月別アーカイブ: 2019年4月

平成時代の電池を振り返ってみる

今日で「平成」が終わり、明日から「令和」時代が始まります。そこで平成時代に印象的だった電池関係の出来事を振り返ってみます。

●アルカリ電池の性能が飛躍的に進歩した

平成はアルカリ電池が飛躍的な進歩を果たした年でした。1993年に電池の使用推奨期限の表示が始まったとき、単3アルカリ電池の使用推奨期限は2年でした。その後、2004年には当時の日立マクセルが使用推奨期限4年を実現したNew「ダイナミック」を発売、その1年後にはFDKが使用推奨期限5年のアルカリ電池を発売します。これは日本が誇る電池製造技術の賜物で、漏液防止技術と長期保存技術が可能にした技でした。
その後、パナソニックから乾電池エボルタが発売。当時の世界最長使用推奨期限10年を達成。これが各電池メーカーに派生し、現在は使用推奨期限10年が一般化しています。

10年液漏れ補償付きのアルカリ電池、富士通「プレミアムタイプ」とマクセル「ボルテージ」

2009年に当時の日立マクセルがNew「ボルテージ」でアルカリ電池の液漏れ補償を付与。続き、2014年にFDKがプレミアムタイプで液漏れ保証を付与します。保証期間は使用推奨期限内、すなわち10年間という驚くべき数字です。これらは電池メーカーがアルカリ電池の漏液耐性に自信を持っている現れであると言えるでしょう。

 

 

 

●ニッケル乾電池の誕生、そしてオキシライド乾電池

各社より発売されたニッケル乾電池(2002年頃)

デジタルカメラの普及期になると、当時消費電力の大きかったデジタルカメラに対応した、新電池「ニッケル乾電池(ニッケルマンガン電池)」が誕生します。この電池はアルカリ電池の正極にオキシ水酸化ニッケルを加えた改良版で高負荷に強く、消費電力の高い機器で電圧が安定していることからデジカメ用として発売された電池です。しかし、普通の乾電池と同じ用途として使うとアルカリ電池と寿命が変わらない価格の高い電池として普及すること無くひっそりと姿を消しました。

 

パッケージが分解してしまったオキシライド乾電池

そのニッケル乾電池を改良したのが、パナソニックから発売された「オキシライド乾電池」です。これはニッケル乾電池の低電圧特性を改善し、消費電流の少ない機器でも長持ちするように改良された電池でした。初期電圧が高いため、一部ユーザーには好まれたものの、これが原因で誤動作する機器があり、結局は姿を消してしまいました。

 

 

●ニッケル水素電池やリチウムイオン電池などの新型充電式電池が誕生

ソニーのリチウムイオン電池(1991年)                                    写真は初出荷モデルのUS-61

平成は二次電池の業界でも革命を起こしました。1991年、当時のソニー・エナジー・テックが世界初のリチウムイオン電池を実用化して発売。金属リチウムの危険性をできるだけ減らして、高電圧化を図ったこの充電式電池はモバイル機器に革命を起こしました。現在でもスマートフォンやタブレット端末における主電源の多くはこのリチウムイオン電池が使われています。

 

 

同じく、1990年頃に実用化されたのがニッケル水素電池です。この電池は今まで乾電池の代替として使われていたニッケルカドミウム電池の後継としての位置付けとして、同電池よりも大容量で、有害物質カドミウムを使わない利点から大きく普及しました。

eneloop発売時のコマーシャル(2005年)

ここでキーとなるのが東芝電池が2000年に発表した“超格子合金”という技術です。この技術を継承した三洋電機が大容量のニッケル水素電池を開発しますが、さらにこの技術を発展し世界で初めてニッケル水素電池特有の自己放電を解決した「eneloop(エネループ)」を発売。今まで使いにくいと言われていたニッケル水素電池が普通の乾電池と同じように使えるこの充電式電池は爆発的なヒットを果たしました。

 

 

という訳で、個人的に平成で印象的だった電池関係の出来事を取り上げてみました。令和時代もきっと私達を驚かせる新電池、そして新技術が登場するに違いありません。
今年で「電池コレクションブログ」は早いもので6年となります。これからも様々な電池を紹介するブログとして活動してまいりますので、新時代となる令和、そして7年目の当ブログをどうぞよろしくお願いいたします。

ELSONIC 長持ち大電流 アルカリ乾電池 AV機器ラジオなどに最適 単3形/単4形 EG-T3-AV / EG-T4-AV

家電量販店“ノジマ”のELSONICブランドで発売されているアルカリ電池です。前回の記事とは大分間が空いてしまいましたが、これは同じELSONICブランドで発売されている『家電製品に最適』の姉妹品であり、こちらは『AV機器ラジオなどに最適』というキャッチコピーとなっています。
家電製品に最適』では“”と“”のデザインであったのに対し、この『AV機器ラジオなどに最適』では“”と“”のデザインです。


パッケージです。デザイン自体は『家電製品に最適』と同じものであり、電池と同じくのツートンデザインとなっています。ちなみにこちらは『AV機器ラジオなどに最適』とあり、パッケージ裏にも記載されています。また裏面の用途では「CDプレーヤー、ラジオやリモコンに」とあります。『家電製品に最適』でもエアコンや照明器具のリモコン用途を薦めていたことから、両者とも同じ性能なのでは?と、どうも疑わしい電池ですね。
型番は単3・4本ブリスターパックが“EG-T3P04-AV”、単4・4本ブリスターパックが“EG-T4P04-AV”となっています。社名表記は“株式会社ノジマ”で、バーコードは独自のバーコードを使用しており(つまりはJANコードでは無い)、事業者名の追跡はできません。

電池の外観です。デザインはやはり『家電製品に最適』と同じでカラーリング違い。のツートンデザインで、誤挿入防止の為か緑のラインがプラス極側に設けられているのがポイントとなっていますね。
電池にはやはり種類が記載されておらず、アルカリ電池なのかマンガン電池なのか、素人目では全くわかりません。パッケージには大きく記載してあるのにね。

注意書きが写真右側の緑色な部分に集中して記載されています。ここの部分のデザインは『家電製品に最適』と同じなので、こちらの記事も併せて読むといい感じです。
生産国の表記はノジマの電池独特な“Designed by Nojima in Japan. manufactured in China”という、なんとも遠回しな表記。要は日本のノジマがデザインして製造は中国だよ、という表記なのですが非常に紛らわしいです。この件でノジマにクレームは付けられないのでしょうか?この表記を見るたびに疑問に思います。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限はプラス極側に印字されていて、単3は「11-2023」で単4は「08-2023」となっていました。
パッケージに使用推奨期限の記載はありませんでしたが、時期的に5年期限と推測し、それぞれ2018年11月、8月製造の電池であると思われます。

 

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“EEMH 11 310950”の、単4には“IESH 03 152131”のロット番号らしきレーザー刻印が見られました。
このロット番号はカラーリング違いの『家電製品に最適』でも見られた特徴で、上アルファベット+数字6ケタ下数字6ケタのパターンはGP?製のアルカリ電池でよく見られるタイプです。

最後に絶縁リングの拡大です。薄緑色の絶縁リングで、単3は切り欠きを下に置いた状態で上に「3-36」と刻印があるタイプ、単4は切り欠きを右にした状態で上に「24」下に「G」の刻印があるタイプとなっていました。
なお、マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっています。

 

★関連記事
ELSONIC 長持ち大電流 アルカリ乾電池 家電製品に最適 単3形/単4形 EG-T3-HA / EG-T4-HA
→当電池の姉妹品に当たるアルカリ電池を紹介した記事。違いはカラーリングが違うのみで『家電製品に最適』と用途を差別化している。その割に両者ともリモコン向けを謳っていたりと、実際に性能の違いがあるかは不明。

DAISO ハイパワーアルカリ乾電池 単3形/単4形 4本+1本

均一ショップ“ダイソー”に早くも登場した、新ロゴを取り入れたアルカリ電池です。2019年3月ダイソーを運営する大創産業はCIとロゴを一新。コーポレートスローガンとして“だんぜん!ダイソー”を制定し、既にレシートでは新ロゴに加え、このスローガンも記載されています。
このハイパワーアルカリ電池では“DAISO”新ロゴに加え、コーポレートカラーと言えるピンク色を大胆に取り入れている派手なデザインとなっています。

パッケージです。キャッチコピーは“消費電力の高い機器に!”。“長持ち! 25%UP”とも記載されています。あれ?このキャッチコピーとウリ文句、何処かで見たことがありますね。単3、単4共に5本パックとなっており、パッケージでは4本+1本とお得感をアピールしています。
電池は単3と単4も同じピンク色ですが、パッケージでは単3は黄緑色の矢印?単4は水色の矢印?で区別しています。

パッケージ裏です。ダイソー販売のアルカリ電池ではお馴染みのQRコードが記載されています。リンク先はDAISO & HWアルカリ乾電池などと同じ“http://www.yigeng.net/2wm/2wm.pdf”となっています(当サイトによるミラー)。
商品名は単3が「アルカリ電池No.20」、単4が「アルカリ電池No.21」で型番は共に「HRM-19P-12(T-052)」となっていました。バーコードの事業者名は“大創産業(4549131)”です。

パッケージ裏の左下には「当社品比較」という、従来品のアルカリ電池と比較してのグラフが記載されていました。これはかつてダイソーで販売されていた“DAISO & HWハイパワーアルカリ乾電池”記載のグラフと全く同じであり、事実上同アルカリ電池の後継品であると思われます。
なお、キャッチコピーの「消費電力の高い機器に!」や「長持ち! 25%UP」という表記もそのまま引き継いでいます。

パッケージを開封してみたところ。電池の正面を合わせるためか、ブリスターを開封しても更にシュリンクパックされた電池が入っています。このパッケージングも“DAISO & HWハイパワーアルカリ乾電池”の後期パッケージと一致しています。

 

 

電池の外観です。とにかくピンク色の派手なデザインが目を惹きますね。ダイソーとしては珍しいデザイン重視のアルカリ電池でマイナス側に見える、新ロゴDAISOのAをモチーフにしたとみられる矢印の模様も個人的に好きな点です。
社名表記は“(株)大創産業”。社名横にはパッケージと同じJANコード(バーコード)も記載。生産国は“MADE IN CHINA”中国製となっています

プラス・マイナス側です。絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3と単4共に「03-2026」となっていました。パッケージには“使用推奨期限7年”の記載がありましたから、それぞれ2019年3月製造の電池であると思われます。使用推奨期限の表記はちょっと小さめかな…。
使用推奨期限の表記下には「T-052」というパッケージ記載同様の型番が記されています。

外装ラベルを剥がしてみました。マイナス極側にインクによるロット番号が印字されており、上4ケタ(アルファベット)・下4ケタ(数字)で分かれているパターンのものでDAISO & HWシリーズのアルカリ電池でよく見られるタイプです。
単3が「上:AHDC 下:0811」、単4が「上:AHDC 下:0219」と印字されていました。単4の方は外装ラベル側に印字が転写してしまっている感じです。

絶縁リングの拡大です。薄緑色の絶縁リングで、切り欠きを右に置いた状態で上に数字下にアルファベットまたはアルファベットと数字が刻印されているタイプ。単3には上“6”下“G”の刻印が、単4には上“12”下“G1”の刻印がありました。これらの特徴から、DAISO & HWシリーズアルカリ電池と同じ製造元であると推測されます。なお、マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。

最後に前身と見られる“DAISO & HWハイパワーアルカリ乾電池”と比較してみました(単4)。前モデルが全面金色ボディだったのに対してのピンク色なので、同じ電池とは思えないほどに印象が変わっています。それによりハイパワー感が無くなってしまったのには残念に感じてしまいますが…。
個人的にただ本数を増やして発売するのではなく、デザインも変えた点については称賛したいところであります。

★関連記事
DAISO & HW ハイパワーアルカリ乾電池 単3形(AA)/単4形(AAA)
→当電池の前身と見られるアルカリ電池を紹介した記事。当記事でも触れていますが前身金色のアルカリ電池らしいデザインを採用していた。

Fujitsu R SPEC アルカリ乾電池 単1形 LR20/1.5V

FDK“Fujitsu”ブランドで発売していたアルカリ電池“R SPEC”です。これはエントリークラスのアルカリ電池で、現在はロングライフ(LongLife)タイプに移行しています。
こいつは長年我が家のガステーブルの中に入っていた電池で、使用推奨期限の2012年12月を超えてもずっと使用し続けていた電池だったのですが、期限切れから6年の今日、遂に点火しなくなり交換となりました。折角なので、記念写真を撮って廃棄することとしますよ。


電池の外観です。ああ、懐かしき旧・JISマーク…。“C8511 380130 FDK”とありますから、FDKの鷲津工場製ですね。社名表記は“FDK株式会社”。住所は現・東京都港区港南の品川クリスタルスクエアではなく、東京都港区新橋の浜ゴムビルです。
使用推奨期限は「12-2012」。5年期限の2007年12月製であると思われます。2005年8月、FDKは全てのアルカリ電池で5年推奨期限を達成しています。従って、2005年8月以降製造のアルカリ電池であれば5年期限と推測できると思います。なお、現在の後継となるロングライフタイプでも使用推奨期限5年なのはそのまま継承しています。ハイパワータイプとプレミアムタイプは10年期限なのでこれだけ仲間外れなのですね。

マイナス極です。若干ながら液漏れしています。特に写真右側の電池は液がマイナス極に染みて腐食が始まっていますね。FDK製の単1と単2のアルカリ電池には3点の突起でマイナス同士の逆装填を防ぐ“逆装填防止機能”が搭載されていますが、液漏れの影響からか殆どが無くなってしまっています。
ちなみにFDKが“逆装填防止機能”を装備したのは1997年9月からだそうで、ここからも製造日が特定できそうです…。

FDKの電池チェッカーでも「使えません」判定でした。
今まで我が家のガステーブルを長年点火してくれてありがとう。後釜はアイリスオーヤマのビッグキャパα(赤)にしたけど、こちらはどこまで持つだろうか…。

ELSONIC 長持ち大電流 アルカリ乾電池 家電製品に最適 単3形/単4形 EG-T3-HA / EG-T4-HA

家電量販店“ノジマ”で販売されているアルカリ電池。『家電製品に最適』というウリで販売されているアルカリ電池で“”と“”のツートンデザインが特徴的です。他にも姉妹品としてAV機器ラジオなどに最適』と称されるバージョンも販売されており、こちらは“”と“”のツートンデザインとなっています。
用途は違っているものの、両者とも“長持ち大電流”をキャッチコピーとしており、各用途向けに最適化されているかどうかは不明です。


パッケージ。ノジマのプライベートブランドである“ELSONIC”ブランドのアルカリ電池です。電池と同じ、のツートンデザインのパッケージは遠くでも目立ちますね。パッケージの裏にも表にも『家電製品に最適』とあり、裏面には「エアコン、照明器具のリモコンに」と記載してあります。あまり容量が無いアルカリ電池なのでしょうか…。
型番は単3・4本ブリスターパックが“EG-T3P04-HA”、単4・4本ブリスターパックが“EG-T4P04-HA”となっています。社名表記は“株式会社ノジマ”で、バーコードは独自のバーコードを使用しており(つまりJANコードでは無い)、事業者名の追跡はできませんでした。

電池の外観です。この電池で特徴的な点は電池の種類が書かれていないという点です。ですから、この電池は素人から見たらマンガンなのかアルカリなのか分からないでしょう。ワタシたち、電池コレクターはアルカリ電池がひと目ですが…。
電池のデザインがのツートンデザインなのは前述の通りですが、誤挿入防止の為と見られる赤いラインがプラス極側に入っています。

注意書きは写真右側の赤い部分に集中して記載されています。同じような構成の注意書きとして、以前当ブログで紹介したトイザらスのアルカリ電池でも見られましたが、こちらが住所や会社名までが徹底して注意書きと同じ部分に記載されていたのに対して、このELSONICでは白い部分に社名である“株式会社ノジマ”、住所に至ってはツートンカラーに跨って記載されています。
生産国の表記はノジマの電池独特な“Designed by Nojima in Japan. manufactured in China”という非常に分かりにくく、紛らわしい表記。要は中国製ですw。デザインは日本のノジマが担当していると書いてあります。電池本体の型番は単3が“EG-T3-HA”で単4が“EG-T4-HA”です。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限はプラス極側に記載してあり、単3が「11-2023」で単4が「08-2023」となっていました。
パッケージには使用推奨期限の記載はありませんが、5年期限のそれぞれ2018年11月、8月製造の電池であると推測されます。

 

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“EEMH 03 311738”の、単4には“IESH 11 152021”のロット番号らしきレーザー刻印が見られました。
ロット番号は上アルファベット+数字6ケタ下数字6ケタのパターン。GP製?のアルカリ電池でよく見られるタイプです。

 

最後に絶縁リングの拡大です。薄緑色の絶縁リングで、単3は切り欠きを下にした状態で上に「3-21」と刻印があるタイプ、単4は切り欠きを右にした状態で上に「37」下に「G」の刻印があるタイプとなっています。
この特徴は以前当ブログで紹介した、同じELSONICブランドのハイグレードアルカリと同じタイプで製造元が同じだったりするのでしょうか…。

なお、マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。

【パッケージ変更】ALKALINE BATTERY DAISO & GO アルカリ乾電池 単3形

均一ショップ“ダイソー”ですっかりお馴染みとなった“DAISO & GO”のアルカリ電池ですが、店頭で久々に眺めているとパッケージが変更されていました。とは、言ってもパッケージデザインはかつてのものと全く同じであり、一見違いなどは見られません。
ちなみに写真左が使用推奨期限「09-2025」のもの(2018年9月製)で、右が「11-2025」のもの(2018年11月製)です。以降、前者を「旧製品」後者を「新製品」と略します。

パッケージ裏もご覧の通り、両者全く同じものです。注意書きの『●電池の外装ベルをはがしたり、』という“外装ラベル”の誤記もそのまま残っています(直せよw)。
しかし『●本来の用途以外に使用しないでください。』ってなんだろうか?アルカリ電池の本来以外の用途…、逆に気になってしまいますよね。あまり過剰すぎる注意書きも如何なものかと思います。


その違いは包装を開けてみるとわかります。左が旧製品でトレイが敷いてあり、その上から電池が並べられて包装されていたのに対し、右の新製品ではトレイが廃止。更にシュリンクされた電池が入っている2重シュリンクの包装に変わっていました。
以前“DAISO & GO”のアルカリ電池を紹介した時は旧製品のトレイ敷きに対して勿体無い印象があると書きましたが、やはりコスト高だったのか旧・“DAISO & S”と同じ2重シュリンクに回帰してしまいましたね。

ちなみに何の意味があるのか不明ですが、未開封状態で新・旧を見分けるにはパッケージ上を見ます。
上を見て内部シュリンク包装の継ぎ目が見えれば新製品見えなければ旧製品です。更に旧製品ではパッケージ横を見ればトレイ敷きが若干ながら見えるのでそれも見分けになると思います。何の参考になるかはわかりませんが…。

 

電池本体は何の違いもありません…、と書きたかったのですが微妙にかつて紹介した電池と表記が異なっていました。それはWEEE(クロスドアウト・ダストビン)マークの上に“T828”というパッケージ記載の型番の一部が記載されている点です。
こちらは2018年9月製の旧製品も2018年11月製の新製品でも見られた特徴で、パッケージ包装が変更される前から表記の変更が行われていた可能性があります。

一応、外装ラベルを剥がしてみました。“IR05Z”というインクによる印字が見られます。これは以前当電池を紹介した時と同じパターンのロット番号なので製造元は変わっていないと思われます。今回の個体は文字が滲んでいて怖いです…。
また、絶縁リングも濃いエメラルドグリーンのような色、外したら再装着できない特徴も以前紹介のものと同じです。マイナス極のガス抜き穴も2つ穴タイプでした。

★関連記事
ALKALINE BATTERY DAISO & GO アルカリ乾電池 単3形/単4形
→旧パッケージ包装だった頃の当電池を紹介した記事。デザイン的に酷似している“DAISO & S”のアルカリ電池と比較しての紹介となっている。

HERB Relax +PLUS アルカリ乾電池 単3形/単4形 YMD-LR6P/4B / YMD-LR03P/4B

今回は大手家電量販店“ヤマダ電機”で販売されているプライベートブランド“HERB Relax(ハーブリラックス)”シリーズのハイグレードアルカリ電池“HERB Relax +PLUS”を紹介します。
ノーマルグレードの“HERB Relax”アルカリ電池が白いボディだったのに対して、“HERB Relax +PLUS”はグリーンメタリックというなんとも対称的でカッコいいデザインが採用されています。

 

パッケージです。電池のデザインと同様にをモチーフにしたデザイン。キャッチコピーは『ハイパワーが必要な機器に!』で、ハイグレードモデルのアルカリ電池であることを訴求しています。『10年保存可能』も大きく目立っています。
型番は単3・4個ブリスターパックが“YMD-LR6P/4B”、単4・4個ブリスターパックが“YMD-LR03P/4B”となっていました。

 

パッケージ裏。こちら側にキャッチコピーが集約されている点はノーマルグレードと同じですね。上部には『ハーブリラックス+PLUSアルカリ電池は先進の高性能!』と記載されています。ちなみにノーマルグレードでは『充実性能!』となっていました。
その下には「よりパワフルに使える!」「長く使える!」「10年保存可能!」で『様々な機器で優れた性能を発揮!』というウリとなっています。

社名表記は“株式会社 ヤマダ電機”ですが、バーコードの事業者名は同社ではなく“株式会社 OPTILED LIGHTING(456237144)”というLED照明やLED蛍光灯を販売する企業のコードとなっていました。ノーマルグレードではヤマダ電機となっていたのですが、何故ハイグレードで事業者名が違っているのは不明です。もしかしたら、電池の輸入に関わっているのかもしれませんね。

電池の外観です。冒頭に書きました通り、グリーンメタリックが混ざったデザインはノーマルグレードの白と比べるととてもカッコよくて、ハイグレード感が出ていると思います。
注意書きはノーマルグレードの“HERB Relax”アルカリ電池と同様。黒地に白文字なのでノーマルグレードに比べると読みやすくなっていますね。社名表記は“株式会社 ヤマダ電機”。生産国は“Made in China”で中国製です。

プラス・マイナス側です。絶縁リングの色は「」。
この電池は今まで見られなかった珍しい構造となっています。まず、プラス極には突起の周りにある段差が見られず滑らかとなっているほか、写真では見にくいかもしれませんが、マイナス極では底板の縁に筋が入っています
いつも同じような電池の構造でうんざりしているので、変わった構造の電池を見るとウキウキします(変態

使用推奨期限は単3、単4共に「10-2028」となっており、パッケージには“10年保存可能!”とあったことから、それぞれ2018年10月製造の電池であると思われます。ヤマダ電機の通販サイト“ヤマダウェブコム”では2018年10月中旬発売となっていたので、初期ロットかもしれません。

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“CENP 01 231013-R”の、単4には“MENP11 062235”というロット番号らしきレーザー刻印が見られました。
単3の方は初めて見るパターンのロット番号です。一方、単4の方は上6ケタ、下6ケタタイプ。GP製のアルカリ電池でよく見られるパターンです。

 

絶縁リングの拡大です。薄緑色の絶縁リングで、切り欠きを下に置いた状態で上に数字のみが刻印されたタイプです。単3には「2-10」、単4には「39」の刻印が見られました。この特徴はノーマルグレードと同じです。やっぱりGP製でしょうか。
マイナス極のガス抜き穴はこれまた珍しい、3つ穴タイプでした。今回の電池は珍しい尽くしでした。たまにはこんな電池も無いと飽きますよね…。

★関連記事
HERB Relax アルカリ乾電池 単3形/単4形 YMD-LR6/4B / YMD-LR03/4B
→当電池のノーマルグレードに当たる“HERB Relax”ブランドのアルカリ電池を紹介した記事。眩しいほどに白いデザインが特徴。