【解体】 SONY BATTERY PACK NP-S1

NP-S1_1古いソニーのバッテリーパック。このタイプのバッテリーパックは8ミリビデオタイプの“ハンディカム”で使われていたもので、標準タイプはニカド電池を使用していましたが、今回紹介する“NP-S1”は上位モデルの高容量版であり、ニッケル水素電池になっています。
写真のこの電池はいくら充電器で充電しても充電されず、内部ショートを起こしているのかこの電池を充電しようとすると充電器が異常発熱する始末。使いものにならないので解体してみました。

NP-S1_2中身はこんな感じです。単3よりも直径が大きく、長さが短い電池が10本。このバッテリーパックは6Vですから、1.2×5で6Vになり、5本づつが並列で接続されていると思われます。
このサイズのニッケル水素電池は“4/5Aサイズ”と呼ばれるもので、現在でも入手できないことはないですが、1個600~700円程度の相場であり、組み換えを行おうとするとそれだけでバッテリーパックが買えるような価格になってしまいます。

NP-S1_3マイナス極には『HR』の刻印が見られ、三洋エナジートワイセル(現・FDKトワイセル)製と見られます。現在でも同社はこのタイプのニッケル水素電池“HR-4/5AU”を製造しているようです。
そもそも、このバッテリーパック自体、ソニー製造ではなく三洋製造だったのかもしれませんね。

 

NP-S1_4組電池を解体してみると、温度ヒューズ(写真赤丸)に加え、サーキットブレーカーもしくは電流ヒューズ(写真青丸)が5本単位で1個つづ付いており、厳重な保護回路です。
電流ヒューズ?サーキットブレーカー?は普通にハンダ付けで取り付けられていましたが、温度ヒューズはハンダの熱でヒューズ切れを起こす可能性があるからかスポット溶接で取り付けられていました。

 

NP-S1_5電池裏。定格は“6V 3200mAh”。計算すると単セルの公称電流は1600mAhというところでしょうか。
ニカド電池タイプのバッテリーパックは2端子ですが、ニッケル水素電池タイプのバッテリーパックはサーミスタ端子(温度検出用)が付いた3端子になっており、専用の充電器でないと充電できないようになっています(端子部分が“オレンジ色”になっており、充電器側の端子も同じ色のものでないと充電ができない)。

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