maxell “400” SUM-3(SG)

SUM-3(SG)_1日立マクセルがかつて発売していたマンガン電池である“maxell “400””です。この頃のマクセルのマンガン電池はFDK(富士通/Fujitsu)と同じく、ランクを数字で表現したものになっており、“100”が青マンガン相当“200”が赤マンガン相当、そして今回紹介する“400”が黒マンガン相当となっていました。
今回入手した”400″はちょっと残念な個体で、上部シルバー部分が腐食して黒ずんでいます。

 

SUM-3(SG)_2電池下。社名は最下部に表示されており、“Hitachi Maxell, Ltd. Made in Japan”と生産国も併記されています。
冒頭ではこの”400″の色を橙と表現しましたが、どちらかと言うとオレンジを更に薄くした様な感じの色となっており、人によっては黄土色にも見えるかもしれません。
デザインとしては上部はシルバー、下部はメイン色(“400″の場合は橙)と黒のシマシマ模様になっています。

SUM-3(SG)_3注意書き部分。JISマークはありますが、認定番号および略号が記載されておらず、製造工場は不明です。
興味深いのは“SUM-3(SG)”という型番で、SGと言ったらマクセルじゃなくて日立本体のマンガン電池ではないの?という点です。この点からこの時期に発売していたマクセルのマンガン電池(特に数字シリーズ?)は日立と型番を共有していた可能性が高いと思われます。

 

電池には“ALL-ROUND USE”と黒マンガン相当である故か、すべての用途に最適であることが書いてあります。注意書きは日本語と英語のみの記載で年代的にシンプルなものになっています。

[注意]はれつのきけんがあるので、充電をしないこと。(+)(-)を正しく入れること。
MAY EXPLODE IF CHARGED OR SET REVERSELY.

SUM-3(SG)_4プラス・マイナス側。プラス極及びマイナス極両方共に絶縁リングがあるタイプで、両方共「」となっています。
写真では見えにくいかもしれませんが、マイナス極の刻印は「79-02」となっており、1979年2月製造の電池であると思われます。個人的にこの年代のマクセルの電池は空白地帯であり、今回この電池を入手できたのは嬉しかった次第であります。

 

・追記(2016/7/14)
この電池はマクセル公式ツイッターにて、デラックスゴールド“300”タイプの後継として商品化された「塩化亜鉛形乾電池」がこの“400”タイプであるというツイートが残されていました。世界の先駆者的なマンガン電池だったということで、凄い電池だったんですねぇ。

maxell “400” SUM-3(SG)」への3件のフィードバック

    1. みはりん 投稿作成者

      赤の”100″と緑の”200″はよく見ると思いますが、本記事で取り上げた”400″はなかなか見ない電池だと思います。むしろ同年代のナショナルネオ・ハイトップの方がよく見られることを考えると、当時のマクセルのマンガンは売れてなかったのでしょうか?
      マクセルのマンガン電池は80年代の“POWER ACE”/“Super POWER ACE”がCMも放映されていた関係上、印象深いと言えるでしょう。この頃からでしょうかね?、マクセルが乾電池の営業に力を入れ始めたのは。
      http://www.youtube.com/watch?v=lFtD5NNE1ZY

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  1. kazurou

    100/200/400共に日本製のおもちゃや家電の添付だったと思います。
    「動作確認電池」とかで付いていました、
    市販されていたのは知りませんが、恐らく市販品じゃないでしょう。

    その故、訪日のお土産や記念品で日本のおもちゃ・家電を買われることを想定して、
    英文記載があったのでしょう。
    とっくに捨ててると思いますが、これ見たことがあります。
    (この当時は英文表記併記はあっても中文表記併記とか無かった。)
    今は日本製のおもちゃとかありませんから、
    日本製のおもちゃの動作確認に日本製の電池とか見なくなりました。
    ちょっと懐かしいです。

    当時のマンガンの市販マクセルが自社のM.D.B表記ばっかだったので、
    恐らくはマクセル自社製とみて間違いなさそうですが、
    生産工場を特定する術がありません。

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