Yodobashi long life アルカリ乾電池 単3形/単4形

ヨドバシカメラ”に登場したプライベートブランドのアルカリ電池です。ヨドバシカメラのアルカリ電池であるものの、電池本体にヨドバシカメラのロゴなどは一切無いのが特徴。
電池のカラーは金色では無く、どちらかと言うと銅色(カッパー)に近い色です。その上に配された赤い帯が目立つデザインとなっている電池となっています。ヨドバシカメラ全店舗で力を入れている電池のようで、どこの店舗に行っても大量に陳列されています。

パッケージです。キャッチコピーは「安心の高品質」で、“液漏れ防止”・“水銀0(ゼロ)使用”・“ロングライフ”・“高性能”の4つの特徴が掲げられています。この特徴の書かれ方は富士通プレミアムタイプのパッケージとそっくりです。ブリスターパックの取り出し方も似ていて、意識している??
また、パッケージ右上にはヨドバシカメラのロゴが見られますが、電池本体には無いのでこれっきりです。

続いてパッケージ裏。ここで不自然なのは注意書きの字体(フォント)です。恐らく日本語フォントでは無いものが用いられているようで全体的におかしく、“所”や“与”と言った漢字が変な他、『電池をの飲み込んだ場合』など誤字も見られます。最近の電池でここまで酷いのも珍しいですね。
企画販売元は“ハート電機サービス株式会社”、バーコードの事業者名も同社のものとなっています(458966013)

電池の外観です。前述の通り、銅色(カッパー)をベースとしたデザインに赤い帯が印象的な電池です。電池本体の注意書きはパッケージに比べると、やっつけ電池定番の“MSゴシック”が使用されているので幾分かマシです。しかも誤字もありません。
販売元はパッケージと同様の“ハート電機サービス株式会社”で、生産は中国製。まぁ、そうですよね。

プラス・マイナス側です。絶縁リングの色は「」。マイナス極を触ってみるとわかりますが、マイナス極の突起が一般的な電池よりも若干突き出ているみたいです。指で触るとちょっと引っかかる感じがしました。
使用推奨期限は単3、単4共に「06-2022」。パッケージ裏には“使用推奨期間5年”の記載がありましたので、それぞれ2017年6月製造の電池であると思われます。

外装ラベルを剥がしてみました。レーザー刻印らしき印字で4文字3列のロット番号が単3には電池真中付近に、単4はプラス側付近に印字されていました。それぞれ単3には“上:DF 03 中:11 58 下:B3 D1”の、単4には“上:DE 24 中:12 06 下:A2 D1”の刻印がありました。
また、マイナス極下部に筋が入っているのも一般的なアルカリ電池では見られない構造です。

絶縁リングの拡大です。薄緑色の絶縁リングで、切り欠きを下に置いた状態上に数字右にアルファベット+数字が刻印されているタイプです。単3は上「24」右「G4」の、単4は上「14」右「G5」の刻印がありました。
マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプでしたが、穴がマイナス極の突起にまで達している珍しいものでした。

 

これらの構造を総合して見ると、初めて見る構造やパターンだったので、もしかしたら今まで日本に入って来なかった電池メーカーの製品なのかもしれません。

アルカリボタン電池 長持ち LR44 / LR41

主に100円均一ショップ“セリア”で見られる、“ロイヤルパーツ”のアルカリボタン電池です。最近パッケージが新しくなり、型番の下に“長持ち”が箔押しで印刷されかなり目立つものとなりました。アルカリボタン電池でこのように目立つパッケージは珍しいですね。
LR44が青色をベースとしたもの、LR41が黄色をベースとしたもの、購入はしませんでしたがLR1130はピンク色をベースとしたものとなっていました。

旧パッケージとの比較です。左が旧パッケージとなっています。“高性能”というキャッチコピーが右上に見られるものの、ごく普通なアルカリボタン電池のパッケージと言った特徴で特に目新しさなどは見られません。
旧パッケージ品は裏面の社名表記が“ロイヤルパーツ株式会社”となっていますが、正面真ん中下には“NeoTecnos”という旧社名(ネオテクノス)の表記が残っています。

パッケージ裏。今後は新・旧のパッケージが残っているLR41で比較していきます。どれも型番の表記部分が異なるのみで注意書きなどは同じです。例のごとく左が旧パッケージとなっていますが、注意書きや社名表記の構成まで全く同じものです。バーコードも同じ物であり、新・旧同じものとして扱われているようです。生産国は新・旧共に“MADE IN CHINA”で中国製となっています。


今度はLR41で新・旧パッケージの比較をしてみました。左が旧パッケージ品で“0% Hg LR41”の刻印があるバージョン、新パッケージ品では“LR41 0.% Hg CELL”と刻印があるバージョンとなっており、両者パッケージに記載通りの無水銀であることはわかりますが製造元が異なるように見えます。
マイナス側の特徴も全く異なっており、旧パッケージ品では側面に“85”とロット番号の印字があったのに対して、新パッケージでは“3Y”の印字がマイナス極に印字されているほか、ガスケットも緑色で特徴ある構造になっていました。ロット番号は旧パッケージの“85”は2018年5月製?であることが推測できそうですが、新パッケージの“3Y”は推測しにくいかも…。Y=11月と推測できそうですが3がよくわからないですね。パッケージの使用推奨期限は「12-2020」で2018年12月製造だと思われますが、刻印と一つも一致していません。

気になったのでLR44の新パッケージ品も見てみました。形名の刻印、マイナス極へのロット番号印字やガスケットが緑色な点はLR41と同じでした。気になるロット番号は“91”。パッケージの使用推奨期限は「01-2021」なので、正直に2019年1月製と推測できそうですが、そうなるとLR41の印字の謎が深まるばかりです…。

FDK CR2032 リチウム電池 3V CR2032C(B)FS

一部100円均一ショップで見られる“FDK”ブランドのリチウムコイン電池です。最近、当ブログでプチリニューアルした“FDK”ブランドのアルカリボタン電池を紹介したことがありましたが、リチウムコイン電池はプチどころかパッケージが大きく変更されています。
これは“一般社団法人 電池工業会”が定める「コイン形リチウム電池誤飲防止パッケージガイドライン」に準拠したパッケージで、幼児が容易に開けられない包装となっています。

旧パッケージと比較してみました。少ししか変更点が無かったアルカリボタン電池と比べるとかなり違っているのが特徴です。旧パッケージは開封している個体ですが、正面右下から簡単に開封可能だったのに対し、新パッケージでは強固に電池が包装されています。ちょっとやそっとの捻じ曲げでは開けることが出来ません。パッケージ中程には“子供を守る誤飲防止パッケージ”のキャッチが見えます。

パッケージ裏です。見ればわかるでしょうが…、左が旧パッケージです。パッケージが全体的に異なっており、型番も変更されています。旧パッケージは“CR2032C(B)”という型番ですが、新パッケージは“CR2032C(B)FS”に変更されています。でも、バーコードは両者全く同じものでこれだけ違っても旧パッケージと同じものとして扱われています。

 


電池を取り出してみました。基本的にハサミを使わないと取り出し出来ない構造になっています。カッターナイフでも取り出せるでしょうが、ちょっと苦しいかもしれません。取り出し方はハサミで点線の位置を切り、電池が格納されている部分の両端を押し開いて、スキマから取り出します。
電池工業会に入会している電池メーカーは殆どがこのガイドラインに準拠したパッケージを採用しており、対象となっているリチウムコイン電池のみで誤飲防止パッケージを採用しているメーカー(パナソニック・マクセル・FDKなど…)とアルカリボタン電池でも誤飲防止パッケージを使っているメーカー(東芝ライフスタイル・ソニー・オーム電機など…)の2社に分けられるようです。

中のCR2032です。かつては“PT FDK INDONESIA”によるインドネシア自社製だったようですが、現在は日本製のものに切り替わっています。左が旧パッケージ時代のものとなりますが、ロット番号の印字の太さが異なっている程度の違いで両者全く同じものです。プラス極が鏡面加工されているのがポイントかな。
新パッケージのCR2032はロット番号が“89”となっており、パッケージ上の使用推奨期限が「09-2023」でしたから、5年期限の20189月製でしっかりと印字が一致していました。

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FDK LR44 アルカリボタン電池 1.5V LR44C(B)FSG
→当電池の姉妹品に当たる“FDK”ブランドのアルカリボタン電池LR44を紹介した記事。こちらのパッケージに変更は無いが、型番が変更されている点が同じ。

FDK リチウム電池 CR2032 [CR2032C(B)]
→当記事で紹介したCR2032の旧パッケージ品がインドネシア製から日本製に変わっているロットを発見したことを報じた記事。

FDK リチウム電池 CR2032 / アルカリボタン電池 LR44
→当電池の旧パッケージ品をLR44も交えて紹介した記事。この頃のCR2032はまだインドネシア製だった様子。

FDK アルカリボタン電池/リチウム電池
→初めて本ブログでFDKブランドのアルカリボタン電池とリチウムコイン電池を紹介した記事。当時のFujitsuブランドのパッケージを比較しての紹介。

長持ち・ハイパワー 水銀0使用 アルカリ乾電池 LR6/LR03 単3形 / 単4形(金バージョン)

今回も100円均一ショップ“FLET’S(フレッツ)”や“百圓領事館”などで見られる“マクロス”改め“ニッパンのアルカリ電池を紹介します。
前回紹介した電池は青主体となっていたのに対して(以下:青バージョンと記載)、今回紹介するこの電池は同じデザインで金主体のカラーリングになっているのが特徴です。その違いはパッケージで青バージョンがシュリンクパックとなっているのに対し、この金バージョンではブリスターパックとなっています。


パッケージです。前述の通り、ブリスターパックとなっています。こちらも青バージョン同様に販売元がマクロスとなったバージョンも存在しますが、マクロス時代に追加発売された商品のため、青バージョンのように伊藤忠商事やVCJコーポレーションとなっている商品は存在しません。
パッケージ上には電池本体と同様「長持ち・ハイパワー」の記載があり、これがパッケージのキャッチコピーを兼ねているのでしょう。パッケージ右上には“Electric CELL”という謎の単語が見られますねw。販売元は“株式会社ニッパン”、バーコードの事業者名も同社のものとなっていました(456025029)

電池の外観です。デザインは青バージョンと同じものであり、注意書きも全く同じですが、カラーリングが反転しているのかの如く異なっています。金主体なこっちのカラーリングの方がずっとアルカリ電池らしいですよね。
販売元はパッケージと同様の“株式会社ニッパン”。原産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。

 

青バージョンと比較してみました。先程、カラーリングが反転したのかという例えを出しましたが本当にその通りですね。青色の部分が金色に金色の部分が青色になっているまさに反転デザインです。
違う場所と言えばマイナス極の帯で、青バージョンでは黄緑色の帯なのに対して、金バージョンでは+のツートンな帯となっています。

プラス・マイナス側です。絶縁リングの色は「」。青バージョンではマイナス極側に使用推奨期限の印字がありましたが、こちらではプラス極側に印字がある点が異なっています。黒いインクが見えやすいのがたまたま金色なプラス極だったのでしょう。使用推奨期限は単3、単4共に「11-2023」。パッケージに記載は無いものの、5年期限のそれぞれ2018年11月製造の電池であると思われます。

外装ラベルを剥がしてみました。単3には「YEMH03 271115」の、単4には「FEMH08 291113」のレーザー刻印らしき印字が見られました。この特徴は青バージョンと同じですね。

 

 

最後に絶縁リングの拡大です。青バージョンと同じ薄緑色の絶縁リング。単3と単4共に下に切り欠きを置いた状態で、上に数字が刻印されているタイプ。単3には「3-29」の刻印、単4には「45」の刻印が見られました。青バージョンと比較してみると、単3は同じパターンですが単4が異なっています。両者同じ電池では無いということでしょうか…。マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプでした。

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長持ち・ハイパワー 水銀0使用 アルカリ乾電池 LR6/LR03 単3形 / 単4形
→本記事で“青バージョン”と称した姉妹品のアルカリ電池。カラーリング以外の違いと言えばパッケージが異なっていることで、性能が違うかどうかは不明。

長持ち・ハイパワー 水銀0使用 アルカリ乾電池 LR6/LR03 単3形 / 単4形

主に100円均一ショップ“FLET’S(フレッツ)”や“百圓領事館”などで見られるアルカリ電池です。同100円均一ショップは“株式会社音通”が運営しており、かつては同社の子会社であった“マクロス株式会社”が電池の販売を担当していましたが、最近になって同じ子会社の“株式会社ニッパン”の販売に移行したようです。
その経緯から、実質、音通系100円均一ショップのプライベートブランド的なアルカリ電池となっています。


パッケージです。今回、販売元がマクロス表記になっている未開封品も出てきたので同時比較してみました。電池の包装は不揃いでどれがどちらであるかわかりませんが、左がマクロス右がニッパンです。バーコードはどちらとも全く同じもので商品名は単3が「アルカリ乾電池 単3形/LR-6 4本パック」、単4が「アルカリ乾電池 単4形/LR-03 4本パック」となっていました。バーコードの事業者名は既に“ニッパン(456025030)”となっており、変更済みです。

電池の外観です。「長持ち・ハイパワー」と「LR6 1.5V 単3形」の表記部分のみが金色となっており、他は青色がベースのデザイン。とてもアルカリ電池には見えないデザインかもしれません。
販売元は“株式会社ニッパン”で本社ではなく、営業本部(船橋センター)が所在する千葉県船橋市の住所になっています。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製

社名表記をニッパンのものとマクロスのものを比較してみました。写真は単3ですが単4はこちら。マクロスの方が住所が多い分詰め込まれている感があります。その分ニッパンの方がスッキリしていますね。
ちなみにこの電池は販売元が度々変わっており、伊藤忠商事VCJコーポレーションマクロスニッパン…と今回で4回目の変更となっています。これはちょっと異例ですね。

プラス・マイナス側です。こちらもニッパンとマクロスで同時比較してみました。中心4本がニッパンで、外側2本がマクロスです。どちらともマイナス極の絶縁リングは「」です。
まず、ニッパンの使用推奨期限は単3、単4共に「11-2021」でパッケージに記載は無いものの5年期限の2016年11月製造でしょうか?かなりの長期在庫かも…。マクロスの方は単3が「01-2019」で単4が「09-2018」でした。

外装ラベルを剥がしてみました。単3には「EEMH 10 291623」の、単4には「IEMH 02 311413」のレーザー刻印らしき印字が見られました。このタイプの印字は最近だと西松屋“SmartAngel”のアルカリ電池で見られました。もしかしてGP製かな?ちなみにマクロス時代も同じタイプの印字で、単3は「UBKH 09 042159」、単4は「LBRH 02 051433の刻印が見られます。

絶縁リングの拡大です。薄緑色の絶縁リングで単3は切り欠きを下においた状態上に「14」の刻印、単4は切り欠きを右に置いた状態で上に「23」下に「G」の刻印という全く異なったパターンになっていました。
マクロス時代も全く同じタイプの絶縁リングで、単3は(省略)で上に「21」の刻印が、単4は(省略)で上に「8」下に「G」の刻印となっていました。

最後にマイナス極の拡大です。マイナス極のガス抜き穴は単3と単4共に一般的な2つ穴タイプとなっていました。
マクロス時代も同じ2つ穴タイプですが、単3のガス抜き穴位置が違っており、マイナス極底板もザラザラ感が大きいような感じに見えました(本当に若干の違いです)。単4に違いは無く同一の特徴のようです。

 

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長持ち・ハイパワー アルカリ乾電池 LR6
→本ブログで初めて当電池を紹介した記事。開設当初の記事なのでオーム電機のVアルカリ電池に似ている程度の比較のみ。まだ、当電池が伊藤忠商事販売だった頃の写真も掲載。

FDK LR44 アルカリボタン電池 1.5V LR44C(B)FSG

一部100円均一ショップで見られる“Fujitsu”ならぬ“FDK”ブランドのアルカリボタン電池です。以前も当ブログで紹介したことのあるこの電池ですが、パッケージがプチリニューアルしていました。
薄紫色なデザインは前パッケージのものと同じですが、「FDK」のロゴがゴシック体のものから社名ロゴと同じものに変更されている他、左下には“水銀0(ゼロ)使用”の表記が追加されていることがわかります。

では、もうちょっと旧パッケージと比較してみましょう。左が旧パッケージです。旧パッケージでは用途が型番下に記載されているのですが、これは裏面に移動しています。また、「アルカリボタン電池1.5V」の記載は旧デザインではハンガー右上でわかりにくい位置、しかも薄紫色では見えにくい白文字でしたが、こちらが型番下に移動してどういった種類の電池であるかがわかりやすくなっています。

次はパッケージ裏です。こちらも左が旧パッケージ。ここで目に付くのが型番です。旧パッケージでは“LR44C(B)”という型番になっているのに対し、新パッケージでは“LR44C(B)FSG”に変更されています。しかし、バーコードは新・旧共に全く同じ物であり、同じ商品として扱われているようです。
社名表記は“FDK株式会社”。旧パッケージでは住所も記載されていますが、新パッケージではフリーダイヤルのみです。

電池のプラス極側です。左側が旧パッケージで水銀ゼロ使用では無いとされている方ですが、その明記も無く両者とも「FDK LR44」と刻印されているのみです。
どちらも“MADE IN CHINA”となっていて中国製です。かつては自社製と思われる日本製だったのですが、現在は100円均一向け“FDK”ブランド、一般市販向け“Fujitsu”ブランド共にアルカリボタン電池は中国製となっているようです。

マイナス極側です。刻印同様に両者、ガスケットの色も同じなので同じ製造元なのでしょう。
なお、旧パッケージの印字が“85”の2018年5月製?で新パッケージの印字が“8Y”の2018年11月製?と推測できます、ただし、使用推奨期限は前者が「07-2020」で後者が「12-2020」なので2年期限と仮定しても印字とは一致していません。

 

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FDK リチウム電池 CR2032 / アルカリボタン電池 LR44
→当電池の旧デザインパッケージをCR2032も交えて紹介した記事。この頃のLR44はFDKブランドだけが中国製だったようです。

FDK アルカリボタン電池/リチウム電池
→初めて本ブログでFDKブランドのアルカリボタン電池とリチウムコイン電池を紹介した記事。当時のFujitsuブランドのパッケージを比較しての紹介。この頃のアルカリボタン電池はブランド関係なく日本製だった。

アルカリ乾電池 ALKALINE 単3形/単4形 LR6(R) / LR03(R) その2

現在100円均一ショップやディスカウントストアなど、多くの店舗で見られる“三菱電機ホーム機器”のアルカリ電池です。何度と無く当ブログでも紹介したことのある息の長い電池ですが、その影で韓国製日本製中国製(現行)と製造国が度々変更されています。
金色をベースとした赤いデザインが特徴的で、誤挿入防止を兼ねているとみられるマイナス側の赤い帯も印象的でお馴染みのものと言えますよね。


パッケージです。電池には社名表記以外に三菱のマークは見られませんが、バーコードラベルのみに“200px-Mitsubishi_logoMITSUBISHI ELECTRIC”のロゴが見られます。かつてのパッケージでは商品名アルカリ乾電池』と形名(単3形・単4形)型番(LR6R/4S・LR03R/4S)が表記してあるタイプですが、現行のパッケージでは『長持ち!! アルカリ乾電池』とキャッチコピーを兼ねた商品名に変わっていました。使用推奨期限「11-2023」の単3と「10-2023」の単4が旧タイプで、「01-2024」の単3と「12-2023」の単4が新タイプとなっていましたので2018年12月製造ロットより『長持ち!!』になった可能性が高いと思われます。
バーコードは旧タイプ、新タイプ共に同じもの、バーコードの事業者名は“三菱電機(4902901)”となっていました。

ご覧の通り、お馴染みのデザインです。以前本ブログで紹介したダイソー専売の三菱アルカリ電池と比べるとあちらはシルバーなので、ゴールドな当電池は随分対象的に見えますよね。
社名表記は“200px-Mitsubishi_logo三菱電機ホーム機器株式会社”。電池本体に三菱電機のロゴは見られませんので、この電池の三菱分はここだけです。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製

 

プラス・マイナス側です。絶縁リングは無いタイプとなっていました。使用推奨期限は単3が「01-2024」、単4が「12-2023」となっています。時期的に5年期限のそれぞれ、2019年1月と2018年12月製造の電池と推測されます。
かつてこの電池は使用推奨期限4年という他の電池では見られないものだったのですが、いつの日か5年期限に延長されたようであります。

外装ラベルを剥がしてみました。三菱系中国製アルカリ電池でお馴染み?のアルファベット1文字から始まる8ケタのロット番号が印字されています。単3はくっきりとした印字でラベル側の転写も無かったのですが、単4は何故か印字が薄く、ラベル側にも文字が転写されていました。
単3には“C0812811”の印字が、単4には“A2310802”の印字が記載されていました。

最後にこの電池は絶縁リングが無いので、マイナス極の拡大です。マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプ。また、マイナス極・底板の中心に小さい丸印が見えます。

 

 

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アルカリ乾電池 ALKALINE LR6(R)/LR03(R)
→本ブログで初めて当電池を紹介した記事。この頃はまだロケット電気のものと思われる韓国製で、使用推奨期限は4年だった。

アルカリ乾電池 ALKALINE LR6(R)
→当電池の単3が日本製から中国製に変わったことを報じた記事。韓国製、日本製、中国製の印字なども比較しています。

[マツダ] Toshiba 東芝乾電池 UM-3 1.5V

今回はかなりレトロな「マツダ」ブランドを冠した東芝の単3マンガン電池を紹介します。“マツダ乾電池”と言えば東京芝浦電気の過度経済力集中排除法適用で工場分割の憂き目に合い(※)、一旦マツダブランドの電池が消えるものの岡田乾電池との販売提携により同社製の“マツダ乾電池”が再び発売されるという紆余曲折の歴史は有名な話であります。
今回紹介する電池は「マツダ」ブランドを冠するものの比較的後期の電池となります。

※:この工場分割で生まれたのが、現在の大手電池メーカーFDKである。東京電気化学工業として創業された。当初は旧マツダの“ノーベル乾電池”として売られたという。

この電池は1957年経営不振に陥った岡田乾電池の事業を引き継ぎ、東京芝浦電気が経営参加した“日本レイ・オ・バック乾電池”の頃に発売したもので、「東芝電池三十年史」では『新意匠の東芝乾電池』として紹介されています。
左の写真は1958年4月号の“東芝レビュー”に紹介されている当電池の詳細で、記事には『灯火用のほか、フラッシュガンや小形のトランジスタラジオ用として最近非常に需要が増加しつつある。』とありました。
更に後期のものは同じデザインでマツダマークが無い、東芝傘マークのみな“東芝乾電池”も存在したようであります。

電池の外観です。正面の模様が何となくロケットのように見える独特のデザインでレトロフューチャーを感じさせ、なんともステキですよね。マツダマークが見えるもののあくまで“東芝乾電池”であり、“マツダ乾電池”ではありません。
社名表記は“東京芝浦電気株式会社”で定価25円。東芝電池三十年史によるとこの電池が発売された昭和32年は白米(10kg)が870円であり、電池が高価であったことが伺えます。


よく見てみると、今回入手した電池の中に一つだけ“東京芝浦電気株式会社”の「気」の字が「」と古い漢字になっているバージョンが混在していました。恐らくこちらが古い(最初期?)のものであると推測されます。
価格表示も異なっており、東京芝浦電気バージョンでは“80Y8”というロット番号かな?と共に「定価25」となっていて、東京芝浦電氣バージョンでは単純に「定価25」と書いてあるのみになっていました。その代り電池本体には謎の印字らしき表示が見られましたが、判読は不可能でありました。
最後にプラス・マイナス側です。プラス極は灰色の樹脂…、と言うかアスファルトかもで封口されています。マイナス極は亜鉛缶むき出しで、写真右に見える東京芝浦電氣バージョンは液漏れが特に酷い状態です。
外装は紙巻に透明なチューブで覆われているというようなもので、金属外装の単3マンガン電池が登場する前はよく見られたものです。

【参考(引用)文献】
東京芝浦電気株式会社
“14.4.2 乾電池”
『東芝レビュー』1958年4月号, P456-457

東芝電池株式会社
『東芝電池三十年史』1985年

Fujitsu 7300 アルカリ乾電池 単3形 LR6(F)

かつて、富士電気化学(現・FDK)が主力アルカリ電池として発売していた“7000シリーズ”の単3です(7300)。現在FDKのアルカリ電池は用途に応じた3つのブランドをラインナップしていますが、この電池を発売していた1990年代はアルカリ電池と言えばこの“7000シリーズ”と、音楽向けアルカリ電池“WAVE(ウェイブ)シリーズ”を展開していたようであります。
ちなみに今回紹介するこの電池、液漏れしており色ムラが凄いことになっています。

電池の注意書き部分です。この電池、アルカリ電池としては珍しい液漏れ補償が付与されています。富士電気化学は1987年10月にアルカリ電池で液漏れ補償を付けて発売、同業他社はマンガン電池に液漏れ補償を付けて発売していましたが、アルカリ電池は富士電気化学のみであったと記憶しています。期間は不明ですが、マンガン電池と同じく使用推奨期限の表示が開始される1993年頃まで行われていたと思われます。

補償条件の全文は以下の通りです。社名表記は現・FDKの旧社名である“富士電気化学株式会社”となっており、住所も現本社の前に当たる浜ゴムビルのものになっています。


●正しくご使用いただいたにもかかわらず、この電池の液も
れにより使用している機器に損傷が生じた場合、電池と一緒
に下記へお送りください。修理または相当品と交換いたしま
す。補償有効期限 製造後2年 TEL(03)434-1271
富士電気化学株式会社  〒105 東京都港区新橋5-36-11

次に注意書きの全文です。90年代の電池とは言え、アルカリ電池だからか分量はちょっと多めになっていますね。

ご注意:この電池は充電式ではありません。充電すると液もれ、破損
のおそれがあります。 ●+-は正しく入れてください。 ●未使用の電
池と使用した電池、他の種類の電池とまぜて使ったり、ショート、分
解、火に投入、加熱しないでください。 ●機器の使用後はスイッチを
切り、使い切った電池は取り出してください。

電池の形名表記部分にはJISマークの記載があります。“C8511 380130”の記載があるため、現・FDK鷲津工場製であることがわかりますね。認定番号のみで略号(FDKなど)の記載はありません。このデザインのアルカリ電池は後継の新デザインになっても、100円均一ショップなどで廉価版のアルカリ電池として発売されていました。位置付けは変わっても同じデザインの電池が長年に渡り発売していたことになります。

プラス・マイナス側です。写真左側の電池が特に液漏れしています。マイナス極の絶縁リングは「」。マイナス極底板には「90-03」と刻印されており、1990年3月製造の電池となります。保証期間はこの製造日から計算する方式となっており、補償条件には『補償有効期限 製造後2年』とありましたから、この電池では2年後の1992年3月までが補償期間となります。

 

折角なので、廃棄する前に外装ラベルを剥がしてみました。ちょっと昔な富士電気化学時代のアルカリ電池にも興味があったので…。外装缶には特にロット番号の印字や刻印などは見られませんでした。現在のFDK製造のアルカリ電池ではロット番号の印字があったり無かったりするので、単純に記載の無いロットに当たってしまったのかもしれませんが。

 

最後に絶縁リングの拡大です。黒い絶縁リングで、真円では無く切り欠きが付いているものです。特に数字やアルファベットの刻印などは見られませんでした。
なお、マイナス極のガス抜き穴ですが、現在の4つ穴タイプとは異なる2つ穴タイプ(リンク先は液漏れしてますので閲覧注意)となっていました。底板も現在のザラザラなものとは異なって、比較的ツルツルなものになっていますね。

maxell ALKALINE BATTERY アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(W) 4B BC / LR03(W) 4B BC

コジマ×ビックカメラ”で見つけたマクセルのアルカリ電池です。パッケージこそマクセルのアルカリ電池となっており、ブランド名などは見られませんが、中身は主に多本パック中心で出回っているマクセルのアルカリ電池“ダイナミックとなっています。
“ダイナミック”は現在のマクセル主力アルカリ“ボルテージ”の前世代に当たるアルカリ電池で、現在でもスタンダードアルカリ的な位置づけとして販売が続行されています。

パッケージ裏です。裏面には特にキャッチコピーなどは存在せず、上半分は真っ白な部分が多いです。型番は単3の4本パックが“LR6(W) 4B BC”、単4の4本パックが“LR03(W) 4B BC”となっています。型番最後の“BC”とはビックカメラ(Bic Camera)の略と思われ、コジマネットの販売ページでは『ビックカメラGrオリジナル品』とあることから、ビックカメラ系限定モデルであることは間違いないと思われます。

社名表記は“マクセル株式会社”となっており、バーコードの事業者名は“マクセルホールディングス(4902580)”となっていました。なお、価格は単3と単4の4本パック共に税抜き480円で売られていました(2019年2月現在)。これは同じ店頭で並んでいた“ボルテージ”と全く同じ価格設定になっていて、ちょっと割高感を感じました。使用推奨期限は両者共10年で同じですが、“ボルテージ”には液漏れ補償が付いています。同じ価格設定でどちらを買うのかを迷った時はこの“ダイナミック”ではなく“ボルテージ”を買うべきだと思います。

パッケージを開封してみました。パッケージ内で更に電池がシュリンクパックされています。これはパッケージ裏面で電池に印字された使用推奨期限が確認できる構造になっており、向きを揃えるためにシュリンクされているものと推測されます。
パッケージ表面では「液もれガード」、「日本製」、「10年(JIS準拠使用推奨期限)と3つのキャッチコピーを掲げています。

 

電池の外観です。中身は普通に“ダイナミック”です。現在の主力アルカリ“ボルテージ”は姉妹品「ダイナミック ボルテージ」として生まれた経緯があるため、デザインは非常に酷似しています。“ボルテージ”の方がゴールド部分が多くデザインされていて高級感があるデザインと言った印象です。
社名表記は“マクセル株式会社”、横にはお馴染み「グリーンウッド」のマークも見えます。生産国は日本製

プラス・マイナス側です。絶縁リングの色は「」。かつて、マクセルの単3アルカリ電池と言えば“◎”の底板が特徴的だったのですが、現在は他社においても多く見られるに平らなものになっています。
使用推奨期限は単3、単4共に「11-2028」となっており、パッケージには10年使用推奨期限との記載がありましたから、それぞれ2018年11月製造の電池であると思われます。

外装ラベルを剥がしてみました。以前、同電池の外装ラベルを剥がした時は単4のみに製造日と時刻と思われる印字があり、単3は無印字でしたが、今回単4はオレンジの油性ペンでのマーキング単3のみ“18.11.01 21:13”という製造日と時刻らしき印字が見られました。
某社製造のアルカリ電池は印字があったり無かったりしますが、この電池にもしっかり引き継がれていますね。

絶縁リングの拡大です。黒い絶縁リング5ヶ所にある突起が目印。切り欠きは無く真円です。切り欠きの一つに印があり、それを上にした状態で単3は上に“21”下に“1”の刻印が、単4は上に“6”下に“1”の刻印がありました。
この絶縁リングの特徴は以前、同電池の外装ラベルを剥がした時のものと同一なので製造元は同じであることが推測できます。

最後にプラス・マイナス極の拡大です。単3と単4、両者ともガス抜き穴は4つ穴タイプ。マイナス極底板はどちらともザラザラになっているのが特徴です。

 

 

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