NetMDドライブ“DM-1NET”を使う

DM-1NET
ハードオフで見つけたケンウッドのNetMDドライブ「DM-1NET」。500円だった。
『ドライブ』という呼称が付いているが、データ保存は出来なく、音楽の転送しか出来ない。
未だにMD使いな自分にとって、SonicStageでMD再生出来ればいい的な感じで購入したのだが、ドライバが無い!
なんとか、SonicStage内蔵のドライバを使って認識する方法を見つけたので、ここにメモ書きしておく。

というわけで、まずソニーのホームページから『SonicStage CP Ver.4.4』をDLしてインストールしてください。
「x-アプリ」とか「SonicStage V」だとNetMDをサポートしていないので注意。
「SonicStage V」はNetMDをサポートしていませんが、「x-アプリ」はバージョン2.0からNetMD機器に対応しています。
詳しいことは後の方に書きましたのでそちらをご覧ください。

1.
DM-1NETを接続して「デバイスマネージャ」で見てみた画面。その他のデバイスに「NetMD」と表示され、認識されていないことがわかります。
2.
その画面から右クリック、「プロパティ」をクリックします。
3.
詳細を選択、リストボックスから「ハードウェア ID」を選択します。
4.
その下に表示された文字列上から2行目(この画面の例だったら「USB¥Vid_0b28&Pid_1004」)をメモします(コピーが出来ないため)。この画面を開きっぱなしにしてもいいかもしれません。
5.
次に、SonicStageのドライバが格納されているフォルダを開きます。通常は“C:¥Program Files¥Sony¥Personal Audio Driver”にありますが、見つからない場合は「Personal Audio Driver」をキーワードにして探してみると良いでしょう。

頭に「NETMD0〜」で始まるのがNetMDのドライバ群です。一番古いのが「NETMD031」(MZ-NE810、AM-NX9用)で一番新しいのが「NETMD052」(MZ-RH1用)のようです。対応機種は同名のinfファイルを見ればわかります。
6.
一番対応機種が多いのは「NETMD033」のようでしたが、別段「NETMD052」でも大丈夫だったようなので、「NETMD052.inf」を開きます。
7.
ファイルを開いて、
[ControlFlags]
ExcludeFromSelect=
と、
[Sony]
%NETMDUSB.DeviceDesc%=NETMDUSB.INSTALL,
に先ほどメモした文字列を追加(写真を参照)、保存して終了します。
8.
先ほどのプロパティ画面に戻り、「全般」から「ドライバの再インストール(I)」をクリックします。
9.
そのままではインストール出来ないので、「一覧または特定の場所からインストールする(詳細)(S)」を選択して「次へ(N)>」をクリックします。
10.
次の場所を含める(O)を選択、先ほどのドライバのフォルダを指定しておきます。「次へ(N)>」をクリックします。
11.
認識されました!お決まりの認証されていません画面が出るので、そのまま「続行(C)」をクリックしてインストールを実行します。
12.
インストール後のデバイスマネージャの画面。USBコントローラにNetMDが認識されていることがわかります。
13.
SonicStageを立ち上げて「音楽を転送する」でNetMDと表示されていたら、認識できています。
14.
曲名の漢字表示機能も対応している。ちなみにNetMDでの再生は機器を制御しているだけなので、パソコン側からではなく、本体側のみでしか音が出ないので注意。以上です。お疲れ様でした!

●最新の“x-アプリ”でNetMDを使う
現在では“SonicStage CP”は配布が終了しており、後継ソフトである“x-アプリ”が配布されています。当初のバージョンではNetMDに対応していなかったのですが、バージョン2.0からHi-MDウォークマンの最終機種である「MZ-RH1」に対応している。ということは、上記の方法を使い、最新の“x-アプリ”上でNetMD機器が使えるのでは?ということで動作検証してみました。
x-アプリのバージョン情報。項目をよく見てみると『Net MD : 9.0.00.09200』と記載してあり、NetMDのドライバが内蔵されていそうな雰囲気です。
Windows 7上の「デバイスマネージャ」。DM-1NETを接続してみるも、やはり“ほかのデバイス”に「Net MD」と表示されて、認識されていません。
x-アプリではドライバの場所が“C:¥Program Files¥Sony¥x-APPLICATION NetMD Driver”に変更されており、3つのNetMDドライバがあります。ドライバの種類は以下の通り。
NETMDUSB:非Hi-MDのNetMDドライバ
NETMD033:Hi-MD搭載機種用のNetMDドライバ
NETMD052:MZ-RH1専用のNetMDドライバ
フォルダの中に同名のinfファイルが格納されており、上記2.7.の手順でファイルを書き換えます。DM-1NETはHi-MD非搭載のNetMD機器であるので、「NETMDUSB」内の“NETMDUSB.inf”を上記2.7.の手順で書き換えます。
上記の手順はWindows XPのものであり、8.から先の手順をWindows 7でのインストール例を紹介します。
8.
プロパティ画面「全般」の「ドライバの更新(U)」をクリックします。
9.
次に出る画面で「コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索します(R)」をクリックします。
10.
上記、ファイルの変更を施したドライバのフォルダを指定して「次へ(N)」をクリックします。
11.
ドライバが認識されて、認証されていません画面が出るので「このドライバー ソフトウェアをインストールします(I)」をクリックしてインストールを続行します。
12.
インストール後のデバイスマネージャの画面。「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」上にNet MDが認識されています。
13.
x-アプリを立ち上げて「機器へ転送」をクリックします。
14.
x-アプリではNetMD機器はMZ-RH1のみの対応であるため、上記のどのドライバをインストールしても『“MDウォークマン”[MZ-RH1]』と認識されますが問題ありません。ちなみに、本家MZ-RH1ではMD上の音楽データをパソコン上に取り込める機能が付いていますが、非対応のNetMD機器で実行してもエラーが出て取り込めませんでした。
結論としては、名目上はMZ-RH1の対応のみであるx-アプリですが、従来のNetMD機器のドライバも内蔵しており、ソニー(アイワ)の一部NetMD機種(※)は何もしなくても認識可能っぽい(ただしx-アプリの認識はMZ-RH1ですが)。それ以外のNetMD機器においてもここで行っているファイルの書き換えを行えば、大半の機種で認識できるということみたいです。

※:infファイルから見るに、MZ-N1,MZ-N505,MZ-S1,MZ-N707,MZ-N10,MZ-N910,MZ-NF810/N710,MZ-NF610,MZ-NE410,MZ-NE910,LAM-10,AM-NX1(アイワ),MZ-NH1,MZ-NH3D,MZ-NH900,MZ-NH800/NH700,MZ-NH600/600D,MN-N920,LAM-3,MZ-DH10P,MZ-RH10,MZ-RH910,CMT-AH10,DS-HMD1,MZ-RH1の全28機種。ちなみに筆者所有のMZ-NH3Dでは何も特別な操作も必要無くドライバのインストールが完了した

一応、x-アプリはMZ-RH1以外の機種で使うのは動作対象外なので、自己責任での使用でお願いします。

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