FUJI EXTRA LIFE 2600 NOVEL S-006P(N)

S-006P(N)_1電池メーカー“FDK”の前身“富士電気化学”が発売していたノーベルの9V形マンガン電池(006P)です。ブランドは“2600 NOVEL”で、2600は2000シリーズの9V形を表し、赤マンガン相当の電池であると思われます。
今回、同ブランドの電池で製造元が違うと思われる電池を発見しましたので紹介します。パッと見では端子部のプラスチックの色が違っており、左の電池が赤右の電池が黒になっていることがわかります。

本記事では便宜上、写真左の電池を「」、写真右の電池を「」と記載します。

S-006P(N)_2マイナス側の側面です。上が「」のもので、下が「」のものです。両者とも型番は“S-006P(N)”で生産国の表記も“Tokyo Japan Made in Japan”で同じですが、字体(フォントが)若干ながら異なっています。
また、社名表記は表面“FUJI”ロゴ上に“Fuji Electrochemical Co.”の表記があるためか、この面には記載されていません。

 

S-006P(N)_3今度はプラス側の側面です。同じく上が「」で、下が「」。「」の方は何の表記もありませんが、「」の方にはJISマークがあり、さらにノーベルブランドの電池でお馴染みだった特許番号の表記もありました。
JISマークには認定番号や略号の記載が無いので、どこで製造されているかは不明です。

 

S-006P(N)_4」の底面です。黒い厚紙のようなものの端に製造年月が記載されているのが特徴で、“C8501 F-D-K”の記載がある三洋電機“NEO SUPER”と同じ特徴でありますから、「」の方は富士電気化学自社製であることは間違いないと思われます。
ちなみに、“2600 NOVEL”は「80-12(1980年12月製造)」で、“NEO SUPER”は「90-12(1990年12月製造)」であり、ちょうど10年の空きがあります。偶然ですが凄い。

S-006P(N)_5問題は「」の方です。底面が錆びており、製造年月の表記が読めません。錆びているということは金属な底面ということであり、窪みの形状・大きさは松下電池工業製(写真右)に似ています。が、印字が確認出来ないため、確証は持てません。少なくとも富士電気化学自社製ではないことは確かであると思われます。
ちなみに端子側の赤色も“National Hi-Top”と同様でよく似ています

S-006P(N)_7」の方の製造日がわからないので、「」と混在であったかは不明ですが、10年後でも自社生産を続けているので、自社生産から他社生産に切り替えた可能性は極めて低く、混在であった可能性が高いと見られます。
なお、現行の“Fujitsu”ブランドの9V形マンガン・“3600”でも、パナソニック製と思われる中国製のロット(写真左)とGP製と思われる中国製のロット(写真右)が混在していた時期がありました(現在は概ね前者で落ち着いている模様)。

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