maxell ボルテージ アルカリ乾電池 単5形 LR1(T)

今回はマクセルが発売するアルカリ電池“ボルテージ”の単5を紹介します。ボルテージはマクセル主力のアルカリ電池で、他社のアルカリ電池が多くのラインナップを揃える中マクセルはこのボルテージ一本で勝負し、電池メーカーとしては珍しい戦略を取っています。
最近、インドネシア製だった単5アルカリ電池で中国製に続々と変わっていますが、FDK(富士通)東芝に続いてこのマクセルも中国製となっていました。

パッケージです。キャッチコピーとして「持久力」「大馬力」「瞬発力」をアピールしています。パッケージそのものは現在発売されている中国製FDK(富士通)に酷似していて、電池を取り出す点線も比較してみるとよく似ています。ついでに使用推奨期限の印字というか?印刷も似ていますね。
社名表記は“マクセル株式会社 お客様ご相談センター”で、バーコードの事業者名は“マクセル(4902580)”となっています。

電池の外観です。すっかりロングセラーでお馴染みとなったボルテージのデザインがそのまま小さくなったような単5アルカリ電池はとても可愛いですね…。
型番は“LR1(T)”。その横には生産国である“MADE IN CHINA”が小さく記載してあります。中国製です。社名表記はパッケージと同じ“マクセル株式会社 お客様ご相談センター”。その右下にはマクセルの乾電池でお馴染みグリーンウッドのマークも。

プラス・マイナス側です。絶縁リングは無いタイプ。単5アルカリ電池で絶縁リングを用いた例はほぼ無いと言ってもいいでしょう。ただし、パナソニックが単5アルカリ電池を製造していた時に“紫外線硬化樹脂”を使用していた時代はあります。
使用推奨期限は「09-2021」となっていて、2年期限の2019年9月製造の電池であると思われます。

 

外装ラベルを剥がしてみました。電池には“JFTA03 291514”のロット番号らしきレーザー刻印が見られました。
この上アルファベット+数字6ケタ下数字6ケタのパターンは主にGP製のアルカリ電池で見られるタイプで、ダイソーで発売されているGPブランドの単5アルカリ電池で見られる他、現中国製・富士通の単5アルカリ電池東芝“IMPULSE”の単5アルカリ電池でも見られます。恐らく、同じ製造元だと思います。

プラス・マイナス部の拡大です。マイナス極のガス抜き穴は2つ穴タイプとなっています。
という訳で、富士通そして東芝に続くインドネシア製から中国製に変わった単5アルカリ電池となりました。これで国内メーカーの単5アルカリ電池はパナソニックのアメリカ製その他メーカーの中国製に二分されることになりました。既に日本製は存在しない事はわかっていますが悲しい話であります…。

思えば、インドネシア製の単5アルカリ電池は耐漏液性が悪かったように思います。ワタシも未開封のまま液漏れした富士通のプレミアムタイプ単5をFDKエナジー(当時)へメーカー送りしていますし、その後も店頭でソニーのスタミナやら東芝のIMPULSEのインドネシア製で液漏れしている個体を何度も見たことがあります。そう考えると今回の中国製変更は必然だったのかもしれません。

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→当電池と同じく、インドネシア製から中国製へと変わった富士通ブランドの単5アルカリ電池を紹介。インドネシア製と中国製の構造の違いを比較しながら紹介している。

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→こちらもまたインドネシア製から中国製に変わった東芝の単5アルカリ電池“IMPULSE”を紹介した記事。