Roland MT-120

MT-120

某H/Oにて600円(税抜)で入手したローランドのMIDI音源内蔵シーケンサーです。
やっぱり、入手のきっかけはローランドの「GS」フォーマットに対応しているという点でしょうか。
GSということは最低でもSC-55相当の音源を内蔵しているのだろうな、と思い購入してみました。
しかし、危惧したのは読み込みに一般的なスタンダードMIDIファイルに対応しているか?という点でした。

購入のきっかけとなった輝く「GS」ロゴマーク。GSの左は「GM(General MIDI)」マーク。GMの上位版としてローランドが開発したフォーマットがGSだと言われているが、実はGSフォーマットが先行しており、GSフォーマットの良い所を取って開発されたのがGMだったのだ。他にもヤマハのXGフォーマットというのも存在した。
操作盤?の拡大写真。ちなみに取説は今でもローランドのホームページでダウンロード可能。どうやらこのシーケンサーは電子ピアノと組んで使う物のようだ。

とりあえず、シーケンサー本体で保存したものは独自形式だが、再生する分にはスタンダードMIDIファイルでもOKなようでとりあえず安心。
操作盤?は日本語表記だけど、カバーをめくると見事に英語表記。わかり易いのでめくらずに日本語のままにしておきます。だって、自分日本人だもの(w。
SC-55ということで大昔に買った『さおりんといっしょ!!』同梱されている「雫〜しずく〜」のMIDIファイルを再生してみた液晶ディスプレイ。ただし、スタンダードMIDIファイルでもFormat 0のものしか再生できないので注意が必要です。Format 1などの時はExSMFなどのソフトを使ってFormat 0に変換しましょう。←間違ってた。正しいのは後述。

再生はフロッピーディスクを挿入、認識したら「設定(Value)」キーで曲を選択、「再生(Play)」キーを押すだけで再生可能です。同じ曲を繰り返したいときは「繰り返し(Repeat)」、全曲を順に再生したいときは「全曲演奏(All Song Play)」キーを押してから「再生(Play)」キーを押します。
もはや懐かしの存在になりつつあるフロッピーディスク。ちなみにDOS/V 1.44MBの2HDと720KBの2DDでの読み込みが可能です。取説には2DDは読み取りが遅くなるのでできるだけ2HDタイプのディスクを使うように明記されています。

しかし、MIDIファイルだとフロッピーディスクに数十曲軽く入るので良いですね。
最後のアドバイス。ただのMIDI再生機として使う場合は背面のPianoスイッチを「Int」にしておきましょう。そうしないと完全に再生されません。

P.S.ちなみにBrightmoonというツールで「東方永夜抄」のMIDIファイルを吸い出して再生させてみましたけど、完全な音色にはなりませんでした。さすがに88ProのMIDIはさすがに再生不可能なのでしょうね。とはいえ、SC-55で製作されたと思われる「雫」や「痕」のMIDIが完璧に再生されたのを考えると内蔵音源はSC-55互換か同等と思われます。その昔同じようなMIDI音源内蔵シーケンサーにSD-35というのがあったようなのでそれに似通ったものなのかもしれません。

この記事を書いてしばらくは単体で遊んでいたものの、やはり、GS音源しかもSC-55互換音源では聞いているうちに物足りなくなるのも事実。そこで、本機をシーケンサーとして使用し、外部音源に接続してみた。
その前に補足を2つ程。1つ目はスタンダードMIDIファイルのフォーマットについて。本文ではFormat 0でしか再生できない、と書いたのだけどそれは間違い。よく取説を見てみると、Format 1でも再生はできるが、最大17トラックのデータしか扱えないデータサイズの大きいファイルは演奏できない演奏を始めるときや演奏の途中で、しばらく「Please Wait...」という表示が出る場合がある、というような制約があるようだ。その制約をクリアするためにはFormat 0に変換することであり、なるべくFormat 0にコンバートすることが取説にも掲載されています。
2つ目は東方のMIDIファイル再生のこと(どうでもいいので省略OK(w)。「東方永夜抄」では確かに聞き苦しく、『千年幻想郷』では全ての音が補完されないなど、アレだが、同じ東方でも「東方紅魔郷」では少しはマシに聞こえたことを補足しておく。古い東方Project作品だったので再生できたのかな??
それでは、本編行ってみますか。

今回ターゲットとなる外部音源はこれ。ヤマハの>MU90R。MU90の1Uラックマウントモデルで見た目が名機MU100Rに似ているが、当然、拡張ボードが増設できないという中途半端なMIDI音源となっている。

とはいえ、XGフォーマットの音源に対応しているし、GSフォーマットもTG300Bモードという隠しモードで対応している(完全ではないが)。

ちなみに写真でMU90Rの上に乗っているのはプリンタ。カバーをかけてあります。
MT-120では内蔵のGS音源で再生する設定になっています。そこで外部MIDI OUTから出力する設定を行います。

まず、写真の停止(1)+ディスク/チューン(2)のボタンを同時押しし、MIDI設定モードに入ります。そして、設定(3)のキーを押し「MIDI Out」という表示になるまで押します。


テンポ(4右)のボタンを押し、カーソルを右に動かします。設定(3)ボタンを押し、写真のように“1CH”という表示から“1-16CH”に変わるまで押します。設定画面を終えるには移調(5)ボタンを押します。以上で設定終了です。

なお、この設定を有効にするとMT-120内蔵音源で音が出なくなります。従って、MT-120の内蔵音源を使うときは元の“1CH”の設定に戻すようにしてください。
後はMT-120の“MIDI OUT”端子と対象音源(ここではMU90R)の“MIDI IN”に接続して、MT-120側で普通に再生させれば外部音源で音楽が鳴らせるようになります。

試しにXG音源対象のスタンダードMIDIファイルも再生させてみましたが、ちゃんとXGを音源が認識しましたよ(写真参照)。

こうすれば、XGフォーマットだろうと88Pro対応の音源だろうと何でも再生できるわけです。

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