月別アーカイブ: 2016年9月

TOSHIBA BATTERY CHECKER X-2001F

x-2001f_1今回はかつて東芝電池より発売されていたカード型の電池チェッカーを紹介します。これは単1から単4サイズと006Pの電池が測定可能な電池チェッカーです。
パッケージには「バッテリーチェッカーはアメリカで開発された乾電池の消耗度を計る革命的テスターです。」と記載、これは“バッテリーチェッカー(BATTERY CHECKER)”という商品名のようですね。

 

x-2001f_2パッケージ裏面。社名表記は“東芝電池株式会社”で、東芝電池時代の製品です。バーコードのベンダーは“東芝ライフスタイル(4904530)”となっていました。東芝電池時代から今に至るまで同じベンダーコードが使われているというパターンですね。
ちなみに住所は本社が所在した南品川ではなく、東京都中央区銀座の営業本部があった住所になっています。

 

x-2001f_9パッケージにあるキャッチコピーや社名表記などが記載された三角の紙を開くと使用方法が記載されています。

 

 

 

x-2001f_10さらに開くと注意書きが記載されています。全文は以下の通り。かなり長文なので、面倒なら読み飛ばしてくださいねw。

計測できる乾電池の種類
■単1、単2、単3、単4(1.5V)と006P(9V)の形式のものが計測できます。ただし、ユニカド充電池(1.2V)及びボタン電池には使用できません。
特長
■バッテリーチェッカーはアメリカで生まれた、乾電池の消耗度を計る簡易テスターです。
■消耗状態が一目でわかる特許製品で、米社と日本の株式会社スリーテックデイビス社が特許出願しています。

 
ご注意
■バッテリーチェッカーは熱で作動しますので、
 1.直射日光の下では使用しないでください。
 2.風の強い所での使用は避けてください。
■測定中は帯の部分が熱くなりますので、手を触れないでください。
■低温時は電池の働きも帯の発色も弱まりますので、室温(摂氏約10度以上)でご使用ください。
■折り目、ひっぱり、直射日光、有機溶剤(アルコール、ベンジン、シンナー類)などを避け、涼しく乾燥している場所に保管してください。
■バッテリーチェッカーを乾電池に長時間、接触したままにしないでください。
■バッテリーチェッカーは長期間ご利用できます。ケースに入れて、保管してください。
その他
■電池は使用する器具により、使用電流、終止電圧(使えなくなった時の電圧)が異なりますので、このチェッカーは目安としてご使用ください。
■万一、製品に不具合が生じた場合は、お手数でもお買上げの販売店にご相談ください。

x-2001f_3電池チェッカーは折り曲がり防止のためか、ハードケースに入っています。取り出す時は上のカバーをめくって取り出します。

 

 

 

x-2001f_5これがカード型電池チェッカーの本体です。ペラペラなので、このままで保管しておくと確かに折り曲がりそうな気がします。
単1~単4サイズ用の測定端子とゲージ、006Pサイズ用の測定端子とゲージが独立しています。なお、テスター自体は英文表記

 

 

x-2001f_6測定方法は両端にある測定端子に電池のプラス・マイナス極を接触させます。プラス・マイナスの向きはどちらでも大丈夫です。
5秒ほどすると、ゲージの帯の部分が虹色に変わります。この虹色が止まった位置が電池寿命の目安になります。
緑色の位置で止まると、電池は使用可能
赤色縦じまの位置で止まると、電池の交換時期が近づいた
赤色の位置で止まると、電池交換の必要あり

x-2001f_7006Pサイズでは測定端子の位置は異なっていますが、表示のされ方は同様で電池寿命の目安は上記と同じです。
なお、注意書きにもあった通り、測定中は帯の部分に触らないこと。熱さでやけどするかもしれませんよ。もちろん、長時間測定を行うと電池の寿命が短くなる原因になるのでご注意を。

 

x-2001f_11なお、バリエーションモデルとして“X-2001AF”という和文表記バージョンも発売されたようです。本記事の“X-2001F”共に1988年カタログの価格では500円。当時としてもお手頃価格だと思います。1989年までに生産を終了した模様で、1990年のカタログでは既に掲載されていませんでした。
ただし、この後も多本パックのアルカリ電池のおまけなどでこのような電池チェッカーが付属してきたこともあります。また、このタイプの電池チェッカーを電池本体に内蔵させたのがデュラセルの“デュラセル・パワーチェック”です。

ELSONIC LONG LIFE 長寿命 ハイパワーアルカリ乾電池 単3形/単4形 EG-UPAA04A / EG-UPAAA04A

eg-upaa04a_1今回は家電量販店“ノジマ”で販売されている、プライベートブランド“ELSONIC(エルソニック)”のアルカリ電池の高い方を紹介します。
当ブログではスタンダードクラスの位置付けと思われる“ELSONIC”のアルカリ電池を紹介したことがありますが、今回紹介するアルカリ電池は従来のアルカリ電池よりも60%の性能アップを果たし、なおかつ10年保存可能を実現したハイグレードクラスのアルカリ電池となっています。

 

eg-upaa04a_2パッケージ表。通常のELSONICアルカリ電池では単3・単4の4本パックはシュリンクパックでしたが、このハイパワーアルカリ乾電池ではブリスターパックとなっています。
デザインはシルバーをベースとしながらも、マイナスの紫色グラデーションが印象的な電池。ハイグレードアルカリと言えば最近、青色が流行っている傾向にありますが、この電池はハイグレードというよりかはエントリークラスに見えるデザインかもしれません。

eg-upaa04a_3パッケージ裏。キャッチコピーは“最高性能”で「普通のアルカリ電池と比べ60%性能UP」「10年保存可能」とかなりの自信を主張している電池です。
社名表記は“株式会社ノジマ”。通常のELSONICアルカリ電池と同じく「Designed by Nojima in Japan. manufactured in China」という日本製と間違えそうな表記になっていますが、中国製です(デザインは日本のノジマで行っていると書いてある)。

型番は単3・4本パックが“EG-UPAA04A”、単4・4本パックが“EG-UPAAA04A”となっています。バーコードは独自コードでJANコードではありません

eg-upaa04a_4電池の外観。注意書きは通常のELSONICアルカリ電池と同様のもので誤字は特にありません。注意書きの大きさも同じですが、こちらの方がシルバーの背景が邪魔して注意書きが読みにくい傾向にあるかもしれません。
社名表記はパッケージと同様の“株式会社ノジマ”。生産国もやはり“Designed by Nojima in Japan. manufactured in China”の表記ですが、中国製です。

eg-upaa04a_5プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは単3・単4共に「」。通常のELSONICアルカリ電池では単4のみ絶縁リングが無いというイレギュラーな仕様でしたが、こちらでは両方共に絶縁リングが付いています。これは製造元が違うのか…。
しかし、使用推奨期限の印字はプラス極上面にあるのは同様でした。期限は両者とも「09-2024」でパッケージに10年保存の記載があることから、2014年9月製造の電池であると思われます。

eg-upaa04a_6外装ラベルを剥がしてみました。写真ではちょっと見にくいかもしれませんが、単3には“CASP 05 191501”の、単4には“MAPP9 -B 071719”のレーザー刻印と思われるロット番号の印字がありました。

 

 

eg-upaa04a_7絶縁リングの拡大写真です。リングの色は薄緑色で、単3(写真左)では切り欠きを下にした状態で上に「30」の文字が記載されているもので、単4(写真右)では切り欠きを左にした状態で上に「G」の文字が、下に「38」の文字が記載されていました。
なお、いつも通りマイナス極のガス抜き穴を見てみると、単3・単4共に3つ穴タイプという珍しいものになっていました。

 

★関連記事
ELSONIC アルカリ乾電池 単3形/単4形 EG-AAA04A / EG-AA04A
→本記事で紹介した“ハイパワーアルカリ乾電池”の下位グレードに当たる“ELSONIC”アルカリ電池を紹介した記事。当然、価格はこちらの方が安く設定されている。

ELSONIC 充電式電池 ライトタイプ/レギュラータイプ 単3形
→本記事と同じく、家電量販店“ノジマ”が展開するプライベートブランド“ELSONIC”のニッケル水素電池の単3を紹介した記事。

【小ネタ】パナソニックアルカリ乾電池の単5形がアメリカ製に変わった

lr1xj_1ケーズデンキの電池コーナーを見ていたら、パナソニックアルカリ乾電池単5形がインドネシア製からアメリカ製に変わっていたことに気が付きました。
今回は小ネタとして、アメリカ製に変わったパナソニックアルカリ乾電池の単5を以前の物と徹底比較してみたいと思います。写真が多いので、正直小ネタにするかどうかは迷ったのですけど。

 

lr1xj_2まずはパッケージ表面ね。一番右が今回発見したアメリカ製真ん中が前モデルに当たるインドネシア製です。今回、インドネシア製を探している時に偶然見つけた日本製も緊急参戦です。で、一番左日本製です。
この面に関しての違いはほとんどありません。使用推奨期限が2年(JIS準拠)という点も全く同じとなっています。

 

lr1xj_3次はパッケージ裏面です。上記と同じく、左:日本製中:インドネシア製右:アメリカ製になっています。注意書きやバーコード、“LR1XJ/2B”という型番はどれも同じですが、使用推奨期限の表記が日本製までは印字インドネシア製から印刷に変わっています。日本製までは原産国の表記が無かった事も大きい特徴と言えるでしょう。気のせいでしょうか、今回発見したアメリカ製の個体は台紙の白い部分が一際白いように感じられます。

lr1xj_4次はいよいよ電池本体の比較です。まずは電池の顔である表から。上から日本製インドネシア製アメリカ製となっています。日本製やインドネシア製の違いはあまり感じられないものの、アメリカ製は若干印刷が薄いように感じられました。ちなみに表から見た電池のデザインはどれも全く同じです。

 

lr1xj_8今回発見したアメリカ製の大きな特徴は使用推奨期限の表記箇所が異なっているという点です。日本製→インドネシア製までは電池下部(マイナス側)にインクで印字されていましたが、アメリカ製では刻印に変更され、使用推奨期限の年表記が西暦4桁から2桁へ変更されています。
アメリカ製では使用推奨期限の刻印印字による余白確保の為か大きくスペースがあるのも個人的に印象的なポイントです。

lr1xj_5その結果、注意書き部分が圧縮されてしまい、アメリカ製の個体では『LR1(XJ) 1.5V 水銀(ゼロ)使用』表記の位置が極限まで引き上げられていますね。注意書きの文字を余白ができたマイナス側に逃がしてやれば良いようにも見えますが…。
あっ、今この写真見てて気づいたけど、注意書きのフォントも“スーラ”からパナソニックグループ共通フォントである“イワタUDゴシック”に変わってますね。

lr1xj_6おまけで社名表記部分です。ちなみに、
日本製の使用推奨期限が「04-2014」(2012年4月製造)
インドネシア製の使用推奨期限が「11-2015」(2013年11月製造)
アメリカ製の使用推奨期限が「04-18」(2016年4月製造)
です。

 

lr1xj_7マイナス側。日本製→インドネシア製まではマイナス極底板が真っ平らだったのに対し、アメリカ製は底板中央に凹みがあるのも大きな特徴になっています。その為、アメリカ製の個体はパッケージ裏にある原産国を見なくても、パッケージを取って電池下部を見るだけで判別可能です。

 

lr1xj_9なお、アメリカ製ロットの製造元は不明ですが、マイナス極底板に凹みがあるという特徴からEnergizer製では無いのではないでしょうか。ただし、同社アメリカ製ロットの電池を持っていないので完全妄想になってしまいますが(写真の単4はシンガポール製)。
ちなみにEnergizerはパナソニックに単3・単4リチウム乾電池をOEM供給しており、繋がりが無い訳ではありません。

FENG DIAN ALKALINE BATTERY LR6 SIZE AA / LR03 SIZE AAA

FENGDIAN_1一ヶ月振りとなる当ブログ、今回は“FENG DIAN”なるブランドの中国製アルカリ電池を紹介します。この電池はメーカーが不明で、このブランド名でネット上を検索しても見つからず、電池本体にも製造元が記載されていない謎のアルカリ電池なのであります。
この電池はとあるショッピングセンター内にあるアイデア商品コーナーのような所で入手した電池で、やはりこのような謎ブランドの電池が気になってしまうワタクシなのでありました。

FENGDIAN_2パッケージ。硬いビニール包装が特徴的なシュリンクパックで、電池にはバーコードや台紙などは見られません。箱売りのものからバラしたのか、はたまたバルク品だったのかもしれません。とにかく素性が不明な電池です。

 

 

FENGDIAN_3電池の外観。金色をバックとし、上下に黄色の帯が配置されたアルカリ電池としては典型的なデザインです。個人的には一昔前のアルカリ電池に見える感じがします。
NO MERCURY & CADMIUM”の記載があり、水銀はカドミウムは含有していない模様。注意書きは英語のみで、WEEE(クロスドアウト・ダストビン)マークも見られます。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製

FENGDIAN_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは無いタイプですが、マイナス極には特徴があり、底板にトレードマークとみられる薔薇?の絵が刻印されている点です。このマークは電池本体にも記載されています。
使用推奨期限は単4の方には「05-2021」の印字が見られるものの、単3にはどこをどう見回しても印字は見られませんでした。全く、いい加減な電池ですね。恐らく、単4は5年期限でしょう。

FENGDIAN_5いつも通り、ラベルをひん剥いでみました。単3には“YB 141016”の、単4には“3Y150B12”のレーザー刻印と思われるロット番号の印字がありました。このパターンの印字を見たのは初めてで、多分この電池のOEMは日本に入ってきていないと思われます。

 

 

FENGDIAN_6最後にマイナス極のガス抜き穴。単3、単4共に一般的な2つ穴タイプでした。この写真を見れば、マイナス極の底板に絵が刻印されていることがわかると思います。しかし、この底板の模様って電池の性能に左右されないのだろうか?導電性とか。