MEMOREX Alkaline アルカリ乾電池 単3形/単4形

memorexalkaline_1ディスカウントショップやスーパー、はたまたホームセンターなどでよく見かける日本の総合商社“兼松”のアルカリ電池。兼松はかつてアメリカのメモレックスとの合弁であるメモレックス・テレックスを傘下に置いていた関係からか“MEMOREX”ブランドの電池の発売を開始、写真のデザインの電池は長年に渡り発売されています。
この電池は長年中国製のアルカリ電池でしたが、今回、単3がタイ製単4が韓国製になっていたので徹底検証してみたいと思います。

memorexalkaline_2パッケージ裏。上記1枚目の写真も左がタイ製(単3)、韓国製(単4)、右が中国製です。シュリンクはほぼ同様に見えますが、生産国違いでやはり製造元が異なるためか微妙にラベルの貼り位置や大きさが違っています。どれもバーコードのコードそのものは全く同じで、バーコードのベンダーは兼松(4959058)でした。

 

memorexalkaline_3まずは単4から紹介。上2本が韓国製で、下2本が中国製。中国製の方が金色の部分がピカピカしている印象を受けますが、韓国製の方は金色と言うよりかは濃い黄色になっており、そんなにピカピカもしていません。
色以外のデザインは両者とも同じですが、韓国製が『商品についてのお問いわせは~までご連絡下さい』という注意書きの下に“Made in Korea”と書かれていますが、中国製の方は注意書き上に“Made in China”と書かれています。

memorexalkaline_4プラス・マイナス側。左2本が韓国製、右2本が中国製です。中国製が絶縁リング「」でマイナス極に使用推奨期限が書かれているのに対し、韓国製のものが絶縁リング「」で電池側面に使用推奨期限が書かれた表記になっており、明らかに異なります。
使用推奨期限は韓国製が「06-2018」、中国製が「12-2018」となっており、5年期限と推測すると、それぞれ2013年6月製造と12月製造であると思われます。

memorexalkaline_5この使用推奨期限の印字、どこかで見たことがあるな??と思い、同じ韓国製の三菱電機ホーム機器“LR03(R)”ロケット“MEGACELL”単4の印字を比べてみると非常によく似ています。

 

 

memorexalkaline_6マイナス極の皮膜を剥いてみた。両者とも同じような黒の絶縁リング、ガス抜き穴も2つ穴タイプですが穴の大きさが違いますね。これはロット違いなのかな??

 

 

memorexalkaline_12ラベルを剥がしてみると“3E24G08”というロット番号が印字されていました。これは三菱電機ホーム機器“LR03(R)”にも印字されている、韓国の電池メーカー、ロケット製電池の特徴であり、この韓国製のアルカリ電池はほぼロケット製であることは確実であると思われます。

 

 

memorexalkaline_7次は単3です。上2本がタイ製で、下2本が中国製です。黄色の部分が濃くなっているのは単4と同様、こちらは生産国の表示は『LR6/1.5V 水銀0使用』という表記の真上に表示されており同じです。
デザインは金ベースに黒帯のデザインである、いかにもアルカリ電池らしいデザインは馴染みやすいデザインと言えますね。

 

 

memorexalkaline_8プラス・マイナス側。左2本がタイ製、右2本が中国製です。中国製が絶縁リング「」でマイナス極に使用推奨期限が書かれており、タイ製が絶縁リング「」で電池側面に使用推奨期限が書かれた表記になっている点は単4と同じ特徴です。
使用推奨期限は韓国製が「06-2018」、中国製が「10-2018」となっており、5年期限と推測すると、それぞれ2013年6月製造と10月製造であると思われます。

memorexalkaline_10単4と同じようにラベルを剥がしてみましたが、ロット番号の印字はありませんでした。ただし、絶縁リングは「」で同様です。
使用推奨期限の印字は生産国が違うためか、異なるものの、単4がロケット製であることや構造がほぼ同社製と同じことを考えるとこの単3はロケットのタイ現地工場であるRocket Thai”製であると考えられます。

 

ロケット・タイと言えば同社タイ製のダイソーの「Gigamax」やロケット自社ブランド「MEGACELL」のマンガン単4が某掲示板でも評価が高いことで知られますが、アルカリ電池の方はどうなのかが非常に気になるところではあります。

memorexalkaline_11おまけ。左からタイ製中国製(絶縁リング「」)旧・中国製(絶縁リング無し)。旧・中国製は使用推奨期限「10-2004(2002年10月製造?)」のもので生産国表記も一緒に印字されていました。
何しろこの電池は長年に渡り発売されている電池であるので、この間に製造元が変わっていると思われ、全てを追い切るのは難しいかと思われます。

 
今回紹介した韓国製とタイ製は使用推奨期限が同じ「06-2018」であり、この後のロットが再び中国製になっていることから、何らかの理由でいつもの中国の委託工場での生産が追いつかなくなり、一時的にロケットに委託することになったのでは?と思われます。
電池業界においてこのようなことは珍しいことではなく、最近では三菱電機ホーム機器が発売しているアルカリ電池“LR6(R)”で一部ロットが日本製になった事例や東芝の“アルカリ1”の単1や単2が一時的に韓国製になった事例があります。こういう面白さがあるので、電池コーナー巡りが止められないのですよw。

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