような感じです。“くらしのベスト”というロゴも旧デザインのものと変わっていません。
販売者は“株式会社シジシージャパン”、生産国は“MADE IN THAILAND”でタイ製です。日本で出回っているタイ製のアルカリ電池というと限られてきそうな感じがしますが…。

 

cgclr6_5プラス・マイナス側。単3のマイナス極はミゾに絶縁用の樹脂(紫外線硬化樹脂)を流し込んだタイプのもので、この特徴やタイ製であることから推測するにパナソニック製でしょう。
使用推奨期限は単3・単4共に「05-2025」となっており、2015年5月製造の電池となっています。ちなみにこの電池を取り扱っている近所のスーパーでは単3・単4の4本入りが税抜198円で売られており、パナソニックOEMにしては安いので大変重宝しています。

SONY ULTRA SUPER S-006P(U)

S-006P(U)_1ソニーがかつて発売していた、6P(9V)サイズのマンガン電池である“ULTRA SUPER”です。写真では2つ並んでおり、違う電池であるように見えます。実は表と裏であり、カラーリングが逆転しているデザインになっています。
この頃のソニーの電池は相変わらずビジュアル重視で素晴らしいですねぇ。“Sony Chronicle”の新しいのが出るのであれば次は乾電池も掲載して欲しいなぁ…と思う今日この頃。最後は5年前なのでそろそろ出るかなと思うのですが。

S-006P(U)_2側面。正面デザインの都合上、片面が「」でもう片面が「シルバー」となっています。“DISTRIBUTED BY SONY-EVEREADY INC.”の表記があり、ソニーエバレディ時代の電池です。なお、日本語での社名表記はありません。
「黒」側には英語での注意書きが、「シルバー」側には日本語の注意書きがあります。時代が時代なのか、日本語での注意書きは少なめです。

上写真、「黒」側がちょっと見えにくいかもしれないので、注意書きも一応、書いておきます。
英語:“MAY EXPLODE OR LEAK IF RECHARGED OR IMPROPERLY INSTALLED
日本語:“ご注意●この電池は充電式ではありません。●「液もれ」のおそれがあるので(+)(-)は正しくいれること。

S-006P(U)_3今回紹介したこの2つの電池、底板の表記が異なっていました。
1つは印字タイプで年代はサビて見えませんが、ちょこっと見える「-02 M」の印字がナショナル(松下)製にそっくりな特徴です。
もう1つは刻印タイプで底板の突起の形状や製造日の字体が東芝電池製にそっくりな特徴です。こちらは「85-02」の印字が見えるので1985年2月製造の電池であることがわかりますね。
印字タイプの製造年が見えないのが本当に残念です。

S-006P(U)_4今度は上部から見てみました。注目してみたのが、端子部のプラスチックの違い?です。東芝似の方がつや消しのようになっているのに対し、松下似の方はつや有りになっている点が両者よく似ています。
その他、継ぎ目から見た端子の位置が一致しており、東芝似はマイナス極側に継ぎ目が付いていますが、松下似はプラス極側に継ぎ目が付いています。

その継ぎ目と端子の関係から、正面から見た端子の位置が逆になっていて、上の写真でソニーの電池は同じ「黒|シルバー」側を向けていますが、プラス・マイナスが逆を向いているのがわかると思います。そのため、本記事1枚目の写真では表裏なのにもかかわらず、端子が同じ向きを向いているという…。

S-006P(U)_5他に何か違いは無いのかな?と、電池をまじまじ見つめていたら、松下似の方「シルバー」側の下部に本当に小さい文字で“L”の記載がありました。これは何かの識別記号なのかな??
ちなみに今回、上記で比較対象だった「National NEO Hi-Top」は“MABI”の記載があったので、松下電池工業製と思われ、「TOSHIBA キングパワーU」には“T-T”の記載があったので、東芝電池の高崎工場製であると思われます。

S-006P(U)_6ソニーの“ULTRA SUPER(ウルトラスーパー)”ブランドのマンガン電池は1970年後期頃に発売していた黒マンガンであり、後に本ブログでも紹介したことのあるNEW ULTRA(ニューウルトラ)”ブランドに移行しますが、単5と006Pのみは“ULTRA SUPER”ブランドを使い続けていました
※:写真は『ソニー・アクセサリー集 NO.10』(昭和53年10月発行)より抜粋したものです。