Fujitsu LEDライトにイチ推し! アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6LED / LR03LED

今回はFDKが“Fujitsu”ブランドで発売した新製品、「機能性電池」の第三弾“LEDライト用アルカリ電池”を紹介します。
この電池は2017年「富士通 電池・電池応用商品」総合カタログでは2月発売予定の記載がありますが、3月現在でも店頭に並んでいるケースは少ないようです。FDKに問い合わせした所、春の新商品改定時期に仕入れ・販売する販売店が多いため、4月中旬頃本格的に出回るのではないかという回答でした。

パッケージ表。ラインナップは単3単4各3本入りのみです。日立マクセルでは「ボルテージ」のラインナップ拡充の位置付けで単3・単4の3本パックを発売していますが、専用電池化してしまうのがなんともFDKらしいと言える点でしょう。
LEDライトなど3個使用の機器に最適!』の記載があり、単3には“LEDライト”単4には“スティックライト”のイメージ写真が掲載されています。

パッケージ裏。単3のキャッチコピーが『点灯時間 長持ち LEDライトに最適!』、単4が『(高い電圧で安定して使えるから)鮮やかな色 長持ち LEDライトに最適!』となっています。単4は“鮮やかな色長持ち~”となっていますから、やはりスティックライトを意識していますね。使用推奨期限は10年で、正極缶耐食性向上・特殊素材ガスケット採用による液漏れ防止構造を採用しています。残念ながら、補償付きでは無いようです。

 

 

 

 

登場初期の日立マクセル「ボルテージ」3本パックと同様に台紙の上にシュリンクパックの電池が直接貼り付けられています。これをカタログ上では“シュリンクブリスター”と記載されています。「ボルテージ」がそうだったように、今後の改良でトレイ付きの3本パックになるかもしれません。
また、FDKの日本製アルカリ電池としては珍しく、軟質系のフニャフニャシュリンクではありません。しかも2重包装となっていてシュリンクを取っても更にシュリンクされています。どちらも台紙上に直接貼り付けるため包装が耐えられないと判断したための工夫と思われます。

電池の外観。デザインは既発売の「スマホ用」「リモコン用」と同じものを使っており、左側“Fujitsu”ロゴのバックが“水色”となっています。電池の商品名は「LEDライトにイチ推し!」。いち“押し”でなくて“推し”なんですねw。
注意書きは他のFDKが発売するアルカリ電池と同様、社名表記は“FDK株式会社”となっていますが、住所の表記がありません。フリーダイヤルのみの記載となっています。

プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」。この特徴を持つ日本製ですから、FDKエナジー製であると思われます。使用推奨期限は単3・単4共に「02-2027」。パッケージには『使用推奨期限10年』の記載がありましたから、2017年2月製造の電池であると思われます。これが最初期ロットであるならば、カタログ記載の2月発売には間に合わないでしょう。恐らく、最初から3月発売の電池だったのではないでしょうか。

最後に「スマホ用」と「リモコン用」のデザインを比較してみました。右側がシルバーとなっているのは全機種共通ですね。“Fujitsu”ロゴの後ろが“”なのが「スマホ用」、“”なのが「リモコン用」、“水色”なのが「LEDライト用」になっています。
LEDライト用のデザインはスマホ用とリモコン用を組み合わせたような物で、“Fujitsu”ロゴが白い点をリモコン用から、境目の金色のラインをスマホ用から受け継いでいる印象を受けます。

 

新発売する電池もあれば、去る電池もある。と言うわけでLEDライト用のアルカリ電池が発売される一方でスマホ用のアルカリ電池が『在庫限定品』となり、生産終息に向かっているようです。スマホ用アルカリ電池は“D RANGE”の流れを汲むアルカリ電池では無いかと言われただけにこれはこれで残念です。

★関連記事
Fujitsu スマートフォン用アルカリ電池 単3形 LR6SUMAHO(4B)
→富士通(FDK)が発売する機能性電池の第一弾、スマートフォン用アルカリ電池を紹介した記事。実際に単3電池を使用するスマホは存在しないので正式商品名は「スマートフォン用緊急充電器のためのアルカリ電池」である。

Fujitsu リモコン用アルカリ乾電池 LR6/LR03REMOCON(4B)
→富士通(FDK)が発売する機能性電池の第二弾、リモコン用アルカリ電池を紹介した記事。単3、単4・4本パックのみの展開で補償付きのアルカリ電池となっている。

maxell ボルテージ LR6(T)3BS/LR03(T)3BS
→日立マクセルが発売するアルカリ電池「ボルテージ」の単3、単4・3本パックを紹介した記事。当電池と同コンセプトのものですが、専用電池にはせずに従来アルカリ電池のラインナップ拡充で対応している。発売当初は当電池と同様にシュリンクされた電池を直接台紙に貼り付けたブリスターパックを採用。

TWT science teach battery 理科教材電池 単3形

小学校?で使われる理科の教材用と思われる単3のマンガン電池です。“TWT”というブランドの電池で、同じ柄のマンガン電池として“SMB”という別バージョンのものもあるようです。恐らくは製造メーカー違いなのでしょう。
理科の教材らしくプラスとマイナスが分かりやすく色分けされており、プラスが「赤」マイナスが「青」となっています。その割に極性表示は控えめでもうひと回り大きくても良いのかなと思ってしまいます。

電池の外観。注意書きは日本語のみで完全に日本市場向けとして製造されていることが伺えます。社名表記は“CHENGDU LT POWER ENGINE INDUSTRIAL DEVELOPMENT CO.,LTD”という長く仰々しい社名です。ネットで検索してみると社名はヒットしますがイマイチ何をしている会社なのかが見えてきません。“パワー”で“エンジン”って、社名として大袈裟だよな…。
原産国はもちろんMADE IN CHINA中国製

プラス・マイナス側です。使用推奨期限は「05-2011」となっており、2年期限と推測すると2009年5月の電池なのでしょうか。
でも、ずっとこの電池の見てくれ、何処かで見たことがあるなとこの記事を書いている時ずっと考えていました。その時ふと思い出したのが“磁石”です。このデザイン小学校の時に見た棒磁石そっくりだったのです。ここに来てようやく納得したワタシなのでありました。

この電池、ワタシが入手した状態では3本中2本が液もれによるサビを引き起こしていました。短期使用が想定される学校教材用ということで低いグレードのマンガン電池なのでしょうか。
型番上では“R6P”なので赤マンガン相当ではありますが、他にも“AA”や“UM-3”など、相当型番が多数書かれているのでこの表記は当てにならないでしょう。

 

いつも通り外装を剥いでみると、ビニール(PVC)外装だと思っていたのですが、実はアルカリ電池と同様のシール外装でした。シールを剥がしてみると亜鉛缶そのものではなく、更にビニールで覆われた電池本体が現れました。これは金属外装のマンガン電池でも見られる構造で意外にも手が込んでいます。

 

おまけ。最後に電池から剥がした外装ラベルをスキャナでスキャンしてみました。これを見てみると中国製の胡散臭い電池であるのにもかかわらず、注意書きに誤字が無い点は特筆すべきかと思います。

toply(R) SUPER ENERGY C R14P

某オークションで見つけた単2のマンガン電池です。デザインがあまりにもカッコいいものだったので落札してしまいました。
toply”というブランドの“SUPER ENERGY”という名のマンガン電池という認識で良いのでしょうか。ブルーメタリックのカラーリングがカッコいいデザインで、黄色い“toply”のマークもセンスがあります。個人的に近年見る中国製のマンガン電池では稀な良デザインだと思います。

 

パッケージです。2本パックが5個で10本。シュリンクには特にバーコードなどのラベルは貼り付けられていない、中国製のマンガン電池でありがちのものです。シュリンクは厚めのビニールによる包装で、触り心地は硬めな印象を受けます。
この電池、オークション上では「アルカリ電池」として出品されているので要注意です。ワタシみたいにデザインだけで買うには良いですが、実用だと悲惨な目に遭うと思います。

電池の外観。型番は「R14P」となっており、表記が正しいのなら赤マンガン相当の電池と思われます。“0% MERCURY CADMIUM”の記載があり、水銀とカドミウムは含有されていないようですが、WEEEマークには“Pb”の記載がありましたので鉛は含有されているようです。原産国は“Made in China”で中国製となっています。なお、外装は安物系な中国製マンガン電池でおなじみのビニール(PVC)外装です。

社名表記は“Zhuoyue Electronics trading company”と記載されており、発売元は電池メーカーではない模様です。“trading”とあるから貿易会社や商社なのでしょうか。ちなみにネット上で検索してもこのメーカーの有力な情報は得られませんでした。
注意書きは英語のみで、全文は以下の通りとなっています。

WARNING: Do not connect Improperly,
disassemble, charge or dispose of in fire.
Do not mix with used or other battery types.

プラス・マイナス側。使用推奨期限は「12-2017」となっていて、今年いっぱいまでの期限です。2年期限と推測すると2015年12月製造の電池でしょうか。

 

 

最後に外装をひん剥いでみました。内部はそのまま亜鉛缶になっており、別段ロット番号などの印字の記載はありません。アルカリ電池では外装を剥がすとロット番号などの記載があるものが多いですが、マンガン電池では何も書かれていないことの方が多いです。
なお、プラス側の突起には2つのガス抜き穴が見られました。これも封止側がプラスであるマンガン電池ならではの構造ですね。

maxell Super POWER ACE BLACK R1(AB)

現在市場では見られなくなった単5形のマンガン電池です。これは日立マクセルのOEM(組み込み)向けマンガン電池と思われ、デザインは現行の一般市販向け黒マンガン“SUPER POWER ACE BLACK”と異なる前世代のデザインとなっています。
これは単5電池全体に言えることですが、単1の電池を縮小したデザインがとても可愛い印象を受けますよね。

 

パッケージです。ワタシが入手した状態では3本パックとなっており、2本パックのものにセロテープで強引に1本が貼り付けられ、3本になっていました。恐らくは何かに付属された電池がバラ売りとして出回ったものと推測されます。
シュリンクはFDKエナジーが製造するアルカリ電池と似ている、軟質系フニャフニャシュリンクとなっています。

 

電池の外観。こんなに小さいデザインでもマクセル乾電池のシンボルである“グリーンウッド”のマークもあります。“0% MERCURY AND CADMIUM ADDED”の記載があり、水銀とカドミウムは含有されていないようですが、WEEEマークには“Pb”の記載があるので鉛は含有されているようです。
社名表記は“Hitachi Maxell, Ltd.”となっており、原産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。

注意書きは英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語の4ヶ国語での記載となっており、どれも「火中に投入しないで!」「充電式ではありません!」といった意味の注意書きとなっています。なお、全文は以下のとおりです。

Do not throw in Fire! Not rechargeable!
Nicht ins Feuer werfen!
Nicht wiederaufladbar!
Ne pas jeter au feu!
Non rechargeable!
No exponerla al fuego!
No recargable!

プラス・マイナス側。既に1枚目の写真で気づいた電池マニアの方もいるかもしれませんが、現在では全くと言っていい程見かけなくなった金属外装の単5マンガン電池となっています。
使用推奨期限は「08-2018」となっており、期限はまだ残っています。2年期限と推測すると2016年8月製造の電池と推測されます。写真右2本はかつて製造していたパナソニック製のもので、今回の中国製のものとは構造が当然異なっています。

気になるのは製造元です。フニャフニャシュリンクなマンガン電池で連想されるのは、以前本ブログでも紹介したことのある“Vinnic”ブランドのマンガン電池で、同社は現在でも金属外装の単5マンガン電池も製造しているのでもしかしたら、同社製なのかもしれません。ここはVinnicブランドの単5も入手して確かめたい所です。
ちなみに同じくOEM向け単4の電池も金属外装であり、もしかしたら同じ製造元だったりするのかも。

タミヤアルカリ乾電池 パワーチャンプRS 単3形

日本の大手模型メーカー“タミヤ”が発売する、ミニ四駆向けのアルカリ電池“パワーチャンプRS”です。こちらは2016年7月に発売されたパワーチャンプシリーズの最新版で以前本ブログでも紹介したことのある“パワーチャンプGT”の後継モデルであると思われます。
前モデルのパワーチャンプGTがと白を基調としたデザインであったのに対し、パワーチャンプRSではと白を基調としたデザインに変わりました。

パッケージ。タミヤのアイテムナンバーは“55117”。その隣に書かれている数字は「280」となっているので定価は税抜280円です。キャッチコピーは『高出力レース仕様』『公認大会で使える』。これはパワーチャンプGTと同様です。また、パッケージ裏には使用推奨期限が記載されていますが、パワーチャンプGTでは「使用推奨期限(月-年)は電池本体に表示」と表示され、パッケージ上には記載されていませんでした。

この使用推奨期限の表記にはもう一つ秘密があります。何でしょう?これがわかれば立派な電池マニアの仲間入りだと思いますよw。正解は「使用推奨期限が10年期限に変わっている」です。パワーチャンプGTは使用推奨期限5年でしたが、パワーチャンプRSでは使用推奨期限が10年に延長されています。

電池の外観。タミヤによると「赤と白を基調としたレーシーなデザイン」。前モデルのパワーチャンプGTが青と白のデザインでありましたので、大分対照的なデザインに変わっています。個人的には“POWERCHAMP”ロゴのゴールドカラーも痺れますね。カッコいいです。
販売元は“株式会社タミヤ”、生産国は“MADE IN JAPAN”で日本製となっています。

RS」と「GT」との比較。改めて比較してみると、両者の違いがよくわかると思います。電池の注意書きは両者とも同じもので、違うのはカラーリングやデザインのみの違いとなっています。
また、前モデルのパワーチャンプGTにはJISマークの表記がありましたが、パワーチャンプRSでは使用推奨期限が10年に延長されたためか、JISマーク表記が無くなっています。

 

プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」。この特徴を持つ日本製ですから、FDKエナジー製であると推測されます。また、同社製を表すJISマーク表記があった前モデルのパワーチャンプGTとも同じ構造なので製造元は変わっていないのでしょう。
使用推奨期限は「08-2026」。10年期限の2016年8月製造の電池であると思われます。ちなみに左2本の前モデル、パワーチャンプGTは「04-2021」で5年期限の2016年4月製造。

一見無意味とも思えるミニ四駆用のアルカリ電池ですが、タミヤ公認のミニ四駆レースではタミヤ単3電池の使用がレギュレーションで決まっているため、ミニ四駆ユーザーにとっては必須なアルカリ電池なのです。

★関連記事
タミヤアルカリ乾電池 パワーチャンプGT 単3形
→パワーチャンプRSの前モデルであると思われる、タミヤのミニ四駆向けアルカリ電池“パワーチャンプGT”を紹介した記事。

アルカリ乾電池 ZETKING Alkaline 単3形

今回紹介するのはホームセンター“ケーヨーデイツー”で売られていたアルカリ電池です。ブランド名の“ZETKING”、何処かで聞いたことがありますね。以前本ブログで紹介した全身ハングル語のマンガン電池と同じブランド名です。このことから、この電池は韓国の電池メーカーロケット(ロケット電気)の供給であると推測されます。生産国もしっかり“韓国製”となっています。
ZETKINGはMEGACELLに続くロケットの第2ブランドだったのでしょうか。

電池の外観。デザインは金色をベースとしたオーソドックスなデザインで如何にもザ・アルカリ電池!と言えるものです。輸入者は“株式会社ケーヨー”となっており、ロケットの社名表記はありません。原産国は前述の通り“韓国製”。
注意書きに誤字はありませんが、文字が細かくて読みにくく、虫めがねが無いと見えない系の注意書きです。

 

プラス・マイナス側。マイナス極は黒い絶縁リングに底板は「」となっていました。この構造は懐かしいですね。一時期はどこでも見られましたが、現在では全く見られなくなりました。
使用推奨期限は「01.2015」となっており、5年期限と推測すると2010年1月製造の電池でしょうか。

 

ロケットのアルカリ電池ということはアレがあるだろうと思って、外装ラベルを剥がしてみたら案の定発見、7ケタのロット番号!ちなみに「9L14M07」の印字が記載されていました。
この電池の製造元である韓国の電池メーカー、ロケット電気は昨年突然ホームページが閉鎖され、その跡地には『会社の事情による廃業状態です。』という文言が記載されており、廃業か倒産したと言われています。

ロケット電気が日本市場に進出したのは1981年と意外に古く、後年はアルカリ電池の液もれが激しいと言われた時期もありましたが、個人的に漏液耐性も高くなってきたなと思っていた矢先の廃業は衝撃的でした。もうこの構造のアルカリ電池が見れないと思うと悲しい限りです。

今回の記事は社名表記は“株式会社ケーヨー”となっていますが、“ZETKING”はロケット電気のブランド名であることから“ロケット”のカテゴリーでも分類しています。

★関連記事
アルカリ乾電池 ALKALINE 単3形
→本記事と同様に韓国の電池メーカー“ロケット電気”製と思われるケーヨーデイツー発売のアルカリ電池を紹介した記事。

ZETKING DRY BATTERY R14
→本記事と同じく“ZETKING”ブランドを冠したロケット電気のマンガン電池を紹介した記事。

Gigamax / Gigamax premium アルカリ乾電池 単3形
→かつて均一ショップ“ダイソー”で発売していたロケット電気供給の単3アルカリ電池を紹介した記事。この記事の最後には本記事でも触れた7ケタロット番号の一覧を記載。

アルカリ乾電池 ALKALINE BATTERY 単3形 LR6(ED)

秋葉原の石丸…、いやエディオンAKIBAで入手した日立マクセルのアルカリ電池を紹介します。この電池は主にエディオングループで出回っているオリジナル電池の一つで、型番には“エディオン(EDion)”を表すと思われる(ED)の符号が付けられています。
デザインは白を基調とし上下にブルーメタリックを配置したシンプルに徹したデザイン。日立マクセルの電池ではありますが、“maxell”のロゴマークはありません。

パッケージ。単3・10本パック。単4も購入したかったのですが、単4は店頭に並んでいませんでした。キャッチコピーは『長持ち&パワー』。日本製で使用推奨期限は5年であることが記載されています。バーコードのベンダーは“日立マクセル(4902580)”。
ちなみにこの電池を購入したら、エディオンならぬ“ishimaru”のロゴマークが入った袋に入ってきました。やっぱり、あそこは石丸電気なんだろうね。

注意書き部分。ちょっと古いロットなのでしょうか、懐かしのJISマークが見えます。『C8515 JQ0505001 HMA』の表記があり、日立マクセル自社製の電池であることが伺えます。
社名表記は“日立マクセル株式会社 お客様ご相談センター”となっており、住所は現住所に移転する前の千代田区飯田橋のものとなっています。現在の港区港南に移転したのが2015年6月なのでそれ以前に製造された電池であることは確かでしょう。

プラス・マイナス側。マイナス極の特徴は黒い絶縁リングに底板は「」となっているタイプで、本体JISマーク表記通りの日立マクセル製のアルカリ電池であると思われます。
使用推奨期限は「08-2019」。パッケージには5年期限の記載がありましたので、2014年8月製造の電池か。かなり古いロットです。この間買ったばかりなのにな…。

 

5年期限ということなのでボルテージではなく、GDシリーズ(上記写真左)かBSシリーズに位置している電池なのかもしれません。マクセルブランドを冠していないという点ではBSシリーズに類似しているのですが。

★関連記事
MITSUBISHI MY&OUR アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6ME/LR03ME
→本記事と同じくエディオングループで出回っている三菱電機ホーム機器のアルカリ電池を紹介した記事。

MARKYN CP9V 1200mAh Lithium 9V

今回は秋月電子通商で売られている6P形のリチウム電池である“CP9V”を紹介します。この電池はネットショップ上では見られるものの、秋葉原の店頭では長らく見られなかった電池でしたが、最近店頭で発見し入手しました。
同じく、秋月電子通商で売られている、単3の塩化チオニルリチウム電池と同様に中国の電池メーカー“Guangzhou Markyn Battery Co., Ltd.”製のようで電池の側面(写真では上)には“MARKYN”のロゴが見られます。

同じく6P形のリチウム電池であるFDKの“CP-V9JU”と比較してみました。見た目の外観は市販の6P形の電池と同様で、公称電圧も9Vなので代替使用は可能と思われます。ただし、秋月電子通商のホームページではバックアップ用と銘打って売られており、大電流よりも小電流の方が多く電気を取り出せることが記載されています。外装はどちらともプラスチック。CP9Vの方が電池全体にラベルが覆われています。

注意書き部分。注意書きは日本語の表記は無く、ドイツ語と英語のみの表記となっています。書かれていることは焼却やショートを行わない、充電をしないこと、極性は正しく、などごく一般的な事です。原産国の表記はありません。恐らくは中国製だとは思うのですが…。
ちなみに公称容量は1200mAh。よっぽどアピールしたい点なのでしょう。この表記の部分が光っていますw。

やはり、皆さんが気になるのは中身ですよね?ということで開けてみました。中にはラミネート加工された薄型リチウム電池3個が入っていました。単セルそのものには印字などはされておらず、本当に1200mAhの容量を持つ電池なのかは不明です。
メーカーのホームページ上でラミネート加工のリチウム電池は見られますが、これと同サイズのリチウム電池はありませんでした。この電池の為に作られたオリジナルのセルなのでしょうか。

なお、電池の外観はリチウムイオンポリマー電池にそっくりの構造をしていますが、この電池のデータシートを見てみると“lithium/ manganese dioxide”と書いてあるので、二酸化マンガンリチウム電池のようです。従って、充電は不可能なので注意が必要です

最後にFDKの“CP-V9JU”と中身を比較してみました。CP-V9JUには“CR1/2 6・L”という円筒形の二酸化マンガンリチウム電池が3つ入っています。この電池は1000mAhの公称容量を持っているため、CP-V9JUも1000mAhとなっています。
日本で薄型リチウム電池を入手することはまだ困難なので、このCP9Vを分解して取り出すといいかもしれません。ただしいつもの決まりごとですが、分解使用は自己責任ということでお願いします。

★関連記事
FDK CP-V9JU Lithium Battery 9V
→FDKが特定用途向けとして販売している6P形のリチウム電池を紹介した記事。

GMB POWER(R) ER14505H 2.4Ah
→本記事と同じく秋月電子通商で売られている単3の塩化チオニルリチウム電池を紹介した記事で、メーカーも同一となっている。

HITACHI SG SUPER GOLD MANGANESE DRY-BATTERY SUM-2(SG)

今回はちょっと古めな日立のマンガン電池を紹介します。これは黒マンガンの“SG”こと「スーパーゴールド」と呼ばれる電池で、現在でも発売され続けている超ロングセラーと言えるマンガン電池であります。
この記事で紹介する電池は1990年台前半にデザインが刷新された直後のもので、まだ液もれ補償も付けられていた頃のものです。

 

電池の表。この前世代に当たる“SG”は縦型のデザインを採用しており、紫色を取り入れたデザインが古臭い印象でしたが、1991年頃に思い切ってデザインを刷新、横型のモダンなデザインに生まれ変わりました。
このデザインは現在でも継承されており、赤色の部分が緑色に変わったり、双葉のマークが追加されたりと細かい変更が加えられていますが、ほぼそのままのデザインになっています。

注意書き部分。前述の通り、液もれ補償付きの電池で保証期間は3年となっています。この頃の補償付きのマンガン電池は単1~単2までが3年でそれ以下は2年であるケースが多かったようです。JISマーク付きで『C8501M.D.B.』の記載があることから、日立マクセル製であると推測されます。
液もれ補償における電池の送り先は『株式会社 日立家電』の電池係となっており、この電池から“HITACHI”のロゴも刷新され、日立マーク(亀の子マーク)が無い現行のものに変わっています。

注意書きの全文は以下の通り。注意書きの文面は少なめで、液もれ補償の文面が逆に多くなっています。

補償 この電池の液もれにより使用器具を損傷させた場合、使わ
れた電池と一緒に上記へお送り下さい。お客様が充電した
り、(+)(-)を逆に入れた場合を除き、器具を修理または交換いた
します。保証期間:製造年月より年間(製造年月は底面に表示)
                            [水銀0使用]
<ご注意>■この電池は充電式ではありません。
●充電すると「液もれ」「はそん」のおそれがあります。
●(+)(-)を正しく入れないと、はれつのきけんがあります。

プラス・マイナス側。刻印は写真では見えにくいかもしれませんが、「92-07」となっており1992年7月製造の電池であるようです。プラス極の絶縁リングは「」となっていました。

 

 


おまけ。“SG”の新・旧デザインをカタログ上で比較してみました。これを見ると、大きくデザインが変わっていることが伺えると思います。ちなみに旧デザインの“SG”が1991年春のカタログに掲載、新デザインが1991年秋・冬のカタログに掲載されていることから、1991年の中頃にデザインが変わったのでは無いかと推測されます。

★関連記事
HITACHI SG SUPER GOLD MANGANESE DRY-BATTERY UM-5(SG)
→本記事で紹介した電池と同時期に発売されたと思われる単5のマンガン電池を紹介した記事。金属外装でありながらも液もれ補償が付いたレアな電池となっています。

venice 乾電池型消しゴム 50-KK

皆さま、遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年も去年同様にマイペースでの更新となりますが、様々な電池を紹介していければと思っています。
2017年1発目は電池ではなく、電池にそっくりな消しゴムを紹介します。この消しゴムは大正13年に創業され、ファンシー文具や学童文具を中心に発売してきた文具メーカー“ベニス(venice)”の製品です。同社は2001年に破産しています。

電池…、じゃなくて消しゴムの外観です。外装は金属外装を採用していて、マンガン電池にそっくりです。今回入手したのは3種類のデザインでもっとバリエーションがあるのかもしれません。
venice U1-6 ULTRA ERASER
SUPER ERASER venice CO.,LTD.
ERASER 1.5V DRY BUTTERY
どれも表面には電池とは記載されていません。

消しゴムの裏面です。さすがに電池では無いので電池と同じような注意書きではなく、「お願い」として“使ったあとは、このケースに入れましょう。”という消しゴムの注意書きしかありません。
とは言ってもどれもプラス・マイナスの極性表示と『単3形 1.5V』の表記があり電池らしさが満載です。写真下の金色の電池はアルカリ電池がモデルになっているらしく、“アルカリ乾電池”の記載があります。

社名表記は“venice CO., LTD.”。この会社が健在だった頃は“ベニス株式会社”という社名だったそうです。どれも“50-KK”という型番らしきものが記載されており、これがこの消しゴムの型番であると推測されます。ちなみに生産国は“MADE IN JAPAN”で驚きの日本製です。

電池のプラス・マイナス側に相当する部分です。マイナス側から消しゴムが出てくる構造になっており、プラス側の突起を押すことで消しゴムが出てくるようになっています。
プラス側は本物の電池そっくりですが、プラス極の絶縁リングが無いため電池コレクターや電池マニアには電池ではないことがわかってしまうでしょう。これを電池マニアに見せるのは止めましょうw。

最後に本物な金属外装タイプの電池と混ぜてみました。溶け込み過ぎてどれが偽物で本物だか、分からないレベルです。まるで間違い探しのようですね。
ちなみにこの消しゴムのデザインはオリジナルデザインのようでモデルとなった電池は無いようです。でも、レトロ感が溢れるこの消しゴムのデザインは素晴らしいですね。
この消しゴムを使って電池メーカーが販促品の消しゴムを作成したら最強だった気がする…。

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ナショナル乾電池型消しゴム
→こちらも電池のデザインを使った消しゴム。パナソニックのアルカリ電池に付属していた販促品でナショナル往年の電池を模している。外装は紙巻きで普通の消しゴムと言った感じのもの。