インタープランの「FAD-701」という放電器

FAD-701
放電器とは「ニッケル・カドミウム蓄電池」や「ニッケル水素蓄電池」における、怠け病ことメモリ効果を防止する為の装置です。今回はインタープランというメーカーの放電器、FAD-701というのを入手したので分解してみましたよ、という記事です。

放電表示部の拡大。ちなみにこれ、LEDの表示ではなく、麦球のような小型豆電球です。放熱部のスキマからみると電球の光がわかります。
開けてみたところ。ちなみにこの放電器はトルクスネジ(サイズはT-7)で封をされています。今ではダイソーでも売られている(200円商品だけど)ので全く意味がありません。
個別放電管理されているので写真のように飛び飛びでセットしてもそこのスロットだけが放電できます。右下の青いボタンは放電開始ボタンです。
別角度から。2Ω(2Wか3Wくらい?)の抵抗が放電する電池分(6本)付いています。この写真で表示が電球であることがわかりますね。昔、普通の豆球を使って電池の放電を行う記事を雑誌で見たことがあるが、この電球も放電の役割を果たしているものと思われます。
メインと思われる基板の裏面。自分を含む分解して機能を解析しようとするクレイジーな奴ら用の対策(?)なのか、真中の4本足のICと思われる部品の型番が削り取られ、型番が読めません。
しかし、トルクスネジの分解対策にプラスしてのIC型番削り取りとは。凄い厳重ですね。
型番が削り取られたICの拡大。ナナメからみると「M」のようなロゴマークがぼんやりと見えます(型番は見えない)。恐らくこのICはミツミ電機製のリセットICかな。このICは本来、CPUなどのリセット用として用いられるものですが、電圧検出用としても使えるようで、このICで放電終止電圧を検出しているのでしょう。ちなみにパッケージはMMP-4Aだと思われます。
放電時の電圧。大体、1.0Vを切ったあたりで放電ランプが消えました。再度、放電開始ボタンを押すと放電完了したスロットの放電が再び開始するので放電完了後は回路がちゃんと切断されている模様(オートカット)。電池が亡くなるまで永遠と放電し続けるデスチャージではない様で安心ですね。さすが、定価9800円の充電器というところでしょうか。
おまけ。電池箱を漁っていたら、大昔(とはいえ、リサイクルマーク付なので最近?)のタミヤの単三ニカド電池が出てきた。完全に電気は抜けてるかな?と思って、放電器にセットしてみたら普通に放電モードに入った。これ、軽く1年以上放置してたと思ったが…。
電池には『タミヤカドニカ(R)バッテリー単3型』と普通にカドニカって書いてあるので、三洋電機製造のOEMかと思われる。

(注):ちなみに三洋電機のニッケル・水素電池(トワイセル)事業はFDKトワイセル(現・FDK高崎工場)に譲渡したが、ニッケルカドミウム電池(カドニカ)事業は三洋電機に残され、同社を引き継いだパナソニックが事業を行っている(ただし業務用供給のみ)。

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